「ゲンナジー・ゴロフキン」の版間の差分
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|nickname=GGG(トリプルG)<br>God of war(闘神)<ref>[https://www.boxingnews24.com/2021/05/demetrious-andrade-says-ggg-resume-not-as-good-at-it-seems/ Demetrious Andrade Says “GGG Resume Not As Good At It Seem”] Boxing News 24 2021年5月1日</ref><ref>[https://www.dailymail.co.uk/sport/boxing/article-2960964/Gennady-Golovkin-Anatomy-God-War-fists-steel-dancing-feet-granite-chin-aura-master.html Gennady Golovkin: Anatomy of the God of War... fists of steel, dancing feet, a granite chin and the aura of a master] Daily Mail Online 2015年2月20日</ref> |
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|nickname=GGG(トリプルG)<br>God of war(戦いの神)<br>Kazakh KO King(カザフスタンのKOキング)<br>Good Boy(好青年)<br>Humble Assassin(謙虚な暗殺者)<br>Golden Boy(ゴールデンボーイ)<br>Kazakh Thunder(カザフスタンの雷鳴) |
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'''ゲンナジー・ゴロフキン'''(''' |
'''ゲンナジー・ゴロフキン'''('''Gennadiy Golovkin'''、{{lang-kk|'''Геннадий Геннадьевич Головкин'''}}、[[1982年]][[4月8日]] - )は、[[カザフスタン]]の[[男性]][[プロボクサー]]。[[カラガンダ州]][[カラガンダ]]出身。元[[世界ボクシング協会|WBA]]スーパー・[[世界ボクシング評議会|WBC]]・[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界[[ミドル級]][[統一世界王者|統一王者]]。'''ゲンナディ・ゴロフキン'''と表記されることもある。プロアマ通じてノックダウン、ストップ負けの経験がない<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=OVO1jI00Bcg Gennady Golovkin has never been dropped or stopped] YouTube 2012年8月23日</ref>。KO率80%を超えるハードパンチャー。[[ロサンゼルス]]在住<ref name="GGG">{{cite web|url= http://www.thesweetscience.com/news/articles-frontpage/14284-meet-gennady-golovkin |title= Meet Gennady Golovkin |publisher= TheSweetScience.com |date= 2013年3月22日 |accessdate=2013年11月2日 }}</ref>、妻との間に息子と娘がいる<ref>[http://boxingnews.jp/news/51338/ カネロ戦目前 GGGに女児誕生、コラレスが来月V3戦] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月13日</ref>。 |
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トレーナーはアベル・サンチェス<ref name="GGG" /> |
トレーナーはアベル・サンチェス<ref name="GGG" />から2019年5月よりジョナサン・バンクス<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-hires-johnathon-banks-new-trainer--138659 |title= Golovkin Hires Johnathon Banks as New Trainer |publisher= BoxingScene.com |date= 2019年5月4日 |accessdate= 2019年6月10日}}</ref>。入場曲は[[ザ・ホワイト・ストライプス|The White Stripes]]の『[[セヴン・ネイション・アーミー|Seven Nation Army]]』。 |
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== 人物 == |
== 人物 == |
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[[1982年]]4月8日 |
* [[1982年]]4月8日に[[カザフ・ソビエト社会主義共和国]](現在の[[カザフスタン]])で4人兄弟の1人として生まれる。ロシア人の父と[[高麗人]]の母との間に生まれたロシア系カザフスタン人で<ref group=注釈>高麗とは朝鮮半島に10世紀から14世紀まで存在した国家。詳しくは[[高麗]]参照。</ref><ref>[http://www.toyo-keizai.co.jp/news/hosenka/2016/post_6677.php <鳳仙花>◆高麗人のボクシング世界チャンプ◆] 東洋経済日報 2016年7月29日</ref>、父親は炭鉱夫、母親は実験室のアシスタントをしていた<ref name="GGG" />。14歳の時に兄にジムへ連れられていきボクシングをはじめた<ref name="Golovkin Talks" />。 |
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* 2006年に母国カザフスタンからドイツの[[シュトゥットガルト]]に移住し、2014年にカリフォルニア州[[サンタモニカ]]に移住した。 |
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リング内では圧倒的な強さを誇るが、リングの外では、ブレーンが制止しようとするのを逆に止めて、ファンや関係者にサインをしたり、ゴロフキンと対戦し敗れた[[淵上誠]]は試合翌朝にホテルのラウンジで偶然出会った際に、コーヒーを御馳走してもらい、これを機にファンになったと話すなど、人格者との評判を得ている<ref>[http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201608190009-spnavi カザフの豪腕ゴロフキン ロシアの破壊者コバレフ「メイウェザーの後継者たち」第1回] Sportsnavi 2016年8月20日</ref>。 |
* リング内では圧倒的な強さを誇るが、リングの外では、ブレーンが制止しようとするのを逆に止めて、ファンや関係者にサインをしたり、ゴロフキンと対戦し敗れた[[淵上誠]]は試合翌朝にホテルのラウンジで偶然出会った際に、コーヒーを御馳走してもらい、これを機にファンになったと話すなど、人格者との評判を得ている<ref>[http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201608190009-spnavi カザフの豪腕ゴロフキン ロシアの破壊者コバレフ「メイウェザーの後継者たち」第1回] Sportsnavi 2016年8月20日</ref>。 |
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* 入場する際にはカザフスタンの民族衣装のチャパンを着用している。カザフスタンにはチャパンを最も尊敬する人に贈るという習慣があり、ゴロフキンと対戦し敗れた[[村田諒太]]に試合後「彼に敬意を表して贈った」と自らのガウンを着させた<ref>[https://the-ans.jp/news/234274/ ゴロフキンが村田諒太にガウンを贈ったワケ 陣営も驚き「見たことない。尊敬を感じた」] THE ANSWER 2022年4月9日</ref>。 |
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* 2024年2月26日、カザフスタンオリンピック委員会会長に選出。 |
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[[フロイド・メイウェザー・ジュニア]]の試合スタイルについて、「私はフロイドのようなボクシングもできるが、それはファンにとって退屈だ。私は興奮をもたらしたい。劇的なショウをしたいんだ」や「メイウェザーのスタイルはコンピューター・ゲームのようだが、私のスタイルは喧嘩のようだ。マイク・タイソンのスタイルみたいにね」と批判的な発言をしている<ref>{{cite web|url= http://www.boxingscene.com/golovkin-mayweathers-style-like-computer-game--97043 |title= Golovkin: Mayweather's Style is Like a Computer Game |publisher= Boxing Scene.com |date= 2015年10月17日 |accessdate= 2016年9月11日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.boxingscene.com/golovkin-i-box-like-mayweather-s-boring--91054 |title= Golovkin: I Can Box Like Mayweather, But That's Boring |publisher= Boxing Scene.com |date= 2015年5月15日 |accessdate= 2016年9月11日}}</ref>。 |
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== 来歴 == |
== 来歴 == |
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[[2003年]]7月、[[バンコク]]で開催された[[2003年世界ボクシング選手権大会|世界ボクシング選手権大会]]の[[ミドル級]](75kg)に出場。1回戦で[[マット・コロボフ]]、2回戦で[[アンディ・リー (ボクサー)|アンディ・リー]]、準々決勝で[[ルシアン・ブーテ]]から勝利を挙げ[[金メダル]]を獲得した<ref>{{cite web|url= http://amateur-boxing.strefa.pl/Championships/WorldChamps2003.html |title= 12.World Championships - Bangkok, Thailand - July 6-12 2003 |publisher= Amateur.Boxing.Strefa.pl |date= |accessdate= 2013年12月1日}}</ref>。 |
[[2003年]]7月、[[バンコク]]で開催された[[2003年世界ボクシング選手権大会|世界ボクシング選手権大会]]の[[ミドル級]](75kg)に出場。1回戦で[[マット・コロボフ]]、2回戦で[[アンディ・リー (ボクサー)|アンディ・リー]]、準々決勝で[[ルシアン・ブーテ]]から勝利を挙げ[[金メダル]]を獲得した<ref>{{cite web|url= http://amateur-boxing.strefa.pl/Championships/WorldChamps2003.html |title= 12.World Championships - Bangkok, Thailand - July 6-12 2003 |publisher= Amateur.Boxing.Strefa.pl |date= |accessdate= 2013年12月1日}}</ref>。 |
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[[2004年]]8月、[[2004年アテネオリンピックのボクシング競技|アテネオリンピック]]ミドル級(75kg)に出場。準決勝で[[アンドレ・ディレル]]に勝つが、決勝で |
[[2004年]]8月、[[2004年アテネオリンピックのボクシング競技|アテネオリンピック]]ミドル級(75kg)に出場。準決勝で[[アンドレ・ディレル]]に勝つが、決勝でガイダルベク・ガイダルベコフに敗れ、[[銀メダル]]を獲得した<ref name="Boxon20100815">[http://boxingnewsboxon.blogspot.com/2010/08/blog-post_8407.html モレノ、セルメーニョを2-1撃退 ゴロフキン初回戴冠] ボクシングニュース「Box-on!」 2010年8月15日</ref><ref>{{cite web|url= http://amateur-boxing.strefa.pl/Championships/OlympicGames2004.html |title= 28.Olympic Games Athens, Greece August 14-29, 2004 |publisher= Amateur.Boxing.Strefa.pl |date= |accessdate= 2013年12月1日}}</ref>。 |
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[[2005年]]11月、[[綿陽市|綿陽]]で開催された[[2005年世界ボクシング選手権大会|世界ボクシング選手権大会]]のミドル級(75kg)に出場。[[エジプト]]の |
[[2005年]]11月、[[綿陽市|綿陽]]で開催された[[2005年世界ボクシング選手権大会|世界ボクシング選手権大会]]のミドル級(75kg)に出場。[[エジプト]]のモハメド・ハイカルに敗れ3回戦で敗退した<ref>{{cite web|url= http://amateur-boxing.strefa.pl/Championships/WorldChamps2005.html |title= 13.World Championships Mianyang, China November 13-20, 2005 |publisher= Amateur.Boxing.Strefa.pl |date= |accessdate= 2013年12月1日}}</ref>。 |
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アマチュアの戦績は350戦345勝5敗と報道されているが、国際大会だけで少なくとも8敗していることが確認されている<ref>{{cite web|url= http://amateur-boxing.strefa.pl/Records/Golovkin_Gennadiy.html |title= Gennadiy Golovkin (KZK) |publisher= Amateur.Boxing.Strefa.pl |date= |accessdate= 2014年2月15日}}</ref>。 |
アマチュアの戦績は350戦345勝5敗と報道されているが、国際大会だけで少なくとも8敗していることが確認されている<ref>{{cite web|url= http://amateur-boxing.strefa.pl/Records/Golovkin_Gennadiy.html |title= Gennadiy Golovkin (KZK) |publisher= Amateur.Boxing.Strefa.pl |date= |accessdate= 2014年2月15日}}</ref>。 |
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=== プロ時代 === |
=== プロ時代 === |
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ドイツのプロモーターの[[ウニヴェルズム・ボックス・プロモ |
ドイツのプロモーターの[[ウニヴェルズム・ボックス・プロモーション]]と契約しプロへ転向。 |
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[[2006年]]5月6日、ドイツでプロデビューし、初回KO勝ちを収めた。 |
[[2006年]]5月6日、ドイツでプロデビューし、初回KO勝ちを収めた。 |
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[[2009年]]7月11日、ジョン・カルバリョと[[世界ボクシング機構|WBO]]インターコンチネンタル[[ミドル級]]王座決定戦を行い、2回KO勝ちを収め王座を獲得した。 |
[[2009年]]7月11日、ジョン・カルバリョと[[世界ボクシング機構|WBO]]インターコンチネンタル[[ミドル級]]王座決定戦を行い、2回KO勝ちを収め王座を獲得した。 |
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ドイツのテレビ局[[第2ドイツテレビ|ZDF]]からテレビ契約を打ち切られたことでウニヴェルズム・ボックス・プロモ |
ドイツのテレビ局[[第2ドイツテレビ|ZDF]]からテレビ契約を打ち切られたことでウニヴェルズム・ボックス・プロモーションの経営が傾き始める。 |
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[[2010年]]1月、ゴロフキンがウニヴェルズム・ボックス・プロモ |
[[2010年]]1月、ゴロフキンがウニヴェルズム・ボックス・プロモーションと契約を解除した。ゴロフキンは契約解除に至った理由について、同プロモーションが[[フェリックス・シュトルム]]と[[セバスチャン・ズビク]]を優先してゴロフキンは二の次だった事を上げ、両者との対戦を望んだが不可解な理由で拒否をされ、このまま所属していても先は無いと思ったと述べた<ref name="Golovkin Talks" >{{cite web|url= http://www.boxnews.com.ua/en/interviews/7417/2010-08-10/Golovkin-Talks-Nunez-Pavlik-Sturm-Universum-More |title= Golovkin Talks Nunez, Pavlik, Sturm, Universum, More |publisher= BOXNEWS.com.ua. |date= 2010年8月10日 |accessdate= 2015年2月26日}}</ref>。 |
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世界の各地で試合をするようになりK2プロモーションと契約した<ref>{{cite web|url= http://www.washingtontimes.com/news/2012/aug/31/golovkin-heads-to-us-with-middleweight-title-hopes/ |title= Golovkin heads to US with middleweight title hopes |publisher= WashingtonTimes.com |date= 2012年8月31日 |accessdate= 2013年11月1日}}</ref>。 |
世界の各地で試合をするようになりK2プロモーションと契約した<ref>{{cite web|url= http://www.washingtontimes.com/news/2012/aug/31/golovkin-heads-to-us-with-middleweight-title-hopes/ |title= Golovkin heads to US with middleweight title hopes |publisher= WashingtonTimes.com |date= 2012年8月31日 |accessdate= 2013年11月1日}}</ref>。 |
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==== WBA王座獲得と防衛 ==== |
==== WBA王座獲得と防衛 ==== |
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2010年8月14日、[[パナマ市|パナマシティ]]の[[:es:Arena Roberto Durán|アレナ・ロベルト・デュラン]]でWBA世界ミドル級13位のミルトン・ヌネスと[[世界ボクシング協会| |
2010年8月14日、[[パナマ市|パナマシティ]]の[[:es:Arena Roberto Durán|アレナ・ロベルト・デュラン]]でWBA世界ミドル級13位のミルトン・ヌネスと、[[世界ボクシング協会|WBA]]世界ミドル級[[暫定王座]]決定戦を行い、右フック一撃でダウンを奪いレフェリーストップ。初回開始58秒でKO勝ちを収め、プロデビュー以来19連勝で暫定王座を獲得した<ref name="Boxon20100815" />。同年10月14日、正規王者フェリックス・シュトルムの[[スーパー王座]]認定に伴いレギュラー王座に認定された。 |
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[[2011年]]12月9日、[[デュッセルドルフ]]で |
[[2011年]]12月9日、[[デュッセルドルフ]]でWBA王座の防衛戦と[[国際ボクシング機構|IBO]]世界ミドル級王座決定戦として、WBA世界ミドル級14位のラジュアン・サイモン(アメリカ)と対戦し、右フックの打ち下ろしで倒しカウントアウトで試合終了。初回2分17秒KO勝ちを収めWBA王座の3度目の防衛、IBO王座の獲得に成功した<ref>[https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2011/12/11/kiji/K20111211002219060.html 137秒殺!王者ゴロフキン1回KOで防衛成功] スポニチアネックス 2011年12月11日</ref>。 |
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[[2012年]]5月12日、[[ウクライナ]][[キエフ州]][[ブロヴァルィー]]のアイス・パレス“ターミナル”でWBA世界ミドル級8位の[[淵上誠]](八王子中屋)と対戦し2回にダウンを奪うと、3回にもダウンを奪い最後は連打をまとめるとレフェリーが試合をストップして、3回1分17秒TKO勝ちを収め、WBA王座の4度目、IBO王座の初防衛に成功した<ref>[http://jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012051300031 淵上はTKO負け=海外挑戦36試合失敗−WBAミドル級] 時事通信 2012年5月13日</ref>。 |
[[2012年]]5月12日、[[ウクライナ]]・[[キエフ州]][[ブロヴァルィー]]のアイス・パレス“ターミナル”でWBA世界ミドル級8位の[[淵上誠]](八王子中屋)と対戦し2回にダウンを奪うと、3回にもダウンを奪い最後は連打をまとめるとレフェリーが試合をストップして、3回1分17秒TKO勝ちを収め、WBA王座の4度目、IBO王座の初防衛に成功した<ref>[http://jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012051300031 淵上はTKO負け=海外挑戦36試合失敗−WBAミドル級] 時事通信 2012年5月13日</ref>。 |
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2012年9月1日、[[アメリカ合衆国]][[ニューヨーク州]][[:en:Verona, New York|ヴェローナ]]の[[:en:Turning Stone Resort & Casino|ターニング・ストーン・リゾート&カジノ]]内ターニング・ストーン・イベント・センターで[[セルゲイ・ジンジラク]]対ジョナサン・ゴンザレスの前座でアメリカデビュー戦。WBO世界ミドル級王者の[[ディミトリー・ピログ]]と対戦する予定だったが、ピログの負傷によりWBA世界ミドル級3位のグジェゴシ・プロクサと対戦することになった。試合は打ち合いになったがゴロフキンが正確さで圧倒して初回に左フックでダウンを奪い、4回に右ストレートでダウンを奪 |
2012年9月1日、[[アメリカ合衆国]][[ニューヨーク州]][[:en:Verona, New York|ヴェローナ]]の[[:en:Turning Stone Resort & Casino|ターニング・ストーン・リゾート&カジノ]]内ターニング・ストーン・イベント・センターで[[セルゲイ・ジンジラク]]対ジョナサン・ゴンザレスの前座でアメリカデビュー戦。WBO世界ミドル級王者の[[ディミトリー・ピログ]]と対戦する予定だったが、ピログの負傷によりWBA世界ミドル級3位のグジェゴシ・プロクサと対戦することになった。試合は打ち合いになったがゴロフキンが正確さで圧倒して初回に左フックでダウンを奪い、4回に右ストレートでダウンを奪うと、5回に左フックでプロクサをストップ。5回1分11秒TKO勝ちを収めWBA王座の5度目、IBO王座の2度目の防衛に成功した<ref>[https://boxingnewsboxon.blogspot.com/2012/09/blog-post.html ゴロフキン圧勝 3度倒す] ボクシングニュース「Box-on!」 2012年9月2日</ref>。この試合は[[HBO]]デビュー戦でもあった。 |
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2012年11月2日、WBAがスーパー王者[[ダニエル・ゲール]]の王座を剥奪したため、ゴロフキンはレギュラー王者から正規王者に認定された。 |
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[[2013年]]1月19日、[[ニューヨーク]]の[[マディソン・スクエア・ガーデン #マディソン・スクエア・ガーデン・シアター|マディソン・スクエア・ガーデン・シアター]]で[[ミゲル・アンヘル・ガルシア]]対[[オルランド・サリド]]の前座で、WBA世界ミドル級15位のガブリエル・ロサドと対戦。ダウンシーンは無かったが激闘スタイルでタフなロサドをフック多用で切り裂き、血だるまにしてドクターストップレベルになったところでセコンドのタオル投入で試合が終了、7回2分46秒TKO勝ちを収めWBA王座の6度目、IBO王座の3度目の防衛に成功した<ref>[http://boxingnewsboxon.blogspot.jp/2013/01/blog-post_3141.html ゴロフキン、ロサドを血だるまTKO] ボクシングニュース「Box-on!」 2013年1月20日</ref>。 |
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2013年 |
[[2013年]]1月19日、[[ニューヨーク]]の[[マディソン・スクエア・ガーデン #フールー・シアター|マディソン・スクエア・ガーデン・シアター]]で[[ミゲル・アンヘル・ガルシア]]対[[オルランド・サリド]]の前座で、WBA世界ミドル級15位のガブリエル・ロサドと対戦。ダウンシーンは無かったがタフなロサドをフックを多用して切り裂き、血だるまにするとロサドのセコンドのタオル投入で試合が終了、7回2分46秒TKO勝ちを収めWBA王座の6度目、IBO王座の3度目の防衛に成功した<ref>[https://boxingnewsboxon.blogspot.com/2013/01/blog-post_3141.html ゴロフキン、ロサドを血だるまTKO] ボクシングニュース「Box-on!」 2013年1月20日</ref>。 |
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2013年 |
2013年3月30日、[[モナコ]]・[[モンテカルロ]]の[[モンテカルロ・スポーティング]]で、元WBA世界[[スーパーウェルター級]]暫定王者でWBA世界ミドル級15位の[[石田順裕]]([[グリーンツダボクシングクラブ|グリーンツダ]])と対戦。ノックアウトの経験がない石田から3回に右フック一撃で失神KOを奪い試合終了。3回2分13秒KO勝ちを収めWBA王座の7度目、IBO王座の4度目の防衛に成功した<ref>{{cite web|url=http://ringtv.craveonline.com/blog/178041|title=Golovkin stops Ishida in third round with single shot|date=30 March 2013|publisher=The Ring|access-date=31 March 2013|url-status=dead|archive-url=https://web.archive.org/web/20131029193713/http://ringtv.craveonline.com/blog/178041|archive-date=29 October 2013}}</ref><ref>[https://boxingnewsboxon.blogspot.com/2013/03/3ko.html 石田、モナコに散る ゴロフキンに3回KO敗] ボクシングニュース「Box-on!」 2013年3月31日</ref>。 |
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2013年6月29日、[[コネチカット州]][[:en:Ledyard, Connecticut|レッドヤード]]の[[フォックスウッズ・リゾート・カジノ]]内にあるMGMグランド・アット・フォックスウッズで、WBA世界ミドル級11位の[[マシュー・マックリン]]と対戦し、左ボディフック悶絶KOで試合終了。3回1分22秒KO勝ちを収めWBA王座の8度目、IBO王座の5度目の防衛に成功した<ref>[https://boxingnewsboxon.blogspot.com/2013/06/blog-post_30.html ゴロフキンが3回KOでV8] ボクシングニュース「Box-on!」 2013年6月30日</ref>。 |
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2013年11月2日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターでWBA世界ミドル級13位のカーティス・スティーブンスと対戦。2回に左フックでダウンを奪い、8回終了時にスティーブンスのトレーナーがダメージの深さを考慮しレフェリーに棄権を申し出てレフェリーが試合をストップ、8回TKO勝ちを収めWBA王座の9度目、IBO王座の6度目の防衛に成功した<ref>[http://boxingnews.jp/news/7783/ ゴロフキンTKOで9度目の防衛] Boxing News(ボクシングニュース) 2013年11月3日</ref><ref>{{cite web|url= http://ringtv.craveonline.com/blog/181689-gennady-golovkin-silences-curtis-stevens-with-eighth-round-tko |title= Gennady Golovkin silences Curtis Stevens with eighth-round TKO |publisher= Ring.com |date= 2013年11月3日 |accessdate= 2013年11月3日}}</ref>。この試合でゴロフキンは40万ドル、対戦相手のスティーブンスは29万ドルのファイトマネーを獲得した<ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/blog/dan-rafael/post/_/id/6166/officials-set-for-golovkin-stevens |title= Officials set for Golovkin-Stevens |publisher= ESPN.com |date= 2013年10月31日 |accessdate= 2014年5月30日 }}</ref>。 |
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2013年11月2日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターでWBA世界ミドル級13位のカーティス・スティーブンスと対戦。2回に左フックでダウンを奪い、8回終了時にスティーブンスのトレーナーがダメージの深さを考慮し棄権を申し出てレフェリーが試合をストップ、8回TKO勝ちを収めWBA王座の9度目、IBO王座の6度目の防衛に成功した<ref>[http://boxingnews.jp/news/7783/ ゴロフキンTKOで9度目の防衛] Boxing News(ボクシングニュース) 2013年11月3日</ref><ref>{{cite web|url= http://ringtv.craveonline.com/blog/181689-gennady-golovkin-silences-curtis-stevens-with-eighth-round-tko |title= Gennady Golovkin silences Curtis Stevens with eighth-round TKO |publisher= Ring.com |date= 2013年11月3日 |accessdate= 2013年11月3日}}</ref>。この試合でゴロフキンは40万ドル、対戦相手のスティーブンスは29万ドルのファイトマネーを獲得した<ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/blog/dan-rafael/post/_/id/6166/officials-set-for-golovkin-stevens |title= Officials set for Golovkin-Stevens |publisher= ESPN.com |date= 2013年10月31日 |accessdate= 2014年5月30日 }}</ref>。 |
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2013年12月29日、ゴロフキンが[[スーパー王座]]認定を申請したがWBAに拒否され<ref name="Golovkin status" >[http://www.wbanews.com/boxing-news/golovkin-keeps-status#.UvmiRYyCiHt Golovkin keeps status] [http://www.wbanews.com/ WBA公式サイト] 2013年12月29日</ref><ref name="Murray-Fletcher for interim" >{{cite web|url= http://www.fightnews.com/Boxing/wba-will-not-recognize-chudinov-as-interim-champion-murray-fletcher-for-interim-not-regular-belt-golovkin-denied-super-status-234186 |title= WBA will NOT recognize Chudinov as interim champion, Murray-Fletcher for interim (not regular) belt, Golovkin denied “super” status |publisher= FightNews |date= 2013-12-28 |accessdate= 2014-02-10}}</ref>、ゴロフキンは正規王座に据え置かれることになった<ref name="Golovkin status" />。これにより、WBA世界ミドル級3位の[[ジャロッド・フレッチャー]]と正規王座決定戦を行う予定だった暫定王者[[マーティン・マレー]]は暫定王座に留まることとなり、同月21日に暫定王座決定戦を制して暫定王座を獲得していた[[ディミトリー・チュディノフ]]は扱いが暫定王者ではなく指名挑戦者に変更されるなど混乱が生じた<ref name="Golovkin status" /><ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-to-get-wba-super-title-murray-fletcher-meet-for-wba-regular-title-233648 Golovkin to get WBA “super” title, Murray-Fletcher meet for WBA “regular” title, both to fight on same card in Monte Carlo] Fightnews.com 2013年12月18日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/9494/ ゴロフキンがスーパー王者に、暫定王者チュディノフ] Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月23日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/9722/ ゴロフキンは正規王者のまま、迷走のWBAミドル級] Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月29日</ref>。 |
