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*[[尾崎世界観]] - ミュージシャン [[クリープハイプ]]ボーカル
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*[[宮沢光邦]] - [[ディスクジョッキー]]、[[ラジオパーソナリティ]]
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*スーツ - YouTuber


== 野球部の戦績 ==
== 野球部の戦績 ==

2019年3月15日 (金) 07:24時点における版

岩倉高等学校
過去の名称 鉄道学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人明昭学園
校訓 質実剛健
設立年月日 1897年1月
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
運輸科
学科内専門コース S特コース
特進コース
総進コース
L特コース
学期 2学期制
高校コード 13583G
所在地 110-0005
東京都台東区上野七丁目8番8号
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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岩倉高等学校の位置(東京都内)
岩倉高等学校

岩倉高等学校(いわくらこうとうがっこう)は、東京都台東区上野七丁目にある私立高等学校。設置者は学校法人明昭学園。上野駅入谷口の目の前に位置し、運輸科・普通科を置く。かつては機械科と商業科も置いていた。鉄道の各コースに関しては、全国でも数少ない鉄道関係の教育を行う日本最古の鉄道学校であり、卒業生は半数以上の生徒が鉄道業界へ進んでいる。また、過去に野球部が甲子園へ数回出場したことがある。

「岩倉」の校名は、鉄道創設に貢献した明治時代政治家岩倉具視に因んだものである。学校の校章は岩倉家の家紋「竜胆」と鉄道の「レール」を組み合わせたデザインである。

沿革

  • 1897年明治30年)6月5日 - 私立鉄道学校として神田錦町に開校。
  • 1901年(明治34年)8月5日 - 現在地に移転。
  • 1903年(明治36年) 12月21日- 鉄道界の恩人、岩倉具視の遺徳に因んで、岩倉の二文字を校名に冠し、岩倉鉄道学校とする。
  • 1932年昭和7年) - 泰東商業学校を姉妹校として創立。
  • 1944年(昭和19年) - 機械科に電気科を吸収して機関科とし、土木科と業務科を合わせて運輸科とする。
  • 1946年(昭和21年)6月6日 - 学園興隆の父、校長の山田英太郎(金東と号す)逝去。
  • 1948年(昭和23年)3月11日 - 岩倉鉄道学校と泰東商業学校を統合し、現在の名称岩倉高等学校とし、機関科、運輸科、商業科、普通科の4科を置く。
  • 1955年(昭和30年) - 産業教育の必要性増加により、普通科募集中止。
  • 1959年(昭和34年) - 保谷市(後の西東京市)に運動場と合宿所を設置、西館新校舎完成。
  • 1961年(昭和36年) - 工場施設を拡大して従来の機関科を機械科と改める。
  • 1973年(昭和48年) - 普通科募集再開。
  • 1977年(昭和52年) - 創立80周年記念事業として南館新校舎及び体育館完成。
  • 1979年(昭和54年) - 南館校舎増設 機械工場施設の拡張並びに商業科関係の産業教育施設、設備を充実。
  • 1984年(昭和59年) - パソコン教室設置、「情報処理教育」開講 第56回選抜高等学校野球大会初出場初優勝
  • 1985年(昭和60年) - 北館校舎増設 西東京市にある運動場に修練道場施設完成。
  • 1987年(昭和62年) - 創立90周年記念事業として5階建て東館新校舎完成。
  • 1993年平成5年) - 東館校舎3階に「教育用電車シミュレーション室」(205系)を設置。この装置を利用した「電車運転実習」を行なう。
  • 1995年(平成7年) - 南館校舎に情報処理室設置。
  • 1997年(平成9年) - 創立100周年を迎える。第79回全国高等学校野球選手権大会初出場(1回戦敗退)。
  • 2001年(平成13年) - 東館校舎1階に新たに「教育用電車シミュレーション室」(211系651系スーパーひたち)を設置。
  • 2002年(平成14年)7月-8月 - 西館校舎の大規模改装、耐震強化、各門の改装により防犯強化。正門に守衛室を設置。
  • 2007年(平成19年)5月14日 - 中央館校舎建築のため、南館校舎の取り壊し開始。一部の生徒は工事の終了まで廃校になった旧下谷小学校を下谷校舎として使用する。
  • 2008年(平成20年)7月-8月 - 中央館校舎完成に先駆けて、校舎の一部を大規模改装。
  • 2009年(平成21年)3月 - 創立110年記念事業である、地上10階地下1階中央館校舎完成及び下谷校舎の使用終了。
  • 2009年(平成21年)11月 - 東館校舎1階にあった鉄道シミュレーターを実習館に移動。
  • 2009年(平成21年)12月 - 新正門・南門・駐輪場完成。
  • 2014年(平成26年)4月 - 男女共学化[1]。また、運輸科、普通科の2科のみとなる。

