「仮面ライダーWの登場キャラクター」の版間の差分
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→その他の作中に登場するドーパント: ショッカーを挙げる必要はないでしょう |
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:* 使用者:サブ、その他『街』の住人 |
:* 使用者:サブ、その他『街』の住人 |
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: 第1話「tに気をつけろ」に登場する「[[道]]の記憶」を内包したロードメモリで変身するドーパント。人間を襲っては分断して殺害し、その肉体を喰らう。 |
: 第1話「tに気をつけろ」に登場する「[[道]]の記憶」を内包したロードメモリで変身するドーパント。人間を襲っては分断して殺害し、その肉体を喰らう。 |
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: 超高速と超高熱を駆使して空間を切り裂き、 |
: 超高速と超高熱を駆使して空間を切り裂き、本物の風都とは似て異なる異世界「裏風都」への道を生成するほか、この超高速と超高熱を攻撃に応用して人体を切り裂く。しかし、道を形成するためには自身の体成分を使用する必要があるため、能力を用いるたびに肉体を過度に消費される。それゆえ、形成される道は黒くなり、自身の肉体を補うために食人行動を起こしてしまう。 |
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: ロードメモリは量産されており、 |
: ロードメモリは量産されており、マスカレイド・ドーパントのように裏風都の一般戦闘員の役割を担っている。また、裏風都にはサブ以上に自我を失って野獣も同然の状態と化した利用者が、多々徘徊している。 |
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; {{Anchor|メガネウラ・ドーパント}} |
; {{Anchor|メガネウラ・ドーパント}} |
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:* 使用者:美原睦夫 |
:* 使用者:美原睦夫 |
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: 第2話「最悪のm」に登場する「[[メガネウラ]]の記憶」を内包したメガネウラメモリで変身するドーパント。 |
: 第2話「最悪のm」に登場する「[[メガネウラ]]の記憶」を内包したメガネウラメモリで変身するドーパント。 |
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: 飛行能力 |
: 背中の羽による飛行能力を持っており、尻尾から針を飛ばすことができるほか、全身の小羽根を振動することによって発生する振動波を相手に浴びせ、動きを鈍らせることもできる。万灯から貰い受けたサプリを飲んでからは、自立行動するヤゴを大量に生み出す能力が備わった。 |
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; {{Anchor|カラカル・ドーパント}} |
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:* 使用者:蝶野麻友 |
:* 使用者:蝶野麻友 |
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: 第4話「閉ざされたk」に登場する「[[アルコール]]の記憶」を内包したアルコールメモリで変身するドーパント。シルバーメモリの一種であるため、適合率の低い人体にかかる負担は大きい。 |
: 第4話「閉ざされたk」に登場する「[[アルコール]]の記憶」を内包したアルコールメモリで変身するドーパント。シルバーメモリの一種であるため、適合率の低い人体にかかる負担は大きい。 |
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: キク自身の願望によって花嫁候補全員がこのメモリの所有者にされており、そのうち2人がメモリの毒素によって死亡した。 |
: キク自身の願望によって花嫁候補全員がこのメモリの所有者にされており、そのうち2人がメモリの毒素によって死亡した。 |
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: 痛みを感じない身体を持ち、その身体からにじみ |
: 痛みを感じない身体を持ち、その身体からにじみ出たアルコールに熱線を使用して爆発を起こさせる。 |
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; {{Anchor|パズル・ドーパント}} |
; {{Anchor|パズル・ドーパント}} |
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:* 使用者:ポール東城 |
:* 使用者:ポール東城 |
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: 第5話「pは悪魔だ」に登場する「[[パズル]]の記憶」を内包したパズルメモリで変身するドーパント。 |
: 第5話「pは悪魔だ」に登場する「[[パズル]]の記憶」を内包したパズルメモリで変身するドーパント。 |
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: 右腕のみで通常は行動しているが、戦闘の際には他の部位が飛来し人型になる。体の一部と思われる箱を利用して相手の腕を任意で奪うことが可能で、その腕の能力を4本の腕に自在に付け替えてドーパントの力を上乗せし用いることもできる。ただし、箱を奪われるとその腕の能力は使用不能となり、倒されると腕の能力はすべて持ち主に戻る。性質としてはマネー・ドーパントに近い。身体の一部を銃や知恵の輪を模した武器に変化させる。 |
: 右腕のみで通常は行動しているが、戦闘の際には他の部位が飛来して人型になる。体の一部と思われる箱を利用して相手の腕を任意で奪うことが可能で、その腕の能力を4本の腕に自在に付け替えてドーパントの力を上乗せし、用いることもできる。ただし、箱を奪われるとその腕の能力は使用不能となり、倒されると腕の能力はすべて持ち主に戻る。性質としてはマネー・ドーパントに近い。身体の一部を銃や知恵の輪を模した武器に変化させる。 |
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: 上記の能力に加え、相手の身体状況を把握する変身前でのハイドープとしての能力で動きを先読みし、翔太郎がベースのダブルを圧倒するが、フィリップがベースのファングジョーカーは先読みできなかった。 |
: 上記の能力に加え、相手の身体状況を把握する変身前でのハイドープとしての能力で動きを先読みし、翔太郎がベースのダブルを圧倒するが、フィリップがベースのファングジョーカーは先読みできなかった。 |
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; {{Anchor|リアクター・ドーパント}} |
; {{Anchor|リアクター・ドーパント}} |
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:* 使用者:二階堂守 |
:* 使用者:二階堂守 |
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: 第6話「超人r」に登場する「[[炉]]の記憶」を内包したリアクターメモリで変身するドーパント。シルバーメモリの一種。 |
: 第6話「超人r」に登場する「[[炉]]の記憶」を内包したリアクターメモリで変身するドーパント。シルバーメモリの一種。 |
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: Wとアクセルのマキシマムドライブを同時に受けても無傷でいられるほど防御力が高い |
: Wとアクセルのマキシマムドライブを同時に受けても無傷でいられるほど防御力が高いほか、胸から武器を練成できる。メモリの記憶ゆえに全身から超高温を発しているため、変身解除時には特殊な冷却炉を必要とする。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2019年1月15日 (火) 04:07時点における版
仮面ライダーWの登場キャラクター(かめんライダーダブルのとうじょうキャラクター)では、特撮テレビドラマ『仮面ライダーW』、及びその関連作品に登場するキャラクターについて記述する。
鳴海探偵事務所
主人公らが拠点とする探偵事務所。風都の風花町1丁目2番地2号に建つ、古びた玉屋・かもめビリヤード場[注 1]の2階に入居している。
テレビシリーズの始まる1年前まで、私立探偵・鳴海荘吉が所長を務めていたが、「ビギンズナイト」の一件で死去したため、現在は左翔太郎・フィリップ・鳴海亜樹子の3人が在籍している。業務は主に翔太郎・亜樹子が外部調査で情報を取集し、フィリップがそのキーワードをもとに検索し、事件の謎を抽出・解明するという分業体制で行われている。
失踪したペット探しから著名人の護衛など、探偵稼業として幾つもの依頼を受けており、風都では特にドーパント関連事件の駆け込み寺として有名である様子。事務所の権利者は荘吉の娘にして現所長である亜樹子。
左 翔太郎 () / 仮面ライダーW / 仮面ライダージョーカー- 演 / 声 - 桐山漣(幼少時:嘉数一星、老人:名取幸政)
- 本作品の主人公である、鳴海探偵事務所に所属する私立探偵。一人称は「俺」。運営していた鳴海荘吉が不在の今、その意思と看板を受け継ぐ。
- 1950 - 1970年代調のハードボイルドに感化されており、レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説を愛読[注 2]、ハンフリー・ボガートばりのソフト帽を愛用[注 3]し、立ち振る舞いなども常にハードボイルドを心がけているが、中身はよくも悪くもお人好しの二枚目半である。そのため、些細なことで冷静さを失ってしまいなかなかハードボイルドになりきれず、フィリップや亜樹子に「ハーフボイルド(半熟野郎)」と未熟者呼ばわりされることも少なくない。また、子供は苦手。
- しかし荘吉の下で学んだ探偵術・護身術はそれなりに優秀であり、不測の展開では機転を利かせることも多く、風都では非常に幅広い交友関係と情報網を持っており、探偵として信頼に足る能力を持っている。戦闘中によく左手をスナップする癖がある。
- 幼少からの風都育ちで、風都を大切に思う気持ちは人一倍強く、街に蔓延る犯罪者(本人曰く「街を泣かせる奴」)を決して許さない正義感を持つ。また、風都の都市伝説から生まれた「仮面ライダー」の呼称にも強いこだわりを持っており、その名を貶める者には強い怒りを見せる。
- 素性的に見れば物語でキーパーソンになることは少ないが、翔太郎の行動が事件の犯人や敵の陰謀を打開させる鍵を握る[注 4]。なお、各エピソードは翔太郎の語り部から始まり、事件解決後は彼がタイプライターで報告書を打ち込むという流れになっており、全体的に翔太郎の視点で物語は進んでいく。
- なお、翔太郎のバックボーンについては第1・2話で登場した津村真里奈が幼馴染であるということや、後述の荘吉に憧れを抱いて荘吉の元に弟子入りした以外のことはほとんど明かされておらず、自宅を所持していることやそこで一人暮らしをしている[注 5]ということも、『風都探偵』で初めて判明したほどである[注 6]。
- 『オールライダー対大ショッカー』
- テレビシリーズに先行して登場。シャドームーンとの戦闘に突如参戦し、サイクロンジョーカー・ヒートジョーカー・ヒートメタルにハーフチェンジしながら戦い、シャドームーンを圧倒して大ショッカー基地まで飛ばした。変身こそ解かなかったが、テレビシリーズと同様にフィリップと共に変身しており、互いに「翔太郎」「フィリップ」と呼び合っている。ここでディケイドと対面したため、後の『MOVIE大戦2010』や『仮面ライダー大戦』で対面した時に互いを認識していた。
- 『W&ディケイド』
- 「死人還り」の依頼を受け、調査を進めるうちに亡くなったと思われていた師匠・鳴海荘吉と思わぬ再会を果たし、再び「ビギンズナイト」と対峙する。助手だった頃は半人前を強調するかのようにハーフパンツを履き、ソフト帽は早いと荘吉に禁じられていた。
- 『オーズ&ダブル』
- 亜樹子の結婚式で、今は亡き荘吉に代わって共にバージンロードを歩く役を務める。過去の風都で少年時代の彼が津村真里奈と共に登場し、メリッサを助けるため、勇敢にドーパントに立ち向った荘吉に憧れを抱いたことが判明した。
- 『アクセル』
- 鳴海探偵事務所に所属する私立探偵。喫茶「白銀」にいたところを、逃走中の竜が接触する可能性があるとして、真倉らに見張られる。最初から竜の無実を信じており、後にリリィの手を借りて真倉達の許から脱出すると、コマンダー・ドーパントと戦う竜に協力する。
- 『エターナル』
- ミュージアムが遺した試作型ガイアメモリのドーパントと戦っている所にミーナと出会い、克己の過去を知ることとなる。
- 『フォーゼ&オーズ』
- フィリップの復活後もダブルドライバーとロストドライバーを共に携帯し続けており、フィリップの状況に応じてWとジョーカーを使い分けている。最終決戦ではカンナギとの直接対決を望む火野映司=仮面ライダーオーズと如月弦太朗=仮面ライダーフォーゼの本心を察し、仮面ライダーの「先輩」として、ソラリス率いるゾディアーツ軍団の相手を引き受ける。弦太朗を「暑苦しい」と評し、フィリップに「似た者同士かもしれないね」と指摘された際は鼻で笑い飛ばすも、弦太朗の「ダチを泣かす奴は許せない」という発言に感銘を受け、妙な絆を築く。後のネット版『仮面ライダーフォーゼ みんなで授業キターッ!』第24話「先輩ライダーを学べ!ラビットハッチで僕と握手」の「質・問・不・用」では、仮面ライダーアクセルに弦太朗は翔太郎と前に一緒に戦ったことを語っていた。
- 『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』
- 本人は登場しないが、『仮面ライダーフォーゼ』の5年後を描いた「フォーゼ編」では、宇宙仮面ライダー部の元部員でジャーナリストとなったJKが翔太郎を思わせるポーズをとるなど、『フォーゼ』から『アルティメイタム』の「フォーゼ編」までの間に、彼との間に何らかの親交があったことが示唆されている[1]。
- 『仮面ライダー大戦』
- 本映画では翔太郎が単独で登場(最終決戦時には仮面ライダーWとして登場するが、通常時は仮面ライダージョーカーとして戦う)。服装が荘吉を彷彿とさせる白いスーツにソフト帽に変わったが、依頼は相変わらずペットの犬や亀探しばかりのようである。
- 昭和ライダーとの戦いに力を貸してもらいに現れた門矢士=仮面ライダーディケイドの要請に最初は乗り気では無かったが、本映画のキーマンである記憶を無くした少年・シュウが風都の住人であることを知ると彼を守るために依頼を請け負い、彼と母親・咲の情報を士に与える。
- 小説『S.I.C. HERO SAGA』「KAMEN RIDER W -Playback-」
- フィリップの台詞とジオラマにのみ登場。仮面ライダージョーカーに変身し、アイスエイジ・ドーパントとトライセラトップス・ドーパントの2体と戦っていた。
- フィリップ / 仮面ライダーW
- 演 / 声 - 菅田将暉(幼少期:橋本智哉[注 7])
- 本作品のもう1人の主人公。一人称は「僕」。
- 10年前にミュージアムによって全ての記憶を消されたうえ、組織に幽閉されながらガイアメモリの開発に携わっていたが、1年前の「ビギンズナイト」で翔太郎と荘吉に救出された。「フィリップ」は、荘吉がフィリップ・マーロウにちなんで付けた名前であり[注 8]、それと同時に荘吉から生き方を教わったことにより、翔太郎と共に「2人で1人」の私立探偵と仮面ライダーを務める。
- 「
地球 ()の本棚」に検索をかけることで、あらゆる知識・技術・体術などの取得・実践を可能とする特殊能力の持ち主。故に探偵業においては、翔太郎が外部調査で収集した情報をキーワードとし、検索によって事件の全貌を解明する役割を担う。 - 翔太郎とは対照的にマイペースかつクールな性格だが、幅広く深い知識を持つ一方で常識や既成概念に疎く、一度検索を始めると終了するまで周囲が一切目に入らなくなる。その一方、一度検索の完了した知識にはほとんど関心を示さず、その興味の対象は日々変化する。当初は知識・データのみを重視することが多かったが、翔太郎と共に探偵業を行ううち、仲間のピンチには自身の危機も顧みずに戦線に立つなど、理屈を超えた感情面での行動を見せるようになり、特に翔太郎に対しては唯一無二のパートナーとして絶対的な信頼を寄せるようになる。
- 街のアイドル園咲若菜の熱烈なファンであり、飽きっぽいフィリップが唯一飽きずかつ理論抜きの個人的な視点で捉えている相手でもある。
- その正体は園咲家の長男で末子「
園咲 来人 ()」であり、12年前にミュージアム中枢の「ガイアゲート」に落ちたことで死亡している。現在のフィリップは「地球の本棚」の力を得て、肉体がそのデータそのものから再構成された存在。物語終盤までは「地球の本棚」にも自身の記憶・園咲に関する項目は削除されていたりロックがかけられており、自分の出自や正体を探ることができなかった。真実を知った後は、憧れの存在で姉であった若菜とも敵対することになるものの、園咲家全体を救い出す覚悟を決めて戦う。 - 琉兵衛によるガイアインパクト計画の際、クレイドールエクストリームに制御データとして取り込まれたが、シュラウドの助言・翔太郎の機転・エクストリームメモリの力によって再び肉体を取り戻し、琉兵衛=テラー・ドーパントを撃破する。しかしデータの集合体として分解された代償は大きく、消滅は時間の問題、Wへの変身もあと一度きりの状態であった。そして若菜を拉致しガイアインパクト計画を乗っ取った加頭順=ユートピア・ドーパントの野望を阻止した直後、変身解除と同時に「僕たちは永遠に相棒だ、この地球がなくならない限り」と翔太郎に言い残し、消滅した。
- その後、フィリップが消滅した事実を知った若菜の意思によって密かに新たな肉体を授けられ、復活することになった。肉体の再構成には約1年を要した[注 9]が、その間は人知れず新たなエクストリームメモリの中から翔太郎を見守っていた。ガイアスペースの中で父・琉兵衛をはじめとする家族と再会し、以前の絆を取り戻した彼らから地球の未来を託され、家族の想いを背負って戦い続けることを誓う。
- 菅田が2017年8月14日深夜(8月15日未明)に放送されたラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』で本作品について明かしたところによれば、放送当時は変身時に昏倒するフィリップを砂場で真似る子供が急増し、親たちから苦情が来たという[2]。