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2013年12月29日、ゴロフキンが[[スーパー王座]]認定を申請したがWBAに拒否され<ref name="Golovkin status" >[http://www.wbanews.com/boxing-news/golovkin-keeps-status#.UvmiRYyCiHt Golovkin keeps status] WBA公式サイト 2013年12月29日</ref><ref name="Murray-Fletcher for interim" >{{cite web|url= http://www.fightnews.com/Boxing/wba-will-not-recognize-chudinov-as-interim-champion-murray-fletcher-for-interim-not-regular-belt-golovkin-denied-super-status-234186 |title= WBA will NOT recognize Chudinov as interim champion, Murray-Fletcher for interim (not regular) belt, Golovkin denied “super” status |publisher= FightNews |date= 2013-12-28 |accessdate= 2014-02-10}}</ref>、ゴロフキンはレギュラー王座に据え置かれることになった<ref name="Golovkin status" />。これにより、WBA世界ミドル級3位の[[ジャロッド・フレッチャー]]とレギュラー王座決定戦を行う予定だった暫定王者[[マーティン・マレー]]は暫定王座に留まることとなり、同月21日に暫定王座決定戦を制して暫定王座を獲得していた[[ディミトリー・チュディノフ]]は扱いが暫定王者ではなく指名挑戦者に変更されるなど混乱が生じた<ref name="Golovkin status" /><ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-to-get-wba-super-title-murray-fletcher-meet-for-wba-regular-title-233648 Golovkin to get WBA “super” title, Murray-Fletcher meet for WBA “regular” title, both to fight on same card in Monte Carlo] Fightnews.com 2013年12月18日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/9494/ ゴロフキンがスーパー王者に、暫定王者チュディノフ] Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月23日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/9722/ ゴロフキンは正規王者のまま、迷走のWBAミドル級] Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月29日</ref>。 |
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[[2014年]]2月1日、モンテカルロのサル・デゼトワールにてWBA世界ミドル級14位のオスマヌ・アダマと対戦。初回終了間際に右フックでダウンを奪うとペースを握り、5回にアダマの右ストレートを貰いふらつくが落ち着いて対応。6回には左フックでダウンを追加して7回開始早々にも左ストレートでダウンを奪い、最後は左フックをアダマの顎に当てぐらついたところでレフェリーは即座にストップをかけた。7回1分20秒KO勝ちを収めWBA王座の10度目、IBO王座の7度目の防衛に成功した<ref>[http://boxingnews.jp/news/10677/ ゴロフキンが7回TKO勝ち、10連続KO防衛] Boxing News(ボクシングニュース) 2014年2月2日</ref>。 |
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[[2014年]]2月1日、モンテカルロのモンテカルロ・スポーティングにてWBA世界ミドル級14位のオスマヌ・アダマと対戦。初回終了間際に右フックでダウンを奪うとペースを握り、5回にアダマの右ストレートを貰いふらつくが落ち着いて対応。6回には左フックでダウンを追加して7回開始早々にも左ストレートでダウンを奪い、最後は左フックをアダマの顎に当てぐらついたところでレフェリーは即座にストップをかけた。7回1分20秒KO勝ちを収めWBA王座の10度目、IBO王座の7度目の防衛に成功した<ref>[http://boxingnews.jp/news/10677/ ゴロフキンが7回TKO勝ち、10連続KO防衛] Boxing News(ボクシングニュース) 2014年2月2日</ref>。 |
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2014年4月26日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターで[[アンディ・リー (ボクサー)|アンディ・リー]]の挑戦を受ける予定となっていたが2月18日に父親が心臓発作で死去したことで試合が中止となった<ref>{{cite web|url= http://sports.yahoo.com/blogs/boxing/mourning-over-father-death-gennady-golovkin-passes-april-011907764--box.html |title= Gennady Golovkin passes on Andy Lee bout so he can mourn |publisher= Yahoo.Sports.com |date= 2014年3月1日 |accessdate= 2014年3月11日 }}</ref>。 |
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2014年4月26日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターで[[アンディ・リー (ボクサー)|アンディ・リー]]の挑戦を受ける予定となっていたが2月18日に父親が心臓発作で死亡したことで試合が中止となった<ref>{{cite web|url= http://sports.yahoo.com/blogs/boxing/mourning-over-father-death-gennady-golovkin-passes-april-011907764--box.html |title= Gennady Golovkin passes on Andy Lee bout so he can mourn |publisher= Yahoo.Sports.com |date= 2014年3月1日 |accessdate= 2014年3月11日 }}</ref>。 |
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2014年5月、元[[世界ボクシング評議会|WBC]]世界ミドル級王者[[フリオ・セサール・チャベス・ジュニア]]と2014年7月19日に対戦する交渉が進められていたが決裂してキャンセルとなった<ref>{{cite web|url= http://www.boxingscene.com/wba-orders-gennady-golovkin-jarrod-fletcher-title-fight--77782 |title= WBA Orders Gennady Golovkin-Jarrod Fletcher Title Fight |publisher= Boxing Scene.com |date= 2014年5月14日 |accessdate=2014年5月14日 }}</ref>。 |
2014年5月、元[[世界ボクシング評議会|WBC]]世界ミドル級王者[[フリオ・セサール・チャベス・ジュニア]]と2014年7月19日に対戦する交渉が進められていたが決裂してキャンセルとなった<ref>{{cite web|url= http://www.boxingscene.com/wba-orders-gennady-golovkin-jarrod-fletcher-title-fight--77782 |title= WBA Orders Gennady Golovkin-Jarrod Fletcher Title Fight |publisher= Boxing Scene.com |date= 2014年5月14日 |accessdate=2014年5月14日 }}</ref>。 |
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==== スーパー王座に認定 ==== |
==== スーパー王座に認定 ==== |
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2014年5月13日、WBAからWBA世界ミドル級2位の[[ジャロッド・フレッチャー]]との間で指名試合を行うよう通達を受けた<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/wba-orders-golovkin-vs-fletcher-negotiation#.U3nwwo2KBdg WBA orders Golovkin vs Fletcher negotiation] WBA公式サイト 2014年5月13日</ref>。6月3日、ゴロフキンはフレッチャーとの指名試合では無く、選択試合を行えるようにWBAに申請を提出していたが、WBA |
2014年5月13日、WBAからWBA世界ミドル級2位の[[ジャロッド・フレッチャー]]との間で指名試合を行うよう通達を受けた<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/wba-orders-golovkin-vs-fletcher-negotiation#.U3nwwo2KBdg WBA orders Golovkin vs Fletcher negotiation] WBA公式サイト 2014年5月13日</ref>。6月3日、ゴロフキンはフレッチャーとの指名試合では無く、選択試合を行えるようにするかスーパー王者に認定するようWBAに申請を提出していたが、WBAは申請を承認しスーパー王者に認定した<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/gennady-golovkin-is-appointed-to-super-champion#.U8yD4r6CiUk Gennady Golovkin is appointed to super champion] WBA公式サイト 2014年6月3日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/14796/ WBA最新ランキング、月間MVPはフロッチ] Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月9日</ref>。これによりゴロフキンは暫くの間は指名試合を回避できることとなった<ref>{{cite web|url= http://www.boxingscene.com/wba-golovkin-geale-approved-july-showdown--78535 |title= WBA: Golovkin-Geale is Approved For July Showdown |publisher= Boxing Scene.com |date= 2014年6月3日 |accessdate= 2014年6月4日 }}</ref>。 |
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2014年7月26日、ニューヨークの[[マディソン・スクエア・ガーデン]]で元 |
2014年7月26日、ニューヨークの[[マディソン・スクエア・ガーデン]]で元WBAスーパー・[[国際ボクシング連盟|IBF]]世界ミドル級王者でWBA世界ミドル級3位の[[ダニエル・ゲール]]と対戦し、2回に右フックでゲールからダウンを奪い、最後はゲールの右ストレートを浴びて腰砕けになるも、直後にお返しの右ストレートでダウンを奪いレフェリーストップに追い込み3回2分47秒TKO勝ちを収めWBA王座の11度目、IBO王座の8度目の防衛に成功した<ref>[http://boxingnews.jp/news/14670/ 強い! ゴロフキン、ゲールに3回TKO勝ち] Boxing News(ボクシングニュース) 2014年7月27日</ref>。この試合の1ラウンドはタイムキーパーのミスで試合時間が4分近く行われたが、半年後の2015年1月にこのタイムキーパーは停職処分を受けた<ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/boxing/story/_/id/12129109/keepers-erred-gennady-golovkin-daniel-geale-fight-suspended-new-york-state-athletic-commission |title= Timing error leads to 2 suspensions |publisher= ESPN.com |date= 2015年1月6日 |accessdate= 2015年1月6日}}</ref>。 |
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==== WBC暫定王者との統一戦 ==== |
==== WBC暫定王者との統一戦 ==== |
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2014年10月18日、[[カリフォルニア州]][[カーソン (カリフォルニア州)|カーソン]]の[[スタブハブ・センター #テニスコート|ホーム・デポ・センター・テニスコート]]に9,323人の観客を動員して<ref name="GGG big" >{{cite web|url= http://espn.go.com/blog/dan-rafael/post/_/id/10717/ggg-big-on-tv-as-well-as-at-arena |title= GGG big on TV as well as at arena |publisher= ESPN.com |date= 2014-10-21 |accessdate=2014-10-27 }}</ref>、WBC世界ミドル級暫定王者の[[マルコ・アントニオ・ルビオ]]と対戦する予定だったが、前日計量でルビオがミドル級の規定体重である160ポンドを1.8ポンドオーバーの161.8ポンドを計測し(試合当日の体重はルビオが181ポンド、ゴロフキンが173ポンド<ref>{{cite web|url= http://www.boxingchannel.tv/gennady-golovkin-marco-antonio-is-slow-this-was-not-a-mexican-style-fight |title= Gennady Golovkin: "Marco Antonio is slow, this was not a Mexican Style fight" |publisher= boxingchannel.tv |date= 2014年10月19日 |accessdate= 2014年10月27日 }}</ref>)、2時間の猶予を与えられたが体力の減退を理由に再計量を拒否した為、ルビオは[[体重超過]]でWBC世界ミドル級暫定王座を剥奪され、10万ドル(約1080万円)の罰金のペナルティーが科されることとなり、ゴロフキンが勝った場合のみ |
2014年10月18日、[[カリフォルニア州]][[カーソン (カリフォルニア州)|カーソン]]の[[スタブハブ・センター #テニスコート|ホーム・デポ・センター・テニスコート]]に9,323人の観客を動員して<ref name="GGG big" >{{cite web|url= http://espn.go.com/blog/dan-rafael/post/_/id/10717/ggg-big-on-tv-as-well-as-at-arena |title= GGG big on TV as well as at arena |publisher= ESPN.com |date= 2014-10-21 |accessdate=2014-10-27 }}</ref>、WBC世界ミドル級暫定王者の[[マルコ・アントニオ・ルビオ]]と対戦する予定だったが、前日計量でルビオがミドル級の規定体重である160ポンドを1.8ポンドオーバーの161.8ポンドを計測し(試合当日の体重はルビオが181ポンド、ゴロフキンが173ポンド<ref>{{cite web|url= http://www.boxingchannel.tv/gennady-golovkin-marco-antonio-is-slow-this-was-not-a-mexican-style-fight |title= Gennady Golovkin: "Marco Antonio is slow, this was not a Mexican Style fight" |publisher= boxingchannel.tv |date= 2014年10月19日 |accessdate= 2014年10月27日 }}</ref>)、2時間の猶予を与えられたが体力の減退を理由に再計量を拒否した為、ルビオは[[体重超過]]でWBC世界ミドル級暫定王座を剥奪され、10万ドル(約1080万円)の罰金のペナルティーが科されることとなり、ゴロフキンが勝った場合のみWBC暫定王座獲得という条件で試合は行われ<ref>[http://boxingnews.jp/news/18796/ 米カーソンのW世界戦、ミドル級はルビオが体重超過] Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月18日</ref>、左ジャブで試合を組み立て初回終了間際の右ストレートで初回から優位に立ったゴロフキンは、2回も左フックから右アッパーへのコンビネーションで優勢に試合を運び、守勢に回ったルビオから左フックをルビオの脳天に突き刺すダウンを奪い、そのままレフェリーが10カウントを数え、2回1分19秒KO勝ちを収めWBA王座の12度目、IBO王座の9度目の防衛、WBC暫定王座の獲得に成功した<ref>[http://boxingnews.jp/news/18817/ ゴロフキン強し 12連続KO防衛] Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月19日</ref><ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/gennady-golovkin-demolished-veneno-rubio-in-california#.VEThIo0cRdg Gennady Golovkin demolished “Veneno” Rubio in California] WBA公式サイト 2014年10月19日</ref><ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/3479-g-force-antidote-to-poison G Force antidote to Poison] WBC公式サイト 2014年10月19日</ref>。この試合でゴロフキンは90万ドルのファイトマネーを受け取り<ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/boxing/story/_/id/11718780/marc-antonio-rubio-fails-make-weight-gennady-golovkin-bout |title= Rubio fails to make weight |publisher= ESPN.com |date= 2014年10月17日 |accessdate= 2014年10月27日 }}</ref>、試合を放送したHBOの視聴者数は130万人だった<ref name="GGG big" />。 |
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[[2015年]]2月21日、モンテカルロの |
[[2015年]]2月21日、モンテカルロのモンテカルロ・スポーティングで元WBA世界ミドル級暫定王者でWBC世界ミドル級1位の指名挑戦者[[マーティン・マレー]]と対戦し、4回に右ボディフックで2度、10回にクリンチに行くところに右フックをテンプルで1度の計3度のダウンを奪い最後は連打から右のロングフックで腰砕けになったところでレフェリーが試合をストップ。11回50秒TKO勝ちを収めWBA王座の13度目、IBO王座の10度目、WBC暫定王座の初防衛に成功した<ref>{{cite web|title=Gennady Golovkin ups KO streak|date=22 February 2015|publisher=ESPN|url=http://espn.go.com/boxing/story/_/id/12360878/gennady-golovkin-forced-11th-round-martin-murray-secures-knockout-victory-retain-middleweight-title|access-date=3 March 2015}}</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/23063/ ゴロフキン13連続KO防衛、マーレイを11回TKO] Boxing News(ボクシングニュース) 2015年2月22日</ref>。 |
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2015年5月16日、カリフォルニア州[[イングルウッド (カリフォルニア州)|イングルウッド]]の[[ザ・フォーラム (アリーナ)|ザ・フォーラム]]でWBA世界ミドル級2位で[[北米ボクシング連盟|NABF]]・[[北米ボクシング機構|NABO]]北米ミドル級王者の指名挑戦者 |
2015年5月16日、カリフォルニア州[[イングルウッド (カリフォルニア州)|イングルウッド]]の[[ザ・フォーラム (アリーナ)|ザ・フォーラム]]でWBA世界ミドル級2位で[[北米ボクシング連盟|NABF]]・[[北米ボクシング機構|NABO]]北米ミドル級王者の指名挑戦者ウィリー・モンロー・ジュニアと対戦し、[[フライデーナイトファイト]]が行ったミドル級トーナメント「Boxcino 2014」優勝のモンローを相手に、2回に右フックとコンビネーションで2度ダウンを奪いいきなりストップ寸前まで追いつめると6回に右フックでダウンを奪う、モンローは立ち上がるが試合を棄権するとレフェリーに告げ試合終了<ref>{{cite web|url= http://www.theguardian.com/sport/2015/may/16/gennady-golovkin-defeats-willie-monroe-jr-and-scres-20th-straight-knockout |title= Gennady Golovkin defeats Willie Monroe Jr and scores 20th-straight knockout |publisher= Guardian News |date= 2015年5月17日 |accessdate= 2015年5月18日}}</ref>。6回45秒TKO勝ちを収めWBA王座は14度目、IBO王座は11度目、WBC暫定王座は2度目の防衛に成功した<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/gennady-golovkin-beats-willie-monroe-to-retain-wba-title Gennady Golovkin beats Willie Monroe to retain WBA title] WBA公式サイト 2015年5月17日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/26198/ ゴロフキン14連続KO防衛、モンローを3度倒す] Boxing News(ボクシングニュース) 2015年5月17日</ref>。ゴロフキンは150万ドル(約1億8千万円)のファイトマネーを受け取った<ref>{{cite web|url= http://www.boxingnews24.com/2015/05/golovkin-monroe-purses-ggg-1-5m-monroe-100k/ |title= Golovkin-Monroe purses: GGG $1.5M, Monroe $100K |publisher= BoxingNews24.com |date= 2015年5月16日 |accessdate= 2015年5月25日}}</ref>。なお、この試合はモンローが王座認定料支払いを拒み、WBCの試合30日前計量と7日前計量を受けなかった為、モンローにWBC王座はかけられなかった。また、IBO王座がかけられることも拒否したため、モンローが勝利した場合WBA王座のみ獲得できる変則的な形で行われた<ref>{{cite web|url= http://ringtv.craveonline.com/news/387531-willie-monroe-jr-rejects-wbc-rules-keeps-eye-on-golovkins-wba-title |title= Willie Monroe Jr. rejects WBC rules, keeps eye on Golovkin’s WBA title |publisher= THE RING |date= 2015年4月24日 |accessdate= 2015年5月18日}}</ref>。 |
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==== IBF王者との統一戦 ==== |
==== IBF王者との統一戦 ==== |
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{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 デイビッド・レミュー戦}} |
{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 デイビッド・レミュー戦}} |
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2015年12月、WBCはWBC世界ミドル級[[正規王座|正規王者]]の[[サウル・アルバレス]]と王座統一戦を行うよう通達し、WBCと両陣営が交渉した結果、WBCは[[2016年]]秋頃の統一戦までに互いが1試合選択試合を行うことを承認した<ref>[http://boxingnews.jp/news/33007/ カネロvsゴロフキンは仕切り直し、今秋の対戦目指す] Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月15日</ref>。 |
2015年12月、WBCはWBC世界ミドル級[[正規王座|正規王者]]の[[サウル・アルバレス]]と団体内王座統一戦を行うよう通達し、WBCと両陣営が交渉した結果、WBCは[[2016年]]秋頃の統一戦までに互いが1試合選択試合を行うことを承認した<ref>[http://boxingnews.jp/news/33007/ カネロvsゴロフキンは仕切り直し、今秋の対戦目指す] Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月15日</ref>。 |
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2016年1月、K2プロモーションのトム・ローファーは、ゴロフキンの次戦として[[世界ボクシング機構|WBO]]世界ミドル級王者[[ビリー・ジョー・ソーンダース]]と王座統一戦を行うためにソーンダース陣営に統一戦のオファーを出したとコメントした<ref>[http://boxingnews.jp/news/33848/ ゴロフキンがサンダースに統一戦オファー] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月4日</ref>。これに対してソーンダース陣営([[フランク・ウォーレン]]率いるクィーンズベリー・プロモーションズ)は、アメリカではなくイギリスでの試合開催とファイトマネーの条件アップを要求したため<ref>[http://boxingnews.jp/news/33911/ サンダースが条件アップ要求、ゴロフキン戦はある?] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月7日</ref>、交渉が決裂した。またIBFの指名挑戦者トレアノ・ジョンソンが肩を負傷したため、ゴロフキンの次戦の候補から外れた<ref>[http://boxingnews.jp/news/34324/ ゴロフキンの有力挑戦者候補、ジョンソンが肩を負傷] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月21日</ref>。これによって[[アル・ヘイモン]]傘下でIBF世界ミドル級3位の |
2016年1月、K2プロモーションのトム・ローファーは、ゴロフキンの次戦として[[世界ボクシング機構|WBO]]世界ミドル級王者[[ビリー・ジョー・ソーンダース]]と王座統一戦を行うためにソーンダース陣営に統一戦のオファーを出したとコメントした<ref>[http://boxingnews.jp/news/33848/ ゴロフキンがサンダースに統一戦オファー] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月4日</ref>。これに対してソーンダース陣営([[フランク・ウォーレン]]率いるクィーンズベリー・プロモーションズ)は、アメリカではなくイギリスでの試合開催とファイトマネーの条件アップを要求したため<ref>[http://boxingnews.jp/news/33911/ サンダースが条件アップ要求、ゴロフキン戦はある?] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月7日</ref>、交渉が決裂した。またIBFの指名挑戦者トレアノ・ジョンソンが肩を負傷したため、ゴロフキンの次戦の候補から外れた<ref>[http://boxingnews.jp/news/34324/ ゴロフキンの有力挑戦者候補、ジョンソンが肩を負傷] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月21日</ref>。これによって[[アル・ヘイモン]]傘下でIBF世界ミドル級3位のドミニク・ウェイドが指名挑戦者となる見通しとなった<ref>[http://boxingnews.jp/news/34539/ ゴロフキンの対戦相手、無名のウェイドが浮上] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月27日</ref>。 |
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2016年1月12日、WBCは2015年度の年間表彰を行い、ゴロフキンをChampion of the Yearに選出した<ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/5989-here-are-the-winners-of-the-best-of-2015 HERE ARE THE WINNERS OF THE BEST OF 2015] WBC公式サイト 2016年1月12日</ref>。 |
2016年1月12日、WBCは2015年度の年間表彰を行い、ゴロフキンをChampion of the Yearに選出した<ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/5989-here-are-the-winners-of-the-best-of-2015 HERE ARE THE WINNERS OF THE BEST OF 2015] WBC公式サイト 2016年1月12日</ref>。 |
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2016年2月16日、ゴロフキンはメディアの質問に対し、秋にも対戦が見込まれるWBC世界ミドル級[[正規王座|正規王者]]のサウル・アルバレスについて言及し「彼はミドル級のチャンピオンであって、ジュニア・ミドル級のチャンピオンではない。ミドル級は160ポンドだ」と[[キャッチウェイト]]で試合を行うアルバレスを牽制し、2016年5月7日にアルバレスが[[アミール・カーン]]と対戦することについても「カーンはスピードがあるが、アルバレスとやるには小さすぎる」と批判し、アルバレスと統一戦を行う場合はキャッチウェイトで試合を行うつもりがないことを強調した<ref>[http://boxingnews.jp/news/35024/ ゴロフキン「ミドル級は160ポンド」カネロを牽制] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年2月18日</ref>。 |
2016年2月16日、ゴロフキンはメディアの質問に対し、秋にも対戦が見込まれるWBC世界ミドル級[[正規王座|正規王者]]のサウル・アルバレスについて言及し「彼はミドル級のチャンピオンであって、ジュニア・ミドル級のチャンピオンではない。ミドル級は160ポンドだ」と[[キャッチウェイト]]で試合を行うアルバレスを牽制し、2016年5月7日にアルバレスが[[アミール・カーン]]と対戦することについても「カーンはスピードがあるが、アルバレスとやるには小さすぎる」と批判し、アルバレスと統一戦を行う場合はキャッチウェイトで試合を行うつもりがないことを強調した<ref>[http://boxingnews.jp/news/35024/ ゴロフキン「ミドル級は160ポンド」カネロを牽制] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年2月18日</ref>。 |
