「新秋津駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(2019年9月) |
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|よみがな = しんあきつ |
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|ローマ字 = Shin-Akitsu |
|ローマ字 = Shin-Akitsu |
2020年2月14日 (金) 23:18時点における版
新秋津駅 | |
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駅舎(2019年9月) | |
しんあきつ Shin-Akitsu | |
◄JM 32 新小平 (5.6 km) (2.7 km) 東所沢 JM 30► | |
所在地 | 東京都東村山市秋津町五丁目25-50 |
駅番号 | □JM 31 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■武蔵野線 |
キロ程 |
41.8km(鶴見起点) 府中本町から13.0 km |
電報略号 | シア |
駅構造 | 掘割駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
38,910人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1973年(昭和48年)4月1日 |
乗換 | 秋津駅(西武池袋線) |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 |
新秋津駅(しんあきつえき)は、東京都東村山市秋津町五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の駅である。駅番号はJM 31。
歴史
- 1973年(昭和48年)4月1日:日本国有鉄道(国鉄)の駅として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
駅構造
地下1階部分に相対式ホーム2面2線と中央に1線の待避線を有する掘割駅である[1][2]。駅本屋の施工は清水建設が担当した[3]。
JR東日本ステーションサービス受託の業務委託駅で、みどりの窓口(営業時間 8:00 - 19:00)がある。1階に改札口(自動改札機設置)およびコンコースがあり、指定席券売機、VIEW ALTTE (ATM)、トイレがある[4]、かつてはKIOSK、NEWDAYS、BECK'S COFFEE SHOP、ジューサーバー(2006年7月開業)の構内店舗が出店していたが、ジューサーバーは2009年(平成21年)2月末をもって閉店。代わりにハニーズバーが出店している。また、その他の3店舗は新秋津駅ビル建設のため、キヨスクは2012年(平成24年)2月10日、NEWDAYSは2012年2月13日、BECK'S COFFEE SHOPは2012年2月末にそれぞれ閉店した。
建設を進めていた新秋津駅ビルに関しては、2012年11月1日に予定通り完成し[5]、「ビーンズアネックス新秋津」としてNEWDAYS再出店の他に4店舗が入居した[注釈 1]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 武蔵野線 | 上り | 西国分寺・府中本町方面 |
2 | 下り | 南浦和・新松戸・西船橋方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
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改札口(2019年9月)
-
ホーム(2019年9月)
特記事項
構内から西武池袋線所沢駅方面への連絡線が延びている[1][2]。これは、1976年(昭和51年)に武蔵野南線が開業した際に敷設されたもので、従来池袋線池袋駅と国分寺線国分寺駅で行われていた日本国有鉄道(国鉄) - 西武鉄道間の貨車中継はこの連絡線を使って当駅で実施されることになった[6]。西武池袋線が貨物取扱を廃止してからは、新車搬入と地方私鉄への譲渡車両輸送や改修工事で車両メーカーへ輸送される際に使用されている[2]。なお、他の西武線とつながっていない多摩川線使用車両の武蔵丘車両検修場における検査入出場は西武鉄道との連絡線を介し、甲種輸送で八王子駅経由で武蔵境駅へと向かうルートで輸送される[2]。
上記の側線のほか、JR東日本八王子支社の運転業務従事者定期訓練のための訓練センターが府中本町寄りに設置されており、209系を改造した訓練車1編成2両(オレンジ色の帯、車籍なし)が訓練センター構内の踏切付近に停車している[1][7]。
なお、従来使用されていた105系改造の訓練車は、209系改造訓練車と入れ替わるように長野総合車両センターへ甲種輸送されている。クモヤ143-18(車籍なし)[1]についても105系改造訓練車と同様に長野総合車両センターへ甲種輸送された。
配線図
↑ 西武池袋線 所沢・ 小手指・入間市・飯能方面 |
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← 武蔵野線 西国分寺・ 府中本町 方面 |
→ 武蔵野線 武蔵浦和・新松戸・ 西船橋・海浜幕張 ・東京 方面 |
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↓ 西武池袋線 練馬・ 池袋・小竹向原 方面 |
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凡例 出典:以下を参考に作成。 * 高橋政士、「図-4 新秋津ジャンクション」、「東京外環状線ジャンクション」、電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』、 通巻第808号(第58巻第9号)2008年9月号、49頁。 * 「西武鉄道 配線略図(2001年12月15日現在)」、電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』、通巻第716号 2002年4月 臨時増刊号「特集 - 西武鉄道」、巻末折込。 |