- 菅田が2018年4月23日に主演映画『となりの怪物くん』のイベントに登壇した際、彼とのダブル主演で同じく登壇した土屋太鳳は、本作品を本放送で見てフィリップから元気をもらっていたことを明かしている[3]。
- 『オールライダー対大ショッカー』
- テレビシリーズに先駆けて登場。シャドームーンとの戦闘に突如参戦し、サイクロンジョーカー・ヒートジョーカー・ヒートメタルにハーフチェンジしながら戦い、シャドームーンを圧倒して大ショッカー基地まで飛ばした。変身は解かなかったが、テレビシリーズと同様に彼と翔太郎が変身しており、互いに「翔太郎」「フィリップ」と呼び合っている。ここでディケイドと対面したため、『ディケイド』テレビシリーズの後日談となる『MOVIE大戦2010』で対面した時に互いを認識していた。
- 『W&ディケイド』
- 荘吉を前に動揺する翔太郎を諌める。実は翔太郎の知らないもう1つの「ビギンズナイト」を「地球の本棚」で体験している。
- 『オーズ&ダブル』
- 亜樹子のマリッジブルーに興味を示す。
- 『アクセル』
- 鳴海探偵事務所に所属する私立探偵。喫茶「白銀」にいたところを、逃走中の竜が接触する可能性があるとして、真倉らに見張られる。最初から竜の無実を信じており、後にリリィの手を借りて真倉達の許から脱出すると、コマンダー・ドーパントと戦う竜に協力する。
- 『エターナル』
- ミュージアムが遺した試作型ガイアメモリのドーパントと戦っている所にミーナと出会い、克己の過去を知ることとなる。
- 『フォーゼ&オーズ』
- 復活以降もコンビでの探偵・仮面ライダーとして戦闘を続けている。以前と違いジョーカーの存在があるためか、自身の好奇心からの検索を優先させるなど、他の事情のためにWへの変身を渋ることもある[注 10]。検索能力によってレム・カンナギの目論見を察知し、最終決戦では弦太朗に「先輩」と呼ばれて感慨深げに変身し、ソラリス率いるゾディアーツ軍団の相手を引き受ける。同作品では亜樹子に代わり、弦太朗に変身後無防備になる体を支えられた。
- 『Zを継ぐ者』
- テレビシリーズの第32話と第33話の間に起きたエピソードで、ある理由で行動ができなくなった翔太郎の変わりに「左翔太郎」を名乗り、事件の解決に奔走する。シュラウドから渡されたロストドライバーを使用し、仮面ライダーサイクロンに単独で変身する。
- 小説『S.I.C. HERO SAGA』「KAMEN RIDER W -Playback-」
- 石ノ森章太郎をショウタロウと呼んでいる。石ノ森にジョーカーメモリを渡し、サイクロンメモリで石ノ森と共に仮面ライダーWに変身する。
- 実際はテレビシリーズ第48話での消滅後、復活の過程で「身体を持たない者が行く世界」に迷い込んでしまっていた。その際、データ人間という特徴から彼の記憶がその世界を侵食し、風都へと変えてしまう。
- 本来「悪魔と相乗りする勇気」を持たない石ノ森がWへ変身できたことについて、フィリップは「自分と石ノ森の間に『姉に対する慚愧の念』という共通点があったから同調することができた」と推測している。
鳴海 亜樹子 ()- 演 - 山本ひかる(幼少期:植田紗帆)
- 荘吉の娘で、鳴海探偵事務所の権利者。一人称は「私」。
- 20歳だが童顔で子供っぽい言動のため、翔太郎や周囲にはしばしば女子中学生呼ばわりされる。大阪で長く暮らしていたが、荘吉の所在を追って風都に来た。
- 予想外の出来事が起きた時の「私、聞いてない!」が口癖。また、常時携帯する専用スリッパ[注 11]で相手(ドーパントも含む。大抵は翔太郎が餌食になるが、オールド・ドーパントが放ったオールドクリークを受けて老人となった翔太郎にはできなかった)を問わずに突っ込みを入れる。
- 当初は翔太郎らを事務所から追い出そうとするが、ドーパント事件に巻き込まれた一件で考えを変え、勝手に探偵事務所所長を名乗ってそのまま事務所に居座る。普段は経理などを取り仕切っているが、目立ちたがり屋で自分の出番に関して敏感な上、良くも悪くも行動力に溢れているため、好奇心に近い行動原理で危険な事件にも強引に首を突っ込み、しばしば翔太郎の調査の足を引っ張る。しかし、その強引な行動や自由な発想による発言が事件解決の糸口になることも多く、父親譲りの正義感で体を張って依頼人を救うこともある。
- なお、物語前半ではフィリップ、後半では竜に好意を抱いている節が見られ、その部分がコミカルに描かれている。反面翔太郎に対する日頃の扱いは上記のスリッパも含め雑であるが、根幹に抱える信頼は非常に厚い。
- 翔太郎とフィリップのコンビに亀裂が入った際には仲を取り持ったり[注 12]、若菜や互いにいがみ合う園咲姉妹に絶望したフィリップに家族を取り戻す気持ちも持たせるなど、鳴海探偵事務所を支える重要な役割を果たしている。『戦国MOVIE大合戦』では彼女にそっくりなチャチャが登場。
- テレビシリーズ終了後、『オーズ&ダブル』で照井竜と結婚し「照井亜樹子」になるが、自身の周囲の人物が皆仮面ライダーであるため、「仮面ライダーアレルギー」に陥ったり、竜を誤解して離婚しようとするなど、夫婦関係は波乱万丈。
- 夢の中という限定付きだが、一度だけ翔太郎と一緒にWに変身したことがある。
- 『W&ディケイド』
- 父の死を知り一時ショックを受けるも、翔太郎から聞いた父のポリシーを受け継ぎ、依頼人のためにと気丈に「死人還り」を捜査する。
- 『オーズ&ダブル』
- 照井竜と入籍するが、自分の周りの男性全員が仮面ライダーであり、自分より事件解決を優先する態度に憤慨し、「仮面ライダーアレルギー」に陥ってしまう。そして、プテラノドンヤミー(雄)に連れさらわれ、メモリーメモリの能力で父の過去を知ることになる。
- 『アクセル』
- 照井との結婚後の生活が描かれており、充実した日々を送っていたが、入籍したにもかかわらず夫が自分のことをいつまでも「所長」と呼んでおり、下の名前で呼んでくれないことに関してだけは不満を抱いている様子が描かれている。
- 夫がとある事件に巻き込まれて指名手配された時には、自分以外の女と逃亡した竜に激怒し、離婚届を携えて独自に追跡した末に彼を捕えて問い詰めるが、その際に竜が葵を名前で呼んだことで不満が爆発し、離婚を決意してしまう。その後、失意に暮れていたところを相模に捕まり、人質にされてしまうが、竜によって救い出され、彼の言葉と葵の後押しにより和解する。
- 『風都探偵』
- 『オーズ&ダブル』以降の設定が引き継がれており、竜との入籍による改姓の後も事務所では旧姓を用いている。
- 竜に保釈された「T字路の魔女」ことときめを事務所で預かり、翔太郎の助手とする。
風都署関係者
照井 竜 () / 仮面ライダーアクセル-
- 演 / 声 - 木ノ本嶺浩
- 風都警察署に新しく配属された刑事。一人称は「俺」。
- 単独行動を好み常に革ジャンのライダースファッションを好むなど刑事らしからぬ風貌だが、非常に優秀であることから若くして警視に就任し、ドーパント関連事件の捜査を担当する「超常犯罪捜査課」を設立してその課長となる。普段はドゥカティ社製の赤いカスタムバイク「ディアブロッサ」[注 13]に乗る。一警察官として優秀なだけでなく、格闘技やバイクの操縦技術にも精通している。
- 父に警察官の雄治(ゆうじ)を持つ警察官一家で生まれ育ち、父と同じく警察官の道を歩む普通の青年だったが、「W(ダブリュー)のメモリの持ち主」が起こした無差別殺人によって父と母・
真由美 ()と妹・春子 ()の命を奪われた過去を持っており、家族の仇に復讐するためにシュラウドからエンジンブレードとアクセルメモリ、そしてアクセルドライバーを授けられ、ドーパントと戦う力を得る。 - 登場当初は自分の復讐を否定されたうえ、犯罪者に対する考え方の違いなどから、翔太郎たちと馬が合わなかったが、インビジブルメモリの事件を通して翔太郎たちから「仲間」と認められ、自身も彼らを「大切な仲間」だと自覚するようになった。以降の事件では翔太郎たちの窮地に積極的に駆けつけ、彼らを助けている。また、鳴海探偵事務所にも普通に訪れるようになった。
- 井坂=ウェザー・ドーパントとの戦いの最終局面においては、井坂への復讐のためではなく、春子の面影が重なる少女・島本 凪(しまもと なぎ)を救うために自らの限界を超え、アクセルトライアルのマキシマムドライブを制御する力を身に付け、ついに井坂を倒した。
- 性格はハードボイルドを地で行く隙のない孤高の一匹狼で、他者に質問されることを極度に嫌う。質問されればほとんどの場合「俺に質問するな!」と一蹴する。しかし、クールに見えて実はかなりの激情家であり、過剰な復讐心から暴走しやすく、警察官としての自覚の足りなさも持つ。ただし、それらの性格は井坂への復讐心によって構築された部分が大きく、彼を倒した以降は子供の扱いに難儀する、異性に対する免疫が皆無など、人間味溢れる一面を見せるようになる。
- 後に自分がドーパントの精神系攻撃に耐性が強い特殊体質(テラーのテラーフィールドやオールドのオールドクリークへの耐性が強い[注 14])であること、それを知ったシュラウドが園咲琉兵衛=テラー・ドーパントへの対抗策として自分を利用していたこと、井坂にも同様の目的でウェザーメモリを与えていたことを知り、今度はシュラウドへの憎しみに執着しかける。しかし、事件の当事者の姿を通してシュラウドの行動理念の根底が「息子(フィリップ)を救おうとする親の愛」であったことを理解した後、彼女の犯してきた罪を赦すと共に「憎しみの力ではなく仮面ライダーとして琉兵衛を倒す」と誓い、翔太郎やフィリップと共にこれを成し遂げた。ミュージアムが壊滅し、財団Xが風都から撤収した後も超常犯罪捜査課に残り、鳴海探偵事務所と共にドーパント犯罪の取り締まりを続けている。
- 主人公の翔太郎を名字の「左」と呼ぶ数少ない人物である。
- 『戦国MOVIE大合戦』には彼にそっくりなヒデヨシが登場している。
- アクセルに変身する際の掛け声は、「変…身!」と間を空けて叫ぶが、これはWとの違いをはっきりさせるためのアドリブであることが、演じている木ノ本により明かされている。
- 撮影で使用されているバイクは制作スタッフの私物である[6]。
- 『W&ディケイド』
- テレビシリーズに先駆けてエンドロール終了後の追加シーンで風都タワーに現れ、アクセルメモリを持ちながら「風都にいる仮面ライダーは一人じゃないぜ」と発言した。
- 『オーズ&ダブル』
- 亜樹子と結婚、『アクセル』では甲斐甲斐しく主夫を務める傍ら、引き続き刑事として、同時に仮面ライダーとしてドーパント犯罪に立ち向かっている模様。
- 『アクセル』
- 主人公として登場。風都警察署超常犯罪捜査課の課長を務める刑事。妻・亜樹子のことを結婚前と変わらず「所長」と呼ぶが、自分にとっては特別な呼び方らしい。
- 連続スリ殺害事件の捜査中、その犯人であるコマンダー・ドーパントの策略によって警察から追われる身となったうえ、葵にアクセルメモリをスラれたことから、生身で戦わなければならなくなる。翔太郎たちの影響で支えてくれる誰かがいれば運命は変えられると信じており、コマンダー・ドーパントの誘惑にも応じず、彼のことも法で裁く道を選んだ。
- 『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』
- 警視庁と風都市の管轄の境目で発見された死体(後にロイミュード077と判明)が「ガイアメモリ」を所持していたことで、泊進ノ介(仮面ライダードライブ)と詩島剛(仮面ライダーマッハ)の前に現れ、ガイアメモリが関わるため警視庁に捜査権はないと主張し、進ノ介と剛を追い払おうとする。この時、進ノ介に「福井警視」と間違って呼ばれ、すぐさま「照井です」と訂正している。進ノ介が警視庁の仮面ライダーだということは知っており、ロイミュード077が復活した際には協力してこれを倒した。他人から質問される事を嫌う性格はあまり変わっておらず、初対面時の進ノ介と剛からは「ロイミュードより手強く恐い人」という印象を持たれていた。電話越しだが亜樹子(未登場)のことは現在も変わらず「所長」と呼び続けているうえ、彼女との間に「春菜[7]」という名前の娘が生まれたことも明らかとなっており、娘の前では非常に甘い性格になる。
刃野 幹夫 ()- 風都署の刑事。一人称は「俺」。翔太郎とは彼が幼少期の頃からの知り合いで、良き理解者。
- 制服警官時代は不良になっていた学生時代の翔太郎を更生させようとよく追いかけ回しており、そのせいで彼からは「ジンさん」と慕われている。ドーパント関連事件における翔太郎の手腕を信頼しており、彼へ積極的に捜査情報を提供する代わりに事件解決の手柄は貰う協力関係を結んでいる。お気楽で調子がいいものの、知人が道を誤った際には根気よく接する人格者。また、不良時代の翔太郎を追いかけては同じ嘘に何度も騙されるなど非常に騙され上手で、嘘を言っていた相手でさえ最後は自分の嘘に付き合わされてしまうほどである。肩こりが持病で、常にツボ押し器[注 15]を携帯している。こぶ茶が好物で、超常犯罪捜査課室の在庫が切れていると仕事中でも真倉に買いに行かせる。
- 翔太郎たちのお陰とはいえ、これまでのドーパント関連事件について実績があったため、照井が風都署に赴任してからは彼が設立したドーパント関連事件を専門に担当する超常犯罪捜査課に配属され、直属の部下になった。作中ではその言動からいわゆるコメディリリーフのポジションにあるものの、翔太郎のささいな変化に気づく、仮面兵士と戦うといった活躍もみせる。
- ネット版『仮面ライダーW FOREVER AtoZで爆笑26連発』では、酷似した容姿の刃野博士が登場している。
- 『W&ディケイド』
- 「死人還り」に関する情報を届ける。荘吉に打ちのめされて「探偵を辞める」と言った翔太郎の変化を見抜く。
- 『オーズ&ダブル』
- 竜と亜樹子の結婚式に招待される。過去の風都で、メリッサのコンサートに乱入したスパイダー・ドーパントに立ち向かった際、荘吉と出会っていた。
- 『アクセル』
- コマンダー・ドーパントの分身体である仮面兵士たちと周囲の環境を巧みに利用した格闘術で傷つきながらも単独で渡り合うが、腹部を撃たれてしまう。同作品にて、階級が警部補であることが判明した。
真倉 俊 ()-
- 演 - 中川真吾
- 風都署の刑事で刃野の部下。一人称は「俺」。
- 刃野とは違い、部外者である翔太郎が事件に関わることを快く思っておらず、しばしば衝突する。そのため、刃野が翔太郎に情報提供する際は何かと理由をつけて追い払われるが、憎まれ口を叩きつつも何度も探偵事務所を遊びに訪れるほか、オールド・ドーパントの力で翔太郎が老化した際には世話を焼くなど、仲良くやっている。翔太郎のことは「探偵」と呼んでいる。
- あだ名は翔太郎に勝手に命名された「マッキー」で、当初はそう呼ばれるたびに「真倉刑事と呼べ!」と激昂していたが、いつしか受け入れてしまい、亜樹子からも呼ばれていた。
- 正論を口にすることもあるが、警察官としての信念がどこか空回りしており、翔太郎や刃野を初めとした周囲の人物からはからかわれるなど不遇な扱いを受けることもしばしば。基本的には善人だが権力に弱く、一般市民や容疑者など自分より下と見なした相手には高圧的な態度を取り、自分より立場が上な人間でも何らかの形で不利な状況に追いやられると途端に手のひらを返すなど、典型的な「強いものには媚を売り、弱いものには威張り散らす」タイプ。
- ネット版『仮面ライダーW FOREVER AtoZで爆笑26連発』では、酷似した容姿の真倉助手が登場している。
- 『アクセル』
- 『オーズ&ダブル』と同じ髪型で登場。竜が警察から追われる身となっても彼を庇うことなく、上の命令に従って行動するなど相変わらずの長いものに巻かれる一面を見せる。また、終盤では刃野に髪型が変わったことをいじられていた。
風都イレギュラーズ
風都の人間関係や裏事情に精通した、街の変わり者たち。翔太郎には情報屋として愛用されており、彼のことを「翔ちゃん」と呼んでいる。
「風都イレギュラーズ」の名は、『シャーロック・ホームズシリーズ』に登場する浮浪児集団「ベイカー・ストリート・イレギュラーズ」に由来する。これはもともとは番組スタッフ間での通称として用いられていたものであり、劇中でそう呼ばれることはないが、第48話冒頭の人物相関図でこの呼称が使われたほか、関連書籍[8][9]やテレビスペシャル『仮面ライダーW大百科[注 16]』ではこの通称で紹介されており、『Zを継ぐ者』ではフィリップたちがこの通称で呼んでいると説明された。どの人物も愛称で、本名や年齢は不明。
- ウォッチャマン
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- 演 - なすび
- 街中の美女を撮影し、画像をブログに掲載する趣味を持つ男性。「ウォッチャマン」という名はインターネット上でのハンドルネーム[10]。一人称は「俺」または「僕」。行動範囲が広いことから情報屋としては最も優秀で、翔太郎がしばしば利用する。報酬目当てで依頼に的確な対応を行なう一方、「探偵と言えば情報屋」という翔太郎の古風な探偵像を小馬鹿にしている面もある。iPhone 3Gをはじめとして、ソフトバンクモバイルの携帯電話を多数愛用している[11]。自転車マニアという一面も持っており、インターネットオークションで手に入れた「ふうとくんバイシクル」は一番のお宝である。
- 『風都探偵』でもテレビシリーズと同様の設定で登場するが、携帯電話はスマートフォンに乗り換えた模様。
- サンタちゃん
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- 演 - 腹筋善之介
- 時季にかかわらずサンタクロースの衣装にサングラスという出で立ちで、街の子供たちに玩具をプレゼントしながら徘徊する男性。一人称は「俺」。怪しい風貌だが、子供たちの人気者である。プレゼントは1回だけ事件解決の小道具として翔太郎が使用したことがあるが、実際の品物としてはあまり役に立たない。クイーンやエリザベス、ウォッチャマンとは仲が良く、特にウォッチャマンとは「風麺」で食事をしている場面が多いが、メンマは苦手。
- 本人曰く財政難らしく、普段の商店の看板持ちを含めてフリーターという面も持ち、「消えても気にされない(ガイアメモリの実験台として最適の)人間」としてガイアメモリ流通関係者に目をつけられたり、窓拭きのアルバイトで骨折するなど不運が多かったが、ミュージアム壊滅から1年後にはペットショップの店長になっていた。
- クイーン、エリザベス
- 2人組の女子高生。風都の学生事情に詳しく、学生が絡む事件の際には翔太郎に情報を提供することが多い。共に典型的な「今どきの女子高生」。
- 作中の歌番組のコンテストにより芸能界デビューを果たした。Queen & Elizabethも参照。
- 『風都探偵』では女子大生となっており、今でも女子高生達のカリスマのアイドルユニットとして活動している。
- クイーン
- やや冷静な性格で、エリザベスへのツッコミ役を務める。一人称は「私」。『運命のガイアメモリ』では、T2メモリ「クイーン」に惹かれ、半ば憑りつかれるように挿そうとしていた。
- エリザベス
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- 演 - 河西智美(当時AKB48)
- 明るく子供っぽい性格で、フィリップのことを意識している。一人称は「あたし」。『運命のガイアメモリ』では、T2メモリ「A」「K」「B」を女子高生ルートで集めていた。