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2016年4月23日、ザ・フォーラムでWBA世界ミドル級6位でWBC世界ミドル級8位でIBF世界ミドル級3位のドミニク・ウェイドと対戦し、初回終了間際に右フックを脳天に突き刺すダウンを奪いレフェリーストップ寸前まで追い詰め、2回に左フックから右フックをガードの上に叩きつけてダウンを追加。最後は右フックをガードに叩きつけてダウンを追加しカウンテッドアウトで試合終了。2回2分37秒KO勝ちを収めWBA王座は16度目、WBC暫定王座は4度目、IBO王座は13度目、IBF王座は初防衛に成功した<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/golovkin-wastes-wade Golovkin Wastes Wade] WBA公式サイト 2016年4月23日</ref><ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-destroys-wade-in-two-334699 Golovkin destroys Wade in two] Fightnews.com 2016年4月23日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/36872/ ゴロフキンがウェイドを一蹴、16連続KO防衛] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月23日</ref>。ゴロフキンは200万ドル(2億1600万円)、ウェイドは50万ドル(5400万円)のファイトマネーを受け取り<ref>{{cite web|url= http://www.bloodyelbow.com/2016/4/23/11490304/hbo-boxing-purses-gennady-ggg-golovkin-2-million-dominic-wade-500000-boxing-news |title= HBO Boxing purses: Gennady Golovkin $2 million, Dominic Wade $500,000 |publisher= Bloody Elbow |date= 2016年4月23日 |accessdate= 2016年4月28日}}</ref>、試合を中継したHBOの視聴者数は132万5千人を記録した<ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/blog/dan-rafael/post/_/id/15888/ggg-scores-hbos-most-watched-fight-in-nearly-a-year |title= GGG scores HBO's most-watched fight in nearly a year |publisher= ESPN.com |date= 2016年4月26日|accessdate= 2016年4月28日}}</ref>。 |
2016年4月23日、カリフォルニア州のザ・フォーラムでWBA世界ミドル級6位でWBC世界ミドル級8位でIBF世界ミドル級3位のドミニク・ウェイドと対戦し、初回終了間際に右フックを脳天に突き刺すダウンを奪いレフェリーストップ寸前まで追い詰め、2回に左フックから右フックをガードの上に叩きつけてダウンを追加。最後は右フックをガードに叩きつけてダウンを追加しカウンテッドアウトで試合終了。2回2分37秒KO勝ちを収めWBA王座は16度目、WBC暫定王座は4度目、IBO王座は13度目、IBF王座は初防衛に成功した<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/golovkin-wastes-wade Golovkin Wastes Wade] WBA公式サイト 2016年4月23日</ref><ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-destroys-wade-in-two-334699 Golovkin destroys Wade in two] Fightnews.com 2016年4月23日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/36872/ ゴロフキンがウェイドを一蹴、16連続KO防衛] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月23日</ref>。ゴロフキンは200万ドル(2億1600万円)、ウェイドは50万ドル(5400万円)のファイトマネーを受け取り<ref>{{cite web|url= http://www.bloodyelbow.com/2016/4/23/11490304/hbo-boxing-purses-gennady-ggg-golovkin-2-million-dominic-wade-500000-boxing-news |title= HBO Boxing purses: Gennady Golovkin $2 million, Dominic Wade $500,000 |publisher= Bloody Elbow |date= 2016年4月23日 |accessdate= 2016年4月28日}}</ref>、試合を中継したHBOの視聴者数は132万5千人を記録した<ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/blog/dan-rafael/post/_/id/15888/ggg-scores-hbos-most-watched-fight-in-nearly-a-year |title= GGG scores HBO's most-watched fight in nearly a year |publisher= ESPN.com |date= 2016年4月26日|accessdate= 2016年4月28日}}</ref>。 |
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試合後にゴロフキンは「5月7日、誰が勝とうが関係ない。カネロよ、私と対戦したくなければ私にベルトを預けよ」とWBC世界ミドル級[[正規王座|正規王者]]のサウル・アルバレスを挑発した。また試合を観戦したWBAのヒルベルト・メンドーサ・ジュニア会長は、WBCがアルバレスvsゴロフキン戦を指令していることに関して「マウリシオ・スライマン会長の書いた政策シナリオに振り回されている。WBAとしてはゴロフキンに |
試合後にゴロフキンは「5月7日、誰が勝とうが関係ない。カネロよ、私と対戦したくなければ私にベルトを預けよ」とWBC世界ミドル級[[正規王座|正規王者]]のサウル・アルバレスを挑発した。また試合を観戦したWBAのヒルベルト・メンドーサ・ジュニア会長は、WBCがアルバレスvsゴロフキン戦を指令していることに関して「マウリシオ・スライマン会長の書いた政策シナリオに振り回されている。WBAとしてはゴロフキンにレギュラー王者の[[ダニエル・ジェイコブス]]と対戦してもらいたい。我々のポリシーはチャンピオンは1人。WBCと問題を引き起こしたくないから慎重に対処したい。ジェイコブスでもカネロでもいい試合になればどちらでもいい。でもWBAは筋道を立て、3、4ヵ月以内にゴロフキンvsジェイコブス戦を締結するよう指令するつもりだ」と語り、WBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスと団体内王座統一戦を行うよう指令を出す意向を明かした<ref>[http://boxingnews.jp/news/36893/ WBAはジェイコブス戦を要望へ、ゴロフキンの次戦] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月25日</ref>。 |
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2016年5月7日、[[T-モバイル・アリーナ]]で行われた[[サウル・アルバレス 対 アミール・カーン戦|サウル・アルバレスvsアミール・カーン戦]]を観戦。勝ちを収めたアルバレスにリングに呼ばれ、アルバレスは「自分がリングに上がれと言ったんだ。私は絶対にGGGを倒して見せる。今からグローブをつけてもいい」と息巻き<ref>[http://boxingnews.jp/news/37311/ カネロが6回ワンパンチKO、序盤はカーンが善戦] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月8日</ref>、キャッチウェイトについても「私はゴロフキンと戦う。彼と戦えるだけでなく、彼を打ちのめすことができるのだから幸せだ。ウェイトは何ら問題ない。私は彼と160ポンドで戦う」と言い切り、ゴロフキンとの統一戦を強く希望した<ref>[http://boxingnews.jp/news/37362/ カネロ「160ポンドで戦う」ゴロフキン戦強く希望] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月9日</ref>。WBCは試合後に、ゴロフキン・アルバレス両陣営に15日間の交渉期間を設定(5月22日まで)し、交渉がまとまらなければ24日に入札を行うと通達した。これについて[[ゴールデンボーイ・プロモーションズ]]の[[オスカー・デ・ラ・ホーヤ]]は「トム・ローファーと話し合いを続けている。何らかの結論を見出すことになる。カネロは9月に試合をする」と発言。「ではゴロフキン戦は実現するのか」と念を押されると、「カネロはレジェンドになることを望んでいる。リスクを冒すことを望んでいる」と語るにとどめた<ref>[http://boxingnews.jp/news/37460/ カネロvsカーンPPV約60万件、デラホーヤ氏明かす] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月13日</ref>。 |
2016年5月7日、[[T-モバイル・アリーナ]]で行われた[[サウル・アルバレス 対 アミール・カーン戦|サウル・アルバレスvsアミール・カーン戦]]を観戦。勝ちを収めたアルバレスにリングに呼ばれ、アルバレスは「自分がリングに上がれと言ったんだ。私は絶対にGGGを倒して見せる。今からグローブをつけてもいい」と息巻き<ref>[http://boxingnews.jp/news/37311/ カネロが6回ワンパンチKO、序盤はカーンが善戦] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月8日</ref>、キャッチウェイトについても「私はゴロフキンと戦う。彼と戦えるだけでなく、彼を打ちのめすことができるのだから幸せだ。ウェイトは何ら問題ない。私は彼と160ポンドで戦う」と言い切り、ゴロフキンとの統一戦を強く希望した<ref>[http://boxingnews.jp/news/37362/ カネロ「160ポンドで戦う」ゴロフキン戦強く希望] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月9日</ref>。WBCは試合後に、ゴロフキン・アルバレス両陣営に15日間の交渉期間を設定(5月22日まで)し、交渉がまとまらなければ24日に入札を行うと通達した。これについて[[ゴールデンボーイ・プロモーションズ]]の[[オスカー・デ・ラ・ホーヤ]]は「トム・ローファーと話し合いを続けている。何らかの結論を見出すことになる。カネロは9月に試合をする」と発言。「ではゴロフキン戦は実現するのか」と念を押されると、「カネロはレジェンドになることを望んでいる。リスクを冒すことを望んでいる」と語るにとどめた<ref>[http://boxingnews.jp/news/37460/ カネロvsカーンPPV約60万件、デラホーヤ氏明かす] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月13日</ref>。 |
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==== WBC正規王座に認定 ==== |
==== WBC正規王座に認定 ==== |
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2016年5月18日、アルバレスがWBC世界ミドル級王座を返上したため、WBCは暫定王座だったゴロフキンを正規王座に認定した。アルバレスは「WBCにはタイトルの返上を申し出た。ゴロフキンを倒すつもりだが、設けられた期限にリングへ上がることを強制されたくはない。この音を立てている時計を脇にどけたことで、両陣営が試合の交渉を行い、ゴロフキンと私ができる限り早くリングに上がれることを期待している」と声明を発表。プロモーターのデ・ラ・ホーヤは「WBCから指示された期限内での交渉を強制されたくない。これでWBCのベルトは交渉の場から外れた。ゴロフキンと彼のプロモーターであるK2プロモーションが誠意を持って交渉の場に就き、この契約が結ばれることを願っている」と話し<ref>{{ |
2016年5月18日、アルバレスがWBC世界ミドル級正規王座を返上したため、WBCは暫定王座だったゴロフキンを正規王座に認定した。アルバレスは「WBCにはタイトルの返上を申し出た。ゴロフキンを倒すつもりだが、設けられた期限にリングへ上がることを強制されたくはない。この音を立てている時計を脇にどけたことで、両陣営が試合の交渉を行い、ゴロフキンと私ができる限り早くリングに上がれることを期待している」と声明を発表。プロモーターのデ・ラ・ホーヤは「WBCから指示された期限内での交渉を強制されたくない。これでWBCのベルトは交渉の場から外れた。ゴロフキンと彼のプロモーターであるK2プロモーションが誠意を持って交渉の場に就き、この契約が結ばれることを願っている」と話し<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.afpbb.com/articles/-/3087557 |title= アルバレスがWBC王座を返上、ゴロフキン戦の交渉は無期限に |publisher= AFPBB News |date= 2016年5月19日 |accessdate= 2016年6月27日}}</ref>、K2プロモーションズのトム・ローファーは「対戦は100%実現すると信じている」と話した。また対戦希望について、デ・ラ・ホーヤが[[2017年]]5月まで先延ばしをしようとしているとの情報があるのに対し、ローファーは年内の9月が第1希望としながら「時間はたっぷりある。両者の対戦が次になるにしても、来年になるにしても、私は楽観的だ」と話した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/canelo-to-vacate-wbc-title-338338 Canelo to vacate WBC title: I will fight ‘GGG,’ and I will beat ‘GGG’ but I will not be forced into the ring by artificial deadlines] Fightnews.com 2016年5月18日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/37639/ カネロがWBC王座返上、ゴロフキンとの交渉は継続] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月19日</ref><ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/6712-wbc-middleweight-status-mid WBC MIDDLEWEIGHT STATUS] WBC公式サイト 2016年5月18日</ref><ref>[http://www.wbanews.com/wba-super-champions/wba-champion-gennady-golovkin-handed-wbc-title#.Vz6n2zWLRdg WBA Champion Gennady Golovkin Handed WBC Title] WBA公式サイト 2016年5月19日</ref>。 |
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2016年7月5日、プロモーターの[[エディー・ハーン (プロモーター)|エディー・ハーン]]が元WBA世界ミドル級暫定王者の[[クリス・ユーバンク・ジュニア]]がゴロフキンと対戦すると発表するも<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-eubank-jr-brook-vargas-updates-344930 Golovkin-Eubank Jr, Brook-Vargas Updates] Fightnews.com 2016年7月5日</ref>、ユーバンク陣営との対戦交渉が決裂 |
2016年7月5日、プロモーターの[[エディー・ハーン (プロモーター)|エディー・ハーン]]が元WBA世界ミドル級暫定王者の[[クリス・ユーバンク・ジュニア]]がゴロフキンと対戦すると発表するも<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-eubank-jr-brook-vargas-updates-344930 Golovkin-Eubank Jr, Brook-Vargas Updates] Fightnews.com 2016年7月5日</ref>、最終的にユーバンク陣営との対戦交渉が決裂すると、7月8日にゴロフキン陣営からの対戦要請にIBF世界[[ウェルター級]]王者の[[ケル・ブルック]]が即断し、ゴロフキンとブルックの対戦が決定した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/gennady-golovkin-vs-kell-brook-is-on-thats-right-kell-brook-345241 Gennady Golovkin vs. Kell Brook is on, that’s right GGG vs. Kell Brook!] Fightnews.com 2016年7月8日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/39013/ ゴロフキンはブルックと対戦! 9.10ロンドン] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月9日</ref>。しかし、同年9月7日、WBAが1度もミドル級で試合をしたことがないブルックの安全と健康を守ることを理由にゴロフキン対ブルック戦をタイトルマッチとして承認しないと発表。ゴロフキン対ブルック戦はWBAスーパー王座が懸けられずWBC並びにIBF王座のみが懸けられることが正式に決定した<ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/golovkin-brook-not-a-wba-title-fight#.V9Fn6VuLRdg Golovkin-Brook Not a WBA Title Fight] WBA公式サイト 2016年9月7日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/wba-champions/wba-clarifies-position-on-golovkin-brook#.V9Fo6VuLRdg WBA Clarifies Position on Golovkin-Brook] WBA公式サイト 2016年9月8日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/40640/ パッキャオLA入り、カネロがNYデビューを計画?] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月8日</ref>。 |
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2016年9月10日、[[ロンドン]]の[[O2アリーナ (ロンドン)|O2アリーナ]]で2階級下のIBF世界ウェルター級王者のケル・ブルックと対戦し、初回にダウン寸前まで追い詰めるがブルックが耐えて反撃、しかしゴロフキンはブルックの反撃をこらえて最後はロープ際でコンビネーションをまとめ、ブルック陣営のタオル投入による5回1分52秒TKO勝ちを収め、WBC王座は5度目、IBO王座は14度目、IBF王座は2度目の防衛に成功し、WBAが世界王座戦として承認しなかったことでWBAスーパー王座は懸けられずに行われたが、34年ぶりに[[ウイルフレド・ゴメス]]の持つ17連続KO防衛記録に並んだ<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-wins-tko5-brooks-corner-throws-towel-353539 Golovkin wins by TKO5 when Brook’s corner throws in towel] Fightnews.com 2016年9月10日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/wba-champions/physics-101-golovkin-tkos-brook#.V9TUwVuLRdg Physics 101: Golovkin TKOs Brook] WBA公式サイト 2016年9月10日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/40716/ ゴロフキンが5回TKO勝ち、ブルック陣営タオル投入] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月11日</ref>。試合後、ゴロフキンは「彼は素晴らしいファイターだけど、申し訳ないがミドル級じゃなかった。彼の階級のままだった。彼には敬意を払うけれど、強くはなかった。何度もパンチはあったけれど、感じもしなかった」とコメントを残し<ref>[https://www.afpbb.com/articles/-/3100529 ゴロフキンがミドル級王座防衛、23連続KO勝ち] AFPBB News 2016年9月11日</ref><ref>[http://www.boxingscene.com/kell-brook-broken-eye-socket-confirmed-surgery-scheduled--108645 Kell Brook Broken Eye Socket Confirmed, Surgery is Scheduled] Boxing Scene.com 2016年9月11日</ref>、ブルックは眼窩底骨折の重傷を負って手術を受けた<ref>[http://www.espn.com/boxing/story/_/id/17663566/kell-brook-recovering-orbital-bone-surgery Kell Brook recovering from surgery to repair broken orbital bone] ESPN.com 2016年9月28日</ref>。 |
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2016年9月7日、WBAが1度もミドル級で試合をしたことがないブルックの安全と健康を守ることを理由にゴロフキン対ブルック戦をタイトルマッチとして承認しないと発表。ゴロフキン対ブルック戦はWBAスーパー王座が懸けられずWBC並びにIBF王座が懸けられることが正式に決定した<ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/golovkin-brook-not-a-wba-title-fight#.V9Fn6VuLRdg Golovkin-Brook Not a WBA Title Fight] WBA公式サイト 2016年9月7日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/wba-champions/wba-clarifies-position-on-golovkin-brook#.V9Fo6VuLRdg WBA Clarifies Position on Golovkin-Brook] WBA公式サイト 2016年9月8日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/40640/ パッキャオLA入り、カネロがNYデビューを計画?] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月8日</ref>。 |
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2016年9月10日、[[ロンドン]]の[[O2アリーナ (ロンドン)|O2アリーナ]]で2階級下のIBF世界ウェルター級王者のケル・ブルックと対戦し、初回にダウン寸前まで追い詰めるがブルックが耐えて反撃、しかしゴロフキンはブルックの反撃をこらえて最後はロープ際でコンビネーションをまとめ、ブルック陣営のタオル投入による5回1分52秒TKO勝ちを収め、WBC王座は5度目、IBO王座は14度目、IBF王座は2度目の防衛に成功し、WBAが世界王座戦として承認しなかったことでWBAスーパー王座は懸けられずに行われたが、34年ぶりに[[ウイルフレド・ゴメス]]の持つ17連続KO防衛記録に並んだ<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-wins-tko5-brooks-corner-throws-towel-353539 Golovkin wins by TKO5 when Brook’s corner throws in towel] Fightnews.com 2016年9月10日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/wba-champions/physics-101-golovkin-tkos-brook#.V9TUwVuLRdg Physics 101: Golovkin TKOs Brook] WBA公式サイト 2016年9月10日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/40716/ ゴロフキンが5回TKO勝ち、ブルック陣営タオル投入] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月11日</ref>。試合後、ゴロフキンは「彼は素晴らしいファイターだけど、申し訳ないがミドル級じゃなかった。彼の階級のままだった。彼には敬意を払うけれど、強くはなかった。何度もパンチはあったけれど、感じもしなかった」とコメントを残し<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/3100529 ゴロフキンがミドル級王座防衛、23連続KO勝ち] AFPBB News 2016年9月11日</ref><ref>[http://www.boxingscene.com/kell-brook-broken-eye-socket-confirmed-surgery-scheduled--108645 Kell Brook Broken Eye Socket Confirmed, Surgery is Scheduled] Boxing Scene.com 2016年9月11日</ref>、ブルックは眼窩底骨折の重傷を負って手術を受けた<ref>[http://www.espn.com/boxing/story/_/id/17663566/kell-brook-recovering-orbital-bone-surgery Kell Brook recovering from surgery to repair broken orbital bone] ESPN.com 2016年9月28日</ref>。 |
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{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 ケル・ブルック戦}} |
{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 ケル・ブルック戦}} |
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2016年9月13日、WBAはWBA・WBC・IBF世界ミドル級 |
2016年9月13日、WBAはWBAスーパー・WBC・IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキンとWBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスに対し、30日以内に団体内王座統一戦の対戦交渉を開始し、120日以内に対戦するよう指令を出した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/wba-golovkin-jacobs-must-happen-within-120-days-353865 WBA: Golovkin-Jacobs must happen within 120 days] Fightnews.com 2016年9月13日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/wba-orders-golovkin-jacobs-championship-bout#.V9ejb1uLRdg WBA Orders Golovkin-Jacobs Championship Bout] WBA公式サイト 2016年9月13日</ref>。 |
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2016年10月19日、WBAの規定でスーパー王者のゴロフキンの報酬が75%、 |
2016年10月19日、WBAの規定でスーパー王者のゴロフキンの報酬が75%、レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスは残りの25%と報酬の配分が決まっているが、それよりも多い40%の配分をジェイコブス陣営が要求するなど対戦交渉は難航し、合意に達することが出来なかったため、トム・ローファーより同年12月10日に予定されてたい試合が延期になったことが発表された<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-jacobs-ruled-december-356991 Golovkin-Jacobs ruled out for December] Fightnews.com 2016年10月19日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/41795/ ゴロフキンvsジェイコブスは来年に持越し] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年10月20日</ref><ref>[http://www.espn.com/boxing/story/_/id/18182710/gennady-golovkin-daniel-jacobs-camps-issued-deadline-reach-deal-bout Gennady Golovkin, Daniel Jacobs camps face deadline to reach deal] ESPN.com 2016年12月2日</ref>。10月21日、対戦交渉が期限内に合意に至らなかった為トム・ローファーが15日間の交渉期限延長をWBAに申請し、WBAが延長を承認した<ref>[http://www.ringtv.com/469184-loeffler-granted-extension-ggg-jacobs-talks/ Loeffler granted extension for GGG-Jacobs talks] Ring TV 2016年10月21日</ref>。同年12月17日、[[2017年]]3月18日に[[マディソン・スクエア・ガーデン]]でWBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスと団体内王座統一戦を行うことで合意した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-speaks-373353 Golovkin-Jacobs is on, GGG speaks] Fightnews.com 2016年12月17日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/43498/ ゴロフキンvsジェイコブス合意、3.18ニューヨーク] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月18日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/garden-party-golovkin-vs-jacobs-on-march-18#.WF5xyNKLRdg Garden Party: Golovkin vs. Jacobs on March 18] WBA公式サイト 2016年12月22日</ref>。 |
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2017年3月18日、マディソン・スクエア・ガーデンでWBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスとWBA団体内王座統一戦並びにWBC・IBF・IBO王座の防衛戦を行う予定だったが、ジェイコブスがIBFが義務付けている当日計量を拒否した為、ゴロフキンが勝てばIBF王座の防衛となるがジェイコブスが勝ってもIBF王座を獲得できない変則条件で試合は行われ<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/jacobs-misses-ibf-weigh-cant-win-ibf-belt-tonight-398173 Jacobs misses IBF same day weigh-in, can’t win IBF belt tonight] Fightnews.com 2017年3月18日</ref>、12回3-0(115-112×2、114-113)の判定勝ちを収めWBAは団体内王座統一による17度目、WBCは6度目、IBOは15度目、IBFは3度目の防衛に成功した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-decisions-jacobs-keep-belts-398209 Golovkin decisions Jacobs to keep WBC, WBA and IBF middleweight belts] Fightnews.com 2017年3月19日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/golovkin-retained-the-wba-middleweight-belt#.WM5pVdLyhdg Golovkin retained the WBA Middleweight belt] WBA公式サイト 2017年3月19日</ref><ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/8278-b-minus-for-ggg B MINUS FOR GGG] WBC公式サイト 2017年3月19日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/45780/ ゴロフキンは辛勝、連続KO防衛記録はストップ] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月19日</ref><ref>[http://www.ibf-usba-boxing.com/ Golovkin Defends IBF Middleweight Title for Third Time With UD Win Over Jacobs] IBF公式サイト 2017年3月22日</ref>。試合後にゴロフキン陣営は、6月にWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダースとの4団体王座統一戦、9月に2階級制覇王者サウル・アルバレスとの対戦を計画していることを明らかにした<ref>[http://boxingnews.jp/news/45813/ ゴロフキン陣営ルーファー氏「カネロ戦が最優先」] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月20日</ref><ref>[https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201703220002-spnavi 怪物王者ゴロフキンに見えた衰えの兆候 ミドル級“スターウォーズ”本格開戦か] スポーツナビ 2017年3月22日</ref>。なお、KO勝利ではなく判定での勝利となった為、KO防衛記録が途絶え、17連続KO防衛世界記録の更新はならなかった<ref>[https://web.archive.org/web/20170320030637/http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20170319-OHT1T50160.html 統一ミドル級王者・ゴロフキン、判定防衛で連続KO防衛記録は「17」でストップ] スポーツ報知 2017年3月9日</ref>。 |
