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「陸前落合駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 01:42時点における版

陸前落合駅
南口駅舎(2005年7月)
りくぜんおちあい
Rikuzen-Ochiai
葛岡 (2.6 km)
(2.5 km) 愛子

地図

陸前落合駅の位置(宮城県内)
陸前落合駅
陸前落合駅
陸前落合駅位置図(宮城県)
所在地 仙台市青葉区落合二丁目8-20
北緯38度16分24.33秒 東経140度47分25.47秒 / 北緯38.2734250度 東経140.7904083度 / 38.2734250; 140.7904083座標: 北緯38度16分24.33秒 東経140度47分25.47秒 / 北緯38.2734250度 東経140.7904083度 / 38.2734250; 140.7904083
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 仙山線
キロ程 12.7 km(仙台起点)
電報略号 リオ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
3,895人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1929年昭和4年)9月29日
備考 業務委託駅
みどりの窓口
仙 仙台市内
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陸前落合駅(りくぜんおちあいえき)は、宮城県仙台市青葉区落合二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線である。

歴史

宮城郡広瀬村(現在の仙台市青葉区の一部)の住民と、地元政治家の働きかけで作られた請願駅[1]。駅名を付けたのは、その運動の中心人物で仙山東線(現・仙山線の一部)の始発駅がある仙台市の市会議員・富田春之進だという[1]。開業当初は駅前に集落がなかったが、しだいに国道48号沿いが発展した。

1960年代の乗車人員急落の後、利用はふるわなかったが、周辺の丘陵地に住宅地が造成されたり、1983年駅周辺に宮城県宮城広瀬高等学校が開校、1984年2月1日ダイヤ改正で、仙台 - 愛子間の列車が増発されると利用者が増加に転じた。

一方、1983年に仙台西道路が開通すると西道路経由のバス路線も開設され、都心部へ通勤通学では仙山線の競争相手となった。宮城県道37号仙台北環状線が開通し西道路への流入が増加すると、ラッシュアワーの西道路の渋滞が慢性化する。結果、都心部への速達路は、北仙台駅で仙山線から仙台市地下鉄南北線1987年開通)に乗り換える経路となり、陸前落合駅の地位が向上した。

宮城町が仙台市と合併して政令指定都市化した後は、特定都区市内駅に加えられた。国道48号沿い住宅地と丘陵地の住宅地の間に残っていた農地が、減反政策の中で農地指定が解除されて急速に住宅地や商業地に転換が進んだ。

年表

駅構造

改札口

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。仙山線内では唯一の橋上駅舎を持つ。改札口は線路をまたぐ自由通路に開き、駅舎の出口は南北にある。

愛子駅管理の業務委託駅JR東日本東北総合サービス委託)である。みどりの窓口(営業時間 7時 - 21時 途中休憩時間あり)、自動券売機自動改札機が設置されている。各ホームにエレベーターが、改札口と各ホームに電光掲示板が設置されている。2017年3月末までは、キオスクも営業していた。

JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 仙山線 上り 仙台方面
2 下り 山形方面

(出典:JR東日本:駅構内図

1・2番線とも仙台方・羽前千歳方に場内・出発信号機が備えられている。

利用状況

1960年度に554人あったのが、1960年代後半に激減し、1970年度から1982年度まで200人前後で推移したが、1983年度に宮城県宮城広瀬高等学校が開校して以降、急速に利用者が増加した。

乗車人員推移
乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1957年(昭和32年) 465
1958年(昭和33年) 465
1959年(昭和34年) 524
1960年(昭和35年) 554
1961年(昭和36年) 524
1962年(昭和37年) 501
1963年(昭和38年) 535
1964年(昭和39年) 479
1965年(昭和40年) 512 [利用客数 1]
1970年(昭和45年) 192
1975年(昭和50年) 206
1977年(昭和52年) 191
1978年(昭和53年) 181
1979年(昭和54年) 191
1980年(昭和55年) 204
1981年(昭和56年) 215
1982年(昭和57年) 197
1983年(昭和58年) 309
1984年(昭和59年) 562
1985年(昭和60年) 777
1986年(昭和61年) 1,076
1990年(平成02年) 1,882
1995年(平成07年) 2,400
2000年(平成12年) 2,597 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 2,599 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 2,592 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 2,781 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 2,875 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 3,193 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 3,350 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 3,520 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 3,581 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 3,529 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 3,469 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 3,642 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 3,786 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 3,853 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 3,782 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 3,837 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 3,876 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 3,845 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 3,895 [利用客数 20]
一日平均乗車人員(単位:人/日)
1,000
2,000
3,000
4,000
1960年度
1970年度
1980年度
1990年度
2000年度
2010年度
マウスポインタを棒グラフの各要素に合わせると、該当年度の数値がポップアップする。