青山 晶 ()-
- 演 - 嘉数一星
- テレビシリーズ第49話に登場した小学6年生。姉の唯を助けて欲しいと依頼しに来た。
- 「自分一人では何もできない」と公言していたが、「自分も本当は一人じゃ何もできないが、無理やり踏ん張っているだけ」と翔太郎から諭された。
- 『風都探偵』から仲間入りを果たし、現在風都イレギュラーズ最年少の中学生。「自分一人では何もできない」と公言するのはテレビシリーズの頃から変わらないが、現在は「他人の力を借りて物事を進める」という意味合いに変わるなど、大きな成長を見せている。
- SNACK & COFFEE 白銀
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フランク 白銀 ()- テレビシリーズ第27話・第28話に登場。リリィの祖父であるマジシャン。
- 『アクセル』
- マジシャン引退後、喫茶店「SNACK & COFFEE 白銀」を営んでおり、客からは「マスター」と呼ばれている。
- 『風都探偵』
- 営んでいる喫茶店は翔太郎が風都イレギュラーズと情報交換するための情報基地や探偵事務所以外で依頼人と話す場所として使われている。
- テレビシリーズでリリィを救ってくれた翔太郎たちへの恩を重んじており、調子に乗るリリィをたしなめている。
リリィ 白銀 () / インビジブル・ドーパント- テレビシリーズ第27話・第28話に「インビジブル」のメモリの使用者として登場。風都に住むマジシャン。第28話で自分を救った竜に好意を持った。
- 『アクセル』
- 祖父のフランクとともに喫茶店を切り盛りしており、翔太郎たちの行きつけの店になっている。結婚した竜に未だ好意を持っており、彼への不満を愚痴る亜樹子をからかう。
- 翔太郎たちが警察に見張られた際には脱出マジックで逃走を手伝う。
- 『風都探偵』
- 喫茶店を切り盛りする一方、テレビシリーズでの件を忘れて調子に乗ってはフランクにたしなめられている。
その他
- 「風麺」のマスター
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- 演 - どうきひろし
- テレビシリーズ第17・41話のほか、『運命のガイアメモリ』『超バトルDVD』『仮面ライダーアクセル』『オーズ&ダブル』『レッツゴー仮面ライダー』『スーパーヒーロー大戦Z』『平成ジェネレーションズ FOREVER』『風都探偵』に登場。風都市内でラーメン屋台「風麺」を営んでいる中国人風のトーンの高い喋り方が特徴の男性。ひょうきんかつ陽気な性格だが不幸体質な一面もあり、怪人に屋台を壊されたり、スリグループに財布をスられたりなど、災難に巻き込まれることも少なくない。
- 『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』では、マスターは登場しないが「風麺」の屋台が登場。
- 『風都探偵』でも、風麺を営む姿が描かれている。
- ネット版『仮面ライダーW FOREVER AtoZで爆笑26連発』
- 『ガイアメモリ研究所』で刃野博士が真倉助手に「UFO」のメモリを挿そうとしたが避けられ、マスターに挿さったために「UFO・ドーパント」に変身した。
- 『アクセル』
- バッグに入ったお金を葵らに盗まれた。
- ネット版『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦乙』
- 『客のいない屋台の謎 仮面ライダーバース編』に登場。タイトル通り、「客のいない屋台」についてさまざまな推論が展開されている。
園咲家
自らを「地球に選ばれた家族」と称する、風都への多大な影響力を持つ富豪一家。裏の顔として秘密結社ミュージアム[注 17]を設立しており、財団Xによる支援のもと、ガイアメモリの研究およびそれを人々に供給してドーパントによる事件を誘発させる根源的存在でもある。一家の裏の顔を知るごく一部の人間を除き、側に仕える専属のメイドたちでさえ仕事以外では関わってはならないとされ、風都署はおろか警察自体すら園咲家の詮索は不可能である。
「理想の社会の構築」を目的とし、風都とその住民を「地球の記憶」の巨大な実験場にしている。ただ、琉兵衛にその野心が芽生える前はごく普通の裕福な家庭であり、家族で楽しい一時を過ごしていたらしいことが回想シーンで描写されている。
当初、翔太郎たちは直接対峙した霧彦や冴子以外は組織の幹部であることを知らなかったが[注 18]、中盤に組織を抜け出した研究者の告白により、その存在が明らかとなった。 第46話にて仮面ライダーWとテラー・ドーパントとの激戦の末に園咲邸は炎上し、琉兵衛の死と共に壊滅する。 最終話では来人を除く4人で地球の未来を来人に託すことを選択し、成仏する描写がなされている。琉兵衛の妻・文音についてはシュラウド、長男・来人についてはフィリップの項を参照。
各自、園咲家の者にしか使用できない上位種のガイアメモリ・ゴールドメモリとガイアドライバーにより、一般のドーパントを凌駕する能力を誇る幹部級のドーパントに変身する[注 19]。
園咲 琉兵衛 () / テラー・ドーパント-
- 演 / 声 - 寺田農
- 園咲家の家長で、ミュージアムの創設者にして首領[12]。一人称は「私」。
- 風都博物館館長という表の顔を持つ[12]。表面的には笑顔を絶やさず穏やかで、家族には優しく食事など団欒に興じるが、その本性は園咲家が風都の頂点に立つことを当然と認識し、自身の行いによる市民の被害も意に介さない非情さを見せ、家族でさえも自身の意に沿わなくなれば笑いながら始末する冷徹な人物。家族の中では絶対的な権力を持っており、いかなる揉めごとも制止させる。
- ケーキなどの甘味に目がなく、有能なパティシエの作った菓子を楽しむことを日課とする。また、自身も料理の腕前は高いらしく、園咲家の最後の晩餐では手料理を振る舞っている。
- 組織を創設したのは「地球の記憶」の全てを解明することで園咲家を「理想の家族」にし、神の領域に登り詰めるためである。
- 実は最初から冴子ではなく若菜をミュージアムの後継者(女王)にするつもりだったらしく、Wの登場や冴子の造反は若菜に決意を促す「火付け役」としてあえて黙認していたに過ぎず、Wのエクストリームへの覚醒すらクレイドールの進化のための布石だったと発言している。終盤にて最終計画・ガイアインパクトにより、人類そのものを地球と一体化させることで非絶滅種族にしようと企てていたことが判明する。
- 最終作戦ではテラーの力で翔太郎の戦意を喪失させ、発狂死寸前まで追い込んだうえでフィリップを生贄にし、若菜をガイアインパクトで完全な「神の巫女」へ昇格させようと目論んだが、フィリップとの「約束」を思い出すことで恐怖を乗り越えて復帰した翔太郎に、計画に隠されていた「琉兵衛自身が家族を失う恐怖」を指摘されて動揺したことでガイアインパクトに失敗したうえ、Wとアクセルの共闘や連携攻撃にテラーの特性の欠点(後述)を突かれて敗北する。その後はテラードラゴンの墜落で炎上する屋敷内へ入り、若菜が地球の記憶を受け継いだことを確認した後、幸せだった頃の家族との思い出を回想しながら炎の中でダンスを続け、崩れゆく屋敷と運命を共にする。
- フィリップが若菜に蘇生させられたときは、ガイアスペースで以前の穏やかな息子想いの父親に戻っており、「この星の中からお前を見守っている」と言い残して家族と共に消えた。
- 『仮面ライダーディケイド』の光栄次郎とは、「栄ちゃん」「琉ちゃん」と親しく呼び合う友人関係にあり、屋台ラーメンなどで酒を飲んだり駄弁ったりしている。なお、栄次郎と接する際は園咲家の家族の前での威厳に満ち溢れた様子とは打って変わって軽妙でラフな話し方をしており、娘の教育談義に熱が入るなど、素は結構軽い性格をしていることが分かる。
- 『仮面ライダーゴースト 伝説! ライダーの魂!』では、フレイによって呼び出された怪人としてテラー・ドーパントが登場。恐怖を乗り越えたスペクターを見て、以前にも乗り越えた者がいたことを示唆する発言をしている。ダブル魂となったスペクターに敗れ「家族の元へ帰る」と言い残し爆散した。
園咲 冴子 () / タブー・ドーパント / Rナスカ・ドーパント-
- 演 / 声 - 生井亜実
- 園咲家の長女。30歳。一人称は「私」。
- ミュージアム傘下でガイアメモリを製造販売する会社「ディガル・コーポレーション」の女社長で[13]、メモリ流通の最高責任者を務めている。実行部隊の最高位で[要出典]、冷徹な経営能力と卓越した戦闘能力を持つ。性格は冷酷非情で[13]、ビジネス面で自分の利益となる話でなければ聞く耳すら持たず、一度無能・用済みと判断した者は容赦なく切り捨て、目的の為ならば身内であろうと犠牲や利用も平然と行う。
- 幼少より一家の跡継ぎとしてスパルタ教育を受けており、父への憎しみから「琉兵衛を倒して自分がミュージアムを統括する」という野望を抱いている。若菜に対しては自由奔放に育てられていたことを目の敵にし、憂さをぶつけていた。
- フィリップ(来人)奪回の失敗などにより新型のガイアメモリの開発が難航し、琉兵衛から釘を刺され焦りを浮かべ、新たに自分の利益になると判断して井坂に接近するが、さらに彼と関わり続け、自分の心を見透かす井坂に惹かれていく。彼の真意を聞いたことで結託、琉兵衛を追い落とそうとミュージアムを離反するが、井坂の死によって計画は予想外の失敗に終わり、反逆者としてミュージアムから追われることとなる。
- その後も逃亡を続けていたが、ミックの奇襲でガイアドライバーは破損しタブーメモリも失ってしまう。加頭に保護され、彼に協力関係を結ぶよう申し込まれるがそれを拒否。掃除婦に偽装してまで亡き夫の「ナスカメモリ」を入手、自身の意地のみで家族や仮面ライダー達へ復讐する道を選んだ。
- 若菜との激しい戦いでナスカメモリをブレイクされた後、「ミュージアムの新しいトップ」として加頭に身柄を狙われることとなった。憎しみの中にも自分を認めさせたかった父を失ったことで何かが吹っ切れたのか、翔太郎達に協力的な態度を見せており、彼らに財団Xの存在や加頭の拠点「CHARMING RAVEN」の場所を知らせるヒントを教えた。
- フィリップを失いたくない故にWに変身せず、単身でユートピア・ドーパントに立ち向かい、殺されそうになっていた翔太郎を助け、ユートピア=加頭を攻撃するもNEVERである彼を倒せず、逆に若菜ともども拉致される。
- その後も園咲の人間としてのプライドから加頭に反抗し、若菜を逃がす為にタブーに変身して戦うが、圧倒的な力を持つユートピアには敵わず倒されてしまう。そして「最も憎んでいた妹を救おうとして死ぬ」という自らの皮肉な運命を自嘲しながら駆けつけた翔太郎の前で息を引き取った。
- ガイアスペースではフィリップや若菜に対して優しい昔の性格に戻っており、フィリップに「風都を守る風でいなさい」と励まし家族と共に消えた。
園咲 若菜 () / クレイドール・ドーパント- 園咲家の次女。21歳。一人称は「私」。
- ラジオ局「WIND WAVE」の人気番組「園咲若菜のヒーリングプリンセス」のパーソナリティー[14]。風都では絶大な人気を誇るアイドルで、ファンからは「若菜姫」と呼ばれる。刃野やフィリップも彼女のファン。姉の冴子と違って表向きは人当たりが良いが、裏では周囲のあらゆる人間を見下しており、気に入らないことがあると露骨に不快な顔をして舌打ちするなど[14]、裏表の激しい性格である。その際の口癖は「何で私を怒らせるの!?」。
- スパルタ教育を受けていた冴子に比べると甘やかされて育てられ、子供の頃に冴子から八つ当たりで酷い苛めを受けている。それが前述の性格を形成した要因となり、冴子に対してことあるごとに突っかかりや因縁をつけ、彼女が失態を犯した時には陰でせせら笑い、霧彦や井坂といった冴子が見染めた男性もことごとく嫌っている。しかし、自分を慕っていた弟・来人には愛情を持っていたため冷徹な心の中にも良心や優しさは残っており、彼女自身が弟の面影を重ねるフィリップとの交流を通し、そんな自分と向き合うようになる。
- 冴子の離反と、彼女の代わりに後を継ぐことになったせいで前以上に不安定な状態が顕著になっていき、迷った末にフィリップと駆け落ちを図るも琉兵衛に阻止され、フィリップの素性を明かされた上で「この星のため」と説得を受け(前者に関しては直接劇中で描写されていない)、一転してミュージアム後継の道を選ぶことになる[注 20]。組織のリーダーとしての才覚は冴子よりも優れており、彼女がミュージアムを指揮監督するようになってから計画の進行の遅延が改善している。
- ガイアインパクトを実行のためにフィリップを制御プログラムとして地球の意思に接続しようとしていたが、翔太郎の復活により失敗。その身に地球の記憶が宿った状態で一命は取り留めた[注 21]が、加頭に連れ去られる。データ化した状態で財団Xの持つ人工衛星にダウンロードされるところだったが、冴子によって阻まれフィリップの依頼によってその場に現れた翔太郎に救出される。その際、自分を憎んでいたはずの姉に助けられたことに衝撃を受けていた。
- Wとユートピアの最終決戦の後は、警察病院にその身柄を保護されたが脱走し、その際に翔太郎の話から、自分のためにフィリップが消滅してしまったことを知る。その後は父や地球のためではなく、今の自分が本当に望むことは何かを考える。母・シュラウドの下を尋ね教えを請い、自らの身体をフィリップ復活のための代価として使うことを決意した(本人は「私なりのガイアインパクト」と称している)。その身体はエクストリームメモリとして再構成され、翔太郎の窮地を救い、メモリの内部空間で約一年かけてフィリップを完全な身体に再構築した。
園崎 来人 ()- →詳細は「§ 鳴海探偵事務所」を参照
園咲 霧彦 () / ナスカ・ドーパント-
- 演 / 声 - 君沢ユウキ
- 旧姓は
須藤 ()。黒スーツ姿に妹・雪絵 ()が婚約祝いに贈った、白地の中央に一点血が滲んだような配色のスカーフを着けている。一人称は「僕」もしくは「私」。 - 元はディガル・コーポレーションに勤務する一介の「闇のセールスマン」だったが、史上最高の優秀な営業成績を冴子が見初めて園咲家の婿養子として街の名士に成り上がり、組織の幹部入りを果たす[15]。婿入り後は冴子直属の部下としてガイアドライバーとガイアメモリを授けられ、商談や戦闘などの第一線に立っていたが、それを常に妨害するWに興味を持ち、その正体が翔太郎であることを知って幾度となく挑戦する。
- キザな性格で自信家ゆえに得意げに話す癖があり、余裕と営業用の笑みを常に絶やさないが、陰での鍛錬も欠かさない。ガイアメモリについては人間を素晴らしい存在に進化させる理想的な手段との見解を持つが、同時にガイアメモリの危険性も理解し、相応に分別や矜持へのこだわりを持つため、未来を担う子供たちにはガイアメモリを売らない主義を頑なに貫く姿勢を持つ。
- 風都への純粋な愛着は同じ風都育ちの翔太郎と同様であり、小学3年当時には風都のマスコットキャラクター「ふうとくん」をデザインしてコンクールで入賞している。物語中盤、散髪中にたまたま隣に座っていた翔太郎と意気投合し、その直後に相手の正体を知って戦うことになるが、互いに街を愛するものと認識し合う。また、そのことから唯一の肉親である雪絵には、何かあったら鳴海探偵事務所を頼るよう言い遺していた。
- ミュージアムが子供たちや自分を含めた風都の全住人を実験対象としか見ていなかったことを知り、園咲家から離反してWと共闘した後、メモリの副作用ゆえに自分の寿命が長くないことを悟りつつ、翔太郎に「ふうとくん」のキーホルダーと街の未来を託して立ち去る。その後、冴子に離反を持ちかけるも用済みと判断されて処刑され、灰塵と化して消滅する。表向きには事故死とされたその報道は、翔太郎に「風都を愛する者同士」として虚無感を覚えさせた。
- 『W&ディケイド』
- 「死人還り」を行うドーパントの力に目を付け、彼と戦うWを襲撃する。偶然琉兵衛と屋台にいた栄次郎(スーパー死神博士)を「死人還り」を起こした者と予測していた。DC版で三人一緒に変身するシーンが追加される。
- ミック / スミロドン・ドーパント
- 園咲家の飼い猫。品種はブリティッシュショートヘア[注 22]。
- 琉兵衛がフィリップ=来人の3歳当時に買い与えた猫で、名付け親もフィリップ。猫ではあるが琉兵衛に寵愛され、園咲家では晩餐会に参加するなど親族の人間と同等の扱いを受け、メモリと首輪型のドライバーを与えられている。家族には懐くが、霧彦や井坂にはまったく懐かない。食事の時には琉兵衛に抱かれている。
- ミュージアムへの反逆者や失態を犯した構成員の抹殺を行う処刑人の役目を担っており[16]、琉兵衛の命令であれば霧彦や冴子であろうとも容赦なく抹殺の対象として追跡・始末するが、あくまでも命令にしか応じないうえに自らの意志で戦うことも無く、状況の突然の変化には対応できない。
- 少なくとも14歳以上[注 23]とかなりの老齢ながらまだ元気で、普段は猫らしく屋敷内や街を自由気ままに徘徊している。知能は非常に高く(あくまで猫としては)、琉兵衛直属の用心棒を務めており、猫ならではの隠密性を活かした標的の追跡・捕獲、要人の護衛といった諜報活動も行っている。
- 終盤でWやアクセルと最終計画のキーアイテム・イーヴィルテイルの争奪戦を繰り広げるが、園咲家のデータを読んだフィリップによる飼い猫としての習性を利用した術中にはまり、「メタルスタッグブレイカー」でドライバーを破壊されてメモリブレイクされる。その場はテラーの出現を受けて逃亡したが、ミュージアムの壊滅後はフィリップの「依頼」により翔太郎が保護する。最終的には鳴海探偵事務所の飼い猫となり、新たな飼い主の亜樹子らにもすぐに懐いている。
- テレビシリーズ最終話には登場しないが、冒頭で翔太郎がキャットフードを購入しているシーンがあるため、存命していることがうかがえる。
- 『風都探偵』
- 鳴海探偵事務所へは気が向いた時にしか戻ってこないが、その際には「街」による風都の異変を感知して翔太郎たちを導くなど、かつて経験したガイアメモリの影響による知性の高さをフィリップに分析されている。新たに事務所の一員となったときめには亜樹子の時よりも即座に懐いており、彼女を驚かせている。
- なお、事務所で飼われているという設定を踏まえ、ドアの下部にはミック専用のペットドアが追加されている。
園咲家の関係者
- シュラウド
-
- 声 - 幸田直子
- 全身を黒ずくめの服に包み、顔をサングラスと包帯で覆った長髪の女。一人称は「私」。
- その容貌から、亜樹子には「ミイラ女」と呼ばれた。家族の仇への復讐に燃える竜にアクセルとしての力を与えた人物。また鳴海探偵事務所を古くから知ると発言するなど荘吉との関わりも示唆されており、フィリップのミュージアムからの救出を荘吉に依頼し、彼の救出後も新しいメモリガジェットの設計図とギジメモリを送付し、窮地にはアクセルに与えたガンナーAやエクストリームメモリで救出するなど、度々支援を行っている。
- 本名は
園咲 文音 ()。琉兵衛の妻にして、冴子・若菜・フィリップ(来人)の実母である。ミュージアムの科学者としてガイアメモリ研究に携わっていたが、最愛の息子をミュージアムの道具として奪い、さらに自分を用済みと切り捨てた琉兵衛への復讐を決意。家族の下を離れて様々に暗躍するようになった。打倒琉兵衛を狙う井坂にウェザーメモリを提供した張本人でもある。若いころの回想シーンでも素顔は最後まで明らかにならなかった。 - ライダーやドーパントには変身しないが、炎を操る能力を持つほか、護身武器にシュラウドマグナム[注 24]というハンドガンを持つ。これにボムのガイアメモリを装填することにより、着弾寸前に四散し、それぞれが敵に向かう光弾を発射するマキシマムドライブを発動する(技の名称は不明)。