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2016年12月17日、[[2017年]]3月18日に[[マディソン・スクエア・ガーデン]]でWBA世界ミドル級正規王者のダニエル・ジェイコブスと王座統一戦を行うことで合意した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-speaks-373353 Golovkin-Jacobs is on, GGG speaks] Fightnews.com 2016年12月17日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/43498/ ゴロフキンvsジェイコブス合意、3.18ニューヨーク] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月18日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/garden-party-golovkin-vs-jacobs-on-march-18#.WF5xyNKLRdg Garden Party: Golovkin vs. Jacobs on March 18] WBA公式サイト 2016年12月22日</ref>。 |
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2017年3月18日、マディソン・スクエア・ガーデンでWBA世界ミドル級正規王者のダニエル・ジェイコブスと王座統一戦を行いWBAは王座統一による17度目、WBCは6度目、IBOは15度目、IBFは3度目の防衛を目指す予定だったが、ジェイコブスがIBFが義務付けている当日計量を拒否した為、ゴロフキンが勝てばIBF王座の防衛となるがジェイコブスが勝ってもIBF王者になれない変則条件で試合は行われ<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/jacobs-misses-ibf-weigh-cant-win-ibf-belt-tonight-398173 Jacobs misses IBF same day weigh-in, can’t win IBF belt tonight] Fightnews.com 2017年3月18日</ref>、12回3-0(115-112×2、114-113)の判定勝ちを収めWBAは王座統一による17度目、WBCは6度目、IBOは15度目、IBFは3度目の防衛に成功した<ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/golovkin-decisions-jacobs-keep-belts-398209 Golovkin decisions Jacobs to keep WBC, WBA and IBF middleweight belts] Fightnews.com 2017年3月19日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/golovkin-retained-the-wba-middleweight-belt#.WM5pVdLyhdg Golovkin retained the WBA Middleweight belt] WBA公式サイト 2017年3月19日</ref><ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/8278-b-minus-for-ggg B MINUS FOR GGG] WBC公式サイト 2017年3月19日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/45780/ ゴロフキンは辛勝、連続KO防衛記録はストップ] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月19日</ref><ref>[http://www.ibf-usba-boxing.com/ Golovkin Defends IBF Middleweight Title for Third Time With UD Win Over Jacobs] IBF公式サイト 2017年3月22日</ref>。試合後にゴロフキン陣営は、6月にWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダースとの4団体統一戦、9月に2階級制覇王者サウル・アルバレスとの対戦を計画していることを明らかにした<ref>[http://boxingnews.jp/news/45813/ ゴロフキン陣営ルーファー氏「カネロ戦が最優先」] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月20日</ref><ref>[https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201703220002-spnavi 怪物王者ゴロフキンに見えた衰えの兆候 ミドル級“スターウォーズ”本格開戦か] スポーツナビ 2017年3月22日</ref>。なお、KO勝利ではなく判定での勝利となった為、KO防衛記録が途絶え、17連続KO防衛世界記録の更新はならなかった<ref>[http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20170319-OHT1T50160.html 統一ミドル級王者・ゴロフキン、判定防衛で連続KO防衛記録は「17」でストップ] スポーツ報知 2017年3月9日</ref>。 |
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{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 ダニエル・ジェイコブス戦}} |
{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 ダニエル・ジェイコブス戦}} |
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2017年4月18日、WBOのフランシスコ・バルカルセル会長は、ゴロフキンとソーンダース両陣営から統一戦のリクエストがWBOに届いていないことを明らかにし、ゴロフキンのトレーナーのアベル・サンチェスも、ゴロフキンはジェイコブス戦の疲労の影響で6月に開催を目指していたソーンダースとの4団体統一戦を見送り、サウル・アルバレスとの試合実現に集中することを明らかにした<ref>[http://boxingnews.jp/news/46771/ ゴロフキンはカネロ戦に集中か、WBO会長コメント] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月19日</ref>。 |
2017年4月18日、WBOのフランシスコ・バルカルセル会長は、ゴロフキンとソーンダース両陣営から統一戦のリクエストがWBOに届いていないことを明らかにし、ゴロフキンのトレーナーのアベル・サンチェスも、ゴロフキンはジェイコブス戦の疲労の影響で6月に開催を目指していたソーンダースとの4団体統一戦を見送り、サウル・アルバレスとの試合実現に集中することを明らかにした<ref>[http://boxingnews.jp/news/46771/ ゴロフキンはカネロ戦に集中か、WBO会長コメント] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月19日</ref>。 |
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2017年5月6日、T-モバイル・アリーナで行われたサウル・アルバレスvsフリオ・セサール・チャベス・ジュニア戦を観戦。試合後に勝利を収めたアルバレスに「ゴロフキン、どこにいるんだい?」と呼びかけられ、リングに入場。主催者側の仕掛けで、リング上で同年9月にゴロフキンvsアルバレスの対戦が |
2017年5月6日、T-モバイル・アリーナで行われたサウル・アルバレスvsフリオ・セサール・チャベス・ジュニア戦を観戦。試合後に勝利を収めたアルバレスに「ゴロフキン、どこにいるんだい?」と呼びかけられ、リングに入場。主催者側の仕掛けで、リング上で同年9月にゴロフキンvsアルバレスの対戦が行われることが発表された<ref>[http://boxingnews.jp/news/47364/ ゴロフキンvsカネロ9月合意 チャベス戦後に発表] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月7日</ref>。 |
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==== vs アルバレス 第1戦 ==== |
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2017年9月16日、T-モバイル・アリーナで元世界2階級制覇王者でWBA世界ミドル級3位でWBC世界ミドル級3位のサウル・アルバレスと対戦。WBC王座が懸けられることをアルバレスが再び拒否したためアルバレスが勝てばWBC王座が空位となり、ゴロフキンが勝てばWBAスーパー王座、WBC王座、IBF王座並びにIBO王座の防衛となる条件で試合は行われ<ref>[http://www.boxingscene.com/if-ggg-loses-canelo-wbc-middleweight-title-vacant--120423 If GGG Loses to Canelo, WBC Middleweight Title Will Be Vacant] Boxing Scene.com 2017年9月13日</ref>、12回1-1(115-113、110-118、114-114)の引分となり、WBA王座の18度目、WBC王座の7度目、IBO王座の16度目並びにIBF王座の4度目の防衛に成功した<ref>[http://fightnews.com/golovkin-canelo-battle-draw/5003 Golovkin and Canelo battle to a draw] Fightnews.com 2017年9月17日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/51497/ ゴロフキン×カネロはドロー! ミドル級戦決着つかず] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月17日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/great-fight-between-golovkin-and-canelo#.Wb7y1EFcWEc Great fight between Golovkin and Canelo] WBA公式サイト 2017年9月17日</ref><ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/9329-top-drawer-ggg-and-canelo-tie-in-las-vegas TOP DRAWER GGG AND CANELO TIE IN LAS VEGAS] WBC公式サイト 2017年9月17日</ref><ref>[http://www.ibfusbaregistration.com/ibfusba_02APR2014/index.php/news/145-golovkin-retains-ibf-160-title-with-split-draw-against-alvarez Golovkin Retains IBF 160 Title With Split-Draw Against Alvarez] IBF公式サイト 2017年9月28日</ref>。引分で王座防衛に成功する形にはなったが、現地のボクシングメディアや関係者のほとんどがゴロフキンの勝利と採点し<ref>[https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201709170008-spnavi ゴロフキン対カネロは痛み分けドロー内容は“年間最高試合”も判定に疑問符] スポーツナビ 2017年9月17日</ref>、HBOが[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]で実施した投票でもゴロフキン勝利が75%の圧倒的支持を集める(アルバレス勝利は15%、引分が10%)疑惑の判定となった<ref> [https://twitter.com/HBOboxing/status/909269876790853632 How did you have #CaneloGGG?] HBOboxing 2017年9月16日</ref>。この試合でゴロフキンは300万ドル(約3億3千万円)、アルバレスは500万ドル(約5億6千万円)のファイトマネーを稼いだ<ref>[http://www.espn.com/boxing/story/_/id/20717394/canelo-alvarez-gennady-golovkin-make-weight-ready-saturday-showdown Canelo Alvarez, Gennady Golovkin ready to clash after making weight] ESPN.com 2017年9月16日</ref>。 |
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2017年9月16日、T-モバイル・アリーナで元世界2階級制覇王者でWBA世界ミドル級3位でWBC世界ミドル級3位のサウル・アルバレスと対戦。アルバレスがWBC王座が懸けられることを再び拒否したためアルバレスが勝てばWBC王座が空位となり、ゴロフキンが勝てばWBC王座の防衛となる条件で試合は行われ<ref>[http://www.boxingscene.com/if-ggg-loses-canelo-wbc-middleweight-title-vacant--120423 If GGG Loses to Canelo, WBC Middleweight Title Will Be Vacant] Boxing Scene.com 2017年9月13日</ref>、12回1-1(115-113、110-118、114-114)の引分となり、WBA王座の18度目、WBC王座の7度目、IBO王座の16度目、IBF王座の4度目の防衛に成功した<ref>[http://fightnews.com/golovkin-canelo-battle-draw/5003 Golovkin and Canelo battle to a draw] Fightnews.com 2017年9月17日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/51497/ ゴロフキン×カネロはドロー! ミドル級戦決着つかず] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月17日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/great-fight-between-golovkin-and-canelo#.Wb7y1EFcWEc Great fight between Golovkin and Canelo] WBA公式サイト 2017年9月17日</ref><ref>[http://wbcboxing.com/wbceng/news/9329-top-drawer-ggg-and-canelo-tie-in-las-vegas TOP DRAWER GGG AND CANELO TIE IN LAS VEGAS] WBC公式サイト 2017年9月17日</ref><ref>[http://www.ibfusbaregistration.com/ibfusba_02APR2014/index.php/news/145-golovkin-retains-ibf-160-title-with-split-draw-against-alvarez Golovkin Retains IBF 160 Title With Split-Draw Against Alvarez] IBF公式サイト 2017年9月28日</ref>。引分で王座防衛に成功する形にはなったが、現地のボクシングメディアや関係者のほとんどがゴロフキンの勝利と採点し<ref>[https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201709170008-spnavi ゴロフキン対カネロは痛み分けドロー内容は“年間最高試合”も判定に疑問符] スポーツナビ 2017年9月17日</ref>、HBOが[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]で実施した投票でもゴロフキン勝利が75%の圧倒的支持を集める(アルバレス勝利は15%、引分が10%)疑惑の判定となった<ref> [https://twitter.com/HBOboxing/status/909269876790853632 How did you have #CaneloGGG?] HBOboxing 2017年9月16日</ref>。この試合でゴロフキンは300万ドル(約3億3千万円)、アルバレスは500万ドル(約5億6千万円)のファイトマネーを稼ぎ<ref>[http://www.espn.com/boxing/story/_/id/20717394/canelo-alvarez-gennady-golovkin-make-weight-ready-saturday-showdown Canelo Alvarez, Gennady Golovkin ready to clash after making weight] ESPN.com 2017年9月16日</ref>、PPVの歩合収益等の興行収入を加えてゴロフキンは2000万ドル(約22億円)<ref>{{cite web|url= https://www.forbes.com/profile/gennady-golovkin/?list=athletes#12d17aa0534f |title= #72 Gennady Golovkin |publisher= フォーブス |date= 2018年6月5日 |accessdate= 2018年10月9日}}</ref>、アルバレスは4200万ドル(約47億円)を稼いだ<ref>{{cite web|url= https://www.forbes.com/profile/canelo-alvarez/?list=athletes#400f7a75a8d5 |title= #15 Canelo Alvarez Athlete, Boxing |publisher= フォーブス |date= 2018年6月5日 |accessdate= 2018年10月9日}}</ref>。 |
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{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 サウル・アルバレス戦}} |
{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 サウル・アルバレス戦}} |
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==== アルバレスのドーピング失格 ==== |
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[[2018年]]1月29日、ゴールデンボーイ・プロモーションズは同年5月5日にゲンナジー・ゴロフキンとサウル・アルバレスの再戦が決定したことを発表した<ref>[http://www.goldenboypromotions.com/en/news-article/rematch-canelo-battle-ggg-cinco-de-mayo THE REMATCH IS ON! CANELO TO BATTLE 'GGG" ON CINCO DE MAYO] Golden Boy Promotions 2018年1月29日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/55337/ 5.5ゴロフキンvsカネロ再戦決定 会場は後日発表] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月30日</ref>。同年2月22日、試合会場がT-モバイル・アリーナになることが発表された<ref>[http://www.goldenboypromotions.com/en/news-article/t-mobile-arena-las-vegas-host-canelo-alvarez-and-gennady-golovkin-rematch T-MOBILE ARENA IN LAS VEGAS TO HOST CANELO ALVAREZ AND GENNADY GOLOVKIN REMATCH] Golden Boy Promotions 2018年2月22日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/55811/ ゴロフキンvsカネロⅡ 会場はT-モバイル・アリーナ] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月23日</ref>。 |
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[[2018年]]1月29日、アルバレスのプロモーターのゴールデンボーイ・プロモーションズがゲンナジー・ゴロフキンとサウル・アルバレスの再戦を同年5月5日に行うことで決定したことを発表した<ref>[http://www.goldenboypromotions.com/en/news-article/rematch-canelo-battle-ggg-cinco-de-mayo THE REMATCH IS ON! CANELO TO BATTLE 'GGG" ON CINCO DE MAYO] Golden Boy Promotions 2018年1月29日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/55337/ 5.5ゴロフキンvsカネロ再戦決定 会場は後日発表] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月30日</ref><ref>[http://www.goldenboypromotions.com/en/news-article/t-mobile-arena-las-vegas-host-canelo-alvarez-and-gennady-golovkin-rematch T-MOBILE ARENA IN LAS VEGAS TO HOST CANELO ALVAREZ AND GENNADY GOLOVKIN REMATCH] Golden Boy Promotions 2018年2月22日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/55811/ ゴロフキンvsカネロⅡ 会場はT-モバイル・アリーナ] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月23日</ref>。同年3月5日、アルバレスとゴロフキンが合意して自主的に要請したVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング機構)による抜き打ちのドーピング検査で、メキシコの[[グアダラハラ (メキシコ)|グアダラハラ]]でサウル・アルバレスから2月17日と20日に採取した尿サンプルに禁止薬物の[[クレンブテロール]]に対する陽性反応が出たことをゴールデンボーイ・プロモーションズが公表した。アルバレスはクレンブテロールに汚染された肉を食べたのが陽性反応の原因だと主張した<ref>[https://fightnews.com/clenbuterol-canelo-fails-drug-test/16063 Canelo tests positive for Clenbuterol] Fightnews.com 2018年3月5日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/the-wba-will-wait-for-new-studies-before-pronouncing-on-canelo-case The WBA will wait for new studies before pronouncing on Canelo case] WBA公式サイト 2018年3月5日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/56106/ カネロがドーピング検査陽性 5.5ゴロフキン戦は!?] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月6日</ref><ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/22657370/canelo-alvarez-tests-positive-steroid-clenbuterol-ahead-gennady-golovkin-fight |title= Canelo Alvarez's camp blames suspect meat for positive clenbuterol test |publisher= ESPN.com |date= 2018年3月6日 |accessdate= 2018年3月28日}}</ref>。同年3月21日、ゴロフキンは汚染された肉を食べたとするアルバレスの主張を真っ向から否定して、「原因はメキシコの肉ではない。カネロ本人、チーム、そしてプロモーションが原因だ」「カネロは不正を働いている。薬物を使用しているが、みんな見て見ぬふりをしている」「最初の試合の前から、彼がクリーンではないことを知っていた」「筋肉が肥大していたのはとても明らかだった、注射の跡もあった」とアルバレスを激しく非難、そしてネバダ州アスレチック・コミッションを「テロリスト」と呼び、「カネロはあらゆるものから援助を得られる事と、コメンテーター、コミッション、ドーピング・コミッション、そしてボクシング統括団体の会長から罰せられないで済む事を証明したんだ」とアルバレスに何も処分が下されないことに怒りをあらわにした<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.afpbb.com/articles/-/3168226 |title= 「アルバレスは薬物を使っている」―ミドル級王者ゴロフキンが非難 |publisher= AFPBB News |date= 2018年3月21日 |accessdate= 2018年3月28日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/22849968/gennady-golovkin-thinks-canelo-alvarez-oscar-de-la-hoya-doping-cheats |title= Gennady Golovkin still will fight Canelo Alvarez but calls him cheater, doper |publisher= ESPN.com |date= 2018年3月22日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.latimes.com/sports/boxing/la-sp-golovkin-canelo-20180320-story.html |title= Gennady Golovkin blasts Canelo Alvarez: 'He gets benefits from everyone' |publisher= LA.TIMES |date= 2018年3月20日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref>。同年3月23日、ネバダ州アスレチック・コミッションはアルバレスに聴聞会が開かれる4月18日まで一時的な資格停止処分を科した<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.afpbb.com/articles/-/3168625 |title= 薬物疑惑のアルバレスに暫定資格停止処分、ゴロフキン戦は不透明な状況に |publisher= AFPBB News |date= 2018年3月24日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/22889219/canelo-alvarez-temporarily-suspended-nevada-state-athletic-commission |title= Canelo Alvarez to have April 10 hearing as Gennady Golovkin rematch in jeopardy |publisher= ESPN.com |date= 2018年3月25日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/canelo-hit-with-nsac-complaint-hearing-now-on-april-18--126680 |title= Canelo Hit With NSAC Complaint, Hearing is Now on April 18 |publisher= Boxing Scene.com |date= 2018年3月29日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://www.afpbb.com/articles/-/3169315 |title= 薬物疑惑のアルバレスに正式処分検討へ、ゴロフキン戦に黄信号 |publisher= AFPBB News |date= 2018年3月30日 |accessdate= 2018年4月12日}}</ref>。同年4月3日、ゴールデンボーイ・プロモーションズはアルバレスと会見を開き、汚染された肉を食べたのが陽性反応の原因とするこれまでの主張を繰り返しつつも、5月5日のゴロフキン戦から撤退することを発表。これによりゴロフキンとの再戦は中止されることになった<ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/23016758/canelo-alvarez-withdraws-5-bout-gennady-golovkin |title= Canelo Alvarez withdraws from May 5 bout against Gennady Golovkin |publisher= ESPN.com |date= 2018年4月4日 |accessdate= 2018年4月12日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://www.afpbb.com/articles/-/3169922?pid=19994409 |title= 薬物疑惑のアルバレス、ゴロフキンとの再戦をキャンセル |publisher= AFPBB News |date= 2018年4月4日 |accessdate= 2018年4月12日}}</ref>。同年4月18日、ネバダ州アスレチック・コミッションでアルバレスは欠席したが聴聞会が開かれ、アルバレスに6カ月間(8月17日まで)の資格停止処分が科せられた<ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/23232420/canelo-alvarez-serve-six-month-suspension-failed-drug-tests |title= Canelo Alvarez to serve six-month suspension for failed drug tests |publisher= ESPN.com |date= 2018年4月19日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://www.afpbb.com/articles/-/3171709 |title= アルバレスに6か月の資格停止処分、ドーピング検査失格で |publisher= AFPBB News |date= 2018年月日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/canelo-alvarez-suspended-six-months-failing-ped-tests--127289 |title= Canelo Alvarez Suspended for Six Months for Failing PED Tests |publisher= Boxing Scene.com |date= 2018年4月18日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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2018年4月18日、ゴロフキンのプロモーターのトム・ローファーが5月5日にゴロフキンがバネス・マーティロスヤンと対戦することを発表した<ref group=注釈>なお対戦候補の一人に[[ハイメ・ムンギア]]の名前が挙がっていた。{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/nsac-approve-munguia-golovkins-opponent-5--126902 |title= NSAC Won't Approve Munguia as Golovkin's Opponent for May 5| publisher= BoxingScene.com |date= 2018年5月5日 |accessdate= 2019年10月21日}}</ref><ref group=注釈>しかし同年4月7日、結局ネバダ州アスレチック・コミッションがムンギアがミドル級で試合をやっていないことを理由に認可をせず、ゴロフキンとの対戦が立ち消えとなった。{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/nacho-nsac-made-right-call-prevent-golovkin-vs-munguia--126958 |title= Nacho: NSAC Made Right Call To Prevent Golovkin vs. Munguia| publisher= BoxingScene.com |date= 2018年4月7日|accessdate= 2019年10月21日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/04/19/kiji/20180419s00021000055000c.html |title= 村田諒太が将来の対戦を希望するゴロフキン 次戦が確定 |publisher= スポニチ |date= 2018年4月19日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。同年4月20日、IBFの指名挑戦者[[セルゲイ・デレフヤンチェンコ]]の陣営が指名試合を行うようゴロフキンに要求するが、ゴロフキンはビッグビジネスにならないデレビャンチェンコとの指名試合には興味を示さず、アルバレスの資格停止処分が終わる9月15日の再戦交渉を優先させるために、ゴロフキン陣営は2万ドルをIBFに支払い特例を要求できる権利を行使して、IBFに特例でIBF王座を剥奪されずに5月5日にバネス・マーティロスヤンと対戦できるよう要求した<ref name="Golovkin exception" />。 |