西武鉄道秋津駅との乗換
当駅は西武池袋線秋津駅との乗換駅となっている。しかし、秋津駅へは徒歩約5分 (400m) と距離がある上、同線の急行などは通過するため路線同士の接続も良いとはいえず、乗換駅としては不便な点が多い。
池袋線と武蔵野線は秋津駅西側で交差し、秋津駅所沢駅方面側のホーム端と新秋津駅の東所沢駅方面側ホーム端の間の距離は150mほどであり、特段連絡通路の設置に障害となる地形や建造物もないが、武蔵野線建設後、新秋津駅開業から現在に至るも連絡通路の設置はなされていない。
これは地元商店街が商店街を経由しない連絡通路の建設に反対していることによるものとされ、これに対しては乗り換え利用者からは批判が多い[8][9]。かつて新小平駅が水没し、武蔵野線が一部区間で長期不通となった際、連絡通路を仮設する案も出たが、これも商店街の反対で実現しなかった[10][11]。雨天時は、駅間にアーケードがないために傘がないとずぶ濡れになる。この点に関して利用者より「両駅間の直結連絡通路を希望する大きな理由」であるとの意見・要望が相次いだため[要出典]、一時期地元自治会により『親切傘』と称したレンタル傘の設置がなされたが、持ち去る被害が相次いだため、やむなく中止された[12]。
2008年(平成20年)3月15日より、秋津駅との連絡定期券が発売可能となった。
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は38,910人である。武蔵野線では西船橋駅、南越谷駅、北朝霞駅、南浦和駅、武蔵浦和駅、新松戸駅に次ぐ第7位である。
開業以後の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1973年(昭和48年) | 4,070 | [* 1] |
1974年(昭和49年) | 6,300 | [* 2] |
1975年(昭和50年) | 7,606 | [* 3] |
1976年(昭和51年) | 8,406 | [* 4] |
1977年(昭和52年) | 9,113 | [* 5] |
1978年(昭和53年) | 9,757 | [* 6] |
1979年(昭和54年) | 10,266 | [* 7] |
1980年(昭和55年) | 11,076 | [* 8] |
1981年(昭和56年) | 10,431 | [* 9] |
1982年(昭和57年) | 10,811 | [* 10] |
1983年(昭和58年) | 10,929 | [* 11] |
1984年(昭和59年) | 11,058 | [* 12] |
1985年(昭和60年) | 12,811 | [* 13] |
1986年(昭和61年) | 14,847 | [* 14] |
1987年(昭和62年) | 15,891 | [* 15] |
1988年(昭和63年) | 18,493 | [* 16] |
1989年(平成元年) | 21,360 | [* 17] |
1990年(平成 | 2年)25,726 | [* 18] |
1991年(平成 | 3年)25,182 | [* 19] |
1992年(平成 | 4年)28,222 | [* 20] |
1993年(平成 | 5年)30,196 | [* 21] |
1994年(平成 | 6年)31,751 | [* 22] |
1995年(平成 | 7年)32,561 | [* 23] |
1996年(平成 | 8年)32,779 | [* 24] |
1997年(平成 | 9年)32,518 | [* 25] |
1998年(平成10年) | 32,421 | [* 26] |
1999年(平成11年) | 32,559 | [* 27] |
2000年(平成12年) | [JR 1]32,754 | [* 28] |
2001年(平成13年) | [JR 2]32,974 | [* 29] |
2002年(平成14年) | [JR 3]33,469 | [* 30] |
2003年(平成15年) | [JR 4]34,155 | [* 31] |
2004年(平成16年) | [JR 5]34,709 | [* 32] |
2005年(平成17年) | [JR 6]35,016 | [* 33] |
2006年(平成18年) | [JR 7]35,405 | [* 34] |
2007年(平成19年) | [JR 8]35,594 | [* 35] |
2008年(平成20年) | [JR 9]36,505 | [* 36] |
2009年(平成21年) | [JR 10]36,610 | [* 37] |
2010年(平成22年) | [JR 11]36,616 | [* 38] |
2011年(平成23年) | [JR 12]36,928 | [* 39] |
2012年(平成24年) | [JR 13]37,403 | [* 40] |
2013年(平成25年) | [JR 14]37,776 | [* 41] |
2014年(平成26年) | [JR 15]37,303 | [* 42] |
2015年(平成27年) | [JR 16]38,289 | [* 43] |
2016年(平成28年) | [JR 17]38,583 | [* 44] |
2017年(平成29年) | [JR 18]38,860 | [* 45] |
2018年(平成30年) | [JR 19]38,910 |
駅周辺
西武池袋線秋津駅までの間に飲食店やコンビニエンスストアなどが立地する商店街がある。東京都東村山市、清瀬市と埼玉県所沢市の行政区画が混在する地域である。
- タクシー乗り場
- 郵便局・金融機関
- 新秋津駅前郵便局
- 東京みらい農業協同組合秋津支店
- きらぼし銀行秋津支店
- 多摩信用金庫秋津支店
- 青梅信用金庫秋津支店
- 道路
- 東京都道・埼玉県道4号東京所沢線 通称:所沢街道
- 埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線 通称:志木街道
- その他
- 国立療養所多磨全生園(バス利用)
- 国立ハンセン病資料館(旧高松宮記念ハンセン病資料館)
バス路線
- 多摩北部医療センター経由 東村山駅東口行
- 東村山市福祉バス