- 竜にメモリとドライバーを渡したのは、彼が精神干渉タイプのドーパント(すなわちテラー)の攻撃に耐性のある特殊体質に加え、テラーの恐怖心に打ち克てる強い力、すなわち自分と同じ「家族を奪われた憎しみ」を持っていたためであった。これにより竜をアクセルとして闘わせることで強く鍛えあげた上で、最終的には竜とフィリップを究極のW・サイクロンアクセルエクストリームに変身させ、琉兵衛を倒させようと考えていた。このため意図せず双方に関わり計画の異分子となりかねない不確定要素の翔太郎に対しては否定的な言動が多く、フィリップと接触した際翔太郎と縁を切るよう忠告する。フィリップの進化により変身後のWが不安定になりつつあったこともあり、フィリップも一度はその言葉を受け入れかけたが、亜樹子の仲介により二人は和解し、その後の戦いで初めてWがCJXに覚醒した時も苛立ちと共に翔太郎を認めない態度を示している。また竜の戦う原動力が「憎しみ」から「他人を守ろうとする意志」に変化したことにも失望を見せた。
- 計画の最終段階として、他者を老化させる精神干渉タイプのオールド・ドーパントを利用することで、竜の特殊体質を確認すると共に翔太郎を老化させることで排除し、竜とフィリップにWへと変身することを促す。その後井坂にメモリを提供したことが竜の耳に入ったことを利用し、竜に自身こそが復讐の元凶であると誤解させ、自身を殺させることで竜の憎しみを再燃させようとした。
- そもそも彼女が井坂にウェザーのガイアメモリを渡したのは、彼がテラーのガイアメモリを手に入れるために琉兵衛を倒すだろうと予想していたからである。結果的にその行動は「暴走した井坂による無差別殺人」という惨劇を招くきっかけとなり、彼女も内心では竜の家族をはじめ、多くの無関係な犠牲者を出したことを悔いていた。最終的に竜にその良心と彼女の復讐心の正体が「息子・来人を救いたい」という愛情であることを見抜かれ、「琉兵衛は俺達3人が憎しみ以外の力で倒す」という宣言を聞き、竜に対して家族のことを深く謝罪、自分の復讐劇をドロップアウトする。同時に翔太郎に対する考えを改め、フィリップの相棒であることを認め、信頼を寄せるようになる。琉兵衛に対しても自身の敗北は認めているが、彼らの勝利を確信している節が見られる。
- 以降は傍観者という立ち位置を続けながらも「一人の母親」という意思が強く見られ、ガイアインパクトの生贄として囚われたフィリップ、フィリップの消滅の事実を知り悩む翔太郎、フィリップの消滅を知り愕然とする若菜らに彼らなりの答えを見つけられるように助言を与えた。しかし最期に若菜に声をかけたと同時に彼女の腕の中で安らかに息を引き取り、役目を終えたかのようにその生涯を閉じた[注 25]。
- 『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』
- ディレクターズカット版ではラストに何者かがシュラウドの包帯を巻くシーンがあるが真偽は明らかではなく、オーディオコメンタリーでも「彼女は誰だったのか?最後はちょっとホラー映画チックになってしまいましたが」とコメントしている。
- 『オーズ&ダブル』
- 若い頃の姿が描かれ、彼女が荘吉の幼馴染で、彼にロストドライバーとスカルメモリを託したことが判明する。
井坂 深紅郎 () / ウェザー・ドーパント-
- 演 - 檀臣幸
- 42歳(1967年10月20日生まれ[18])。井坂内科医院[注 26]の院長。
- 一見すると穏やかで物腰柔らかい印象であるが、裏世界での顔はドーパント専門の外科医で、ドーパントの能力に対する異常なまでの貪欲さを持ち、それを満たす為には手段を選ばない狂気を秘めており、他人の心を見透かす不気味さを放つ人物。竜が探していた家族の仇・「
W ()のメモリの持ち主」その人である。 - かつては「自分が何者であるのか」という疑問を解明するために生命の研究に没頭していたが、その答えを見出せずに自暴自棄となっていた10年前にテラー・ドーパントを目撃。彼に恐怖と同時に感動を覚え、琉兵衛を倒しそのメモリを手に入れることを誓ってガイアメモリの世界に傾倒、現在の人物像ができあがる。打倒琉兵衛を狙うシュラウドにウェザーメモリを与えられたが、その力に魅了されて暴走し、目的の為なら手段を選ばなくなる。風都の住人だけでなく自身をも被験体にし、物語開始時の昨年にあたる時期にはメモリの性能を試すために様々な手法で周期的な連続殺人を実行していた。照井の家族を殺害したのもその過程でほぼ無差別に選んだ対象の一つに過ぎず、この暴走はシュラウドの予想を超えたものであり、彼女に内心で後悔させることになった。
- 「ガイアメモリとは直挿しすることに意味がある」との理念から、メモリの力を一部でもスポイルするドライバーの使用や仮面ライダー用の精錬されたメモリの存在には否定的で、ドライバー不使用による副作用や力の暴走にも利用価値を見出している。これらの行いによって冴子には「ガイアメモリが生んだ突然変異の化け物」と称されている。これらの独自の実験は一定の成果を得ており、1人につきメモリ1つが限界容量であることを無視し、肉体に日々複数のメモリを挿入することで、メモリの「地球の記憶」そのものを取り込めるよう強化されており、メモリに特殊な操作を施した状態で過剰適合者に使わせることで、メモリの力を使用者が死ぬレベルまで増幅させた上で使用者の死後に回収、自らがそのメモリを取り込みパワーアップしようと目論んでいた。その代償として異常なまでのエネルギー摂取が必要となっており、常軌を逸する食欲と食事量をもつ。
- その研究成果からミュージアムの重要な支持者としての待遇を受けており、園咲家とは何度も会談を行っているが特定の組織に従うことは好まないため所属はしていない。その異様さは園咲家の面々にも認識されており、琉兵衛は「少々危険な人物」と評し、特に若菜は得体のしれない不気味さに加え、勝手にドライバーをいじられたこともあって露骨に嫌悪している。琉兵衛とは表向きでは協力関係にあるが、若菜の治療の一件や自身の目的もあり一触即発の状態であった。また自分の楽しみ(実験)を妨害した者に対しては徹底的に排除する執着心を持つ。冴子のことは当初は利用していただけだったが、何時しか、彼女を本当に愛するようになり、そのことに自身も驚いていた。
- とある事件の調査で検問した竜の前で変身したことにより正体が露見、病院を去り園咲家の食客として暫し滞在する。それから暫くはミュージアムの用心棒のような存在として度々ライダーの妨害を図るが、後に期が熟したと判断して琉兵衛を倒す最終段階に入る。それはミュージアムの保管庫から盗み出したケツァルコアトルスメモリ[注 27]を自分の能力に加えることであり、メモリの過剰適合者である島本 凪(しまもと なぎ)を恐怖の感情で支配しよう[注 28]と画策。凪の心の支えとなっていた竜を完全に亡き者にしメモリを完成させようと決闘を申し込むが、「復讐」ではなく「守る」ために戦うことを決意した彼が新たに手に入れたトライアルメモリのマキシマムドライブ「マシンガンスパイク」を受けメモリブレイクされる。さらにガイアメモリの過剰摂取や改造メモリの使用などによるデータコンフリクト(反動)により全身にコネクタが出現、そして翔太郎達に「お前達の運命はシュラウドという女に仕組まれていた[注 29]」と言い残して、コネクタに蝕まれて肉体組織が分解され消滅。翔太郎からは「悪魔にはふさわしい最期」と評された。
財団X
加頭 順 () / ユートピア・ドーパント-
- 演 - コン・テユ
- 財団Xのミュージアム担当エージェントで[19]、詰襟の白いスーツを着た青年。一人称は「私」。
- 完全に無表情だが、一種の感情表現なのか不意に手にしている物を床に落とす癖がある[19]。
- ミュージアムの経営体制を管理しており、園咲家には正面から出入りし、琉兵衛に対しても進捗状況を伝える際、無感情かつ慇懃無礼に接する。ミュージアムの元幹部である冴子には、存在を知らされていなかった。
- 琉兵衛と商談している裏で彼を裏切った冴子を匿い、無償でミュージアムの動向・情報を提供している。その動機は曰く彼女への好意からであり、「財団としてではなく、一個人として支援している」と言っている。しかし、最も知られてはいけないはずの琉兵衛や若菜に冴子を助けたことが露見しても、平然と対応していた。無表情さからなかなか信用されない旨を打ち明けており、冴子にも支援の動機は冗談だと思われていた。
- 琉兵衛の死後は若菜の身柄を独自に確保したうえ、彼女をデータ化して財団Xの人工衛星にインストールし、地球規模でのガイアインパクトを行おうと企む。そのために冴子をミュージアムの後継者に擁立し、表舞台に姿を現して翔太郎たちと対峙する。
- 本来、園咲家の者にしか使用不可能なゴールドメモリの1つであるユートピアメモリとガイアドライバーを、スポンサー特権として所持している。ユートピアメモリとの適合率は98%と驚異的な数値を示しており、ユートピア・ドーパントへの変身時は最強クラスの実力を発揮する。
- さまざまな投資対象の優れた超人化技術を、実演を兼ねてすべて取り込んだテストタイプ超人兵士のエリート[20]としての側面も持つ。『運命のガイアメモリ』・『エターナル』に登場した死者蘇生兵士・NEVER(ネクロオーバー)の通常兵器を一切受け付けないほどの強靭な肉体は、タブー・ドーパントの猛攻にも生身で耐えきる。そのうえ、『エターナル』に登場した超常能力を増幅する細胞処置を受けた超能力兵士・クオークスとしてパイロキネシスやサイコキネシスの能力を持ち[21]、テレビシリーズでの戦闘時には雷・竜巻・地割れを発生させている。
- Wへの変身を拒む翔太郎を一蹴して照井に重傷を負わせたうえ、フィリップの心の揺らぎが若菜のエクストリームの力を促進することを見出し、風都の人々の生きる希望を奪って仮死状態にすることで、フィリップに精神的な苦痛を与える。そのやり方に反発し、自分を裏切った冴子をその手で葬ったが、翔太郎の決死の行動により若菜を救出され、ガイアインパクトを阻止される。
- 最終決戦では抑えていた激情を露にしてWに挑むが、「ダブルプリズムエクストリーム」を受けてメモリブレイクされ、自身も消滅した。その際には「人を愛することが罪だとでも?」と述懐しており、組織としての目的以上に愛した冴子に尽くすという個人の目的を重視していたことがうかがえる。
- 名前の由来は、数字に非常にこだわる性格であることから、「数」および「順番」の「順」[22]。
- 『エターナル』
- 風都に着任する以前の動向が描かれる。T1エターナルメモリで仮面ライダーエターナル レッドフレアに変身して現れ、サイコキネシスを用いて克己とレイカを圧倒するが、克己に惹かれたエターナルメモリに拒絶される。その後はユートピア・ドーパントとして克己と再戦するが、彼が変身したエターナルの力に敵わず、「エターナルレクイエム」を受けて戦死する。その死体は財団Xに回収され、財団の幹部・田端の提案でNEVERとして蘇生させられることとなる。
- 感情が欠落したかのような態度や物言いはNEVERになっていたことが原因であり、クオークスの研究施設「ビレッジ」にてエターナル=大道克己に息の根を止められる以前は、動揺すると喋り方が上擦るなどの人間らしさはまだ残されていた。上記のように、クオークスの超能力(パイロキネシス・サイコキネシス)を使いこなすこともできる。
- 田端
-
- 演 - 竹岡常吉
- 財団Xのメンバーの1人で加頭の部下。組織や加頭への忠誠心は厚く、克己が変身したエターナルに敗れて死亡した加頭を「財団Xはあなたを失うわけにはいかない」とNEVERとして蘇らせることを最初に提案した。
- ヘリコプターでT2ガイアメモリを財団本部へ運搬中、襲撃してきた克己にエターナルメモリを強奪されたことからヘリを自爆させ、自分の命と引き換えに他のメモリを街中に散布した。
- 上記のように、わずかな登場ながらテレビシリーズ・劇場版・Vシネマを通じ、それぞれ後の展開に大きな影響を与えている。
- ネオン・ウルスランド
-
- 演 - ガウ
- 財団Xの局長。加頭の上司の女性で、彼と同様に詰襟の白いスーツを着ており、加頭以上に冷酷にして無表情。
- ミュージアムの壊滅後に登場し、加頭に新たなる拠点として、表向きは製薬会社としての顔を持つ「CHARMING RAVEN」を提供する。携帯端末や白いストップウォッチを手にしており、後者で会話の時間を常に計測しては秒刻みのスケジュールの管理を行っている。
- CJXと加頭=ユートピア・ドーパントとの戦闘を離れた場所から見届け、加頭が敗れ去るとガイアメモリに完全に見切りをつけて立ち去り、財団Xは風都におけるガイアメモリ事業から完全に手を引いた。
- 彼女が所持していた携帯端末には投資対象候補のデータとして、NEVERが評価:B+、シリーズ次回作『仮面ライダーオーズ/OOO』のキーアイテム「オーメダル」(携帯端末上では「COREMEDAL & CELLMEDAL」)が評価:Aと、それぞれ記録されていた。
ドーパント事件の関係者
この項では、探偵事務所の依頼者やドーパント事件の加害者・被害者を記載。
津村 真里奈 () / ティーレックス・ドーパント- 翔太郎の幼馴染。テレビシリーズ第1・2話に登場する依頼人であり、事件の真犯人。「失踪した恋人・戸川陽介を探して欲しい」と翔太郎に依頼しにやってくる。
- 元は風都のアパレルメーカー「WIND SCALE」に勤めていたデザイナー。しかし自分が作成したデザインが上司によって悉く不採用され、挙句の果てにリストラされるという不遇を受け会社に対して恨みを抱く。そのため自分がデザインした商品を販売している店舗に戸川を利用して襲撃させた。
- 戸川殺害後、正体を見破った翔太郎に自首を勧められるがそれを拒否し、交戦。メモリブレイクされ、逮捕された。
- 『オーズ&ダブル』
- 幼少時代の真里奈が、幼少時代の翔太郎とともに登場する。
戸川 陽介 () / マグマ・ドーパント-
- 演 - YOH
- テレビシリーズ第1・2話に登場。事件の実行犯。
- 元は風都のアパレルメーカー「WIND SCALE」に勤めていた社員。リストラされたことにより会社に恨みを抱き、復讐するため「WIND SCALE」の店舗があるビルを次々とマグマで溶かしていった。
- Wとの戦いでメモリブレイクされた後、ティーレックス・ドーパントに変身した津村真里奈に口封じで殺される。
和泉 優子 ()-
- 演 - 妹尾友里江
- テレビシリーズ第3・4話に登場。和泉和菓子店の看板娘。
- 経営難に苦しむお店を救うために少しでもお金を増やしたいという、些細な動機でミリオンコロッセオに入ったが、そこで魅せられてしまい親からお金を毟り取る不良娘になってしまった。
- 命をかけたファイナルゲームにまで敗北してしまい、命を吸い取られる直前、亜樹子達に救われ改心。元の店の看板娘に戻った。
- 13話にて再登場。園咲若菜の「ヒーリングプリンセス」でのスペシャル企画の風都の甘い物ベスト3の一つに「風都銘菓 和泉和菓子店」が取り上げられインタビューに応じる。
- 演じる妹尾は、自身の見た目が温和な雰囲気であるため荒れ狂う場面を演じるのに苦労したが、椅子を蹴る場面などはやりたい放題で気持ちよかったと述べている[23]。
- 和泉 優子の父母
- テレビシリーズ第3・4話に登場する依頼人。風都銘菓・風都饅頭の元祖と言われている老舗「和泉和菓子店」の店主夫婦。
- 「ミリオンコロッセオに入り浸る娘・優子の素行調査をして欲しい」と探偵事務所にやってくる。
加賀 恭三 () / マネー・ドーパント-
- 演 - 我修院達也
- テレビシリーズ第3・4話に登場。風都の都市伝説となっている幻のカジノ「ミリオンコロッセオ」のオーナー。
- 自身もゲームに参加するギャンブラーでもあり、お金よりもギャンブル自体とそれに嵌り破滅していく人間の姿を見ることに快感を覚える愉快犯。巨額の金を賭けさせて全財産を失った後、命を担保としたファイナルゲームを持ち掛ける。それにも敗れた場合は、マネー・ドーパントとなり相手の体に端子が付いたコインを挿し、生命を吸い取っていた。ゲームの腕前も一人前で翔太郎とのババ抜き対決では終盤までゲームを支配していた。
- ミリオンコロッセオの所在を探ろうとする翔太郎の前に現れ、彼と交戦。一方的にやられるも、「家族」に対する強いトラウマを持つフィリップが上手く機能しなくなり退散する。潜入捜査している亜樹子の挑戦を承諾し、彼女に呼ばれたフィリップとルーレットで対戦。序盤は大敗するも、再びフィリップのトラウマを刺激し逆転、Wのメモリを次々と奪っていく。フィリップの危機にババ抜きで勝負を挑んだ翔太郎にも高い洞察力で圧倒し追いつめるも、亜樹子の言葉でトラウマを脱却したフィリップと翔太郎の連携プレーにより敗北。マネー・ドーパントとなって闘うも、これにも敗れてしまいメモリブレイクされる。皮肉にもギャンブルの敗者から言われて嘲笑していた「次こそ私にツキが来る」を最後に自分が言ってしまった。
- 楠原みやび,あすか親子
- テレビシリーズ第5・6話に登場する依頼人。ボディガードを依頼。
- 楠原みやびは同じ市議会議員だった夫の意思を引き継ぎ、第二風都タワー建設に邁進している。建設予定地の地下にミュージアムの関連施設が存在したため、鷹村に命を狙われる。
- あすかはみやびの娘。みやびから死んでいる父は「仮面の騎士」となって人知れず戦っていると聞かされたため、初めて見た仮面ライダーWをパパと思い込んでいた。
- Wが鷹村を倒した後、第二風都タワー建設の計画を白紙にした。
- みやび役の川田は、ただ性格がきついのではなく、強がっているキャラクターであることを意図したと述べている[23]。
鷹村 源蔵 () / アノマロカリス・ドーパント-
- 演 - 伊東孝明
- テレビシリーズ第5・6話に登場。第二風都タワーの建設予定地の地主で、ミュージアムの末端。
- 彼の持つ土地の地下にガイアメモリの製造工場が存在していた為、第二風都タワー建設を白紙にさせようと、自身が持つプロダクション(完成版)モデルと部下が持つプロトモデル(実験版)の2つのアノマロカリスメモリを利用して楠原親子を襲撃する。
- 部下がメモリブレイクされ襲撃も悉く失敗したため、霧彦の協力を仰ぎ仮面ライダーの足止めをしている間に、あすかを誘拐。始末しようとするも、仮面ライダーWに阻まれ交戦。敗北し、メモリブレイクされる。
稲本 弾吾 ()-
- 演 - 森崎ウィン
- テレビシリーズ第7・8話に登場する依頼人。風都で有名な17歳のカリスマ高校生ストリートダンサー。フィリップが知りたがっていた「ヘブンズトルネード」を踊れる人物。
- かつては星野千鶴と共にストリートダンスを踊っていたが、一年前に決別している。千鶴がなぜコンビを解消したのかわからずムシャクシャしたため、その勢いで裏携帯サイト「闇の害虫駆除」で千鶴を殺してほしいと書き込みをしてしまう。しかしそのサイトを元に本当に「闇の仕置人ゴキスター」が殺人をしている事を知った彼は、事件が本当におきてしまうという恐れから匿名で窓から依頼内容「風花高校に来る怪しい奴(闇の仕置人ゴキスター)を捕まえてくれ」を投げ込み鳴海探偵事務所に調査依頼をすする。