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2018年3月5日、アルバレスとゴロフキンが合意して自主的に要請したVADAによる抜き打ちの薬物検査で、メキシコの[[グアダラハラ]]でサウル・アルバレスから2月17日と20日に採取した尿サンプルに禁止薬物の[[クレンブテロール]]に対する陽性反応が出たことをゴールデンボーイ・プロモーションズが公表した。アルバレスはクレンブテロールに汚染された肉を食べたのが陽性反応の原因だと主張した<ref>[https://fightnews.com/clenbuterol-canelo-fails-drug-test/16063 Canelo tests positive for Clenbuterol] Fightnews.com 2018年3月5日</ref><ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/the-wba-will-wait-for-new-studies-before-pronouncing-on-canelo-case The WBA will wait for new studies before pronouncing on Canelo case] WBA公式サイト 2018年3月5日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/56106/ カネロがドーピング検査陽性 5.5ゴロフキン戦は!?] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月6日</ref><ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/22657370/canelo-alvarez-tests-positive-steroid-clenbuterol-ahead-gennady-golovkin-fight |title= Canelo Alvarez's camp blames suspect meat for positive clenbuterol test |publisher= ESPN.com |date= 2018年3月6日 |accessdate= 2018年3月28日}}</ref>。同年3月21日、ゴロフキンは汚染された肉を食べたとするアルバレスの主張を真っ向から否定して、「原因はメキシコの肉ではない。カネロ本人、チーム、そしてプロモーションが原因だ」「カネロは不正を働いている。薬物を使用しているが、みんな見て見ぬふりをしている」「最初の試合の前から、彼がクリーンではないことを知っていた」「筋肉が肥大していたのはとても明らかだった、注射の跡もあった」とアルバレスを激しく非難、そしてネバダ州アスレチック・コミッションを「テロリスト」と呼び、「カネロはあらゆるものから援助を得られる事と、コメンテーター、コミッション、ドーピング・コミッション、そしてボクシング統括団体の会長から罰せられないで済む事を証明したんだ」とアルバレスに何も処分が下されないことに怒りをあらわにした<ref>{{cite web|url= http://www.afpbb.com/articles/-/3168226 |title= 「アルバレスは薬物を使っている」―ミドル級王者ゴロフキンが非難 |publisher= AFPBB News |date= 2018年3月21日 |accessdate= 2018年3月28日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/22849968/gennady-golovkin-thinks-canelo-alvarez-oscar-de-la-hoya-doping-cheats |title= Gennady Golovkin still will fight Canelo Alvarez but calls him cheater, doper |publisher= ESPN.com |date= 2018年3月22日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.latimes.com/sports/boxing/la-sp-golovkin-canelo-20180320-story.html |title= Gennady Golovkin blasts Canelo Alvarez: 'He gets benefits from everyone' |publisher= LA.TIMES |date= 2018年3月20日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref>。同年3月23日、ネバダ州アスレチック・コミッションはアルバレスに聴聞会が開かれる4月18日まで一時的な資格停止処分を科した<ref>{{cite web|url= http://www.afpbb.com/articles/-/3168625 |title= 薬物疑惑のアルバレスに暫定資格停止処分、ゴロフキン戦は不透明な状況に |publisher= AFPBB News |date= 2018年3月24日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/22889219/canelo-alvarez-temporarily-suspended-nevada-state-athletic-commission |title= Canelo Alvarez to have April 10 hearing as Gennady Golovkin rematch in jeopardy |publisher= ESPN.com |date= 2018年3月25日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/canelo-hit-with-nsac-complaint-hearing-now-on-april-18--126680 |title= Canelo Hit With NSAC Complaint, Hearing is Now on April 18 |publisher= Boxing Scene.com |date= 2018年3月29日 |accessdate= 2018年3月29日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.afpbb.com/articles/-/3169315 |title= 薬物疑惑のアルバレスに正式処分検討へ、ゴロフキン戦に黄信号 |publisher= AFPBB News |date= 2018年3月30日 |accessdate= 2018年4月12日}}</ref>。同年4月3日、ゴールデンボーイ・プロモーションズはアルバレスと会見を開き、汚染された肉を食べたのが陽性反応の原因とするこれまでの主張を繰り返しつつも、5月5日のゴロフキン戦から撤退することを発表。これによりゴロフキンとの再戦は中止されることになった<ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/23016758/canelo-alvarez-withdraws-5-bout-gennady-golovkin |title= Canelo Alvarez withdraws from May 5 bout against Gennady Golovkin |publisher= ESPN.com |date= 2018年4月4日 |accessdate= 2018年4月12日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.afpbb.com/articles/-/3169922?pid=19994409 |title= 薬物疑惑のアルバレス、ゴロフキンとの再戦をキャンセル |publisher= AFPBB News |date= 2018年4月4日 |accessdate= 2018年4月12日}}</ref>。同年4月18日、ネバダ州アスレチック・コミッションでアルバレスは欠席したが聴聞会が開かれ、アルバレスに6カ月間(8月17日まで)の資格停止処分が科せられた<ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/23232420/canelo-alvarez-serve-six-month-suspension-failed-drug-tests |title= Canelo Alvarez to serve six-month suspension for failed drug tests |publisher= ESPN.com |date= 2018年4月19日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref><ref>{{cite web|url= http://www.afpbb.com/articles/-/3171709 |title= アルバレスに6か月の資格停止処分、ドーピング検査失格で |publisher= AFPBB News |date= 2018年月日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/canelo-alvarez-suspended-six-months-failing-ped-tests--127289 |title= Canelo Alvarez Suspended for Six Months for Failing PED Tests |publisher= Boxing Scene.com |date= 2018年4月18日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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2018年4月25日、デレフヤンチェンコの弁護士がゴロフキンの特例に反対する意見書をIBFに提出した<ref name="Golovkin exception" />。 |
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2018年4月18日、ゴロフキンのプロモーターのトム・ローファーが5月5日にゴロフキンがバネス・マーティロスヤンと対戦することを発表した<ref>{{cite web|url= https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/04/19/kiji/20180419s00021000055000c.html |title= 村田諒太が将来の対戦を希望するゴロフキン 次戦が確定 |publisher= スポニチ |date= 2018年4月19日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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2018年4月 |
2018年4月27日、IBFは特例でマーティロスヤン戦を承認する代わりに、ゴロフキンvsマーティロスヤンは5月5日までに行わなければならない、その試合前までにゴロフキンはマーティロスヤン戦から90日以内にセルゲイ・デレフヤンチェンコとIBFの指名試合で対戦すると文書で同意しなければならない等のゴロフキンに対する条件を決定した<ref name="Golovkin exception" />。 |
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2018年4月 |
2018年4月30日、ゴロフキン陣営が90日以内にデレフヤンチェンコと対戦するという条件に異議申し立てをしたため、IBFは5月22日に両陣営を招集して聴聞会を開くことを決定した<ref name="IBF strip" />。 |
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2018年5月5日、カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートにてWBC世界スーパーウェルター級1位でWBA世界ミドル級12位の[[バネス・マーティロスヤン]]と対戦。IBFはゴロフキンが次の試合で指名挑戦者のセルゲイ・デレフヤンチェンコと対戦することを条件にマーティロスヤン戦を特例で承認したが、マーティロスヤンはミドル級で実績がない1階級下のスーパーウェルター級の選手であり、2年前にスーパーウェルター級の試合で負けてから1度も試合を行っていなかったことを理由に、この試合にIBF王座が懸けられることは拒否した<ref name="Golovkin exception" >{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/23338914/ibf-grants-gennady-golovkin-exception-fight-vanes-martirosyan-says-ggg-wins-fight-sergey-derevyanchenko-next-keep-title-belt |title= IBF grants Golovkin exception to fight Martirosyan |publisher= ESPN.com |date= 2017年4月28日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。その為、IBF王座は懸けられずに、WBAとWBC王座のみが懸けられて試合が行われ、2回1分53秒KO勝ちを収めWBA王座は19度目、WBC王座は8度目に成功し、WBCがこの試合のために特別に作成したマヤ王座の獲得にも成功した<ref>{{cite web|url= https://wbcboxing.com/en/cinturones-especiales-que-han-estado-en-juego-el-15-de-septiembre/ |title= Special belts contested on September 15 |publisher= WBC公式サイト |date= 2020年9月14日 |accessdate= 2020年11月14日}}</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/57785/ ゴロフキン盤石のV20 村田諒太「次戦でアピール」] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年5月6日</ref><ref>[https://fightnews.com/golovkin-destroys-martirosyan-in-two/20874 Golovkin destroys Martirosyan in two] Fightnews.com 2018年5月6日</ref>。この試合でゴロフキンは100万ドル(1億1千万円)、マーティロスヤンは22万5千ドル(2500万円)のファイトマネーを稼ぎ<ref>{{cite web|url= https://www.boxingnews24.com/2018/05/purses-golovkin-martirosyan-ggg-1-million-vanes-225000/ |title= Purses Golovkin-Martirosyan: GGG $1 million, Vanes $225,000 |publisher= Boxing News 24 |date= 2018年5月5日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>、HBOが放送した試合の平均視聴者数は124万人を記録した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-martirosyan-cables-most-watched-boxing-match-2018--127956 |title= Golovkin-Martirosyan Cable's Most-Watched Boxing Match in 2018 |publisher= Boxing Scene.com |date= 2018年5月8日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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2018年4月27日、IBFは特例でマーティロスヤン戦を承認する代わりに、ゴロフキンvsマーティロスヤンは5月5日までに行わなければならない、その試合前までにゴロフキンはマーティロスヤン戦から90日以内にセルゲイ・デレビャンチェンコとIBFの指名試合で対戦すると文書で同意しなければならない等のゴロフキンに対する条件を決定した<ref name="Golovkin exception" />。 |
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==== IBF王座剥奪 ==== |
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2018年4月30日、ゴロフキン陣営が90日以内にデレビャンチェンコと対戦するという条件に異議申し立てをしたため、IBFは5月22日に両陣営を招集して聴聞会を開くことを決定した<ref name="IBF strip" />。 |
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2018年6月6日、IBFはデレフヤンチェンコとの指名戦が合意されなかったとしてゴロフキンの王座を剥奪した<ref name="IBF strip" >{{Cite news|url=http://www.espn.com/boxing/story/_/id/23717646/ibf-strips-gennady-golovkin-failing-fight-challenger|title=IBF strips Gennady Golovkin of belt for failure to fight challenger|newspaper=ESPN Sports|date=2018-06-06|agency=ESPN Inc.|accessdate=2018-06-07}}</ref><ref>[https://fightnews.com/ibf-problem-ggg-martirosyan-fight/19464 IBF has problem with GGG-Martirosyan fight] Fightnews.com 2018年4月19日</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/06/07/kiji/20180607s00021000114000c.html |title= ゴロフキン、IBFが王座を剥奪 今後はカネロと再交渉?村田戦実現も |publisher= スポニチ |date= 2018年6月7日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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2018年6月13日、アルバレスとゴロフキンが9月15日に再戦することで合意したことをデ・ラ・ホーヤがツイッターで発表した。ファイトマネーの配分で交渉が紛糾し、この日に設定されていた最終交渉時間までに交渉が締結せず、一旦は決裂するも、時間を延長して行われた粘り強い交渉により最終的に合意に達した<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/06/14/kiji/20180614s00021000102000c.html |title= ゴロフキンVSカネロ 9・15再戦で合意 プロモーターのデラホーヤ氏明かす |publisher= スポニチ |date= 2018年6月14日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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2018年5月5日、カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートにてWBC世界スーパーウェルター級1位でWBA世界ミドル級12位の[[バネス・マーティロスヤン]]と対戦。IBFはゴロフキンが次の試合で指名挑戦者の[[セルゲイ・デレビャンチェンコ]]と対戦することを条件にマーティロスヤン戦を特例で承認したが、マーティロスヤンはミドル級で実績がない1階級下のスーパーウェルター級の選手であり、2年前にスーパーウェルター級の試合で負けてから1度も試合を行っていなかったことを理由に、この試合にIBF王座が懸けられることは拒否した<ref name="Golovkin exception" >{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/23338914/ibf-grants-gennady-golovkin-exception-fight-vanes-martirosyan-says-ggg-wins-fight-sergey-derevyanchenko-next-keep-title-belt |title= IBF grants Golovkin exception to fight Martirosyan |publisher= ESPN.com |date= 2017年4月28日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。その為、IBF王座は懸けられずに、WBAとWBC王座が懸けられて試合が行われ、2回1分53秒KO勝ちを収めWBA王座は19度目、WBC王座は8度目に成功した<ref>[http://boxingnews.jp/news/57785/ ゴロフキン盤石のV20 村田諒太「次戦でアピール」] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年5月6日</ref><ref>[https://fightnews.com/golovkin-destroys-martirosyan-in-two/20874 Golovkin destroys Martirosyan in two] Fightnews.com 2018年5月6日</ref>。この試合でゴロフキンは100万ドル(1億1千万円)、マーティロスヤンは22万5千ドル(2500万円)のファイトマネーを稼ぎ<ref>{{cite web|url= https://www.boxingnews24.com/2018/05/purses-golovkin-martirosyan-ggg-1-million-vanes-225000/ |title= Purses Golovkin-Martirosyan: GGG $1 million, Vanes $225,000 |publisher= Boxing News 24 |date= 2018年5月5日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>、HBOが放送した試合の平均視聴者数は124万人を記録した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-martirosyan-cables-most-watched-boxing-match-2018--127956 |title= Golovkin-Martirosyan Cable's Most-Watched Boxing Match in 2018 |publisher= Boxing Scene.com |date= 2018年5月8日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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==== vs アルバレス 第2戦 ==== |
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2018年9月15日、T-モバイル・アリーナでサウル・アルバレスと再戦し、プロ初黒星となる12回0-2(113-115×2、114-114)の判定負けでWBA王座は[[バーナード・ホプキンス]]に並ぶ20度目、WBC王座は9度目の防衛に失敗し王座から陥落した<ref name=日刊スポーツ20180916>{{Cite news |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/201809160000473.html |title=アルバレス、絶対王者ゴロフキン下す!村田の動向は |newspaper=日刊スポーツ |date=2018年9月16日 |accessdate=2018年9月16日 }}</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/60948/ カネロ2-0で激闘制す ゴロフキン初黒星で王座陥落] Boxing News(ボクシングニュース) 2018年9月16日</ref><ref>[https://www.nikkansports.com/battle/news/201809160000473.html アルバレス、絶対王者ゴロフキン下す!村田の動向は] 日刊スポーツ 2018年9月16日</ref>。しかし、現地のボクシングメディアや関係者の多くがゴロフキンの勝利(ゴロフキン勝利が40人、引き分けが17人、アルバレス勝利が2人)と採点し<ref>{{cite web|url= https://www.reddit.com/r/Boxing/comments/9g88mo/spoilers_canelo_vs_ggg_media_scorecards/ |title= [SPOILERS] Canelo vs GGG media scorecards |publisher= Reddit |date= 2018年9月15日 |accessdate= 2018年10月9日}}</ref>、HBOがSNSで実施した投票でもゴロフキン勝利が62%の支持を集め(アルバレス勝利は28%、引き分けが10%)<ref>{{cite web|url= https://twitter.com/HBOboxing/status/1041176396700106752 |title= Who did you having winning #CaneloGGG2? |publisher= HBOBOXING公式ツイッターアカウント |date= 2018年9月15日 |accessdate= 2018年10月9日}}</ref>、前回に続き公式ジャッジの採点と逆の結果になった。このため、ゴロフキンは同年10月3日に[[キエフ]]で開かれたWBC年次総会で判定に不服を示し、WBCにアルバレスとの即時の再戦を指令するよう要望する文書を提出するも、WBCはこれを却下して、アルバレスに選択試合を認め、ゴロフキンにはアルバレスへの挑戦権を懸けて同級暫定王者の[[ジャーモール・チャーロ]]と対戦するよう指令を出した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-not-happy-with-wbcs-decision-on-canelos-title--132480 |title= Golovkin Not Happy With WBC's Decision on Canelo's Title |publisher= Boxing Scene.com |date= 2018年10月6日 |accessdate= 2018年10月9日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://www.daily.co.jp/ring/2018/10/04/0011699575.shtml |title= WBCがカネロに選択防衛戦認める チャーロ兄とゴロフキンに挑戦者決定戦を指令 |publisher= デイリースポーツ |date= 2018年10月4日 |accessdate= 2018年10月9日}}</ref>。 |
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2018年6月6日、IBFはデレフヤンチェンコとの指名戦が合意されなかったとしてゴロフキンの王座を剥奪した<ref name="IBF strip" >{{Cite news|url=http://www.espn.com/boxing/story/_/id/23717646/ibf-strips-gennady-golovkin-failing-fight-challenger|title=IBF strips Gennady Golovkin of belt for failure to fight challenger|newspaper=ESPN Sports|date=2018-06-06|agency=ESPN Inc.|accessdate=2018-06-07}}</ref><ref>[https://fightnews.com/ibf-problem-ggg-martirosyan-fight/19464 IBF has problem with GGG-Martirosyan fight] Fightnews.com 2018年4月19日</ref><ref>{{cite web|url= https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/06/07/kiji/20180607s00021000114000c.html |title= ゴロフキン、IBFが王座を剥奪 今後はカネロと再交渉?村田戦実現も |publisher= スポニチ |date= 2018年6月7日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 サウル・アルバレス第2戦}} |
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[[2019年]]3月8日、HBOがボクシング中継を打ち切ったことによりフリーエージェントとなっていたゴロフキンは試合を放送する新しい媒体として[[ESPN]]や[[プレミア・ボクシング・チャンピオンズ]]などと交渉していたが、最終的に[[DAZN]]と3年6試合契約を締結した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/dazn-announces-gennady-golovkins-3-year-6-fight-agreement--136879 |title= DAZN Announces Gennady Golovkin’s 3-Year, 6-Fight Agreement |publisher= BoxingScene.com |date= 2019年3月8日 |accessdate= 2019年6月10日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.espn.com/boxing/story/_/id/26187047/ggg-signs-deal-dazn-fight-june |title= GGG signs deal with DAZN, will fight in June |publisher= ESPN.com |date= 2019年3月8日 |accessdate= 2019年7月15日}}</ref>。 |
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2019年5月4日、2010年4月から約9年間22試合に渡ってパートナーを組んでいたトレーナーのアベル・サンチェスとコンビを解消し、新しいトレーナーに[[ウラジミール・クリチコ]]を指導した実績にあるジョナサン・バンクスと新しいコンビを組むと発表した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-hires-johnathon-banks-new-trainer--138659 |title= Golovkin Hires Johnathon Banks as New Trainer |publisher= BoxingScene.com |date= 2019年5月4日 |accessdate= 2019年6月10日}}</ref>。アベル・サンチェスは屈辱的なトレーナー報酬の引き下げを要求された金銭問題がコンビ解消の理由だとして、ゴロフキンを「強欲で恩知らずで残念だ。倫理、払うべき尊敬、誠実さがなければ関係は終わることになる」など批判した<ref>{{cite web|url= https://sports.yahoo.com/gennady-golovkin-fires-abel-sanchez-222608804.html |title= Gennady Golovkin splits with longtime trainer Abel Sanchez in a dispute over money |publisher= Yahoo.com |date= 2019年4月25日 |accessdate= 2019年7月15日}}</ref>。 |
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2019年6月8日、マディソン・スクエア・ガーデンでIBF世界ミドル級9位のスティーブ・ロールスと対戦し、4回2分9秒KO勝ちを収めた<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-blasts-out-rolls-with-vicious-knockout-results--139818 |title= Golovkin Blasts Out Rolls With Vicious Knockout in Fourth |publisher= BoxingScene.com |date= 2019年6月8日 |accessdate= 2019年6月10日}}</ref>。 |
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2019年8月22日、[[エディー・ハーン (プロモーター)|エディー・ハーン]]のマッチルーム・スポーツ・USAと提携契約を交わした<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-hearn-make-their-partnership-official--141897 |title= Golovkin, Hearn Make Their Partnership Official |publisher= Boxing Scene.com |date= 2019年8月22日 |accessdate= 2019年11月12日}}</ref>。 |
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2019年10月5日、マディソン・スクエア・ガーデンでIBF世界ミドル級王座決定戦をIBF世界ミドル級1位[[セルゲイ・デレフヤンチェンコ]]と行い、12回3-0(115-113×2、114-113)の判定勝ちを収め1年1ヶ月振りの王座返り咲きとなった<ref>{{Cite web|url=https://www.ringtv.com/579459-gennadiy-golovkin-outlasts-sergiy-derevyanchenko-in-instant-classic-wins-ibf-middleweight-belt/|title=Gennadiy Golovkin outlasts Sergiy Derevyanchenko in instant classic, wins middleweight belt|date=2019-10-05|website=The Ring|access-date=2019-10-17}}</ref>。ゴロフキンは勝利したものの非常に僅差の試合であり、トレーナーのジョナサン・バンクスも3-0とジャッジ全員がゴロフキン勝利を支持したことに正直驚いたと語っている<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/banks-surprised-ggg-defeated-derevyanchenko-unanimously--143172 |title= Banks Surprised GGG Defeated Derevyanchenko Unanimously |publisher= Boxing Scene.com |date= 2019年10月7日 |accessdate= 2019年11月12日}}</ref>。 |