駅周辺

オムニバスタウン事業により整備された南口の駅前広場(2017年6月)

広瀬川南岸の段丘面に位置し、周辺は仙台市都心部への通勤圏で住宅地になっている。南の駅前広場は仙山線と並んで走る作並街道に面する。これは現在国道457号にあてられている。駅正面から南に宮城県道135号落合停車場線(通称:蕃山通り)が国道48号愛子バイパスまで延びる。広瀬川は駅の北200メートルを西から東に流れる。駅の北東に国道457号を通す大沢橋が架かり、対岸は芋沢地区である。駅前には2005年の橋上駅化と同時に、タクシー乗り場やバス乗り場を含む駅前広場が完成した。

バス路線

いずれも仙台市営バス

  • 陸前落合駅」停留所
    • [70]高野原・赤坂三丁目経由みやぎ台・大國神社
    • [73]高野原経由赤坂三丁目
    • [25]高野原・赤坂三丁目・みやぎ台経由泉中央駅
    • [26]住吉台経由実沢営業所
    • [850]長泉寺前経由みやぎ台・大國神社
    • [855]赤坂・畑前北
    • [856]赤坂三丁目
    • [25][26][70]愛子駅
  • 落合駅前」停留所
    • [25]高野原・赤坂三丁目・みやぎ台経由泉中央駅
    • [26]住吉台経由実沢営業所
    • [70]高野原・赤坂三丁目経由みやぎ台・大國神社
    • [S840][S844][S845]八幡町・県庁市役所経由仙台駅
    • [25][26][70]愛子駅
    • [840]愛子・熊ケ根駅経由作並温泉
    • [844][845]愛子・大倉ふるさとセンター経由定義
    • [843]愛子経由熊ヶ根関
    • [X840]愛子経由白沢車庫
  • 落合駅入口」停留所
    • [25][26][70]陸前落合駅・愛子駅
    • [73]陸前落合駅
    • [S850][S855][S856]仙台駅前
    • [25]高野原・赤坂三丁目・みやぎ台経由泉中央駅
    • [26]住吉台経由実沢営業所
    • [70]高野原・赤坂三丁目経由みやぎ台・大國神社
    • [73]高野原経由赤坂三丁目
    • [850]長泉寺前経由みやぎ台・大國神社
    • [855]赤坂・畑前北
    • [856]赤坂三丁目

2011年6月1日より仙台駅前発の大國神社行、畑前北行、赤坂ニュータウン行が陸前落合駅広場に乗り入れるようになった。ただし大國神社、畑前北方面から仙台駅前行は今まで通り陸前落合駅に乗り入れないので最寄りの「落合駅入口」停留所で乗降することになる。

その他

  • カラーボトルの「雪降る2番線のホーム」という曲は陸前落合駅を舞台にしている。作詞はボーカル担当で仙台市出身の竹森マサユキ。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
仙山線
快速(一部)
国見駅 - 陸前落合駅 - 愛子駅
快速・普通
葛岡駅 - 陸前落合駅 - 愛子駅

脚注

記事本文

  1. ^ a b 『宮城町誌』本編690頁(改訂版も同頁)。

利用状況

  1. ^ 宮城町誌(続編)(仙台市役所 1989年12月25日 発行) p.449
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月18日閲覧。

参考文献

  • 仙台市「宮城町誌」改訂版編纂委員会『宮城町誌』本編(改訂版)、仙台市、1969年。
  • 宮城町誌改訂編さん委員会『宮城町誌』続編、仙台市役所、1989年。

関連項目

外部リンク