- ヘブンズトルネードの謎を解き、仮面ライダーWがコックローチ・ドーパントと戦っていた際には、仮面ライダーWとペアでストリートダンスする要領でコックローチ・ドーパントと戦った。
星野 千鶴 ()-
- 演 - 藤井玲奈
- テレビシリーズ第7・8話に登場する稲本弾吾のダンスパートナー。風花高校に通う女子高生。弾吾が裏携帯サイト「闇の害虫駆除」に書き込んでしまったため、コックローチ・ドーパントのターゲットにされる。
- 弾吾とはダンスパートナーだったが、自身のダンス技術が足を引っ張ってしまうのではないかと考え、ヘブンズトルネードで大事なバランス感覚を訓練するため弾吾に秘密にしてシンクロ部に入る。しかし、真意を知らない弾吾とはケンカ別れしてしまう。
- ゴキスターに狙われている原因が弾吾であることが発覚してケンカになるが、フィリップが地球の本棚から検索した「仲直りする最高のシュチュエーション」でリボルギャリーのハッチの中の格納部に閉じ込め、ケンカギリギリになるまで本音をぶつけあう方法でお互いの本心を出させ,誤解は解けて仲直りした。
伊刈 () / コックローチ・ドーパント- テレビシリーズ第7・8話に登場。風都の闇の仕置き人「ゴキスター」を名乗り、インターネットの専用裏サイト「闇の害虫駆除」に書き込まれた駆除依頼を請け、その対象者を執拗に狙う同人誌漫画家。
- 歪んだ正義感の持ち主で、自らの作品「風都仕置人疾る」で綿密な駆除計画をたて、それを則って遂行していく。一度狙った対象は「駆除」が完了するまで徹底的に追い詰める執拗な性格。
- コックローチ・ドーパントのスピードで翻弄し、次々とWのガイアメモリを奪っていく。最後は稲本弾吾とWのコンビネーションダンス攻撃によって翻弄され、敗れる。
浅川 麻衣 ()-
- 演 - 乙黒えり
- テレビシリーズ第9・10話に登場する依頼人。「園咲家にスイーツを作りに行ったパティシエの父を探して欲しい」と他の消えたパティシエの親族とともにやってくる。
- 父と同じ店でパティシエとして働いており、上位6人目として園咲家のゲストパティシエとして呼ばれていた。スイーツ・ドーパントに何度も誘拐されそうになるが、亜樹子や翔太郎たちが守ってくれたことにより難を逃れた。
- 14話にて再登場。園咲若菜の「ヒーリングプリンセス」でのスペシャル企画の風都の甘い物ベスト3の食べ歩き取材の生中継にてインタビューに応じる。園咲若菜に嫌がらせの事件に負けないようにと励ます。
佐々木 由貴子 () / スイーツ・ドーパント-
- 演 - 濱田万葉
- 園咲家に仕えるメイドの一人で元飲食系雑誌ライター。
- 過去に風都一番街に自身がプロデュースした店を出店したがその店が潰れ、借金を踏み倒すためにスイーツメモリを購入しドーパントとなった。しかしメモリの力に飲まれ、他のパティシエを使って自分の舌だけを楽しませるためのスイーツを作らせようと暴走してしまった。メイドとなって園咲家に潜り込み、園咲のスイーツタイムに呼ばれる人気ゲストパティシエを次々と誘拐し我が物にしようと犯行を重ねていった。
- 園咲家にメイドとして潜入していた亜樹子が仕掛けた不味いスイーツの罠に嵌り正体を明かす。麻衣をそのまま誘拐しようと力づくで行動を起こすが、亜樹子が身を呈したため失敗。最後はWにメモリブレイクされる。
青木 幹男 ()-
- 演 - 辻岡正人
- テレビシリーズ第11・12話に登場する依頼人で、ストリートギャングの黒須の部下。「命を狙われている!!助けてくれ!!」と切迫した様子で翔太郎に助けを求めた。
山村 康平 ()-
- 演 - 橋爪遼
- 姉の幸を撥ねた黒須達に復讐を誓う。
山村 幸 () / バイラス・ドーパント-
- 演 - 松岡璃奈子
- テレビシリーズ第11・12話に登場。黒須達が乗った車に撥ねられて昏睡状態になる。
湯島 則之 ()-
- 演 - 坂田鉄平
- 女子大で美術の指導をしている男。山村幸と結婚の約束をしていたが、結婚式の一ヶ月前に幸が交通事故にあい意識不明になってしまった。実は女性を食い物にするような卑劣な人間で、幸に対して結婚詐欺を行おうとしていた。それを知った幸から殺されそうになった時に、反省するどころか「俺には関係ない」と言い放ち、挙げ句の果てにバイラス・ドーパントが目の前で消滅した時に嘲笑ったため、激怒した翔太郎に「お前の罪を数えろ」と言われ殴られた。
麻生 冬美 ()-
- 演 - 森下悠里
- テレビシリーズ第15・16話に登場する依頼人。
倉田 剣児 () / アームズ・ドーパント-
- 演 - 西興一朗
- テレビシリーズ第15・16話に登場。
- バーバー「風」のマスター(茜の父)
-
- 演 - あご勇
- テレビシリーズ第17・18話に登場する依頼人。
江草 茜 () / バード・ドーパント-
- 演 - 今野真菜
- テレビシリーズ第17・18話に登場。
片平 清 () / アイスエイジ・ドーパント-
- 演 - 渋谷謙人
- テレビシリーズ第19・20話に登場。
九条 綾 () / トライセラトップス・ドーパント-
- 演 - 木下あゆ美
- テレビシリーズ第21・22話に登場。
ジミー中田 ()-
- 演 - 冨田佳輔
- テレビシリーズ第23・24話に登場。
沢田 さちお () / ライアー・ドーパント-
- 演 - モロ師岡
- テレビシリーズ第23・24話に登場。
- リコ
-
- 演 - 澤田萌音
- テレビシリーズ第25・26話に登場する依頼人。
堀之内 慶應 () / パペティアー・ドーパント-
- 演 - 四方堂亘
- テレビシリーズ第25・26話に登場。
雪村 姫香 ()-
- 演 - 麻生夏子
- テレビシリーズ第29・30話に登場する依頼人。
- サム /
尾藤 勇 () -
- 演 - 小沢和義
- 荘吉を「旦那」と慕う男性。テレビシリーズ第31・32話では荘吉を頼って鳴海探偵事務所を訪れていた。
- 『オーズ&ダブル』
- 生前の荘吉とのつながりが描かれ、彼にストーンを紹介する。
有馬 丸男 () / ビースト・ドーパント-
- 演 - 勝矢
- テレビシリーズ第31・32話に登場。
有馬 鈴子 () / ゾーン・ドーパント-
- 演 - 魏涼子
- テレビシリーズ第31・32話に登場。
不破 夕子 () / イエスタディ・ドーパント-
- 演 - 平田薫
- テレビシリーズ第33・34話に登場する依頼人。
- その正体は霧彦の妹
須藤 雪絵 ()であり、冴子に兄を処刑された復讐のためにイエスタデイのメモリを使用していた。Wにメモリブレイクされた後は副作用によって記憶喪失となる。 島本 凪 ()-
- 演 - 和川未優
- テレビシリーズ第35・36話に登場する依頼人。
山城 諭 ()-
- 演 - 中西良太
- テレビシリーズ第37・38話に登場する依頼人。
- イナゴの女 / ホッパー・ドーパント
-
- 演 - 佃井皆美
- テレビシリーズ第37・38話に登場。
虹村 あい ()-
- 演 - 谷澤恵里香
- テレビシリーズ第39・40話に登場する依頼人。
川相 透 () / ジーン・ドーパント-
- 演 - 川野直輝
- テレビシリーズ第39・40話に登場。
城島 泪 ()-
- 演 - 奥村佳恵
- テレビシリーズ第41・42話に登場。
上杉 誠 () / ジュエル・ドーパント-
- 演 - 河合龍之介
- テレビシリーズ第41・42話に登場。
武田 智 ()-
- 演 - 小谷幸弘
- テレビシリーズ第41・42話に登場。
後藤 良枝 ()-
- 演 - 遊井亮子
- テレビシリーズ第43・44話に登場する依頼人。
相馬 卓 () / オールド・ドーパント-
- 演 - 小豆畑雅一
- テレビシリーズ第43・44話に登場。
轟 響子 ()-
- 演 - 平田裕香
- テレビシリーズ第45・46話に登場する依頼人。
相田 伊三 () / 親子丼・ドーパント-
- 演 - ヒロシ
- 『仮面ライダーW 超バトルDVD 丼のα/さらば愛しのレシピよ』に登場するオムライス屋「オムライFu」のマスター。
相田 エリコ ()- 『仮面ライダーW 超バトルDVD 丼のα/さらば愛しのレシピよ』に登場。伊三の娘。
- フロッグポッド(声)
-
- 演 - 太田真一郎
- 『仮面ライダーW 超バトルDVD 丼のα/さらば愛しのレシピよ』に登場。ドンブリコンテストの司会&レポーターを務める。元ネタは『料理の鉄人』より。
小説版の登場人物
- 禅空寺 香澄(ぜんくうじ かすみ)
- 『小説 仮面ライダーW 〜Zを継ぐ者〜』のヒロイン。ZENONリゾートを運営する禅空寺家の次女。18歳。
- 弓岡 あずさ(ゆみおか あずさ) / ズー・ドーパント
- 『小説 仮面ライダーW 〜Zを継ぐ者〜』に登場。香澄の侍女を務める初老の女性。
- 禅空寺 俊英(ぜんくうじ としひで) / ズー・ドーパント
- 『小説 仮面ライダーW 〜Zを継ぐ者〜』に登場。ZENONリゾートのCEO。禅空寺家の長男で、背がやや低い。30歳。
- 禅空寺 朝美(ぜんくうじ あさみ) / クインビー・ドーパント
- 『小説 仮面ライダーW 〜Zを継ぐ者〜』に登場。俊英の妻。25歳。
- 禅空寺 麗子(ぜんくうじ れいこ) / フラワー・ドーパント
- 『小説 仮面ライダーW 〜Zを継ぐ者〜』に登場。禅空寺家の長女。本業はモデル。24歳。
- 新藤 敦(しんどう あつし)
- 『小説 仮面ライダーW 〜Zを継ぐ者〜』に登場。麗子の婚約者。
- 石ノ森 章太郎(いしのもり しょうたろう)
- 小説『HEROSAGA』に登場。この作品にて左翔太郎の代わりにフィリップと共に変身する。
- 執筆中だった『サイボーグ009』を生きているうちに完結できなかった悔しさから、死後もなお「身体を持たないものが行く世界」にて仕事を続けようとする。最後は、フィリップから作品は小説という形で息子が引き継いだことを知り、未練を断ち切った。
- 小野寺 由恵(おのでら よしえ) / メモリー・ドーパント
- 小説『HEROSAGA』に登場。石ノ森章太郎の姉。
- 上記の悔しさを持つ弟を迎え入れるため、ドーパントに変身していた。
漫画『風都探偵』の登場人物
- ときめ
- 第1話「tに気をつけろ」の依頼対象。水色のロングヘアが映える美貌に加え、素肌の上から着ている薄い生地のキャミソールに、ローライズのジーンズ[注 30]といった妖艶な容姿を持つ美女。ロード・ドーパントの発生させた異空間を利用し、空中浮遊や障壁通過などと物理法則を無視した移動や追い剥ぎを行う神出鬼没さから[注 31]、「T字路の魔女」と称される。
- 記憶の一部が欠落しているが、「仮面ライダー」の名については聞き覚えがあるという。
- 自身もガイアメモリを所持していたことから、ロード・ドーパントの正体かと容疑をかけられるが、メモリが破損していたことが判明してその容疑については晴れる。メモリはフィリップが解析することとなり、自身は追い剥ぎの件で警察へ連行されていく際に翔太郎へ感謝を込めてキスを残す。その後、メモリの正体を突き止めるために照井の措置で保釈され、一時的に鳴海探偵事務所で翔太郎の助手となる。
- 第37話において、破損したメモリがジョーカーメモリであるという事実が明示される。
『街』の住人
- 万灯 雪侍(ばんどう ゆきじ) / オーロラ・ドーパント
- 第1話の後日談「tに気をつけろ+α」から登場した『街』の指導者。ロード・ドーパントが作り出した裏風都を本拠地としており、そこを「選ばれし優れた人間だけが住める街」と言っている。ガイアドライバーrex(レクス)に「オーロラメモリ」を差し込むことでオーロラ・ドーパントに変身する。第4話「閉ざされたk」では美術商の金森大介の名を騙っている。
- 一葉(かずは) / スクリーム・ドーパント
- 『街』の一員で、ゴスロリ服を身に纏う不気味な女。好意を抱く(=殺害)対象を見つけると、周囲の制止を振り切って暴走する傾向がある。
- インスタ映えしそうな殺害写真をコレクションすることを趣味としている。アクセルと戦って以降、照井に目を付けている。ガイアドライバーrexに「スクリームメモリ」を差し込むことで、スクリーム・ドーパントに変身する。
- 秀夫(ひでお) / ブラキオサウルス・ドーパント
- 『街』の一員で、正装の少年。万灯の補佐役。ときめの胸を触ったり、彼女の服を脱がして身体を調べようとするなど、マッドサイエンティストのような一面を持っている。ガイアドライバーrexに「ブラキオサウルスメモリ」を差し込むことでブラキオサウルス・ドーパントに変身する。
- 人間態のまま他人の身体を操ったり、ボーンズを生産することができる。
- 二階堂 守(にかいどう まもる) / リアクター・ドーパント
- 『街』の一員で、準幹部。
- ポール東城 / パズル・ドーパント
- 『街』の一員。普段は東城整骨院の整体師として働いている。
- 欲しいものは手に入れないと気が済まない主義の持ち主で、Wを倒すことで「街」に認められ、ガイアドライバーrexを手に入れようと暗躍する。ハイドープの域に達しており、変身前でも相手の体を触れることでその人物の動きの癖等の情報を得ることが出来、戦闘にて得た情報を基に動きを先読みすることが出来る。
- 正体が発覚した後は翔太郎を誘き出し、ダブルドライバーを封じたうえで監禁して能力で圧死させようするが、スタッグフォンにジョーカーメモリを挿してマキシマムドライブを発動させた翔太郎に脱出される。サイクロンジョーカーと交戦するも、翔太郎のパズル・ドーパントに対する怒りによってジョーカーメモリの性能が上がったため、劣勢に立たされ[注 32]、最後はルナジョーカーにメモリブレイクされる。
ゲストキャラクター
- 坪崎忠太(つぼさき ちゅうた)
- 第1話「tに気をつけろ」の依頼者。32歳。1週間前、北海道から風都に出稼ぎに来たばかりの独身男性。終業後の夜、帰宅の途中でときめに鞄を盗まれてしまった際に一目惚れし、彼女との再会を目的として鳴海探偵事務所を訪れる。
- 本性は「毒キノコ」のガイアメモリ「トードストールメモリ」に劣等感から夢中となっており、手首には生体コネクタが生じているうえ、先述の素性や理由も偽りのものである。ミュージアムの健在当時、風都を旅行で訪れた際に女性セールスマンから勧められて試用したメモリに夢中となった後、風都を再訪した際に大金を支払って入手しており、それを隠し底に入れておいた鞄ごと奪ったときめから取り戻そうと、裏では立川と結託して彼女の口封じも兼ねて追っていた。それらのことを推理した翔太郎に罪を償うように言われた際に泣きながらそれを拒絶して変身しようとするが、亜樹子の連絡で事務所を訪れていた照井に制止されて逮捕される。
- 回想シーンに登場するトードストール・ドーパントのデザインは、佐藤まさきが担当している[24]。
- 立川蓮司(たちかわ れんじ)
- 夕凪町に拠点のビルを構える悪徳業者。
- サブ / ロード・ドーパント
- 立川蓮司の部下。犯行を重ねるうちにメモリに蝕まれて自制が効かなくなり、立川たちの前で本性を現して変身する。その際に立川を気絶させるも最後はWにメモリブレイクされ、立川共々警察へ引き渡される。
- 真島伸太郎
- ゲーム会社・マックスソフトのプロデューサーで、第2話「最悪のm」の依頼者。風祭メグ宛に殺害予告が届いたため、鳴海探偵事務所に彼女の護衛を依頼する。予告を無視してイベントを続けようとした会社の重役に激怒したことが原因で、会社を辞めることになる。
- 森口もな子(風祭メグ)
- ゲーム「モンスターエルドラド」のプログラマーを務める女性で、第2話「最悪のm」の依頼対象。プログラマーとしてゲーム開発を行なっている傍ら、ゲームのキャラクター「風祭メグ」としてイベントの司会やイメージソングをこなしている。普段は地味な容姿。事件解決後、重役に激怒して会社を辞めることになった真島と共に会社を辞め、彼と新しいゲーム会社を起業する道を選ぶ。
- 美原睦夫(みはら むつお) / メガネウラ・ドーパント
- 「マーダー」と呼ばれているゲーマー。風祭メグにゲームで完敗させられたことを逆恨みし、彼女の命を狙っている。万灯から「ハイドープかもしれない」と言われるが、その詳細は不明。一度目の戦闘において翔太郎を負傷させた後、チームメグたんのリーダー、小泉みどりの密告によってメグの正体を突き止めて更衣室でメグを襲うも、ときめとファングメモリに阻止されてファングジョーカーに変身したWに倒される。その後、搬送先の風都警察病院にて照井による事情聴取が行なわれるはずだったが、「ハイドープの入り口をウロウロするレベルの人間は『街』に必要ない」と考えた万灯により、院内にて殺害された。
- 中条朱美
- 第3話「cは何処に」の依頼人。亡くなった父「中条巖」の飼い猫・チャオを探すように依頼する(さらに巖の他の遺族も依頼を出しにくる)。
- チャオ
- 第3話「cは何処に」の依頼対象。依頼人の父の飼い猫であった。優しい性格で、蝶野麻友がドーパントに変身したまま動けなくなった時に彼女を心配し、翔太郎たちが麻友のもとへ駆け付けるまでずっと彼女のそばを離れなかった。
- 首輪にはマリーナ・エメラルドという希少な宝石がはめ込まれており、朱美をはじめとする遺族はこの宝石を狙っていた。
- 蝶野麻友 / カラカル・ドーパント
- 第3話「cは何処に」で登場。 結婚詐欺による被害で自暴自棄になってカラカル・ドーパントに変身したが、初めての変身で体に不調が生じて下水道で動けなくなり、街中の猫に助けを求めていた。幸いにもメモリが不良品だったために毒素の影響が低く、それゆえに悪事を働かなかった。最終的にメモリがルナトリガーのマキシマムドライブによって破壊されて病院に運ばれた後、自分を翔太郎たちが助けるきっかけを作ったチャオと再会し、「退院して罪を償ったら、チャオと暮らしたい」と言いながら涙を流した。
- 久保倉環奈
- 第4話「閉ざされたk」で登場。仮面を付けた花嫁候補の1人。雪山でキノコ狩りをしたせいで山の麓へ戻れなくなった翔太郎たちを鏡野邸に招き入れた。目に涙を浮かべながら、花嫁になれなくてもいいから助けてくれと翔太郎に言う。実は最初にアルコールメモリを使用した人間であり、メモリによる毒素で意識を失ったが、メモリを使用した記憶を無くしただけで済んだ。
- 財前暦、有藤蛍、難波くるみ
- 第4話「閉ざされたk」で登場。鏡野邸に招かれた花嫁候補たち。素性を明かさないために全員が仮面を付けている。財前暦と有藤蛍はアルコールメモリの毒素によって死亡するが、難波くるみはメモリの使用をフィリップが阻止したため、難を逃れた。
- 鏡野空也
- 第4話「閉ざされたk」で登場。錐通(きりとおし)村にある鏡野邸の主人。仮面を付けた女性たちの中から自身の嫁を選ぶという風習を基に、嫁選びを行なっている。
- 鏡野キク / アルコール・ドーパント
- 第4話「閉ざされたk」で登場。空也の祖母で、アルコール・ドーパントの真の変身者。鏡野家を守るために多くの仕事を行ってきた。年老いた自身に代わる後継者を選出するため、花嫁候補4人の中からアルコールメモリを使いこなせる者を探していた。実は「自分が万が一負けた時は屋敷を燃やすように」と執事に頼んでいたため、CJXに敗北した後は空也を守るために彼を屋敷から追放し、自分は燃え盛る屋敷と運命を共にした。
- ミュージアムと組んでいたこともあって長年のメモリの使用による超能力を得ており、ハイドープを自称する。
- 木村正
- 第4話「閉ざされたk」で登場。鏡野家の執事。
- 菅生伝一郎
- 第5話「pは悪魔だ」で登場する依頼人。売れない漫画家。
- ある夜にドーパントと取引し右腕を売ってしまうも後悔し、売った右腕を取り戻すため鳴海探偵事務所にやってきた。