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2020年2月18日、当初2月29日に予定され、その後3月28日からさらに4月に延期されていたカミル・シェレメタとの指名試合が、ゴロフキンが右ふくらはぎを負傷したために5月以降まで再度延期され、ゴロフキン陣営がIBFに指名試合の延期を申請したとESPNが報じた<ref>{{cite web|url= https://www.badlefthook.com/2020/1/7/21054726/gennadiy-golovkin-joins-victor-contes-snac-program |title= Gennadiy Golovkin joins Victor Conte’s SNAC program |publisher= Bad Left Hook |date= 2020年1月7日 |accessdate= 2020年2月18日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.espn.com/boxing/story/_/id/28732367/gennadiy-golovkin-calf-injury-again-delaying-next-fight |title= Gennadiy Golovkin has calf injury, again delaying next fight |publisher= ESPN |date= 2020年2月18日 |accessdate= 2020年2月18日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.badlefthook.com/2020/2/18/21143288/gennadiy-golovkin-suffers-calf-injury-delaying-kamil-szeremeta-fight |title= Gennadiy Golovkin suffers calf injury delaying Kamil Szeremeta fight |publisher= Bad Left Hook |date= 2020年2月18日 |accessdate= 2020年2月18日}}</ref>。 |
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2020年5月6日、ビッグマッチを組みたいDAZNの意向と、2試合で決着はついたとこれまで対戦を渋っていたサウル・アルバレスが考えを変えたため、9月12日に第3戦目を行う案が浮上するが、ゴロフキンは、アルバレス陣営から前年9月とこの年の5月の2度に渡って対戦を拒否されたので、アルバレスの意向に合わせるのではなく、元々の計画だったカミル・シェレメタとのIBF指名戦を優先させ、9月にはアルバレスと対戦するつもりはないとする旨のコメントを発表した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-firm-on-canelo-he-avoided-trilogy-im-fighting-szeremeta--148720 |title= Golovkin is Firm on Canelo: He Avoided Trilogy, I'm Fighting Szeremeta! |publisher= Boxing Scene.com |date= 2020年5月6日 |accessdate= 2020年6月22日}}</ref>。 |
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2020年12月18日、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハード・ロック・ホテル・アンド・カジノ内[[ハード・ロック・ライブ]]でカミル・シェルメタと指名試合で対戦し、4度ダウンを奪う一方的な試合で7回TKO勝ちを収め初防衛に成功、IBFと同様保持するIBOの防衛で全階級最多防衛記録を持つウラジミール・クリチコに並ぶ通算18度目、IBFの防衛で通算21度目の防衛になりホプキンスの20度の防衛を越える新記録となった<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.afpbb.com/articles/-/3322236 |title= ゴロフキンが最多21回目の防衛 シェルメタに圧巻TKO勝ち |publisher= AFP |date= 2020年12月19日 |accessdate= 2021年3月20日}}</ref>。 |
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==== WBAスーパー王者 村田諒太との統一戦 ==== |
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2021年11月12日、東京都内で開かれた記者会見において、[[ゲンナジー・ゴロフキン 対 村田諒太戦|村田諒太との2団体王座統一戦]]が12月29日、日本のさいたまスーパーアリーナで開催されることが正式発表された<ref>[https://boxingnews.jp/news/86726/ 12.29村田諒太×ゴロフキン正式発表 ミドル級2団体統一戦 prime videoライブ配信] BoxingNews 2021年11月12日</ref>。しかし12月3日、[[新型コロナウイルス]]の変異株オミクロン株急拡大を受け、日本政府が外国人の新規入国を禁止する水際対策を実施したことで、ゴロフキンが日本に入国することができなくなり、試合が延期になったことが発表された<ref>{{Cite web|和書|url= https://jp.reuters.com/article/sport-idJPKBN2II29I |title= 村田─ゴロフキン戦が延期、新型コロナ影響 |publisher= ロイター |date= 2021年12月4日 |accessdate= 2021年12月29日}}</ref>。 |
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[[2022年]]3月3日、日本政府による外国人に対する水際対策が2022年3月から緩和されたことを受けて、改めて4月9日に試合が再設定されたことが発表された<ref>[https://boxingnews.jp/news/88931/ 12.29村田諒太×ゴロフキン正式発表 村田諒太「僕が詰めていくと思う」 ゴロフキンとミドル級統一戦は4.9さいたまSA発表] BoxingNews 2022年3月2日</ref>。 |
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2022年3月19日、ゴロフキンが、[[ゴールデンボーイ・プロモーションズ]]の[[オスカー・デ・ラ・ホーヤ]]を相手取り、2018年9月に行われたサウル・アルバレス第2戦に関連しての未払い分があるとして、300万ドル(約3億9千万円)以上の損害賠償を求め提訴した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/golovkin-sues-golden-boy-promotions-least-3-million-owed-from-canelo-rematch--164881?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter |title= Golovkin Sues Golden Boy Promotions For At Least $3 Million Owed From Canelo Rematch |publisher= Boxing Scene.com |date= 2022年3月19日 |accessdate= 2022年6月16日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.espn.com/boxing/story/_/id/33564480/middleweight-champ-gennadiy-golovkin-sues-golden-boy-promotions-minimum-3-million-says-owed-money-2018-alvarez-bout |title= Middleweight champ Gennadiy Golovkin sues Golden Boy Promotions for minimum $3 million, says he's still owed money from 2018 Alvarez bout |publisher= ESPN.com |date= 2022年3月21日 |accessdate= 2022年6月16日}}</ref>。 |
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2022年4月9日、日本の[[さいたまスーパーアリーナ]]でWBA世界ミドル級スーパー王者の[[村田諒太]]と2団体及びIBO王座統一戦で対戦。序盤はボディを受け下がる場面はあったものの、その後は村田のガードを縫う多彩な角度のパンチを浴びせて試合を優位に運び、9回村田の左フックに右のカウンターを浴びせてダウンを奪うと村田陣営のセコンドからタオルが投入され、9回2分11秒TKO勝ちを収め、IBO王座は2度目の防衛で2期合算でクリチコを上回る通算19度目の防衛、IBF王座は2度目防衛、WBAスーパー王座は4年振りの王座返り咲き成功した<ref>[https://boxingnews.jp/news/89685/ スコアあり 村田諒太が9回TKO負け 序盤ゴロフキンを苦しめるもミドル級王座統一ならず] BoxingNews 2022年4月9日</ref>。 |
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{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 村田諒太戦}} |
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==== vs アルバレス 第3戦 ==== |
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2022年9月17日、T-モバイル・アリーナで行われた1階級上のWBA・WBC・IBF・WBO世界[[スーパーミドル級]]タイトルマッチで、王者のサウル・アルバレスと4年振りに3度目の対戦を行い、12回0-3(112-116、113-115×2)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した<ref>[https://boxingnews.jp/news/93516/ スコアカード カネロがゴロフキンに明白決着 S・ミドル級4団体王座守る] Boxing News(ボクシングニュース)2022年9月18日</ref>。過去2戦のような好ファイトが期待されたが、ゴロフキンは手数が少なく左ジャブ以外のパンチをほとんど出さない山場の無い攻防でブーイングが響き渡る中でラウンドを重ね、カネロのスタミナ切れから動きが落ちた終盤に、左フックを主体に反撃したものの、僅差となった公式採点以上のカネロのワンサイドの試合内容で、40歳になったゴロフキンの衰えが見えた試合となった<ref>{{Cite web|和書|url= https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/fight/2022/09/21/post_42/?page=2 |title= ゴロフキンがカネロに完敗で再びミドル級へ。村田諒太が現役続行なら、時代の代わり目にどう関われるのか |publisher= スポルティーバ |date= 2022年9月21日 |accessdate= 2022年11月24日}}</ref>。なお、ゴロフキンはこの試合でDAZNとの契約が終了し、フリーエージェントとなった<ref>{{cite web|url= https://www.espn.com/boxing/story/_/id/35822581/gennadiy-golovkin-vacates-second-middleweight-title-month |title= Gennadiy Golovkin vacates second middleweight title in a month |publisher= ESPN.com |date= 2023年3月9日 |accessdate= 2023年4月1日}}</ref>。 |
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{{Main|ゲンナジー・ゴロフキン 対 サウル・アルバレス第3戦}} |
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==== IBF・WBA王座返上 ==== |
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2023年2月8日、IBFから[[エスキバ・ファルカン]]との指名試合を行うよう指令されていたが、IBF世界ミドル級王座を返上した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/gennadiy-golovkin-relinquish-ibf-middleweight-title-esquiva-falcao-first-line-vacant-belt--172341 |title= Gennadiy Golovkin To Relinquish IBF Middleweight Title; Esquiva Falcao First In Line For Vacant Belt |publisher= Boxing Scene.com |date= 2023年2月8日 |accessdate= 2023年2月12日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.espn.com/boxing/story/_/id/35616186/gennadiy-golovkin-vacates-ibf-middleweight-title-fight-on |title= Gennadiy Golovkin vacates IBF middleweight title, to fight on |publisher= ESPN.com |date= 2023年2月8日 |accessdate= 2023年2月12日}}</ref>。 |
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2023年3月9日、WBAからレギュラー王者の[[エリスランディ・ララ]]との指名試合をうよう指令されていたが、WBA世界ミドル級スーパー王座を返上した<ref>[https://boxingnews.jp/news/97491/ ゴロフキンが無冠に WBAミドル級王座返上 現役は続ける意向] Boxing News(ボクシングニュース)2023年3月10日</ref>。 |
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2018年6月13日、アルバレスとゴロフキンが9月15日に再戦することで合意したことをデ・ラ・ホーヤがツイッターで発表した。ファイトマネーの配分で交渉が紛糾し、この日に設定されていた最終交渉時間までに交渉が締結せず、一旦は決裂するも、時間を延長して行われた粘り強い交渉により最終的に合意に達した<ref>{{cite web|url= https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2018/06/14/kiji/20180614s00021000102000c.html |title= ゴロフキンVSカネロ 9・15再戦で合意 プロモーターのデラホーヤ氏明かす |publisher= スポニチ |date= 2018年6月14日 |accessdate= 2018年8月7日}}</ref>。 |
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2023年6月14日、2023年6月1日付で唯一保持していたIBO世界ミドル級王座を返上した<ref>{{cite web|url= https://www.boxingscene.com/gennadiy-golovkin-future-still-unknown-vacates-ibo-middleweight-title--175390 |title= Gennadiy Golovkin's Future Still Unknown, Vacates IBO Middleweight Title |publisher= Boxing Scene.com |date= 2023年6月14日 |accessdate= 2023年6月15日}}</ref>。 |
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2018年9月15日、T-モバイルアリーナで行われたWBA・WBC世界ミドル級1位のサウル・アルバレスとの再戦で12回0-2(113-115×2、114-114)の判定負けを喫しWBA王座は[[バーナード・ホプキンス]]に並ぶ20度目の防衛、WBC王座は9度目、IBO王座は全階級最多防衛記録を持つ[[ウラジミール・クリチコ]]に並ぶ18度目の防衛に失敗、王座から陥落となった<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/news/201809160000473.html アルバレス、絶対王者ゴロフキン下す!村田の動向は] 日刊スポーツ 2018年9月16日</ref> |
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== 戦績 == |
== 戦績 == |
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* アマチュアボクシング:350戦 345勝 5敗 |
* アマチュアボクシング:350戦 345勝 5敗 |
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* プロボクシング |
* プロボクシング:45戦 42勝 (37KO) 2敗 1分 |
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{{Fightstatstop}} |
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{{Fightstatscont|1|2006年5月6日|☆|1R 1:28|KO|ガボル・バログ|{{HUN}}|プロデビュー戦}} |
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{{Fightstatscont|2|2006年7月29日|☆|3R 1:10|TKO|シャルヘイ・ナヴァルカ|{{BLR}}|}} |
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{{Fightstatscont|3|2006年8月22日|☆|4R|TKO|ダニエル・ウルバンスキー|{{POL}}|}} |
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{{Fightstatscont|4|2006年9月19日|☆|3R|TKO|マルティン・ククリス|{{LAT}}|}} |
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{{Fightstatscont|5|2006年10月21日|☆|2R 2:28|KO|ホルヘ・アリエル・ガルシア|{{ARG}}|}} |
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{{Fightstatscont|6|2006年12月2日|☆|4R 1:00|KO|シルバイン・ゴミス|{{FRA}}|}} |
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{{Fightstatscont|7|2007年2月27日|☆|6R終了|TKO|シモン・モコエナ|{{ZAF}}|}} |
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{{Fightstatscont|8|2007年5月25日|☆|5R 1:59|TKO|[[セルゲイ・コミットスキー]]|{{BLR}}|}} |
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{{Fightstatscont|9|2007年9月7日|☆|8R|判定3-0|メディ・ブアドア|{{FRA}}|}} |
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{{Fightstatscont|10|2008年2月29日|☆|1R 2:04|KO|ツェポ・マシェゴ|{{ZAF}}|}} |
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{{Fightstatscont|11|2008年4月5日|☆|8R|判定3-0|イアン・ガードナー|{{CAN}}|}} |
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{{Fightstatscont|12|2008年5月10日|☆|8R 0:26|TKO|イブラハム・シド|{{FRA}}|}} |
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{{Fightstatscont|13|2008年6月21日|☆|8R|判定3-0|アマール・アマリ|{{ALG}}|}} |
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{{Fightstatscont|14|2008年11月22日|☆|2R終了|TKO|マリク・ジアラ|{{BLR}}|}} |
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{{Fightstatscont|15|2009年1月17日|☆|1R 2:52|TKO|ハビエル・アルベルト・ママニ|{{ARG}}|}} |
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{{Fightstatscont|16|2009年4月25日|☆|5R 0:59|KO|アンソニー・グリーンジ|{{USA}}|}} |
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{{Fightstatscont|17|2009年7月11日|☆|2R 2:20|KO|ジョン・カルバリョ|{{BRA}}|[[世界ボクシング機構|WBO]]インターコンチネンタル[[ミドル級]]王座決定戦}} |
{{Fightstatscont|17|2009年7月11日|{{Yes2}}☆|2R 2:20|KO|ジョン・カルバリョ|{{BRA}}|[[世界ボクシング機構|WBO]]インターコンチネンタル[[ミドル級]]王座決定戦}} |
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{{Fightstatscont|18|2009年11月21日|☆|2R 1:24|KO|ミハイル・マカロフ|{{RUS}}|}} |
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{{Fightstatscont|19|2010年8月14日|☆|1R 0:58|KO|ミルトン・ヌネス|{{COL}}|[[世界ボクシング協会|WBA]]世界ミドル級[[暫定王座]]決定戦→ |
{{Fightstatscont|19|2010年8月14日|{{Yes2}}☆|1R 0:58|KO|ミルトン・ヌネス|{{COL}}|[[世界ボクシング協会|WBA]]世界ミドル級[[暫定王座]]決定戦→レギュラー王座認定}} |
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{{Fightstatscont|20|2010年12月16日|☆|3R 2:44|KO|ニルソン・タピア|{{COL}}|WBA防衛1}} |
{{Fightstatscont|20|2010年12月16日|{{Yes2}}☆|3R 2:44|KO|ニルソン・タピア|{{COL}}|WBA防衛1}} |
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{{Fightstatscont|21|2011年6月17日|☆|10R 1:57|TKO|[[カシム・オウマ]]|{{UGA}}|WBA防衛2}} |
{{Fightstatscont|21|2011年6月17日|{{Yes2}}☆|10R 1:57|TKO|[[カシム・オウマ]]|{{UGA}}|WBA防衛2}} |
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{{Fightstatscont|22|2011年12月9日|☆|1R 2:17|KO|ラジュアン・サイモン|{{USA}}|WBA防衛3・[[国際ボクシング機構|IBO]]王座獲得}} |
{{Fightstatscont|22|2011年12月9日|{{Yes2}}☆|1R 2:17|KO|ラジュアン・サイモン|{{USA}}|WBA防衛3・[[国際ボクシング機構|IBO]]王座獲得}} |
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{{Fightstatscont|23|2012年5月12日|☆|3R 1:17|TKO|[[淵上誠]](八王子中屋)|{{JPN}}|WBA防衛4}} |
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{{Fightstatscont|24|2012年9月1日|☆|5R 1:11|TKO|グジェゴシ・プロクサ|{{POL}}|WBA防衛5}} |
{{Fightstatscont|24|2012年9月1日|{{Yes2}}☆|5R 1:11|TKO|グジェゴシ・プロクサ|{{POL}}|WBA防衛5}} |
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{{Fightstatscont|25|2013年1月19日|☆|7R 2:46|TKO|ガブリエル・ロサド|{{USA}}|WBA防衛6}} |
{{Fightstatscont|25|2013年1月19日|{{Yes2}}☆|7R 2:46|TKO|ガブリエル・ロサド|{{USA}}|WBA防衛6}} |
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{{Fightstatscont|27|2013年6月29日|☆|3R 1:22|KO|[[マシュー・マックリン]]|{{GBR}}|WBA防衛8}} |
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{{Fightstatscont|28|2013年11月2日|☆|8R終了|TKO|カーティス・スティーブンス|{{USA}}|WBA防衛9}} |
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{{Fightstatscont|29|2014年2月1日|☆|7R 1:20|KO|オスマヌ・アダマ|{{GHA}}|WBA防衛10→[[スーパー王座]]認定}} |
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{{Fightstatscont|30|2014年7月26日|☆|3R 2:47|TKO|[[ダニエル・ゲール]]|{{AUS}}|WBA防衛11}} |
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{{Fightstatscont|31|2014年10月18日|☆|2R 1:19|KO|[[マルコ・アントニオ・ルビオ]]|{{MEX}}|WBA・[[世界ボクシング評議会|WBC]]世界ミドル級王座統一戦<br>WBA防衛12・WBC[[暫定王座]]獲得}} |
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{{Fightstatscont|32|2015年2月21日|☆|11R 0:50|TKO|[[マーティン・マレー]]|{{GBR}}|WBA防衛13・WBC防衛1}} |
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{{Fightstatscont|33|2015年5月16日|☆|6R 0:45|TKO|ウィリー・モンロー・ジュニア|{{USA}}|WBA防衛14・WBC防衛2}} |
{{Fightstatscont|33|2015年5月16日|{{Yes2}}☆|6R 0:45|TKO|ウィリー・モンロー・ジュニア|{{USA}}|WBA防衛14・WBC防衛2}} |
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{{Fightstatscont|34|2015年10月17日|☆|8R 1:32|TKO|[[デイビッド・レミュー (ボクサー)|デイビッド・レミュー]]|{{CAN}}|[[ゲンナジー・ゴロフキン 対 デイビッド・レミュー戦|WBA・WBC・IBF世界ミドル級王座統一戦]]<br>WBA防衛15・WBC防衛3・[[国際ボクシング連盟|IBF]]獲得}} |
{{Fightstatscont|34|2015年10月17日|{{Yes2}}☆|8R 1:32|TKO|[[デイビッド・レミュー (ボクサー)|デイビッド・レミュー]]|{{CAN}}|[[ゲンナジー・ゴロフキン 対 デイビッド・レミュー戦|WBA・WBC・IBF世界ミドル級王座統一戦]]<br>WBA防衛15・WBC防衛3・[[国際ボクシング連盟|IBF]]獲得}} |
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{{Fightstatscont|35|2016年4月23日|☆|2R 2:37|KO|ドミニク・ウェイド|{{USA}}|WBA防衛16・WBC防衛4→[[正規王座]]認定・IBF防衛1}} |
{{Fightstatscont|35|2016年4月23日|{{Yes2}}☆|2R 2:37|KO|ドミニク・ウェイド|{{USA}}|WBA防衛16・WBC防衛4→[[正規王座]]認定・IBF防衛1}} |
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{{Fightstatscont|36|2016年9月10日|☆|5R 1:52|TKO|[[ケル・ブルック]]|{{GBR}}|WBC防衛5・IBF防衛2}} |
{{Fightstatscont|36|2016年9月10日|{{Yes2}}☆|5R 1:52|TKO|[[ケル・ブルック]]|{{GBR}}|WBC防衛5・IBF防衛2}} |
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{{Fightstatscont|37|2017年3月18日|☆|12R|判定3-0|[[ダニエル・ジェイコブス]]|{{USA}}|[[ゲンナジー・ゴロフキン 対 ダニエル・ジェイコブス戦|WBA・WBC・IBF世界ミドル級王座統一戦]]<br />WBA防衛17・WBC防衛6・IBF防衛3}} |
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{{Fightstatscont|38|2017年9月16日|△|12R|判定1-1|[[サウル・アルバレス]]|{{MEX}}|WBA防衛18・WBC防衛7・IBF防衛4}} |
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{{Fightstatscont|39|2018年5月5日|☆|2R 1:53|KO|[[バネス・マーティロスヤン]]|{{USA}}|WBA防衛19・WBC防衛8}} |
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{{Fightstatscont|40|2018年9月15日|★|12R|判定0-2|サウル・アルバレス|{{MEX}}|WBA・WBC王座陥落}} |
{{Fightstatscont|40|2018年9月15日|{{No2}}★|12R|判定0-2|[[サウル・アルバレス]]|{{MEX}}|WBA・WBC王座陥落}} |
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{{Fightstatscont|41|2019年6月8日|{{Yes2}}☆|4R 2:09|KO|スティーブ・ロールス|{{CAN}}|}} |
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{{Fightstatscont|42|2019年10月5日|{{Yes2}}☆|12R|判定3-0|[[セルゲイ・デレフヤンチェンコ]]|{{UKR}}|IBF世界ミドル級王座決定戦<br>IBF・IBO王座獲得}} |
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{{Fightstatscont|43|2020年12月18日|{{Yes2}}☆|7R 終了|TKO|カミル・シェルメタ|{{POL}}|IBF防衛1}} |
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{{Fightstatscont|44|2022年4月9日|{{Yes2}}☆|9R 2:11|TKO|[[村田諒太]]([[帝拳]])|{{JPN}}|[[ゲンナジー・ゴロフキン 対 村田諒太戦|WBA・IBF世界ミドル級王座統一戦]]<br>WBA獲得・IBF防衛2}} |
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{{Fightstatscont|45|2022年9月17日|{{No2}}★|12R|判定0-3|[[サウル・アルバレス]]|{{MEX}}|[[ゲンナジー・ゴロフキン 対 サウル・アルバレス第3戦|WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ]]}} |
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{{Fightstatsbottom}} |
{{Fightstatsbottom}} |
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* [[2004年アテネオリンピックのボクシング競技|アテネオリンピック]][[ミドル級]][[銀メダル]] |
* [[2004年アテネオリンピックのボクシング競技|アテネオリンピック]][[ミドル級]][[銀メダル]] |
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* [[世界ボクシング機構|WBO]]インターコンチネンタルミドル級王座 |
* [[世界ボクシング機構|WBO]]インターコンチネンタルミドル級王座 |
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* [[国際ボクシング機構|IBO]]世界ミドル級王座 |
* [[国際ボクシング機構|IBO]]世界ミドル級王座(1期目:防衛17、2期目:防衛2=返上) |
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* [[世界ボクシング協会|WBA]]世界ミドル級[[暫定王座]](防衛0= |
* [[世界ボクシング協会|WBA]]世界ミドル級[[暫定王座]](防衛0=レギュラー王座に認定) |
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* WBA世界ミドル級王座(防衛 |
* WBA世界ミドル級レギュラー王座(防衛5=[[正規王座]]に認定) |
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* WBA世界ミドル級王座(防衛5=[[スーパー王座]]に認定) |
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* WBA世界ミドル級スーパー王座(防衛9) |
* WBA世界ミドル級スーパー王座(防衛9) |
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* [[世界ボクシング評議会|WBC]]世界ミドル級[[暫定王座]](防衛4=正規王座に認定) |
* [[世界ボクシング評議会|WBC]]世界ミドル級[[暫定王座]](防衛4=正規王座に認定) |
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* WBC世界ミドル級王座(防衛4) |
* WBC世界ミドル級王座(防衛4) |