- 憩いの家行(特定者のみ利用可)
その他
- 当駅は東村山市内に唯一存在するJR線の駅である。
- 「あっきー」という駅マスコットキャラクターがおり[13]、2007年12月8日より新秋津駅宣伝係長として観光案内ポスターに描かれていた。2009年9月に駅を去る旨の告知ポスターが掲示された[14]が、その後も長年みどりの窓口のシャッターには描かれたまま、窓口の営業時間外にはその姿を見ることができた。だが2015年4月、このシャッターからも「あっきー」は姿を消したが、2016年2月14日に2代目宣伝係長のあっきーjr.が就任。現在は駅構内に掲示されているポスターで見られる。
- 次の1駅先にある東所沢駅止まりで、終着ホームが上りの2番線となる列車については、階段・エスカレーターなどの移動を伴うために当駅での乗り換えを促す放送が流される。
- 近年武蔵野線ではステーションカラーを導入しており、当駅は西武池袋線との乗換駅でもあることから黄色になっている。
- 駅利用客の増加に合わせて、駐輪場の整備が進められている。これは秋津駅も同様。
-
新秋津駅みどりの窓口。長年シャッターには駅マスコット「あっきー」が描かれていたが、2015年4月にその姿を一時的に消した。
-
2016年2月に復活した2代目のあっきー。時よりこのようなポスターに登場してくる。(2016年11月)
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ NEWDAYSはその後、2017年12月22日にメガネスーパーJR新秋津駅店として生まれ変わっている。
出典
- ^ a b c d 武蔵野線まるごと探見、pp.38-39。
- ^ a b c d 武蔵野線まるごと探見、p.40。
- ^ 『鉄道建築ニュース 1973年4月』、鉄道建築協会、1973年4月。
- ^ “JR東日本:駅構内図(新秋津駅)”. 東日本旅客鉄道. 2015年1月1日閲覧。
- ^ 2012年11月1日(木)『Beans Annex』が新秋津駅にオープン! (PDF) - JR東日本 2012年9月13日
- ^ 祖田圭介、「武蔵野線・京葉線 建設の経緯と線路配線」、電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』、第52巻8号(通巻第720号)2002年8月号、54頁。
- ^ 武蔵野線まるごと探見、p.41。
- ^ 埼玉県議会平成10年6月定例会における大石忠之議員の質問および青木信之総合政策部長(当時)の答弁
- ^ 埼玉県議会平成18年12月定例会における田中龍夫議員の質問および橋本光男総合政策部長(当時)の答弁
- ^ 埼玉県議会平成4年12月定例会における伊藤祐一郎企画財政部長(当時)の発言
- ^ “西武線との連絡通路に「待った」 不通の武蔵野線(リポート多摩)”. 朝日新聞(朝刊) (朝日新聞社): p. 東京地方版. (1991年11月17日)
- ^ 「秋津商店街界隈今昔物語」69頁
- ^ はてなブックマーク asahi.com:JR新秋津駅の顔は「あっきー」-マイタウン多摩 - 朝日新聞地域情報 2008年11月26日
- ^ mixiコミュニティ 新秋津駅宣伝係長あっきー
広報資料・プレスリリースなど一次資料
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(昭和48年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和49年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和50年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和51年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和52年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和53年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和54年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和55年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和56年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和57年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和58年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和59年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和60年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和61年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和62年)
- ^ 東京都統計年鑑(昭和63年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成元年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)[リンク切れ]
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)[リンク切れ]
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)[リンク切れ]
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
参考文献
- 宮本八重子「秋津商店街界隈今昔物語」『東村山市史研究』No16 2007年
- 三好好三、垣本泰宏『武蔵野線まるごと探見』JTBパブリッシング、2010年2月1日。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(新秋津駅):JR東日本