- アシスタント時代に養った非常に精密な作画力を持ち、パズル・ドーパントも気に入っている。
- 奏利津子
- 第5話「pは悪魔だ」で登場。パズル・ドーパントに右腕を売った者の一人で、元有名ピアニスト。
- 正体はポール東城の情婦であり、菅生とは違い右腕を売ったことに後悔するどころかむしろ感謝していた。
ドーパント
主要ドーパント
- テラー・ドーパント
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- 身長:185cm
- 体重:97kg
- 使用者:園咲琉兵衛
- 第2話から登場。「恐怖の記憶」を内包したテラーメモリで変身するドーパント[12]。黒く伸びるマントと、饕餮を象った[25]巨大な青い冠・テラークラウン[12]を戴いた頭部が特徴である。
- 園咲家が所有する上位ガイアメモリ・ゴールドメモリの中でも最強クラスの能力を持つ。メモリのスイッチを押しただけで、常に余裕を見せる霧彦が後ずさるほどの威圧感を持っており、変身前の姿で翔太郎に会っただけで彼に恐怖心を抱かせ、ミュージアムの詮索を拒絶させている。 井坂やシュラウドの回想などから、琉兵衛は少なくとも10年以上前からこのメモリを所持していた模様。井坂からは「恐怖の帝王」と比喩され、フィリップからはその威圧感ゆえ「敵の根源」と称される。
- 浮遊能力と瞬間移動能力によって神出鬼没に出現し、周囲に青黒い粘液状の精神干渉空間・テラーフィールド[12]を発生させる能力を持つ。このテラーフィールドは効果範囲内の対象に激しい恐怖心を煽る効果があり、これにより相手を精神的に自滅させ、やがては発狂死にまで追い込む。また、自身や任意の対象を液状化したかのように吸収して移動させたり、敵の飛び道具に対する防御壁にもなるなど汎用性は極めて高いが、フィリップや照井など精神攻撃に耐性を持つ一部の者には効かないという弱点がある。
- テラーフィールドによる精神攻撃を理由にゴールドメモリの中でも最高位の絶対的な実力を誇るが、単純な物理攻撃や近接戦闘においては他の幹部ドーパントの能力ほど特化していない。しかし、掌から石柱を容易に砕くほどの強烈な衝撃波を放つ能力を持ち、それをカウンター攻撃とすることで、並のドーパントを凌ぐ接近戦を行える。
- 前述のテラーフィールドが効かない敵に対しても、琉兵衛のテラーメモリとの適合率の高さにより[26]、頭部のテラークラウンの表面部分[注 33]から遠隔自動操縦魔竜・テラードラゴン(体長:13.6m[12])を分離・出現させての強力な物理攻撃により、敵を圧倒する。しかし、テラードラゴン分離時はテラーフィールドの源となる恐怖のエネルギー・テラークラウドをテラードラゴンに費やしていることから、テラーフィールドを発生させられなくなるという別の弱点が生まれるため、分離時はテラードラゴンのそばで戦う必要がある。
- 最終決戦の際には、アクセルにテラードラゴンとの行動を分断されてWとの戦闘になり、前述の衝撃波を零距離で放とうとするも、恐怖を乗り越えたW CJXにはカウンター攻撃を合わせられず、ダブルエクストリームでメモリブレイクされると同時に、テラードラゴンもアクセルタービュラーのマキシマムドライブで倒される。
- 『レッツゴー仮面ライダー』
- ショッカーと結託した組織や種族から集まった国連会議に参加する代表者11人のうちの1人として登場する。
- 『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』
- 財団Xが作り出したダミー怪人が登場する。仮面ライダーストロンガーと戦い、電キックで倒される。
- 『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!』
- フレイに召喚されて登場する。テラードラゴンこそ用いないものの前述の能力を用いて仮面ライダースペクター / 深海マコトを恐怖で圧倒するが、それを仮面ライダーゴースト / 天空寺タケルへの友情で克服したスペクターがダブルゴーストを纏ったことで形勢を逆転され、オメガドライブ・ダブル魂で倒される。本物と同じく寺田が声を演じている(「友情出演」とクレジットされている)うえに本物と同じ記憶を持っているらしく、消滅する際には家族のもとへ帰る旨を述べている。
- タブー・ドーパント
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- 身長:200cm
- 体重:72kg
- 使用者:園咲冴子
- 第1話から登場。「禁忌の記憶」を内包したタブーメモリで変身するドーパント。女性の上半身と芋虫のような下半身[注 34]を持つ赤いドーパント。目元に眼球がなく、下半身の先端に単眼がある。右側の胸にはゴキブリ、左肩には髑髏が付いている。
- ビギンズナイトで、初めて翔太郎たちと対峙した。名前の「タブー」とは、冴子自身の「目的のためなら手段を選ばない」という行動心理も意味している。
- その下半身ゆえに歩行することはなく常に空中を浮遊移動し、手から強力な破壊光球を放つ[13]。また井坂の度重なる「治療」を受けたことで、通常のドーパントの能力に対する高い抵抗力を得ている。
- ミュージアムから追われていた際にスミロドンの強襲によってガイアドライバーを破壊され、メモリは琉兵衛に回収されたが彼の死後は加頭によって再び冴子のもとへ返還された。その後はRナスカと同じく胸元のコネクタに直挿ししていた。
- クレイドール・ドーパント
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- 身長:170cm
- 体重:150kg
- 使用者:園咲若菜
- 第2話から登場。「土人形の記憶」を内包したクレイドールメモリで変身するドーパントで、白い陶器人形のような姿をしている。
- ドライバーのメモリ挿入口が背中側に位置するため、ドーパント形態の球体は腹部でなく背中側にある。
- 重力を攻撃に転用する能力を持ち、左手からは黄色い重力エネルギー弾を連射し[14]、右手からは重力波によって威力を増した重いパンチを繰り出すほか、天井を歩くこともできる。また粉々に砕かれても破片が自動的に再結合し、何事もなかったかのように復元される高い再生能力を持ち、この状態では死ぬことはない。この能力ゆえに冴子からは「護身用のおもちゃ」と呼ばれていた。
- 井坂にドライバーを細工され直挿しと同じ状態となり、タブーを上回る攻撃力を持つようになった。その代わりメモリの暴走症状により若菜は一時的に情緒不安定に陥ったが、後に克服している。ガイアプログレッサーを体に融合してからはこの状態での全体的な能力も上がっている。
- 「祈りの人形」とも呼ばれ、地球の記憶と一体化するための依代となる。
- クレイドールエクストリーム
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- 身長:428cm[14]
- 体重:800kg
- 第40話から登場。クレイドール・ドーパントの体に、有機情報制御器官試作体「ガイアプログレッサー」[注 35]を遺伝子操作[注 36]によって融合させることで、クレイドールにエクストリームの力を付加した究極形態。
- 体長4mという巨体[27]となり、頭部がクレイドール同様不気味な女性の素顔、下半身が遮光器土偶の意匠が取り入れられたドレスのような姿となる。声は男性のようなものになるが、男性声優の声ではなく、エフェクトを加えた飛鳥の声が使われている。元々「クレイドール=土人形」とは古代の人間が神への祈りを込めるための「器」として作り出されたものであり、その性質を持つが故に完成させることができたと言える存在。琉兵衛曰く「地球という神の巫女」[注 37]。
- 常に空中を浮遊して移動し、クレイドールの両腕が変化した両肩の突起を鞭のように伸ばして操る打撃や、W CJXのマキシマムドライブに匹敵する威力の赤黒い重力弾[14]によって、他を圧倒する攻撃力を発揮する。重力弾の溜め撃ち(この際はタブーの破壊光球と同じ色になる)もでき、たった一発であたり一面を焼け野原にする威力を持つ。また重力弾と同色のワームホールにより空間転移が可能。当然、巨体での踏み潰しも強力な攻撃となる。その戦闘力はRナスカ・ドーパントを一切寄せ付けず、CJXですら防戦で手一杯なほど。
- さらにフィリップ同様、「地球の記憶」に接続することが可能となり、若菜は「地球の本棚」で彼と接触できるようになる。シンクロ率はフィリップを凌ぎ、地球の本棚の中で変身し、攻撃することも可能。ただし、一度クレイドール・ドーパントになってからでないとクレイドールエクストリームにはなれない。
- 父・琉兵衛と共にガイアインパクトを行おうとした際、制御データとしてその身に取り込んでいたフィリップの意識をWの変身システムを応用した翔太郎に無理矢理引きずり出され、エラーを起こす。さらにフィリップの肉体データを取り戻すために飛来したエクストリームメモリに身体を貫かれたことで変身が解け、ガイアインパクトは阻止された。
- 『MEGA MAX』
- 他の園咲家のドーパントと共にダミー怪人が登場。仮面ライダーV3にエネルギー弾で攻撃するも全て避けられた末、V3反転キックで倒された。オリジナル同様舌打ちする癖がある。
- ナスカ・ドーパント
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- 身長:215cm
- 体重:112kg
- 使用者:園咲霧彦
- 第3話から登場。「ナスカ文明の記憶」を内包したナスカメモリで変身するドーパント。ナスカの地上絵のハチドリの地上絵の翼のような模様が刻まれた青い騎士の姿をしている。両肩からは長いマフラーが伸び、これを自在に操ることによって標的を捕縛する能力を持つ。
- 手から放つ光弾や、専用武器である剣・ナスカブレード[15]を用いた高速戦闘を得意とする。また、背中からエネルギー翼・ナスカウイング[15]を発生させ、それを利用しての飛翔能力をも備える。また力を使いこなすにつれて、肉体とメモリのリンクレベルが上がっていき、様々な特殊能力が付加されていく特徴を持っており、「レベル2」に達することで音速に近い超加速能力を獲得した。
- しかし、秘められているメモリの力があまりにも強大なため、力を開放するにつれて肉体がメモリに適さない者はガイアドライバーを使っても毒素に蝕まれ、やがては死に至る。ナスカメモリは霧彦の死ぬ直前に冴子に回収され、ディガル・コーポレーション社長室の隠し金庫に密かに保管されていたが、後にタブーメモリを失った冴子によって持ち出される。
- 『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』
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- 使用者:風都の一般市民
- ナスカのT2メモリにより変身。固有能力を使いこなすことなく、街で警察相手に暴れ回っていた。かつて霧彦が変身していた青い体色のもので、ガイアドライバーが付いていない状態で登場。アクセルと戦闘を繰り広げるが、ナスカはダイナミックエースで倒された。
- Rナスカ・ドーパント[注 38]
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- 身長:198cm
- 体重:92kg
- 使用者:園咲冴子
- 第39話から登場。タブーメモリを奪われた冴子が、以前に自身が霧彦から回収・保管していたナスカメモリをディガル・コーポレーションの社長室から盗みだして使用した新たなナスカ・ドーパント。
- 井坂の遺志を継いだ直挿し(コネクタは胸元)のためガイアドライバーが存在せず、基本カラー及びコアの球体の色が赤[注 39]へと変化している。Rナスカの「R」には、基本カラーの「レッド(Red)」、冴子の復讐心である「リベンジ(Revenge)」など複数の意味が込められている。
- 基本的な戦闘方法はナスカ(霧彦)と同様だが、霧彦が「レベル2」まで開放させたメモリを直挿ししたことで、よりそのメモリの力に心酔したことと冴子自身のナスカメモリとの驚異的な適合率、彼女が持つ高い戦闘能力などの要因も重なり、霧彦が開放した「レベル2」からさらに先の「レベル3」にまで到達し、霧彦が変身したナスカを上回る戦闘能力を発揮、アクセルトライアルと互角の高速戦闘を行いながらタブー・ドーパント同様の破壊光弾による全方位攻撃も可能となっている。また、前述の通りナスカメモリとの適合率が驚異的に高いため、霧彦とは違って毒素は無効だったと思われる。
- クレイドールエクストリームとの戦いで敗北した際、メモリブレイクされた。
- スミロドン・ドーパント
- 第4話から登場。「スミロドンの記憶」を内包したスミロドンメモリで変身する獣人型のドーパント。変身すると人間大まで巨大化するが、あくまで猫であるため人語は話せない。
- 変身時は人間がメモリを挿入する必要があるが、変身の解除は自らの意思で行える。また、このような特殊性からかスミロドンメモリは琉兵衛も起動可能。なお首輪の後頭部からメモリを挿入するが、他の園咲家の面々と同様、金色の球体を持ったドライバーが腹部に現れる。
- 獣型ならではの高い身体能力が特徴であり、高速移動と俊敏なアクションによって、ルナトリガーの追尾弾を容易くかわし、アクセルトライアルでさえ逆に翻弄してしまうほどの圧倒的な機動力を持つ。さらに素体が猫であるため、人間を凌駕する反射神経も持ち合わせている。両腕に装備されている、爪と一体になった装甲を武器とし、高い腕力を活かして爪をふるうことで、生身の人間ならば粒子化・消滅させてしまう一撃を放つ。また両腕の装甲を組み合わせることで獣の顔のような模様が出現、その目の部分・キャッツアイから強烈な破壊エネルギー光弾を発射する能力をも備える。
- 毎回ドーパントに変身してから出撃していたため、翔太郎らはメモリブレイクするまで正体がミック(猫)であることを知らなかった。
- 『MEGA MAX』
- 他の園咲家のドーパントと共にダミー怪人が登場。仮面ライダーアマゾンと戦い、大切断で倒された。
- ウェザー・ドーパント
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- 身長:248cm
- 体重:115kg
- 使用者:井坂深紅郎
- 第27話から登場。「気象の記憶」を内包したウェザーメモリで変身するドーパント。白を基調し陣羽織や丁髷など侍に似た姿[注 40]のドーパント。
- 単一の事象を記憶・再現する他のドーパントとは異なり、冷気・濃霧・竜巻・灼熱・落雷・黒雲・降雨・蜃気楼・集中豪雨など様々な気象現象を模した多彩な攻撃手段を持つ。その能力は園咲家の上位ガイアメモリに匹敵、戦況によっては上回る。またWのハーフチェンジが追いつくことなく、かつWやアクセルのマキシマムドライブをも上回る攻撃を連発する。単純な格闘戦の技量も高く、腰にマウントされた伸縮自在の万能チェーン武器・ウェザーマインによる物理攻撃も行う。多彩な能力通りアルファベットは陽射、雨、雷、竜巻で表現されている。井坂がアンチドライバー主義であるために、右耳のコネクタによる直挿しで直接変身する。
- 通常のメモリと異なり、銀色の装飾が施され、園咲家の者が使う上位メモリ・ゴールドメモリに比肩する能力を誇る。井坂がこのメモリを愛用するのは一つのメモリで多くの能力を使用できるからである。さらにこれまで何人もの過剰適合者のもとで暴走させた数々のメモリの力を取り込み、その能力を強化してきたことが明らかとなっている。しかし、サイクロンジョーカーエクストリームには一歩及ばず、作中では何度かの撤退を強いられていた。また、劇中では実現できなかったが、「インビジブル」や「ケツァルコアトルス」のメモリの力を暴走させた上で吸収し、透明化能力や完全なる制空権の確保が可能になる飛翔能力などを追加して自らを強化し、その力で琉兵衛を倒すことを目論んでいた。
- 『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』
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- 使用者:風都の一般市民
- ウェザーのT2メモリにより変身。固有能力を使いこなすことなく、街で警察相手に暴れ回っていた。アクセルと戦闘を繰り広げるが、バイクフォームのマキシマムドライブで倒された。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- 大ショッカーの大幹部として登場し、仮面ライダーディケイドと共に天装戦隊ゴセイジャーを襲撃した。
- ユートピア・ドーパント
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- 身長:222cm
- 体重:111kg
- 使用者:加頭順
- 第47話・第48話に登場。「理想郷の記憶」を内包したユートピアメモリで変身するドーパント。黄金の甲冑を纏った騎士のような姿[注 41]。
- 本来、園咲の者にしか使用不可能な上位ガイアメモリ・ゴールドメモリの一つだが、スポンサー特権として加頭が所有している。
- 変身時はメモリが自我を持つかのように自動的にドライバーに挿入され、周囲の人物や物体が浮き上がり、変身時の青炎と雷撃に吹き飛ばされる。ユートピアとは「理想郷」という意味だが、加頭によって「希望」の力のメモリであると説明されており、彼はその能力で風都の人々を襲いながら「まさに私にとっての理想郷」と口にしている[注 42]。またガイアドライバーのカラーリングが園咲家の物は銀色なのに対して黒色(形状も園咲家の物とは異なる)で、中央の球体も金色ではなく青色となっている。
- 手にしたステッキ・理想郷の杖を振ることで重力・引力・斥力を自在に操るほか[33]、人の"生きる希望"を奪って自らのエネルギーとして強化する能力を持つ[19][注 43]。"生きる希望"を奪われた者は顔が奪われた仮死状態となる(いわゆるのっぺらぼう)。またガイアメモリから力を奪うこともでき、アクセルトライアルからアクセルに強制的に戻したり、タブー・ドーパントを強制変身解除に追い込んでいる(加頭曰く「"生きる気力"を奪い、私の力とした」)。速度にも秀で、アクセルトライアルの高速攻撃をも完封した。必殺技はその全身に黄金の炎を纏って放つ、きりもみ回転を加えたドロップキック[19]。
- 上記のドーパントとしての能力だけでなく、NEVERやクオークスなどといった財団Xの様々な投資対象の優れた超人化技術の特性を全て併せ持つ[21]強敵としてW達の前に立ち塞がった。また戦闘時以外の能力では、対象にイメージを伝える精神感応能力を持つ様であり、電話を通してフィリップに風都の人々を襲っている事実を伝えて彼を精神的に追い込んだ。
- 『エターナル』
- 風都着任以前に仮面ライダーエターナル ブルーフレアと対戦経験があったことが判明。この時はまだNEVERとしての身体強化以前で不死身でもなく、主に理想郷の杖からの斥力とクオークスのパイロキネシスを使用して戦った。
- なおこの戦闘で死者であるNEVER相手では、ユートピア最大の利点である"生きる希望"を奪い自身を強化する能力が発揮できず、相性が悪い相手であることが加頭本人の口から語られている。
- 『レッツゴー仮面ライダー』
- ショッカーの怪人連合として登場している。
テレビシリーズに登場するドーパント