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* [[国際ボクシング連盟|IBF]]世界ミドル級王座(防衛4=剥奪) |
* [[国際ボクシング連盟|IBF]]世界ミドル級王座(防衛4=剥奪) |
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* IBF世界ミドル級王座(2期目:防衛2=返上) |
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* WBA世界ミドル級スーパー王座(2期目:防衛0=返上) |
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== 表彰 == |
== 表彰 == |
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==ペイ・パー・ビュー売上げ== |
==ペイ・パー・ビュー売上げ== |
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! 日 |
! 開催年月日 !! イベント !! 販売件数 !! テレビ局 !! class="unsortable"| 備考 |
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|2022年{{Display none|09/17_}}9月17日 |
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|{{年月日 | year=2015 | month=10 | day=17 }} |
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|サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 3 |
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|{{Display none|0560_}}56万件<ref>{{cite web|url= https://danrafael.substack.com/p/sources-canelo-ggg-iii-generates |title= Sources: Canelo-GGG III generates disappointing 550k to 575k PPV buys |publisher= Fight Freaks Unite |date= 2022年9月21日 |accessdate= 2022年11月11日}}</ref> |
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|15万件<ref>[http://boxingnews.jp/news/31185/ ゴロフキンvsレミュー、PPV件数は伸びず] Boxing News(ボクシングニュース) 2015年10月22日</ref> |
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|[[HBO]] |
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|65ドル<ref>{{cite web|url= https://www.badlefthook.com/2022/9/15/23354103/how-watch-canelo-vs-ggg-3-around-world-ppv-price-start-time-live-streams-dazn-boxing-news-2022 |title= How to watch Canelo vs GGG 3 around the world: PPV price, start time, live streams, running order, full card information |publisher= Bad Left Hook |date= 2022年9月15日 |accessdate= 2022年11月11日}}</ref> |
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|2018年{{Display none|09/15_}}9月15日 |
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|サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 2 |
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|{{Display none|1100_}}110万件<ref>{{cite web|url= http://www.espn.com/boxing/story/_/id/24787655/canelo-alvarez-gennady-golovkin-rematch-sold-11-million-ppv-buys |title= Canelo Alvarez-Gennady Golovkin rematch sold 1.1 million PPV buys |publisher= ESPN.com |date= 2018年9月25日 |accessdate= 2018年10月6日}}</ref><ref>{{cite web|url= https://www.latimes.com/sports/boxing/la-sp-canelo-ggg-pay-per-view-20180921-story.html |title= Alvarez-Golovkin rematch may top 1 million pay-per-view buys, but will fall short of first fight's figures |publisher= LA.TIMES |date= 2018年9月21日 |accessdate= 2018年10月6日}}</ref> |
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|17万件<ref>[http://boxingnews.jp/news/45924/ ゴロフキンvsジェイコブス PPVは約17万件か] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月24日</ref> |
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|HBO |
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|85ドル/HD<ref>{{cite web|url= https://www.cbssports.com/boxing/news/canelo-vs-ggg-2-fight-ppv-price-start-time-date-card-odds-undercard-boxing-rematch/ |title= Canelo vs. GGG 2 fight: PPV price, start time, date, card, odds, undercard, boxing rematch |publisher= CBS Sports |date= 2018年9月15日 |accessdate= 2019年2月19日}}</ref> |
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|2017年{{Display none|09/16_}}9月16日 |
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|{{年月日 | year=2017 | month=9 | day=16 }} |
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| |
|サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 1 |
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|130万件<ref>{{cite web|url= http://www.boxingscene.com/report-canelo-golovkin-fight-produced-13-million-ppv-buys--120889 |title= Report: Canelo-Golovkin Fight Produced 1.3 Million PPV Buys |publisher= Boxing Scene.com |date= 2017-9-27 |accessdate= 2017-11-7}}</ref> |
|{{Display none|1300_}}130万件<ref>{{cite web|url= http://www.boxingscene.com/report-canelo-golovkin-fight-produced-13-million-ppv-buys--120889 |title= Report: Canelo-Golovkin Fight Produced 1.3 Million PPV Buys |publisher= Boxing Scene.com |date= 2017-9-27 |accessdate= 2017-11-7}}</ref> |
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|80ドル/HD<ref>{{cite web|url= https://www.si.com/boxing/2017/09/15/canelo-alvarez-gennady-golovkin-fight-cost-price-ppv |title= How Much Does It Cost to Watch Canelo vs. GGG? |publisher= Sports Illustrated |date= 2017-9-16 |accessdate= 2017-11-7}}</ref> |
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|HBO |
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|ゲンナジー・ゴロフキン vs. [[ダニエル・ジェイコブス]] |
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|{{Display none|0170_}}17万件<ref>[http://boxingnews.jp/news/45924/ ゴロフキンvsジェイコブス PPVは約17万件か] Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月24日</ref> |
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|65ドル/HD<ref>{{cite web|url= http://heavy.com/sports/2017/03/golovkin-ggg-vs-jacobs-undercard-date-start-time-schedule-of-fights-ppv-price-cost-roman-gonzalez/ |title= Golovkin vs. Jacobs Undercard: Schedule of Fights, Start Times & PPV Info |publisher= heavy. |date= 2017-3-15 |accessdate= 2017-11-7}}</ref> |
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|ゲンナジー・ゴロフキン vs. [[デイビッド・レミュー (ボクサー)|デイビッド・レミュー]] |
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|{{Display none|0150_}}15万件<ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/boxing/story/_/id/13950570/gennady-golovkin-david-lemieux-bout-generates-150000-pay-per-view-buys |title= 'Just over' 150,000 pay-per-view buys for Golovkin-Lemieux bout |publisher= ESPN.com |date= 2015-10-22 |accessdate= 2015-10-24}}</ref> |
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|60ドル/HD<ref>{{cite web|url= http://www.ibtimes.com/gennady-golovkin-vs-david-lemieux-actual-fight-time-ppv-info-undercard-more-2145295 |title= Gennady Golovkin vs. David Lemieux: Actual Fight Time, PPV Info, Undercard and More |publisher= International Business Times |date= 2015-10-17 |accessdate= 2015-10-26}}</ref> |
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== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
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{{Reflist|group=注釈}} |
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=== 出典 === |
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{{Reflist}} |
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== 関連項目 == |
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* [[国際ボクシング機構世界王者一覧|国際ボクシング機構(IBO)世界王者一覧]] |
* [[国際ボクシング機構世界王者一覧|国際ボクシング機構(IBO)世界王者一覧]] |
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* [[統一世界王者]] |
* [[統一世界王者]] |
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* [[ボクシング現王者一覧]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* {{Instagram|gggboxing}} |
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* {{Twitter|gggboxing}} |
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* {{Boxrec|id=356831 |
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{{Championshiptitle |
{{Championshiptitle先次空||[[世界ボクシング協会|WBA]]|世界[[ミドル級]][[暫定王座|暫定]]|フリオ・セサール・グリーン|ハッサン・ヌダム・ヌジカム|2010年8月14日 - 2010年10月14日}} |
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{{Championshiptitle先次空||[[世界ボクシング協会|WBA]]|世界[[ミドル級]]|フェリックス・シュトルム|ダニエル・ジェイコブス|2010年10月14日 - 2014年6月3日}} |
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{{デフォルトソート:ころふきん けんなしい}} |
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[[Category:在アメリカ合衆国外国人のボクサー]] |
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[[Category:カラガンダ出身の人物]] |
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[[Category:1982年生]] |
[[Category:1982年生]] |
2024年11月4日 (月) 20:45時点における最新版
2017年 | |
基本情報 | |
---|---|
本名 | ゲンナジー・ゲンナジーヴィッチ・ゴロフキン |
通称 |
GGG(トリプルG) God of war(闘神)[1][2] |
階級 | ミドル級 |
身長 | 179cm |
リーチ | 178cm |
国籍 | カザフスタン |
誕生日 | 1982年4月8日(42歳) |
出身地 | カザフ・ソビエト社会主義共和国カラガンダ州カラガンダ |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 45 |
勝ち | 42 |
KO勝ち | 37 |
敗け | 2 |
引き分け | 1 |
獲得メダル | ||
---|---|---|
カザフスタン | ||
男子 ボクシング | ||
オリンピック | ||
銀 | 2004 アテネ | ミドル級 |
世界ボクシング選手権 | ||
金 | 2003 バンコク | ミドル級 |
gggboxing | |
---|---|
YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2012年9月5日 - |
登録者数 | 4.61万人 |
総再生回数 | 8,201,289回 |
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ゲンナジー・ゴロフキン(Gennadiy Golovkin、カザフ語: Геннадий Геннадьевич Головкин、1982年4月8日 - )は、カザフスタンの男性プロボクサー。カラガンダ州カラガンダ出身。元WBAスーパー・WBC・IBF世界ミドル級統一王者。ゲンナディ・ゴロフキンと表記されることもある。プロアマ通じてノックダウン、ストップ負けの経験がない[3]。KO率80%を超えるハードパンチャー。ロサンゼルス在住[4]、妻との間に息子と娘がいる[5]。
トレーナーはアベル・サンチェス[4]から2019年5月よりジョナサン・バンクス[6]。入場曲はThe White Stripesの『Seven Nation Army』。
人物
[編集]- 1982年4月8日にカザフ・ソビエト社会主義共和国(現在のカザフスタン)で4人兄弟の1人として生まれる。ロシア人の父と高麗人の母との間に生まれたロシア系カザフスタン人で[注釈 1][7]、父親は炭鉱夫、母親は実験室のアシスタントをしていた[4]。14歳の時に兄にジムへ連れられていきボクシングをはじめた[8]。
- 2006年に母国カザフスタンからドイツのシュトゥットガルトに移住し、2014年にカリフォルニア州サンタモニカに移住した。
- リング内では圧倒的な強さを誇るが、リングの外では、ブレーンが制止しようとするのを逆に止めて、ファンや関係者にサインをしたり、ゴロフキンと対戦し敗れた淵上誠は試合翌朝にホテルのラウンジで偶然出会った際に、コーヒーを御馳走してもらい、これを機にファンになったと話すなど、人格者との評判を得ている[9]。
- 入場する際にはカザフスタンの民族衣装のチャパンを着用している。カザフスタンにはチャパンを最も尊敬する人に贈るという習慣があり、ゴロフキンと対戦し敗れた村田諒太に試合後「彼に敬意を表して贈った」と自らのガウンを着させた[10]。
- 2024年2月26日、カザフスタンオリンピック委員会会長に選出。
来歴
[編集]アマチュア時代
[編集]2002年4月、キングス・カップにライトミドル級(71kg)で出場し、決勝でスリヤー・ソー・プルンチットに敗退した[11]。
2002年10月、韓国の釜山で開催されたアジア競技大会にライトミドル級(71kg)で出場し、決勝でスリヤー・ソー・プルンチットに勝利し優勝した[12]。
2003年7月、バンコクで開催された世界ボクシング選手権大会のミドル級(75kg)に出場。1回戦でマット・コロボフ、2回戦でアンディ・リー、準々決勝でルシアン・ブーテから勝利を挙げ金メダルを獲得した[13]。
2004年8月、アテネオリンピックミドル級(75kg)に出場。準決勝でアンドレ・ディレルに勝つが、決勝でガイダルベク・ガイダルベコフに敗れ、銀メダルを獲得した[14][15]。
2005年11月、綿陽で開催された世界ボクシング選手権大会のミドル級(75kg)に出場。エジプトのモハメド・ハイカルに敗れ3回戦で敗退した[16]。
アマチュアの戦績は350戦345勝5敗と報道されているが、国際大会だけで少なくとも8敗していることが確認されている[17]。
プロ時代
[編集]ドイツのプロモーターのウニヴェルズム・ボックス・プロモーションと契約しプロへ転向。
2006年5月6日、ドイツでプロデビューし、初回KO勝ちを収めた。
2009年7月11日、ジョン・カルバリョとWBOインターコンチネンタルミドル級王座決定戦を行い、2回KO勝ちを収め王座を獲得した。
ドイツのテレビ局ZDFからテレビ契約を打ち切られたことでウニヴェルズム・ボックス・プロモーションの経営が傾き始める。
2010年1月、ゴロフキンがウニヴェルズム・ボックス・プロモーションと契約を解除した。ゴロフキンは契約解除に至った理由について、同プロモーションがフェリックス・シュトルムとセバスチャン・ズビクを優先してゴロフキンは二の次だった事を上げ、両者との対戦を望んだが不可解な理由で拒否をされ、このまま所属していても先は無いと思ったと述べた[8]。
世界の各地で試合をするようになりK2プロモーションと契約した[18]。
WBA王座獲得と防衛
[編集]2010年8月14日、パナマシティのアレナ・ロベルト・デュランでWBA世界ミドル級13位のミルトン・ヌネスと、WBA世界ミドル級暫定王座決定戦を行い、右フック一撃でダウンを奪いレフェリーストップ。初回開始58秒でKO勝ちを収め、プロデビュー以来19連勝で暫定王座を獲得した[14]。同年10月14日、正規王者フェリックス・シュトルムのスーパー王座認定に伴いレギュラー王座に認定された。
2011年12月9日、デュッセルドルフでWBA王座の防衛戦とIBO世界ミドル級王座決定戦として、WBA世界ミドル級14位のラジュアン・サイモン(アメリカ)と対戦し、右フックの打ち下ろしで倒しカウントアウトで試合終了。初回2分17秒KO勝ちを収めWBA王座の3度目の防衛、IBO王座の獲得に成功した[19]。
2012年5月12日、ウクライナ・キエフ州ブロヴァルィーのアイス・パレス“ターミナル”でWBA世界ミドル級8位の淵上誠(八王子中屋)と対戦し2回にダウンを奪うと、3回にもダウンを奪い最後は連打をまとめるとレフェリーが試合をストップして、3回1分17秒TKO勝ちを収め、WBA王座の4度目、IBO王座の初防衛に成功した[20]。
2012年9月1日、アメリカ合衆国ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノ内ターニング・ストーン・イベント・センターでセルゲイ・ジンジラク対ジョナサン・ゴンザレスの前座でアメリカデビュー戦。WBO世界ミドル級王者のディミトリー・ピログと対戦する予定だったが、ピログの負傷によりWBA世界ミドル級3位のグジェゴシ・プロクサと対戦することになった。試合は打ち合いになったがゴロフキンが正確さで圧倒して初回に左フックでダウンを奪い、4回に右ストレートでダウンを奪うと、5回に左フックでプロクサをストップ。5回1分11秒TKO勝ちを収めWBA王座の5度目、IBO王座の2度目の防衛に成功した[21]。この試合はHBOデビュー戦でもあった。
2012年11月2日、WBAがスーパー王者ダニエル・ゲールの王座を剥奪したため、ゴロフキンはレギュラー王者から正規王者に認定された。
2013年1月19日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターでミゲル・アンヘル・ガルシア対オルランド・サリドの前座で、WBA世界ミドル級15位のガブリエル・ロサドと対戦。ダウンシーンは無かったがタフなロサドをフックを多用して切り裂き、血だるまにするとロサドのセコンドのタオル投入で試合が終了、7回2分46秒TKO勝ちを収めWBA王座の6度目、IBO王座の3度目の防衛に成功した[22]。
2013年3月30日、モナコ・モンテカルロのモンテカルロ・スポーティングで、元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者でWBA世界ミドル級15位の石田順裕(グリーンツダ)と対戦。ノックアウトの経験がない石田から3回に右フック一撃で失神KOを奪い試合終了。3回2分13秒KO勝ちを収めWBA王座の7度目、IBO王座の4度目の防衛に成功した[23][24]。
2013年6月29日、コネチカット州レッドヤードのフォックスウッズ・リゾート・カジノ内にあるMGMグランド・アット・フォックスウッズで、WBA世界ミドル級11位のマシュー・マックリンと対戦し、左ボディフック悶絶KOで試合終了。3回1分22秒KO勝ちを収めWBA王座の8度目、IBO王座の5度目の防衛に成功した[25]。
2013年11月2日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターでWBA世界ミドル級13位のカーティス・スティーブンスと対戦。2回に左フックでダウンを奪い、8回終了時にスティーブンスのトレーナーがダメージの深さを考慮し棄権を申し出てレフェリーが試合をストップ、8回TKO勝ちを収めWBA王座の9度目、IBO王座の6度目の防衛に成功した[26][27]。この試合でゴロフキンは40万ドル、対戦相手のスティーブンスは29万ドルのファイトマネーを獲得した[28]。
2013年12月29日、ゴロフキンがスーパー王座認定を申請したがWBAに拒否され[29][30]、ゴロフキンはレギュラー王座に据え置かれることになった[29]。これにより、WBA世界ミドル級3位のジャロッド・フレッチャーとレギュラー王座決定戦を行う予定だった暫定王者マーティン・マレーは暫定王座に留まることとなり、同月21日に暫定王座決定戦を制して暫定王座を獲得していたディミトリー・チュディノフは扱いが暫定王者ではなく指名挑戦者に変更されるなど混乱が生じた[29][31][32][33]。
2014年2月1日、モンテカルロのモンテカルロ・スポーティングにてWBA世界ミドル級14位のオスマヌ・アダマと対戦。初回終了間際に右フックでダウンを奪うとペースを握り、5回にアダマの右ストレートを貰いふらつくが落ち着いて対応。6回には左フックでダウンを追加して7回開始早々にも左ストレートでダウンを奪い、最後は左フックをアダマの顎に当てぐらついたところでレフェリーは即座にストップをかけた。7回1分20秒KO勝ちを収めWBA王座の10度目、IBO王座の7度目の防衛に成功した[34]。
2014年4月26日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターでアンディ・リーの挑戦を受ける予定となっていたが2月18日に父親が心臓発作で死亡したことで試合が中止となった[35]。
2014年5月、元WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニアと2014年7月19日に対戦する交渉が進められていたが決裂してキャンセルとなった[36]。
スーパー王座に認定
[編集]2014年5月13日、WBAからWBA世界ミドル級2位のジャロッド・フレッチャーとの間で指名試合を行うよう通達を受けた[37]。6月3日、ゴロフキンはフレッチャーとの指名試合では無く、選択試合を行えるようにするかスーパー王者に認定するようWBAに申請を提出していたが、WBAは申請を承認しスーパー王者に認定した[38][39]。これによりゴロフキンは暫くの間は指名試合を回避できることとなった[40]。
2014年7月26日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで元WBAスーパー・IBF世界ミドル級王者でWBA世界ミドル級3位のダニエル・ゲールと対戦し、2回に右フックでゲールからダウンを奪い、最後はゲールの右ストレートを浴びて腰砕けになるも、直後にお返しの右ストレートでダウンを奪いレフェリーストップに追い込み3回2分47秒TKO勝ちを収めWBA王座の11度目、IBO王座の8度目の防衛に成功した[41]。この試合の1ラウンドはタイムキーパーのミスで試合時間が4分近く行われたが、半年後の2015年1月にこのタイムキーパーは停職処分を受けた[42]。
WBC暫定王者との統一戦
[編集]2014年10月18日、カリフォルニア州カーソンのホーム・デポ・センター・テニスコートに9,323人の観客を動員して[43]、WBC世界ミドル級暫定王者のマルコ・アントニオ・ルビオと対戦する予定だったが、前日計量でルビオがミドル級の規定体重である160ポンドを1.8ポンドオーバーの161.8ポンドを計測し(試合当日の体重はルビオが181ポンド、ゴロフキンが173ポンド[44])、2時間の猶予を与えられたが体力の減退を理由に再計量を拒否した為、ルビオは体重超過でWBC世界ミドル級暫定王座を剥奪され、10万ドル(約1080万円)の罰金のペナルティーが科されることとなり、ゴロフキンが勝った場合のみWBC暫定王座獲得という条件で試合は行われ[45]、左ジャブで試合を組み立て初回終了間際の右ストレートで初回から優位に立ったゴロフキンは、2回も左フックから右アッパーへのコンビネーションで優勢に試合を運び、守勢に回ったルビオから左フックをルビオの脳天に突き刺すダウンを奪い、そのままレフェリーが10カウントを数え、2回1分19秒KO勝ちを収めWBA王座の12度目、IBO王座の9度目の防衛、WBC暫定王座の獲得に成功した[46][47][48]。この試合でゴロフキンは90万ドルのファイトマネーを受け取り[49]、試合を放送したHBOの視聴者数は130万人だった[43]。
2015年2月21日、モンテカルロのモンテカルロ・スポーティングで元WBA世界ミドル級暫定王者でWBC世界ミドル級1位の指名挑戦者マーティン・マレーと対戦し、4回に右ボディフックで2度、10回にクリンチに行くところに右フックをテンプルで1度の計3度のダウンを奪い最後は連打から右のロングフックで腰砕けになったところでレフェリーが試合をストップ。11回50秒TKO勝ちを収めWBA王座の13度目、IBO王座の10度目、WBC暫定王座の初防衛に成功した[50][51]。
2015年5月16日、カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムでWBA世界ミドル級2位でNABF・NABO北米ミドル級王者の指名挑戦者ウィリー・モンロー・ジュニアと対戦し、フライデーナイトファイトが行ったミドル級トーナメント「Boxcino 2014」優勝のモンローを相手に、2回に右フックとコンビネーションで2度ダウンを奪いいきなりストップ寸前まで追いつめると6回に右フックでダウンを奪う、モンローは立ち上がるが試合を棄権するとレフェリーに告げ試合終了[52]。6回45秒TKO勝ちを収めWBA王座は14度目、IBO王座は11度目、WBC暫定王座は2度目の防衛に成功した[53][54]。ゴロフキンは150万ドル(約1億8千万円)のファイトマネーを受け取った[55]。なお、この試合はモンローが王座認定料支払いを拒み、WBCの試合30日前計量と7日前計量を受けなかった為、モンローにWBC王座はかけられなかった。また、IBO王座がかけられることも拒否したため、モンローが勝利した場合WBA王座のみ獲得できる変則的な形で行われた[56]。
IBF王者との統一戦
[編集]2015年10月17日、マディソン・スクエア・ガーデンでIBF世界ミドル級王者デイビッド・レミューと王座統一戦を行った。左ジャブを有効に使い的確にパンチをまとめ、5回に左ボディでダウンを奪う。さらに強打でレミューを追い詰めコーナーへ棒立ちになったところでレフェリーがストップ。8回1分32秒TKO勝ちを収めWBA王座は15度目、WBC暫定王座は3度目、IBO王座は12度目の防衛、IBF王座獲得に成功した[57][58]。ゴロフキンは200万ドル(約2億4千万円)のファイトマネーを受け取った[59]。ゴロフキンのキャリアで初めてPPV(HBO)での放送となり、15万件を販売した[60]。
2015年12月、WBCはWBC世界ミドル級正規王者のサウル・アルバレスと団体内王座統一戦を行うよう通達し、WBCと両陣営が交渉した結果、WBCは2016年秋頃の統一戦までに互いが1試合選択試合を行うことを承認した[61]。
2016年1月、K2プロモーションのトム・ローファーは、ゴロフキンの次戦としてWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダースと王座統一戦を行うためにソーンダース陣営に統一戦のオファーを出したとコメントした[62]。これに対してソーンダース陣営(フランク・ウォーレン率いるクィーンズベリー・プロモーションズ)は、アメリカではなくイギリスでの試合開催とファイトマネーの条件アップを要求したため[63]、交渉が決裂した。またIBFの指名挑戦者トレアノ・ジョンソンが肩を負傷したため、ゴロフキンの次戦の候補から外れた[64]。これによってアル・ヘイモン傘下でIBF世界ミドル級3位のドミニク・ウェイドが指名挑戦者となる見通しとなった[65]。
2016年1月12日、WBCは2015年度の年間表彰を行い、ゴロフキンをChampion of the Yearに選出した[66]。
2016年2月16日、ゴロフキンはメディアの質問に対し、秋にも対戦が見込まれるWBC世界ミドル級正規王者のサウル・アルバレスについて言及し「彼はミドル級のチャンピオンであって、ジュニア・ミドル級のチャンピオンではない。ミドル級は160ポンドだ」とキャッチウェイトで試合を行うアルバレスを牽制し、2016年5月7日にアルバレスがアミール・カーンと対戦することについても「カーンはスピードがあるが、アルバレスとやるには小さすぎる」と批判し、アルバレスと統一戦を行う場合はキャッチウェイトで試合を行うつもりがないことを強調した[67]。
2016年4月23日、カリフォルニア州のザ・フォーラムでWBA世界ミドル級6位でWBC世界ミドル級8位でIBF世界ミドル級3位のドミニク・ウェイドと対戦し、初回終了間際に右フックを脳天に突き刺すダウンを奪いレフェリーストップ寸前まで追い詰め、2回に左フックから右フックをガードの上に叩きつけてダウンを追加。最後は右フックをガードに叩きつけてダウンを追加しカウンテッドアウトで試合終了。2回2分37秒KO勝ちを収めWBA王座は16度目、WBC暫定王座は4度目、IBO王座は13度目、IBF王座は初防衛に成功した[68][69][70]。ゴロフキンは200万ドル(2億1600万円)、ウェイドは50万ドル(5400万円)のファイトマネーを受け取り[71]、試合を中継したHBOの視聴者数は132万5千人を記録した[72]。
試合後にゴロフキンは「5月7日、誰が勝とうが関係ない。カネロよ、私と対戦したくなければ私にベルトを預けよ」とWBC世界ミドル級正規王者のサウル・アルバレスを挑発した。また試合を観戦したWBAのヒルベルト・メンドーサ・ジュニア会長は、WBCがアルバレスvsゴロフキン戦を指令していることに関して「マウリシオ・スライマン会長の書いた政策シナリオに振り回されている。WBAとしてはゴロフキンにレギュラー王者のダニエル・ジェイコブスと対戦してもらいたい。我々のポリシーはチャンピオンは1人。WBCと問題を引き起こしたくないから慎重に対処したい。ジェイコブスでもカネロでもいい試合になればどちらでもいい。でもWBAは筋道を立て、3、4ヵ月以内にゴロフキンvsジェイコブス戦を締結するよう指令するつもりだ」と語り、WBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスと団体内王座統一戦を行うよう指令を出す意向を明かした[73]。