学科の詳細

普通科

普通科は、各学年8学級で1学級の人数は30人-40人、普通科は鉄道専門教科を行わず進学を目指し、あらゆる教科に精通した学科を中心に勉強する学科でS特コース特進コース総進コースL特コースがある。

かつて、特別進学コース総合進学コーススポーツコースを設置していた。

  • S特、特進コースは、少人数で難関国公立・私立大学を目指す。総合進学コースと同じく、2年生より文系コースと理系コースに分かれる。情報や体育は総合進学と合同で行うことが多い。総合進学との大きな違いは、火・木曜が7時間であること(他コースは6時間)、金曜日に校内予備校があること(総合進学も参加可)など。
  • 総合進学コースは運輸科・商業科・機械科で触れない、幅広い授業が特徴である。 2年生より文系コースと理系コースに分かれる。その他、演習コンピュータを利用した特別授業があることも特徴の一つである。
  • スポーツコースは、野球サッカー柔道陸上など、進学コースよりも体育の授業が多く、スポーツを中心とした授業が増える。

運輸科

運輸科は、各学年3学級で1学級の人数は35人-40人程で鉄道旅行営業技術について専門教科を中心的に学習する。なお、2007年度の入学生からは、一クラスの割り当て人数を普通科を除いて一番少なくしたため人数が少ない。1年生は営業概論、旅行実務[法令、約款、地理]、2年生は旅行実務[約款、運賃、地理]、旅客営業、運転法規、運転実習、電気基礎、3年生は営業、運転規定、鉄道情報技術、電車工学、課題研究を学習する。2007年度の生徒からは新しいカリキュラムでの授業態勢となり、2年生の運転法規は運転実習と統合され、新しく乗務実習となる。また、電気基礎は3年生での学習となり、科目名も鉄道電気基礎と変更になる予定で、その他、運転規定と鉄道情報技術は新カリキュラム表から外されている。なお、外された科目については、鉄道の授業の時にまとめて学習する。

その他、旅行業を学ぶことにより国内及び総合旅行業務取扱管理者試験を受験することができる。また、2年の技術の授業で教育用電車シミュレーションを使った授業が設けられる。さらに、2年生は簿記と商業技術、3年生では情報処理等を学習する。2年生は簿記検定を受験する。学部の改編に伴い、運輸科内部でも学科改変が行われ、旧機械科をものづくり科、以前の旧運輸・商業科をビジネス科として対処。

かつて設置されていた学科

機械科

機械科は、各学年2学級で1学級の人数は40人以上と他の学科より人数が多く、おもに鉄道の機械としての性能や、整備等に精通した専門教科を中心的に勉強する学科で鉄道運転技術コースと、車両整備コースがある。但し2011年度の募集から鉄道運転技術コースの募集はしておらず、鉄道運転関係は運輸科・商業科で募集している。人数も1年と2・3年で違いがある(男女共学化に伴い、運輸科に統合されてコースの一つ「ものづくり科」となる)。

  • 鉄道運転技術コースは、1年生は鉄道一般工業技術基礎工業数理基礎製図実習。2年生では教育用電車シミュレーションを用いた運転実習の授業で、運転法規、鉄道概論、鉄道情報技術、製図、実習等。3年生は運転規定、運転理論電車工学、電気基礎、機械設計課題研究等の授業が設けられる。
  • 車両整備コースは、鉄道整備コースと自動車整備コースがあり、鉄道や自動車の原理構造を専門的に勉強する。両コース共に、1年生は工業技術基礎、工業数理基礎、機械製図、機械実習、2年生は工業技術基礎、機械製図、機械実習、3年生は電気基礎、機械設計等を学び、1年生からコースを選択し、鉄道整備コースは1年生では鉄道情報技術、2年生は鉄道一般、鉄道情報技術、運転規定、3年生は運転実習、電車工学、車両実習、課題研究を学び、自動車整備コースは、1年生では情報技術基礎、2年生は情報技術基礎、自動車工学、3年生は自動車実習、自動車整備、課題研究を学習する。

商業科

商業科は、各学級2学級で1学級の人数は30人以上で、主に将来の情報化に役立つコンピュータを使った商業系の学科で、情報ビジネスコース鉄道ビジネスコースがある(男女共学化に伴い、運輸科に統合されて旧運輸科とともに「ビジネス科」となる)。

  • 鉄道ビジネスコースは、運輸科と同様に鉄道授業もカリキュラムに組まれている。鉄道の科目では、1年生で鉄道一般旅行、2年生は旅行、営業、運転実習、運転法規、電気基礎、3年生は営業、電車工学等を学習する。なお、2007年度からの新カリキュラムでは、1年生は鉄道一般、旅行業、2年生からは鉄道コースに限り運輸科と授業内容は同じになる。また商業に関しては、1年生では簿記、ビジネス基礎、2年生では商業技術、情報処理、ビジネスマナー、3年生では情報処理、課題研究を学習する。また、運輸科同様に鉄道の授業で旅行業を学ぶことにより国内及び総合旅行業務取扱管理者試験に受験することができる。さらに2年生からは教育用電車シミュレーションを使った授業が設けられる。1年生では毎年1月に簿記検定3級を受験する。なお2級は、2年生での簿記の授業がないため希望制で運輸科や商業科の情報処理コースと共に受検することができる。