- マスカレイド・ドーパント
- 「仮面舞踏会の記憶」を内包したマスカレイドメモリで変身する下級のドーパント。コネクタは右の首筋。
- 量産されたメモリを用いて園咲家や財団Xに仕える男性たちが変身するが、着衣(タキシード)はそのままの状態で残り、頭部のみが背骨かムカデを思わせる覆面のような姿に変身する。通常のドーパントの球体は見られない。身体機能の向上以外には特殊な能力は持たずに肉弾戦や拳銃などで戦うといった、いわゆる戦闘員のような存在である。ごく普通の拳銃のほか、翔太郎や照井のような戦い慣れした人物なら格闘戦でも倒すことができ、倒されるとメモリブレイクされずに爆発して消滅する[注 44]。
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』
- 第28話(仮面ライダーシリーズ通算1000回記念話)で、元ショッカー戦闘員・千堂院の欲望から生み出された戦闘員軍団に混じって登場する。正体はヤミー(『オーズ』の怪人)。
- 『MEGA MAX』
- 『W』での黒服(タキシード)に加え、財団X配下の白服とレム・カンナギ配下の白服も登場する。
- 『風都探偵』
- ブラキオサウルス ドーパントの体細胞から生み出される、マスカレイドに酷似した分身体・ボーンズが登場する。
- マグマ・ドーパント
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- 身長:235cm
- 体重:270kg
- 使用者:戸川洋介
- 第1話に登場。「マグマの記憶」を内包したマグマメモリで変身するドーパント。コネクタの場所は左腕。
- 周囲を溶かすほどの超高熱を体から発生させており、また火山弾を生成することで遠距離攻撃をすることが出来る。
- デザインを担当した寺田は、漫画『鉄腕アトム』に登場するキャラクターをイメージしている[34]。
- ティーレックス・ドーパント
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- 身長:223cm
- 体重:198kg
- 使用者:津村真里奈
- 第1話・第2話に登場。「ティラノサウルスの記憶」を内包したティーレックスメモリで変身するドーパント。コネクタの場所は左肩。ティラノサウルスの頭部に手足と背骨がくっついた意匠となっている。
- 巨大な顎による噛み付き攻撃や突進攻撃を主にしている。また咆哮すると衝撃波となって周囲を吹き飛ばす。さらに全身から磁場を発生させることが出来、これにより自身が砕いた瓦礫を身体にくっつけて巨大化したビック・ティーレックスになることが出来る。
- デザインを担当した寺田は、ティーレックスがモチーフであることからただの人型では面白くないという考えから頭部を強調したデザインとし、完全なティーレックスの形に成りきれていない状態とイメージしている[34]。
- マネー・ドーパント
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- 身長:212cm
- 体重:320kg
- 使用者:加賀泰造
- 第3話・第4話に登場。「金銭の記憶」を内包したマネーメモリで変身するドーパント。コネクタの場所は首の後ろ。
- ライフコインを人に突き刺す事でその人の生命力を奪う能力を持ち、それを腹部に貯めこむ事ができる。
- アノマロカリス・ドーパント
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- 身長:205cm
- 体重:171kg
- 使用者:鷹村源蔵とその部下、EXEメンバー
- 第5話・第6話・第49話に登場。「アノマロカリスの記憶」を内包したアノマロカリスメモリで変身するドーパント。コネクタの場所は左の掌。
- 複数のメモリが出回っており、第5・6話ではプロダクション(完成版)モデルとプロトモデル(実験版)の2つが存在する。
- 歯を弾丸にして発射することが主な攻撃手段で、楠原親子を水中から狙撃していた。またプロダクションモデルには更に水中戦に特化した形として巨大アノマロカリスとなる能力があり、水中から凄まじい攻撃を繰り出す事ができる。
- コックローチ・ドーパント
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- 身長:220cm
- 体重:138kg
- 使用者:伊刈、EXEメンバー
- 第7話・第8話・第49話に登場。「ゴキブリの記憶」を内包したコックローチメモリで変身するドーパント。
- 掌から青い粘液状の体液を出し、対象の人間の口を塞ぎ、窒息させる。またハイスピードで動き回ることが出来、Wの攻撃を次々とかわしていった。
- デザインを担当した寺田は、色味で気持ち悪さを表現するために、モチーフそのものの色に加え下半身を青白くしている[35]。
- スイーツ・ドーパント
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- 身長:212cm
- 体重:101kg
- 使用者:佐々木由貴子
- 第9話・第10話に登場。「菓子の記憶」を内包したスイーツメモリで変身するドーパント。
- 口から生クリーム状の体液を噴出させて敵を拘束したり、弾丸として発射し、攻撃を行う。家の壁に溶け込む擬態能力も持ち、姿を隠して敵を翻弄する。
- デザインを担当した寺田は、『ウルトラセブン』に登場するメトロン星人をはじめとしたウルトラシリーズの怪獣デザインを手がけた成田亨へのリスペクトを込めている[35]。
- バイラス・ドーパント
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- 身長:201cm
- 体重:0kg
- 使用者:山村幸
- 第11話・第12話に登場。「ウイルスの記憶」を内包したバイラスメモリで変身するドーパント。
- 有機物、無機物すべてに感染し、意のままに操り、瞬時に死に至らしめる。作中では車にとりつき、対象となる人間をすり抜ける様に通過するだけで、強烈な毒素をもつ細菌に感染させ瞬時に死に至らしめる「怪物車」にした。
- このドーパントは山村幸の爆発した怒りと憎しみの感情が、メモリと呼応して生み出された精神体のドーパントであり、そのため本来の能力よりも著しく劣化したものとなっている。仮に肉体で変身した場合、強大な感染力を使ってあっという間に街ひとつを崩壊させ、死の街と化してしまうほどの力を持っていることが、作中でも言及されている。
- デザインを担当した寺田は、血と病原菌をモチーフとし、フランスの漫画家メビウスの影響があるとしている[35]。
- バイオレンス・ドーパント
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- 身長:230cm
- 体重:420kg
- 使用者:上尾強
- 第13話・第14話に登場。「暴力の記憶」を内包したバイオレンスメモリで変身するドーパント。
- 丸い鉄球状の左腕は強烈な破壊力をもち乗用車など一撃で叩き潰すほどの腕力がある。またバイオレンスボールに変形することにより、周囲を破壊しながら高速で移動が可能。
- デザインを担当した寺田は、筋肉をモチーフとしており、目や耳がない頭部は「話を聞かない」ことを象徴しており、全身に刺さった鉄片は痛みへの強さを表現している[35]。
- アームズ・ドーパント
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- 身長:250cm
- 体重:280kg
- 使用者:倉田剣児
- 第15話・第16話に登場。「武器の記憶」を内包したアームズメモリで変身するドーパント。
- 左腕を剣、銃などの様々な武器に自在に変化させ、近距離・中距離問わずに攻撃することが可能。
- バード・ドーパント
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- 身長:278cm
- 体重:119kg
- 使用者:江草茜(マスターユーザー)、藤川統馬、金村有一、久保田弥生
- 第17話・第18話に登場。「鳥の記憶」を内包したバードメモリで変身するドーパント。
- 高い飛翔能力と、身体から発射する羽根手裏剣、翼から巻き起こす強烈な風圧攻撃を行う。マスターユーザーが変身すると強化態へと進化変身を遂げることが可能で、通常の倍の能力と強烈な火球攻撃を可能とする。
- 作中ではマスターユーザーである茜の他に3人の子ども達で使いまわしされていた。生体コネクタ未設置者への直接的なガイアメモリの挿入はリスクが高く、強烈な毒素が驚異的なスピードで人体に影響をもたらし、死に至らしめる危険性を伴う。
- デザインを担当した寺田は、鳥を背負ったイメージで描いており、自身の表現法の1つとしている[35]。
- アイスエイジ・ドーパント
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- 身長:260cm
- 体重:132kg
- 使用者:片平清
- 第19話・第20話に登場。「氷河期の記憶」を内包したアイスエイジメモリで変身するドーパント。
- ヒートのボディさえも凍結させる絶対零度の冷気を放出する。またその氷結能力で空気中の水分を氷結させて武器化したり、道路を凍らせてそこで滑ることで高速の移動が可能となる。
- デザインを担当した寺田は、冷えた溶岩に氷河が重なっている様をイメージしている[30]。
- トライセラトップス・ドーパント
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- 身長:232cm
- 体重:222kg
- 使用者:九条綾
- 第21話・第22話に登場。「トリケラトプスの記憶」を内包したトライセラトップスメモリで変身するドーパント。
- 肉弾戦では自らの体細胞を変化させ、生成した「ダイノソアクラブ」と名の付くこん棒を使うパワーファイトを行い、遠距離ではガイアメモリのエネルギーを収束して発射するエネルギー光弾で攻撃を行うなど非常に強力な攻撃力をもつ。
- 使用者の感情が暴走すると巨大化する。
- デザインを担当した寺田は、脚本を読んでいなかったため女性が変身するとは知らず、体色がピンクになったのは偶然であるという[30]。巨大化後のデザインは、空を飛ぶトリケラトプスというイメージで後ろ足のない形状とした[30]。
- 東映プロデューサーの塚田英明は、トライセラトップスとアイスエイジは第1話のティーレックスおよびマグマと対の存在と位置づけている[30]。
- ライアー・ドーパント
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- 身長:229cm
- 体重:130kg
- 使用者:沢田さちお
- 第23話・第24話に登場。「嘘つきの記憶」を内包したライアーメモリで変身するドーパント。
- 自身が言った嘘を針状に固めたライニードルを発射し、撃ちこまれた人間に嘘の事を真実と思わせる催眠暗示状態に陥れることができる。
- デザインを担当した寺田は、言葉で人を傷つけることから口元に棘があるデザインとした[30]。また、背面は舌を出した口を象っている[30]。
- パペティアー・ドーパント
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- 身長:195cm
- 体重:98kg
- 使用者:堀之内慶應
- 第25話・第26話に登場。「人形使いの記憶」を内包したパペティアーメモリで変身するドーパント。
- 指から放つコントロールラインと呼ばれる操り糸で、自分の分身の様に動かすことができる。本作では人形のリコちゃんの他にクレイドール・ドーパントや仮面ライダーアクセルも操った。
- 造形物はリコちゃんの人形と2体分になるためマスクと衣裳によるデザインとなった[30]。
- インビジブル・ドーパント
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- 使用者:リリィ白銀
- 第27話・第28話に登場。「不可視の記憶」を内包したインビジブルメモリで変身するドーパント。
- 本来は自分の意思によって、自在に透明になることができる能力で怪人態もあったが、井坂がメモリを改ざんしたことにより体内でロックがかかる様にし、人間態のまま透明になれる。しかし、ガイアメモリは排出できず、自分の意思で透明を操ることが出来なくなっていた。
- ガイアメモリの力で透明化するたびに命を削っており、命を尽きた後ガイアメモリが排出される仕様になっていた。
- ナイトメア・ドーパント
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- 身長:262cm
- 体重:130kg
- 使用者:福島元
- 第29話・第30話に登場。「悪夢の記憶」を内包したナイトメアメモリで変身するドーパント。
- 夢と現実の世界を自在に行き来する能力を持つ。眠った人の夢の中に現れ、夢空間拘束器具「ドリームキャッチャー」を使用し夢の中に人を閉じ込め「眠り病」に陥らせる。閉じ込められた人の額には「H」の痣が浮かぶ。夢の中では実体がないためメモリブレイクはされない。
- デザインを担当した寺田は、映画『カリガリ博士』をイメージした奇形として描いたが難色を示され、右肩の頭部と背部の鳥の頭を追加した[30]。
- ビースト・ドーパント
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- 身長:235cm
- 体重:210kg
- 使用者:有馬丸男
- 第31話・第32話に登場。「野獣の記憶」を内包したビーストメモリで変身するドーパント。
- 仮面ライダー達を圧倒する怪力による肉弾戦が主流の戦い方。またメモリブレイク級のダメージを受けても瞬時に回復してしまう高い自己回復能力を持つ。
- 本作の10年前から暗躍していたドーパントで、当時は「野獣人間」と報道され、一種の都市伝説となっていた。
- デザインを担当した寺田は、漫画家の石川賢をオマージュしたことを述べている[32]。
- ゾーン・ドーパント
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- 身長:55cm
- 体重:55kg
- 使用者:有馬鈴子
- 第32話に登場。「地帯の記憶」を内包したゾーンメモリで変身するドーパント。他のドーパントと違い人間型のドーパントにならず非常に小型のドーパントである。
- 9×9のマス目を持つゾーンボードを生成し、その地帯のマス目内にある物体を、一瞬に指定するマス目に瞬間移動させる能力を持つ。
- 当初は登場の予定がなかく、脚本中に出てきたため急遽デザインが発注されたが、造形の予算はなかったため非人型の形状となった[32]。
- イエスタディ・ドーパント
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- 身長:189cm
- 体重:87kg
- 使用者:須藤雪絵
- 第33話・第34話に登場。「昨日の記憶」を内包したイエスタデイメモリで変身するドーパント。
- 砂時計型の「イエスタデイの刻印」を目標に撃ちこみ、撃ち込まれた者に24時間前と同じ行動をとらせる能力を持つ。仕組みとして、まず腹部にあるトリップクロックを操作し、目標の体のどこかに「イエスタデイの刻印」を刻む。1日経過後に腕のスタートクロックを操作する事で、イエスタディの刻印の効力を発動させる。
- また、刻印を撃たれた24時間後には昏睡状態に陥ってしまう。
- 頭部の形状は砂時計をモチーフとしている[32]。
- ケツァルコアトルス・ドーパント
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- 翼端長:12m
- 体高:6m
- 体重:2.8t
- 第35話・第36話に登場。「ケツァルコアトルスの記憶」を内包したケツァルコアトルスメモリで変身するドーパント。園咲家の者が持つメモリに匹敵する強大な力を秘めたメモリであり、このメモリのみ通常のメモリケースの上に巨大な翼のオブジェが生えたようなデザインとなっている。園咲琉兵衛はこのメモリを極秘裏に保管していたのだが、井坂深紅郎によって盗み出される。
- オリジナルであれば音速の飛行スピードと成層圏にまで達する超高度飛翔能力を得ることが出来る。井坂が試験用に複製したメモリでオウムに使用した際は巨大なケツァルコアトルス・ドーパントを誕生させたが、本来のパワーが発揮できるまでに至らず、仮面ライダーW CJXによって倒される。
- 井坂はこのメモリの過剰適合者である島本凪を利用して、メモリのパワーを増幅した上で奪い、ウェザー・ドーパントの背中にケツァルコアトルスの翼を生やしたパワーアップを目論んでいたが、井坂がアクセルトライアルとの勝負に敗れ、未遂に終わり、オリジナルのメモリも島本凪に使用されることなく砕かれた。
- ホッパー・ドーパント
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- 身長:211cm
- 体重:97kg
- 使用者:イナゴの女
- 第37話・第38話に登場。「バッタの記憶」を内包したホッパーメモリで変身するドーパント。
- 驚異的な脚力と跳躍能力を得て、縦横無尽に高速移動が可能となる。その速さはアクセルトライアルと同等以上である。攻撃はその脚力を生かした蹴り技である。
- デザインを担当した寺田は、頭部とずれた位置に仮面ライダーの顔を付けたいというイメージから、頭部にバッタを乗せた形状とした[32]。
- ジーン・ドーパント
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- 身長:180cm
- 体重:85kg
- 使用者:川相透
- 第39話・第40話に登場。「遺伝子の記憶」を内包したジーンメモリで変身するドーパント。
- 右腕についたコイル状のDNAミキサーを使用する事で異なるふたつの遺伝子を操作、組み換えする事でまったく別の物体を作りだすことができる。戦闘能力に関してはほぼ皆無に等しい。
- デザインを担当した寺田は、遺伝子というモチーフから胴体を螺旋状の幾何学模様とし、本人は戦わないという塚田からの要望により頭部はシンプルなものとした[32]。
- ジュエル・ドーパント
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- 身長:220cm
- 体重:264kg
- 使用者:上杉誠
- 第41話・第42話に登場。「宝石の記憶」を内包したジュエルメモリで変身するドーパント。
- 右腕から噴霧されるダイアモンドミストによって人間を宝石に変えてしまう能力を持つ。またダイヤモンドと同じ硬度10のボディのため防御力が高く、CJXのプリズムソードでも歯が立たない。
- オールド・ドーパント
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- 身長:270cm
- 体重:170kg
- 使用者:相馬卓
- 第43話・第44話に登場。「古き記憶」を内包したオールドメモリで変身するドーパント。シュラウドが仮想・テラー・ドーパントとして用意したドーパント。
- 精神干渉波・オールドクリークを発生させ、その攻撃を受けた人間を任意の年月設定で老化させる能力を持つ。