2016年5月7日、T-モバイル・アリーナで行われたサウル・アルバレスvsアミール・カーン戦を観戦。勝ちを収めたアルバレスにリングに呼ばれ、アルバレスは「自分がリングに上がれと言ったんだ。私は絶対にGGGを倒して見せる。今からグローブをつけてもいい」と息巻き[74]、キャッチウェイトについても「私はゴロフキンと戦う。彼と戦えるだけでなく、彼を打ちのめすことができるのだから幸せだ。ウェイトは何ら問題ない。私は彼と160ポンドで戦う」と言い切り、ゴロフキンとの統一戦を強く希望した[75]。WBCは試合後に、ゴロフキン・アルバレス両陣営に15日間の交渉期間を設定(5月22日まで)し、交渉がまとまらなければ24日に入札を行うと通達した。これについてゴールデンボーイ・プロモーションズのオスカー・デ・ラ・ホーヤは「トム・ローファーと話し合いを続けている。何らかの結論を見出すことになる。カネロは9月に試合をする」と発言。「ではゴロフキン戦は実現するのか」と念を押されると、「カネロはレジェンドになることを望んでいる。リスクを冒すことを望んでいる」と語るにとどめた[76]。
WBC正規王座に認定
[編集]2016年5月18日、アルバレスがWBC世界ミドル級正規王座を返上したため、WBCは暫定王座だったゴロフキンを正規王座に認定した。アルバレスは「WBCにはタイトルの返上を申し出た。ゴロフキンを倒すつもりだが、設けられた期限にリングへ上がることを強制されたくはない。この音を立てている時計を脇にどけたことで、両陣営が試合の交渉を行い、ゴロフキンと私ができる限り早くリングに上がれることを期待している」と声明を発表。プロモーターのデ・ラ・ホーヤは「WBCから指示された期限内での交渉を強制されたくない。これでWBCのベルトは交渉の場から外れた。ゴロフキンと彼のプロモーターであるK2プロモーションが誠意を持って交渉の場に就き、この契約が結ばれることを願っている」と話し[77]、K2プロモーションズのトム・ローファーは「対戦は100%実現すると信じている」と話した。また対戦希望について、デ・ラ・ホーヤが2017年5月まで先延ばしをしようとしているとの情報があるのに対し、ローファーは年内の9月が第1希望としながら「時間はたっぷりある。両者の対戦が次になるにしても、来年になるにしても、私は楽観的だ」と話した[78][79][80][81]。
2016年7月5日、プロモーターのエディー・ハーンが元WBA世界ミドル級暫定王者のクリス・ユーバンク・ジュニアがゴロフキンと対戦すると発表するも[82]、最終的にユーバンク陣営との対戦交渉が決裂すると、7月8日にゴロフキン陣営からの対戦要請にIBF世界ウェルター級王者のケル・ブルックが即断し、ゴロフキンとブルックの対戦が決定した[83][84]。しかし、同年9月7日、WBAが1度もミドル級で試合をしたことがないブルックの安全と健康を守ることを理由にゴロフキン対ブルック戦をタイトルマッチとして承認しないと発表。ゴロフキン対ブルック戦はWBAスーパー王座が懸けられずWBC並びにIBF王座のみが懸けられることが正式に決定した[85][86][87]。
2016年9月10日、ロンドンのO2アリーナで2階級下のIBF世界ウェルター級王者のケル・ブルックと対戦し、初回にダウン寸前まで追い詰めるがブルックが耐えて反撃、しかしゴロフキンはブルックの反撃をこらえて最後はロープ際でコンビネーションをまとめ、ブルック陣営のタオル投入による5回1分52秒TKO勝ちを収め、WBC王座は5度目、IBO王座は14度目、IBF王座は2度目の防衛に成功し、WBAが世界王座戦として承認しなかったことでWBAスーパー王座は懸けられずに行われたが、34年ぶりにウイルフレド・ゴメスの持つ17連続KO防衛記録に並んだ[88][89][90]。試合後、ゴロフキンは「彼は素晴らしいファイターだけど、申し訳ないがミドル級じゃなかった。彼の階級のままだった。彼には敬意を払うけれど、強くはなかった。何度もパンチはあったけれど、感じもしなかった」とコメントを残し[91][92]、ブルックは眼窩底骨折の重傷を負って手術を受けた[93]。
2016年9月13日、WBAはWBAスーパー・WBC・IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキンとWBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスに対し、30日以内に団体内王座統一戦の対戦交渉を開始し、120日以内に対戦するよう指令を出した[94][95]。
2016年10月19日、WBAの規定でスーパー王者のゴロフキンの報酬が75%、レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスは残りの25%と報酬の配分が決まっているが、それよりも多い40%の配分をジェイコブス陣営が要求するなど対戦交渉は難航し、合意に達することが出来なかったため、トム・ローファーより同年12月10日に予定されてたい試合が延期になったことが発表された[96][97][98]。10月21日、対戦交渉が期限内に合意に至らなかった為トム・ローファーが15日間の交渉期限延長をWBAに申請し、WBAが延長を承認した[99]。同年12月17日、2017年3月18日にマディソン・スクエア・ガーデンでWBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスと団体内王座統一戦を行うことで合意した[100][101][102]。
2017年3月18日、マディソン・スクエア・ガーデンでWBA世界ミドル級レギュラー王者のダニエル・ジェイコブスとWBA団体内王座統一戦並びにWBC・IBF・IBO王座の防衛戦を行う予定だったが、ジェイコブスがIBFが義務付けている当日計量を拒否した為、ゴロフキンが勝てばIBF王座の防衛となるがジェイコブスが勝ってもIBF王座を獲得できない変則条件で試合は行われ[103]、12回3-0(115-112×2、114-113)の判定勝ちを収めWBAは団体内王座統一による17度目、WBCは6度目、IBOは15度目、IBFは3度目の防衛に成功した[104][105][106][107][108]。試合後にゴロフキン陣営は、6月にWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダースとの4団体王座統一戦、9月に2階級制覇王者サウル・アルバレスとの対戦を計画していることを明らかにした[109][110]。なお、KO勝利ではなく判定での勝利となった為、KO防衛記録が途絶え、17連続KO防衛世界記録の更新はならなかった[111]。
2017年4月18日、WBOのフランシスコ・バルカルセル会長は、ゴロフキンとソーンダース両陣営から統一戦のリクエストがWBOに届いていないことを明らかにし、ゴロフキンのトレーナーのアベル・サンチェスも、ゴロフキンはジェイコブス戦の疲労の影響で6月に開催を目指していたソーンダースとの4団体統一戦を見送り、サウル・アルバレスとの試合実現に集中することを明らかにした[112]。
2017年5月6日、T-モバイル・アリーナで行われたサウル・アルバレスvsフリオ・セサール・チャベス・ジュニア戦を観戦。試合後に勝利を収めたアルバレスに「ゴロフキン、どこにいるんだい?」と呼びかけられ、リングに入場。主催者側の仕掛けで、リング上で同年9月にゴロフキンvsアルバレスの対戦が行われることが発表された[113]。
vs アルバレス 第1戦
[編集]2017年9月16日、T-モバイル・アリーナで元世界2階級制覇王者でWBA世界ミドル級3位でWBC世界ミドル級3位のサウル・アルバレスと対戦。アルバレスがWBC王座が懸けられることを再び拒否したためアルバレスが勝てばWBC王座が空位となり、ゴロフキンが勝てばWBC王座の防衛となる条件で試合は行われ[114]、12回1-1(115-113、110-118、114-114)の引分となり、WBA王座の18度目、WBC王座の7度目、IBO王座の16度目、IBF王座の4度目の防衛に成功した[115][116][117][118][119]。引分で王座防衛に成功する形にはなったが、現地のボクシングメディアや関係者のほとんどがゴロフキンの勝利と採点し[120]、HBOがSNSで実施した投票でもゴロフキン勝利が75%の圧倒的支持を集める(アルバレス勝利は15%、引分が10%)疑惑の判定となった[121]。この試合でゴロフキンは300万ドル(約3億3千万円)、アルバレスは500万ドル(約5億6千万円)のファイトマネーを稼ぎ[122]、PPVの歩合収益等の興行収入を加えてゴロフキンは2000万ドル(約22億円)[123]、アルバレスは4200万ドル(約47億円)を稼いだ[124]。
アルバレスのドーピング失格
[編集]2018年1月29日、アルバレスのプロモーターのゴールデンボーイ・プロモーションズがゲンナジー・ゴロフキンとサウル・アルバレスの再戦を同年5月5日に行うことで決定したことを発表した[125][126][127][128]。同年3月5日、アルバレスとゴロフキンが合意して自主的に要請したVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング機構)による抜き打ちのドーピング検査で、メキシコのグアダラハラでサウル・アルバレスから2月17日と20日に採取した尿サンプルに禁止薬物のクレンブテロールに対する陽性反応が出たことをゴールデンボーイ・プロモーションズが公表した。アルバレスはクレンブテロールに汚染された肉を食べたのが陽性反応の原因だと主張した[129][130][131][132]。同年3月21日、ゴロフキンは汚染された肉を食べたとするアルバレスの主張を真っ向から否定して、「原因はメキシコの肉ではない。カネロ本人、チーム、そしてプロモーションが原因だ」「カネロは不正を働いている。薬物を使用しているが、みんな見て見ぬふりをしている」「最初の試合の前から、彼がクリーンではないことを知っていた」「筋肉が肥大していたのはとても明らかだった、注射の跡もあった」とアルバレスを激しく非難、そしてネバダ州アスレチック・コミッションを「テロリスト」と呼び、「カネロはあらゆるものから援助を得られる事と、コメンテーター、コミッション、ドーピング・コミッション、そしてボクシング統括団体の会長から罰せられないで済む事を証明したんだ」とアルバレスに何も処分が下されないことに怒りをあらわにした[133][134][135]。同年3月23日、ネバダ州アスレチック・コミッションはアルバレスに聴聞会が開かれる4月18日まで一時的な資格停止処分を科した[136][137][138][139]。同年4月3日、ゴールデンボーイ・プロモーションズはアルバレスと会見を開き、汚染された肉を食べたのが陽性反応の原因とするこれまでの主張を繰り返しつつも、5月5日のゴロフキン戦から撤退することを発表。これによりゴロフキンとの再戦は中止されることになった[140][141]。同年4月18日、ネバダ州アスレチック・コミッションでアルバレスは欠席したが聴聞会が開かれ、アルバレスに6カ月間(8月17日まで)の資格停止処分が科せられた[142][143][144]。
2018年4月18日、ゴロフキンのプロモーターのトム・ローファーが5月5日にゴロフキンがバネス・マーティロスヤンと対戦することを発表した[注釈 2][注釈 3][145]。同年4月20日、IBFの指名挑戦者セルゲイ・デレフヤンチェンコの陣営が指名試合を行うようゴロフキンに要求するが、ゴロフキンはビッグビジネスにならないデレビャンチェンコとの指名試合には興味を示さず、アルバレスの資格停止処分が終わる9月15日の再戦交渉を優先させるために、ゴロフキン陣営は2万ドルをIBFに支払い特例を要求できる権利を行使して、IBFに特例でIBF王座を剥奪されずに5月5日にバネス・マーティロスヤンと対戦できるよう要求した[146]。
2018年4月25日、デレフヤンチェンコの弁護士がゴロフキンの特例に反対する意見書をIBFに提出した[146]。
2018年4月27日、IBFは特例でマーティロスヤン戦を承認する代わりに、ゴロフキンvsマーティロスヤンは5月5日までに行わなければならない、その試合前までにゴロフキンはマーティロスヤン戦から90日以内にセルゲイ・デレフヤンチェンコとIBFの指名試合で対戦すると文書で同意しなければならない等のゴロフキンに対する条件を決定した[146]。
2018年4月30日、ゴロフキン陣営が90日以内にデレフヤンチェンコと対戦するという条件に異議申し立てをしたため、IBFは5月22日に両陣営を招集して聴聞会を開くことを決定した[147]。
2018年5月5日、カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートにてWBC世界スーパーウェルター級1位でWBA世界ミドル級12位のバネス・マーティロスヤンと対戦。IBFはゴロフキンが次の試合で指名挑戦者のセルゲイ・デレフヤンチェンコと対戦することを条件にマーティロスヤン戦を特例で承認したが、マーティロスヤンはミドル級で実績がない1階級下のスーパーウェルター級の選手であり、2年前にスーパーウェルター級の試合で負けてから1度も試合を行っていなかったことを理由に、この試合にIBF王座が懸けられることは拒否した[146]。その為、IBF王座は懸けられずに、WBAとWBC王座のみが懸けられて試合が行われ、2回1分53秒KO勝ちを収めWBA王座は19度目、WBC王座は8度目に成功し、WBCがこの試合のために特別に作成したマヤ王座の獲得にも成功した[148][149][150]。この試合でゴロフキンは100万ドル(1億1千万円)、マーティロスヤンは22万5千ドル(2500万円)のファイトマネーを稼ぎ[151]、HBOが放送した試合の平均視聴者数は124万人を記録した[152]。
IBF王座剥奪
[編集]2018年6月6日、IBFはデレフヤンチェンコとの指名戦が合意されなかったとしてゴロフキンの王座を剥奪した[147][153][154]。
2018年6月13日、アルバレスとゴロフキンが9月15日に再戦することで合意したことをデ・ラ・ホーヤがツイッターで発表した。ファイトマネーの配分で交渉が紛糾し、この日に設定されていた最終交渉時間までに交渉が締結せず、一旦は決裂するも、時間を延長して行われた粘り強い交渉により最終的に合意に達した[155]。
vs アルバレス 第2戦
[編集]2018年9月15日、T-モバイル・アリーナでサウル・アルバレスと再戦し、プロ初黒星となる12回0-2(113-115×2、114-114)の判定負けでWBA王座はバーナード・ホプキンスに並ぶ20度目、WBC王座は9度目の防衛に失敗し王座から陥落した[156][157][158]。しかし、現地のボクシングメディアや関係者の多くがゴロフキンの勝利(ゴロフキン勝利が40人、引き分けが17人、アルバレス勝利が2人)と採点し[159]、HBOがSNSで実施した投票でもゴロフキン勝利が62%の支持を集め(アルバレス勝利は28%、引き分けが10%)[160]、前回に続き公式ジャッジの採点と逆の結果になった。このため、ゴロフキンは同年10月3日にキエフで開かれたWBC年次総会で判定に不服を示し、WBCにアルバレスとの即時の再戦を指令するよう要望する文書を提出するも、WBCはこれを却下して、アルバレスに選択試合を認め、ゴロフキンにはアルバレスへの挑戦権を懸けて同級暫定王者のジャーモール・チャーロと対戦するよう指令を出した[161][162]。
2019年3月8日、HBOがボクシング中継を打ち切ったことによりフリーエージェントとなっていたゴロフキンは試合を放送する新しい媒体としてESPNやプレミア・ボクシング・チャンピオンズなどと交渉していたが、最終的にDAZNと3年6試合契約を締結した[163][164]。
2019年5月4日、2010年4月から約9年間22試合に渡ってパートナーを組んでいたトレーナーのアベル・サンチェスとコンビを解消し、新しいトレーナーにウラジミール・クリチコを指導した実績にあるジョナサン・バンクスと新しいコンビを組むと発表した[165]。アベル・サンチェスは屈辱的なトレーナー報酬の引き下げを要求された金銭問題がコンビ解消の理由だとして、ゴロフキンを「強欲で恩知らずで残念だ。倫理、払うべき尊敬、誠実さがなければ関係は終わることになる」など批判した[166]。
2019年6月8日、マディソン・スクエア・ガーデンでIBF世界ミドル級9位のスティーブ・ロールスと対戦し、4回2分9秒KO勝ちを収めた[167]。
2019年8月22日、エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USAと提携契約を交わした[168]。
2019年10月5日、マディソン・スクエア・ガーデンでIBF世界ミドル級王座決定戦をIBF世界ミドル級1位セルゲイ・デレフヤンチェンコと行い、12回3-0(115-113×2、114-113)の判定勝ちを収め1年1ヶ月振りの王座返り咲きとなった[169]。ゴロフキンは勝利したものの非常に僅差の試合であり、トレーナーのジョナサン・バンクスも3-0とジャッジ全員がゴロフキン勝利を支持したことに正直驚いたと語っている[170]。
2020年2月18日、当初2月29日に予定され、その後3月28日からさらに4月に延期されていたカミル・シェレメタとの指名試合が、ゴロフキンが右ふくらはぎを負傷したために5月以降まで再度延期され、ゴロフキン陣営がIBFに指名試合の延期を申請したとESPNが報じた[171][172][173]。
2020年5月6日、ビッグマッチを組みたいDAZNの意向と、2試合で決着はついたとこれまで対戦を渋っていたサウル・アルバレスが考えを変えたため、9月12日に第3戦目を行う案が浮上するが、ゴロフキンは、アルバレス陣営から前年9月とこの年の5月の2度に渡って対戦を拒否されたので、アルバレスの意向に合わせるのではなく、元々の計画だったカミル・シェレメタとのIBF指名戦を優先させ、9月にはアルバレスと対戦するつもりはないとする旨のコメントを発表した[174]。
2020年12月18日、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハード・ロック・ホテル・アンド・カジノ内ハード・ロック・ライブでカミル・シェルメタと指名試合で対戦し、4度ダウンを奪う一方的な試合で7回TKO勝ちを収め初防衛に成功、IBFと同様保持するIBOの防衛で全階級最多防衛記録を持つウラジミール・クリチコに並ぶ通算18度目、IBFの防衛で通算21度目の防衛になりホプキンスの20度の防衛を越える新記録となった[175]。
WBAスーパー王者 村田諒太との統一戦
[編集]2021年11月12日、東京都内で開かれた記者会見において、村田諒太との2団体王座統一戦が12月29日、日本のさいたまスーパーアリーナで開催されることが正式発表された[176]。しかし12月3日、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株急拡大を受け、日本政府が外国人の新規入国を禁止する水際対策を実施したことで、ゴロフキンが日本に入国することができなくなり、試合が延期になったことが発表された[177]。
2022年3月3日、日本政府による外国人に対する水際対策が2022年3月から緩和されたことを受けて、改めて4月9日に試合が再設定されたことが発表された[178]。
2022年3月19日、ゴロフキンが、ゴールデンボーイ・プロモーションズのオスカー・デ・ラ・ホーヤを相手取り、2018年9月に行われたサウル・アルバレス第2戦に関連しての未払い分があるとして、300万ドル(約3億9千万円)以上の損害賠償を求め提訴した[179][180]。
2022年4月9日、日本のさいたまスーパーアリーナでWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太と2団体及びIBO王座統一戦で対戦。序盤はボディを受け下がる場面はあったものの、その後は村田のガードを縫う多彩な角度のパンチを浴びせて試合を優位に運び、9回村田の左フックに右のカウンターを浴びせてダウンを奪うと村田陣営のセコンドからタオルが投入され、9回2分11秒TKO勝ちを収め、IBO王座は2度目の防衛で2期合算でクリチコを上回る通算19度目の防衛、IBF王座は2度目防衛、WBAスーパー王座は4年振りの王座返り咲き成功した[181]。
vs アルバレス 第3戦
[編集]2022年9月17日、T-モバイル・アリーナで行われた1階級上のWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチで、王者のサウル・アルバレスと4年振りに3度目の対戦を行い、12回0-3(112-116、113-115×2)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した[182]。過去2戦のような好ファイトが期待されたが、ゴロフキンは手数が少なく左ジャブ以外のパンチをほとんど出さない山場の無い攻防でブーイングが響き渡る中でラウンドを重ね、カネロのスタミナ切れから動きが落ちた終盤に、左フックを主体に反撃したものの、僅差となった公式採点以上のカネロのワンサイドの試合内容で、40歳になったゴロフキンの衰えが見えた試合となった[183]。なお、ゴロフキンはこの試合でDAZNとの契約が終了し、フリーエージェントとなった[184]。
IBF・WBA王座返上
[編集]2023年2月8日、IBFからエスキバ・ファルカンとの指名試合を行うよう指令されていたが、IBF世界ミドル級王座を返上した[185][186]。
2023年3月9日、WBAからレギュラー王者のエリスランディ・ララとの指名試合をうよう指令されていたが、WBA世界ミドル級スーパー王座を返上した[187]。
2023年6月14日、2023年6月1日付で唯一保持していたIBO世界ミドル級王座を返上した[188]。
戦績
[編集]- アマチュアボクシング:350戦 345勝 5敗
- プロボクシング:45戦 42勝 (37KO) 2敗 1分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2006年5月6日 | ☆ | 1R 1:28 | KO | ガボル・バログ | ハンガリー | プロデビュー戦 |
2 | 2006年7月29日 | ☆ | 3R 1:10 | TKO | シャルヘイ・ナヴァルカ | ベラルーシ | |
3 | 2006年8月22日 | ☆ | 4R | TKO | ダニエル・ウルバンスキー | ポーランド | |
4 | 2006年9月19日 | ☆ | 3R | TKO | マルティン・ククリス | ラトビア | |
5 | 2006年10月21日 | ☆ | 2R 2:28 | KO | ホルヘ・アリエル・ガルシア | アルゼンチン | |
6 | 2006年12月2日 | ☆ | 4R 1:00 | KO | シルバイン・ゴミス | フランス | |
7 | 2007年2月27日 | ☆ | 6R 終了 | TKO | シモン・モコエナ | 南アフリカ共和国 | |
8 | 2007年5月25日 | ☆ | 5R 1:59 | TKO | セルゲイ・コミットスキー | ベラルーシ | |
9 | 2007年9月7日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | メディ・ブアドア | フランス | |
10 | 2008年2月29日 | ☆ | 1R 2:04 | KO | ツェポ・マシェゴ | 南アフリカ共和国 | |
11 | 2008年4月5日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | イアン・ガードナー | カナダ | |
12 | 2008年5月10日 | ☆ | 8R 0:26 | TKO | イブラハム・シド | フランス | |
13 | 2008年6月21日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | アマール・アマリ | アルジェリア | |
14 | 2008年11月22日 | ☆ | 2R 終了 | TKO | マリク・ジアラ | ベラルーシ | |
15 | 2009年1月17日 | ☆ | 1R 2:52 | TKO | ハビエル・アルベルト・ママニ | アルゼンチン | |
16 | 2009年4月25日 | ☆ | 5R 0:59 | KO | アンソニー・グリーンジ | アメリカ合衆国 | |
17 | 2009年7月11日 | ☆ | 2R 2:20 | KO | ジョン・カルバリョ | ブラジル | WBOインターコンチネンタルミドル級王座決定戦 |
18 | 2009年11月21日 | ☆ | 2R 1:24 | KO | ミハイル・マカロフ | ロシア | |
19 | 2010年8月14日 | ☆ | 1R 0:58 | KO | ミルトン・ヌネス | コロンビア | WBA世界ミドル級暫定王座決定戦→レギュラー王座認定 |
20 | 2010年12月16日 | ☆ | 3R 2:44 | KO | ニルソン・タピア | コロンビア | WBA防衛1 |
21 | 2011年6月17日 | ☆ | 10R 1:57 | TKO | カシム・オウマ | ウガンダ | WBA防衛2 |
22 | 2011年12月9日 | ☆ | 1R 2:17 | KO | ラジュアン・サイモン | アメリカ合衆国 | WBA防衛3・IBO王座獲得 |
23 | 2012年5月12日 | ☆ | 3R 1:17 | TKO | 淵上誠(八王子中屋) | 日本 | WBA防衛4 |
24 | 2012年9月1日 | ☆ | 5R 1:11 | TKO | グジェゴシ・プロクサ | ポーランド | WBA防衛5 |
25 | 2013年1月19日 | ☆ | 7R 2:46 | TKO | ガブリエル・ロサド | アメリカ合衆国 | WBA防衛6 |
26 | 2013年3月30日 | ☆ | 3R 2:44 | KO | 石田順裕(グリーンツダ) | 日本 | WBA防衛7 |
27 | 2013年6月29日 | ☆ | 3R 1:22 | KO | マシュー・マックリン | イギリス | WBA防衛8 |
28 | 2013年11月2日 | ☆ | 8R 終了 | TKO | カーティス・スティーブンス | アメリカ合衆国 | WBA防衛9 |
29 | 2014年2月1日 | ☆ | 7R 1:20 | KO | オスマヌ・アダマ | ガーナ | WBA防衛10→スーパー王座認定 |
30 | 2014年7月26日 | ☆ | 3R 2:47 | TKO | ダニエル・ゲール | オーストラリア | WBA防衛11 |
31 | 2014年10月18日 | ☆ | 2R 1:19 | KO | マルコ・アントニオ・ルビオ | メキシコ | WBA・WBC世界ミドル級王座統一戦 WBA防衛12・WBC暫定王座獲得 |
32 | 2015年2月21日 | ☆ | 11R 0:50 | TKO | マーティン・マレー | イギリス | WBA防衛13・WBC防衛1 |
33 | 2015年5月16日 | ☆ | 6R 0:45 | TKO | ウィリー・モンロー・ジュニア | アメリカ合衆国 | WBA防衛14・WBC防衛2 |
34 | 2015年10月17日 | ☆ | 8R 1:32 | TKO | デイビッド・レミュー | カナダ | WBA・WBC・IBF世界ミドル級王座統一戦 WBA防衛15・WBC防衛3・IBF獲得 |
35 | 2016年4月23日 | ☆ | 2R 2:37 | KO | ドミニク・ウェイド | アメリカ合衆国 | WBA防衛16・WBC防衛4→正規王座認定・IBF防衛1 |
36 | 2016年9月10日 | ☆ | 5R 1:52 | TKO | ケル・ブルック | イギリス | WBC防衛5・IBF防衛2 |
37 | 2017年3月18日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ダニエル・ジェイコブス | アメリカ合衆国 | WBA・WBC・IBF世界ミドル級王座統一戦 WBA防衛17・WBC防衛6・IBF防衛3 |
38 | 2017年9月16日 | △ | 12R | 判定1-1 | サウル・アルバレス | メキシコ | WBA防衛18・WBC防衛7・IBF防衛4 |
39 | 2018年5月5日 | ☆ | 2R 1:53 | KO | バネス・マーティロスヤン | アメリカ合衆国 | WBA防衛19・WBC防衛8 |
40 | 2018年9月15日 | ★ | 12R | 判定0-2 | サウル・アルバレス | メキシコ | WBA・WBC王座陥落 |
41 | 2019年6月8日 | ☆ | 4R 2:09 | KO | スティーブ・ロールス | カナダ | |
42 | 2019年10月5日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | セルゲイ・デレフヤンチェンコ | ウクライナ | IBF世界ミドル級王座決定戦 IBF・IBO王座獲得 |
43 | 2020年12月18日 | ☆ | 7R 終了 | TKO | カミル・シェルメタ | ポーランド | IBF防衛1 |
44 | 2022年4月9日 | ☆ | 9R 2:11 | TKO | 村田諒太(帝拳) | 日本 | WBA・IBF世界ミドル級王座統一戦 WBA獲得・IBF防衛2 |
45 | 2022年9月17日 | ★ | 12R | 判定0-3 | サウル・アルバレス | メキシコ | WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- アテネオリンピックミドル級銀メダル
- WBOインターコンチネンタルミドル級王座
- IBO世界ミドル級王座(1期目:防衛17、2期目:防衛2=返上)
- WBA世界ミドル級暫定王座(防衛0=レギュラー王座に認定)
- WBA世界ミドル級レギュラー王座(防衛5=正規王座に認定)
- WBA世界ミドル級王座(防衛5=スーパー王座に認定)
- WBA世界ミドル級スーパー王座(防衛9)
- WBC世界ミドル級暫定王座(防衛4=正規王座に認定)
- WBC世界ミドル級王座(防衛4)
- IBF世界ミドル級王座(防衛4=剥奪)
- IBF世界ミドル級王座(2期目:防衛2=返上)
- WBA世界ミドル級スーパー王座(2期目:防衛0=返上)
表彰
[編集]- WBC 2015年度 Champion of the Year
ペイ・パー・ビュー売上げ
[編集]開催年月日 | イベント | 販売件数 | テレビ局 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2022年 | 9月17日サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 3 | [189] | 56万件DAZN | 65ドル[190] |
2018年 | 9月15日サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 2 | [191][192] | 110万件HBO | 85ドル/HD[193] |
2017年 | 9月16日サウル・アルバレス vs. ゲンナジー・ゴロフキン 1 | [194] | 130万件80ドル/HD[195] | |
2017年 | 3月18日ゲンナジー・ゴロフキン vs. ダニエル・ジェイコブス | [196] | 17万件65ドル/HD[197] | |
2015年 | 10月17日ゲンナジー・ゴロフキン vs. デイビッド・レミュー | [198] | 15万件60ドル/HD[199] |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 高麗とは朝鮮半島に10世紀から14世紀まで存在した国家。詳しくは高麗参照。
- ^ なお対戦候補の一人にハイメ・ムンギアの名前が挙がっていた。“NSAC Won't Approve Munguia as Golovkin's Opponent for May 5”. BoxingScene.com (2018年5月5日). 2019年10月21日閲覧。
- ^ しかし同年4月7日、結局ネバダ州アスレチック・コミッションがムンギアがミドル級で試合をやっていないことを理由に認可をせず、ゴロフキンとの対戦が立ち消えとなった。“Nacho: NSAC Made Right Call To Prevent Golovkin vs. Munguia”. BoxingScene.com (2018年4月7日). 2019年10月21日閲覧。
出典
[編集]- ^ Demetrious Andrade Says “GGG Resume Not As Good At It Seem” Boxing News 24 2021年5月1日
- ^ Gennady Golovkin: Anatomy of the God of War... fists of steel, dancing feet, a granite chin and the aura of a master Daily Mail Online 2015年2月20日
- ^ Gennady Golovkin has never been dropped or stopped YouTube 2012年8月23日
- ^ a b c “Meet Gennady Golovkin”. TheSweetScience.com (2013年3月22日). 2013年11月2日閲覧。
- ^ カネロ戦目前 GGGに女児誕生、コラレスが来月V3戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月13日
- ^ “Golovkin Hires Johnathon Banks as New Trainer”. BoxingScene.com (2019年5月4日). 2019年6月10日閲覧。
- ^ <鳳仙花>◆高麗人のボクシング世界チャンプ◆ 東洋経済日報 2016年7月29日
- ^ a b “Golovkin Talks Nunez, Pavlik, Sturm, Universum, More”. BOXNEWS.com.ua. (2010年8月10日). 2015年2月26日閲覧。
- ^ カザフの豪腕ゴロフキン ロシアの破壊者コバレフ「メイウェザーの後継者たち」第1回 Sportsnavi 2016年8月20日
- ^ ゴロフキンが村田諒太にガウンを贈ったワケ 陣営も驚き「見たことない。尊敬を感じた」 THE ANSWER 2022年4月9日
- ^ “25.King's Cup - Bangkok, Thailand - April 4-10 2002”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年3月24日閲覧。
- ^ “14.Asian Games - Pusan, South Korea - October 1-14th 2002”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年3月24日閲覧。
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- ^ “Gennadiy Golovkin (KZK)”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年2月15日閲覧。
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関連項目
[編集]- 男子ボクサー一覧
- オリンピックボクシング競技メダリスト一覧
- スポーツに関する世界一の一覧
- 世界ボクシング協会(WBA)世界王者一覧
- 世界ボクシング評議会(WBC)世界王者一覧
- 国際ボクシング連盟(IBF)世界王者一覧
- 国際ボクシング機構(IBO)世界王者一覧
- 統一世界王者
外部リンク
[編集]- ゲンナジー・ゴロフキン (@gggboxing) - Instagram
- ゲンナジー・ゴロフキン (@gggboxing) - X(旧Twitter)
- ゲンナジー・ゴロフキンの戦績 - BoxRec
- ウィキメディア・コモンズには、ゲンナジー・ゴロフキンに関するカテゴリがあります。
空位 前タイトル保持者 フリオ・セサール・グリーン |
WBA世界ミドル級暫定王者 2010年8月14日 - 2010年10月14日 |
空位 次タイトル獲得者 ハッサン・ヌダム・ヌジカム |
空位 前タイトル保持者 フェリックス・シュトルム |
WBA世界ミドル級王者 2010年10月14日 - 2014年6月3日 |
空位 次タイトル獲得者 ダニエル・ジェイコブス |
空位 前タイトル保持者 ダニエル・ゲール |
WBA世界ミドル級スーパー王者 2014年6月3日 - 2018年9月15日 |
次王者 サウル・アルバレス |
前王者 マルコ・アントニオ・ルビオ |
WBC世界ミドル級暫定王者 2014年10月18日 - 2016年5月18日 |
空位 次タイトル獲得者 ジャーモール・チャーロ |
前王者 デイビッド・レミュー |
IBF世界ミドル級王者 2015年10月17日 - 2018年6月6日(剥奪) |
空位 次タイトル獲得者 ダニエル・ジェイコブス |
空位 前タイトル保持者 サウル・アルバレス |
WBC世界ミドル級王者 2016年5月18日 - 2018年9月15日 |
次王者 サウル・アルバレス |
空位 前タイトル保持者 サウル・アルバレス |
IBF世界ミドル級王者 2019年10月5日 - 2023年2月8日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 ビンセンツォ・グアルティエリ |
前スーパー王者 村田諒太 |
WBA世界ミドル級スーパー王者 2022年4月9日 - 2023年3月9日(返上) |
次スーパー王者 N/A |