また、商業科の授業カリキュラムも2007年度の生徒からは新しくなり、2006年度までの学習や教科等が異なる。

学校の特色

行事

  • 5月上旬に「強歩会」が実施される。数年に一度場所が変わる。
  • 6月上旬の「金東先生記念日」は、以前はクラス代表者による創立者金東の墓参が実施されていたが、全校生徒参加で校長による講話を行うという形となった。
  • 2年生は4月に、実際に鉄道会社就職試験の適性検査として用いられる、内田クレペリン精神検査が行われる。
  • 5月下旬に、運動競技大会が3日間行われる。

ソフトバレーボール、バスケットボールを学校で、ソフトボールやサッカーなどの競技は本校の西東京のグラウンドで行われる。 場所は毎年違う。

  • 6月の体育祭は、東京武道館で開催。
  • 夏期休暇中に、各部合宿に参加することができるが、鉄道模型部、陸上部は秋に行う。
  • 夏期、冬季休暇中に、希望の生徒を対象に鉄道実習(詳細は後述)が行われる。
  • 夏季休暇中に、旅行業務取扱管理者試験の講習会に参加することができる。
  • 冬期休暇前に、スキー教室に参加することができる。
  • 文化祭(岩倉祭)では、電車運転シミュレーター(詳細は後述)が一般公開される。
  • 毎週水曜、土曜日放課後に、本校舎近辺の歩道で台東区大江戸清掃隊(清掃ボランティア)を実施している。1年に一回担当が回ってくる。

学校全体

  • 1、2年生は週2・3回ある体育の項目に週1回は柔道が必須項目となっている(従来までは全学科・全学年であったが、カリキュラムが改定され3年生は選択した生徒のみとなった)。
  • 1984年選抜高校野球で優勝した。

教育用電車運転シミュレーター

実習館と中央館には、教育用の電車運転シミュレーターが設置されており、中央館には205系、実習棟には651系の「スーパーひたち」と211系があり、実習館の651系では、常磐線特急「スーパーひたち」土浦-取手間を運転することができ、211系では高崎線上尾-熊谷間を運転できたが、2013年より、新たにCGによる架空路線が運転できるようになった。さらに縦横軸併用ツインレバー型マスコンから、片手ワンハンドルマスコンになり、車掌業務も同時に行うことができるようになった。

中央館の205系では、中央線快速三鷹-西八王子間を運転することができたが、2006年より、新たにCGによる架空路線が運転できるようになり、授業では専ら、この3路線を用いる。

このシミュレーターは、3年生のみが授業で使っていたが、2004年から運輸科は2年生、商業科は、2008年から2年生に変わり、機械科は現在でも3年生での授業でしか使用することができず、休み時間では自由に使用することは出来ない。運転実習や車掌業務の授業であっても、1学期中はホスピタリティの授業を行う関係でシミュレーターを使用するのは2学期、それも後半のごく数回である。

その他、文化祭(岩倉祭)では、一般参加者にこのシミュレーターが公開され、自由に運転体験をすることができる。ただし、文化祭の日も原則的に一般生徒は運転することが出来ない。また、実習棟にはミニシミュレーターがあり、篠ノ井線塩尻-明科間を運転することができるが、基本的に授業では使用しない。また、211系、651系では車掌業務もすることができる。

鉄道実習

夏期、冬期休暇中の一定期間に、希望した生徒が、JR東日本JR東海東京メトロなどの各駅で1週間の体験実習(駅務実習)を行っている(東京メトロのみ冬期休暇中)。2005年まで1年生が実習を行い、単位が付かない制度だったが、2006年から2年生が実習を行い、履修単位が1単位つくようになった。

部活動

著名な出身者

野球部の戦績

岩倉高等学校の特徴的な高校野球の応援として、五百円紙幣を利用した応援スタイルを取る。これは五百円紙幣に岩倉具視が描かれているためである。

その他

  • 映画『アンストッパブル (映画)』の日本初試写会が岩倉高校体育館で行われ、ゲストにAKB48のメンバーが登場した(2010年11月17日)。
  • 漫画『グランドステーション』にも登場した。国鉄で総括運転士(後ろ向きの運転士)をしている職員の息子が通っていた設定になっている。

関連項目

脚註

  1. ^ 2014年春、岩倉高校は共学化します[リンク切れ]
  2. ^ g2ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」p.379

外部リンク