- デザインを担当した寺田は、テラーと同等の存在という塚田からの要望に基づき、テラーと同じく頭部に造形を乗せた形状とした[32]。また、赤と青の色分けはドップラー効果を表現している[32]。
- エナジー・ドーパント
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- 身長:195cm
- 体重:160kg
- 使用者:ペットショップの店員
- 第49話に登場。「エネルギーの記憶」を内包したエナジーメモリで変身するドーパント。
- 体内に電磁エネルギーを蓄積し、左腕のレールガンで強烈な加速超電導弾を撃ち込む。
- デザインは乾電池をモチーフとしている[32]。
映画に登場するドーパント
- デス・ドーパント
- ダミー・ドーパント
- T2・ドーパント
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- ヒート・ドーパント
- ルナ・ドーパント
- メタル・ドーパント
- トリガー・ドーパント
- サイクロン・ドーパント
- スパイダー・ドーパント
- バット・ドーパント
オリジナルDVDに登場するドーパント
Vシネマに登場するドーパント
- コマンダー・ドーパント
- アイズ・ドーパント
小説に登場するドーパント
小説『Zを継ぐ者』
- ズー・ドーパント
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- 使用者:弓岡あずさ→禅空寺俊英
- 「動物園の記憶」を内包したズーメモリで変身するドーパント。死んだ香澄たちの祖父・義蔵(ぎぞう)を名乗って「大自然の使者」と称し、禅空寺家の人間を襲っていた。ガイアメモリはファングメモリと同様にライブモードとメモリモードの2つの姿を持ち、狼型のライブモードに変形して自立行動が可能。
- さまざまな動物の力を駆使できるため、亜樹子は「一人動物園」と称している。
- ゼロ・ドーパント
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- 使用者:ミュージアムのエージェント
- 「ゼロの記憶」を内包したゼロメモリで変身するドーパント。
- ミュージアムから送り込まれた刺客。手で触れたもののエネルギーを文字通りゼロにする力を持つ。
- ゼブラ・ドーパント
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- 使用者:財前勇一
- クインビー・ドーパント
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- 使用者:禅空寺朝美
- 「女王バチの記憶」を内包したクインビーメモリで変身するドーパント。
- フラワー・ドーパント
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- 使用者:禅空寺麗子
- 「花の記憶」を内包したフラワーメモリで変身するドーパント。
- ビー・ドーパント、エイプ・ドーパント、ドルフィン・ドーパント、エレファント・ドーパント、サラマンダー・ドーパント、フィッシュ・ドーパント
-
- 使用者:ZENONリゾート社員
小説『Nのはじまり/血と夢』
- アンモナイト・トーパント、トリロバイト・ドーパント、マンモス・ドーパント
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- 使用者:ミュージアムの被験体
- それぞれが「アンモナイト」「三葉虫」「マンモス」の記憶を内包した試作段階のガイアメモリで変身するドーパント。
- どのメモリも開発途上の試作段階であり、変身は出来ても被験体の理性や人格などがすべて失われ、ただ単に暴れ回るだけの怪物と化してしまっている為、特殊能力などの具体的な能力の詳細は不明。
- 3体共暴れ回った直後に仕掛けが作動し自動的にメモリブレイクされると、その強力過ぎる毒素の為に変身者も命を落としてしまう。
小説『HEROSAGA』
- メモリー・ドーパント
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- 使用者:小野寺由恵
漫画『風都探偵』に登場するドーパント
ガイアドライバーrexで変身するドーパント
- オーロラ・ドーパント
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- 使用者:万灯雪侍
- 「オーロラの記憶」を内包したオーロラメモリで変身するドーパント。
- 詳しい能力は不明だが、このドーパントに殺された美原は、ボロボロの骨の状態で発見された。
- ブラキオサウルス・ドーパント
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- 使用者:秀夫
- 「ブラキオサウルスの記憶」を内包したブラキオサウルスメモリで変身するドーパント。
- 巨人のような姿をしており、頭からブラキオサウルスの骨のようなものが生えている。
- 黒い液体を出してマスカレイドに酷似した戦闘員(通称・ボーンズ)を生み出す。
- ビースト・ドーパントを噛み砕く程の顎の力を持っている。
- スクリーム・ドーパント
-
- 使用者:一葉
- 「絶叫の記憶」を内包したスクリームメモリで変身するドーパント。
- 女性のような上半身と蜘蛛のような下半身を持ち、口の中に目玉がある。詳しい能力は未だ不明だが、悲鳴のような超高周波を放つ。
その他の作中に登場するドーパント
- ロード・ドーパント
-
- 使用者:サブ、その他『街』の住人
- 第1話「tに気をつけろ」に登場する「道の記憶」を内包したロードメモリで変身するドーパント。人間を襲っては分断して殺害し、その肉体を喰らう。
- 超高速と超高熱を駆使して空間を切り裂き、本物の風都とは似て異なる異世界「裏風都」への道を生成するほか、この超高速と超高熱を攻撃に応用して人体を切り裂く。しかし、道を形成するためには自身の体成分を使用する必要があるため、能力を用いるたびに肉体を過度に消費される。それゆえ、形成される道は黒くなり、自身の肉体を補うために食人行動を起こしてしまう。
- ロードメモリは量産されており、マスカレイド・ドーパントのように裏風都の一般戦闘員の役割を担っている。また、裏風都にはサブ以上に自我を失って野獣も同然の状態と化した利用者が、多々徘徊している。
- メガネウラ・ドーパント
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- 使用者:美原睦夫
- 第2話「最悪のm」に登場する「メガネウラの記憶」を内包したメガネウラメモリで変身するドーパント。
- 背中の羽による飛行能力を持っており、尻尾から針を飛ばすことができるほか、全身の小羽根を振動することによって発生する振動波を相手に浴びせ、動きを鈍らせることもできる。万灯から貰い受けたサプリを飲んでからは、自立行動するヤゴを大量に生み出す能力が備わった。
- カラカル・ドーパント
-
- 使用者:蝶野麻友
- 第3話「cは何処に」に登場する「カラカルの記憶」を内包したカラカルメモリで変身するドーパント。
- アルコール・ドーパント
-
- 使用者:鏡野キク(オリジナル)、花嫁候補
- 第4話「閉ざされたk」に登場する「アルコールの記憶」を内包したアルコールメモリで変身するドーパント。シルバーメモリの一種であるため、適合率の低い人体にかかる負担は大きい。
- キク自身の願望によって花嫁候補全員がこのメモリの所有者にされており、そのうち2人がメモリの毒素によって死亡した。
- 痛みを感じない身体を持ち、その身体からにじみ出たアルコールに熱線を使用して爆発を起こさせる。
- パズル・ドーパント
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- 使用者:ポール東城
- 第5話「pは悪魔だ」に登場する「パズルの記憶」を内包したパズルメモリで変身するドーパント。
- 右腕のみで通常は行動しているが、戦闘の際には他の部位が飛来して人型になる。体の一部と思われる箱を利用して相手の腕を任意で奪うことが可能で、その腕の能力を4本の腕に自在に付け替えてドーパントの力を上乗せし、用いることもできる。ただし、箱を奪われるとその腕の能力は使用不能となり、倒されると腕の能力はすべて持ち主に戻る。性質としてはマネー・ドーパントに近い。身体の一部を銃や知恵の輪を模した武器に変化させる。
- 上記の能力に加え、相手の身体状況を把握する変身前でのハイドープとしての能力で動きを先読みし、翔太郎がベースのダブルを圧倒するが、フィリップがベースのファングジョーカーは先読みできなかった。
- リアクター・ドーパント
-
- 使用者:二階堂守
- 第6話「超人r」に登場する「炉の記憶」を内包したリアクターメモリで変身するドーパント。シルバーメモリの一種。
- Wとアクセルのマキシマムドライブを同時に受けても無傷でいられるほど防御力が高いほか、胸から武器を練成できる。メモリの記憶ゆえに全身から超高温を発しているため、変身解除時には特殊な冷却炉を必要とする。
脚注
注釈
- ^ 実際の建物は埼玉県川越市にある廃映画館「川越プラザ劇場(旧鶴川座)」。1890年(明治23年)築の素朴ながらレトロな趣の外観から、現在はロケ現場として多々使用されている。
- ^ 基本的に劇中では村上春樹による翻訳版を小道具として使っているが、「ビギンズナイト」では清水俊二訳の物が使われている。
- ^ これがきっかけで、桐山はハットグランプリ2010でグランプリを獲得している。
- ^ 劇場版における翔太郎自身や終盤のシュラウドは、彼の所有するジョーカーメモリにちなんで「切り札」とも称する。
- ^ ただし事件が多発しているため、ほとんど家に帰れていないと発言している。
- ^ 『風都探偵』作中ではときめに自宅を譲り(本人曰く「魔女にベッドを乗っ取られた」)、事務所に泊まり込んでいる。
- ^ オープニングのクレジット表記は第3話では「幼いフィリップ」、第14話では「幼少期の若菜の弟」と表記。
- ^ 『MOVIE大戦2010』の『ビギンズナイト』で判明。
- ^ 劇中のカレンダーから2011年8月。
- ^ 『風都 暗躍する陰謀 颯爽! 仮面ライダージョーカー』では青森の郷土料理、せんべい汁に興味を示していた。
- ^ 登場する毎に亜樹子の言いたいことが関西弁で書かれているほか、同じシーンでもカット毎に文字が異なっている場合もある[4]。また、第45話でダウジングロッドと組み合わせて「ダウジングスリッパ」[5]として使用されており、絶大な効果を発揮する。
- ^ その際、2人だけの場を作って自分は一歩引いた位置にいたりと「本当に大事な場面では日頃のやかましさからは考えられない位ちゃんと場の空気を読むことのできる娘」と制作スタッフは語っている。
- ^ イタリア語で悪魔を意味する「Diablo」と、赤を意味する「rosso」を組み合わせた造語。
- ^ これはフィリップも同様。ただし、無効になるのは「精神干渉波」による攻撃であり、ライアー・ドーパントの嘘を真実と思い込ませるライニードル、パペティアー・ドーパントの人や物を操る能力などは無効化できない。第47話の終盤にてユートピア・ドーパントに重傷を負わせられたが、第48話のフィリップによれば、この体質がなかったらもっと恐ろしい症状になっていたとのこと。
- ^ 助監督の私物とのこと[要出典]。
- ^ 2010年1月3日に関東地方のみ放送。
- ^ 園咲家の屋敷として画面に大写しにされる帝冠様式の建築物は東京国立博物館本館。
- ^ 厳密には勘付いていたものの確証がなかった。また、琉兵衛によると、彼のテラーの能力で翔太郎に恐怖心が根付き、無意識のうちに詮索を拒絶していたらしい。
- ^ 変身する際のエフェクトも一般のドーパントと異なり、無数の幾何学的な図形に包まれて変身する。ただし、テラーの初変身シーンでは、無数のテラークラウンの模様が出現し、それらが回転しながら頭に重なるという演出がなされている。テラーが十字架、タブーが四角形、クレイドールが円形、ナスカが三角形、スミロドンが六角形で、図形の色はスミロドンが緑であることを除けばドーパント形態の基調である。ベルトを使って変身する、強力な攻撃を受けると変身が解除されるという点では、仮面ライダーたちとほぼ同等の存在である。
- ^ 東映公式サイトなどでは、「黒若菜」と呼ばれている。
- ^ この時の影響によって自身の肉体をデータに変化させて移動する能力やドーパントに変身しなくても手からエネルギー弾を放つ能力を得ている。
- ^ 演じるネコは「ブリトニー(ブリちゃん)」。名前は品種名から取られた。
- ^ 人間でいうと70代。
- ^ トリガーマグナムと同型だが、側面の文字は「S」になっており、カラーリングはエンジンブレードに準じている。撮影用プロップは玩具を改造したものを使用した[17]。
- ^ 明確な死因は不明。ちなみに「シュラウド」とは、死者に着せる衣のことである。
- ^ 医院の建物は埼玉県川越市所在の歯科医院であり、大正2年築のものである。『仮面ライダーディケイド』でも「ファイズの世界」の中の光写真館として登場している。
- ^ 園咲家が所有する上位メモリの一つ。他のメモリと同じく金色であるが、柄の部分が禍々しい羽根があることが特徴。農耕を司る蛇神ケツァルコアトルの名を冠した史上最大の翼竜ケツァルコアトルスの記憶を内包したメモリだけに非常に強力であるが扱いも難しく、琉兵衛によって厳重に保管されていた。井坂はこのメモリを取り込めば琉兵衛に勝てると確信している。
- ^ このメモリは特殊であり、挿入するには使用者のコネクタが本人の恐怖を媒介に十分に成長する必要があったため。
- ^ 先述のシュラウドの意図のことだと思われるが、そのことが発覚するのは彼が死亡してから先のことである。
- ^ ときめについて調査したウォッチャマンの台詞から、これらの衣装も女性からの追い剥ぎによって得たことが示唆されている。
- ^ フィリップの推理によれば、空中浮遊や障壁通過は異空間が現実空間とは少しずれた座標に生じることにより、現実空間側からはそう見えるのだという。また、鞄が宙に舞った理由は釣り針と透明な糸を使って追い剥ぎを行っていたためだということが明らかとなった。
- ^ ジョーカーメモリは使用者の感情エネルギーにより性能が上がる。
- ^ 分離後はテラークラウンの青い表面部分がなくなり、ただの黒い板のようになる。
- ^ 当初デザイナーは「禁忌」→「束縛」という連想から「実際には両足が縛られている」と想定していたが、終始二本足で直立することはなかった。
- ^ 小説『Zを継ぐ者』で語られた事件の際採取されたW CJXのクリスタルサーバーの細胞サンプルから作り出された。
- ^ ジーンメモリの扱いに関しては天才的と言われる人物に交換条件を持ちかけて自らに遺伝子操作を行った。
- ^ 地球の巫女とは生きるガイアメモリ製造機であり、来るべきガイアインパクトのための重要な鍵となっている。
- ^ 資料によってはナスカ・ドーパント(レベル3)と表記[13][28][29]。
- ^ 変身時は従来の青色を経て赤色に変化する。
- ^ 体の各部には布袋(風神)、太鼓(雷神)、龍(水神)と日本古来の天気を象徴する意匠が施されている。デザインは『未来忍者 慶雲機忍外伝』に登場した橡伎をオマージュしたものとなっており[30][31]、このデザインは井坂を演じる檀にも好評である。
- ^ デザイナーによると、左右非対称で頭部の片方側が崩れたような形状なのは「理想郷なんて実在しない」ということへの暗喩であるとされている[32]。
- ^ 『エターナル』での加頭曰く「私の最強メモリ」。
- ^ ただしエネルギーの許容量にも限界があり、最終決戦におけるフィリップの"最後の想い"が込められたことで能力が著しく向上したCJXのエネルギーは吸収しきれず、大ダメージを負い劣勢に陥った。
- ^ 『Zを継ぐ者』では、メモリが破損すると自爆する機能が備わっているとされている。
出典
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- ^ 菅田将暉、8年前主演した『仮面ライダーW』での不安を語る - オールナイトニッポン.com
- ^ 「とな怪」菅田将暉が新社会人にアドバイス、土屋太鳳は西野カナの生歌に涙 - 映画ナタリー
- ^ ツッコミ役もこなす!『仮面ライダー』ヒロインの多様化 – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!
- ^ 仮面ライダーW(ダブル) 第46話 「Kがもとめたもの/最後の晩餐」|東映[テレビ]
- ^ 英雄伝II 2014, p. 44.
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- ^ 『ビギンズナイト』のパンフレット
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- ^ 詳細は第7話最終ページに記載。
- ^ 公式読本 2010, p. 145, 「W CREATURE DESIGN LABO 1-3」
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- ^ 「宇宙船vol.132特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2011」『宇宙船』vol.132(2011.春号)、ホビージャパン、2011年4月1日、別冊p.6、ISBN 978-4798602134。
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- ^ a b 公式読本 2010, pp. 146–147, 「W CREATURE DESIGN LABO 4-14」
- ^ a b c d e 公式読本 2010, pp. 148–149, 「W CREATURE DESIGN LABO 15-25」
参考文献
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- 『仮面ライダーW超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2011年7月19日。ISBN 978-4-09-105133-2。
- 『フィギュア王 プレミアムシリーズ8 ライダーグッズコレクション2010 仮面ライダーW』 通巻841号、ワールドフォトプレス、2010年3月8日。ISBN 978-4-8465-2841-6。
- 『仮面ライダーW RETURNS 公式読本』グライドメディア、2011年。ISBN 978-4813081197。
- 『仮面ライダー超辞典』監修:石森プロ・東映、双葉社、2011年7月24日。ISBN 978-4-575-30333-9。
- 『平成仮面ライダー英雄伝II』編集:株式会社レッカ社 斉藤秀夫、カンゼン、2014年12月22日。ISBN 978-4-86255-290-7。
- 『東映ヒーローMAX』VOLUME 53(2016 WINTER)、辰巳出版、2016年3月10日、ISBN 978-4-7778-1651-4、雑誌コード:66117-07。