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2020年2月27日 (木) 09:20時点における版
杉村隆(すぎむらたかし) | |
---|---|
生誕 |
1926年4月20日(98歳) 日本 東京都 |
居住 |
日本 アメリカ合衆国 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 実験腫瘍学 |
研究機関 |
東京大学 癌研究会癌研究所 アメリカ国立癌研究所 ウエスタンリザーブ大学 国立がんセンター研究所 東京大学医科学研究所 東邦大学 |
出身校 | 東京大学 |
博士課程 指導教員 | 中泉正徳 |
主な業績 |
実験発がん研究 Poly(ADP-ribose)の発見 |
主な受賞歴 |
恩賜賞・日本学士院賞 文化勲章 勲一等瑞宝章 日本国際賞 |
プロジェクト:人物伝 |
杉村 隆(すぎむら たかし、1926年4月20日 - )は、日本の基礎医学研究者。国立がんセンター名誉総長、東邦大学名誉学長。国立がんセンター在職時に東京大学医科学研究所教授を併任。文化勲章受章者。日本学士院院長(第25代)、米国・スウェーデン・オランダ学士院外国会員。山形県鶴岡市および東京都武蔵野市名誉市民[1][2][3]。癌医学界の重鎮として長年にわたって活躍している。東京都出身。
略歴
- 1949年3月 東京大学医学部医学科卒業
- 1950年3月 東京大学医学部助手(放射線医学教室)
- 1954年4月 財団法人癌研究会癌研究所助手所員
- 1957年10月 アメリカ国立癌研究所生化学部留学(1959年6月まで)
- 1959年7月 ウエスタンリザーブ大学留学(生化学教室 1960年10月まで)
- 1960年12月 財団法人癌研究会癌研究所研究員所員
- 1962年7月 国立がんセンター研究所生化学研究員
- 1964年11月 国立がんセンター研究所生化学部長
- 1970年8月 東京大学医科学研究所教授併任(1988年3月まで)
- 1972年5月 国立がんセンター研究所副所長
- 1974年9月 国立がんセンター研究所所長
- 1984年7月 国立がんセンター総長
- 1992年1月 国立がんセンター名誉総長
- 1992年1月 厚生省顧問(1994年7月まで)
- 1994年7月 東邦大学学長(2000年6月まで)
- 2013年10月 第25代日本学士院院長(2016年10月まで)
血縁
叔父に、文筆家・杉村顕道(宮城県芸術協会理事長・宮城県教育文化功労者)、洋画家・杉村惇(日展参与・宮城教育大学名誉教授・仙台市名誉市民)がいる。
役職
- 財団法人国際協力医学研究振興財団理事[4]
- 財団法人日本対がん協会顧問[5]
- 財団法人日本国際医学協会名誉顧問[6]
- 財団法人住友財団会長[7]
- 財団法人三菱財団理事(1997年より)[8]
- 財団法人高松宮妃癌研究基金学術委員長[9]
- 財団法人水谷糖質科学振興財団理事[10]
- 財団法人千里ライフサイエンス振興財団理事
- 財団法人日中医学協会名誉会長[11]
- 財団法人三共生命科学研究振興財団理事[12]
- 社会貢献支援財団理事[13]
- 財団法人癌研究会評議員[14]
- 財団法人がん研究振興財団顧問[15]
- 有限責任中間法人小林がん学術振興会顧問[16]
- 「野口英世アフリカ賞」委員会委員[17]
- 有限責任中間法人日本抗加齢医学会顧問[18]
- 日本遺伝子治療学会顧問
- 社団法人日本栄養・食糧学会評議員
- 日本がん分子疫学研究会顧問会員[19]
- 日本癌治療学会評議員
- 社団法人日本生化学会名誉会員 1990年より[20]
- 日本膵臓学会名誉会員[21]
- 日本動物細胞工学会顧問
- 特定非営利活動法人日本分子生物学会評議員(1983年4月1日-1985年3月31日)[22]
- 日本臨床代謝学会評議員
- 日本癌学会名誉会員 1994年より[23]
- 日本環境変異原学会名誉会員 1987年より
- 社団法人日本薬学会名誉会員 1986年より
- 米国癌学会名誉会員 1980年より
- 米国生化学分子生物学会名誉会員 1988年より
- 韓国癌学会名誉会員 1992年より
- 日本学士院会員 1982年より[24]
- 全米科学アカデミー外国人会員 1982年より
- 米国国立医学アカデミー外国人会員 1994年より
- オランダ学士院外国人会員(科学部門)1987年より
- スウェーデン学士院外国人会員(医科学部門) 1987年より
- トーマス・ジェファーソン大学名誉科学博士 1994年より
受賞歴・叙勲歴
- 1969年 高松宮妃癌研究基金学術賞(Experimental Induction of Gastric Cancer)[25]
- 1974年 武田医学賞(化学発癌とくに実験胃癌に関する研究と癌の生化学特性に関する研究により)[26]
- 1975年 第16回藤原賞(Poly(ADP-ribose)の発見、その生合成と分解および生物学的意義に関する研究により)[27]
- 1976年 恩賜賞・日本学士院賞(胃癌発生に関する実験的研究により)[28]
- 1978年 米国環境変異原学会賞
- 1978年 文化功労者、文化勲章
- 1981年 米国パートナー癌研究学術賞
- 1981年 末国ジェネラルモータース癌研究基金モット賞
- 1992年 第1回吉田富三賞(癌の発生並びに本態の解明に優れた業績を挙げ、また広く癌研究の発展に寄与した事により)[29][30]
- 1994年 日本環境変異原学会学術賞
- 1996年 フランス共和国国家功労章オフィシェ
- 1997年 日本国際賞(がんの原因に関する基本概念の確立により)[31]
- 1998年 勲一等瑞宝章
著書
- 『発がん物質』中公新書、1982年
- 『私の履歴書 がんよ驕るなかれ』日経サイエンス社、1994年 岩波現代文庫、2000年
- 『自らがん患者となって―私の胃全摘とその後:がん研究と臨床の明日に想いを致す』哲学書房、2005年
共編著
- 『胃がん』村上忠重共編 講談社 1974 バイオメジカルシリーズ
- 『岩波講座現代生物科学 15 癌』山村雄一共編 岩波書店 1976
- 『がん その分子生物学、細胞生物学からその医科学、環境科学まで』山村雄一共編 共立出版 1979
- 長尾美奈子、垣添忠生共著『がんと人間』岩波新書、1997年
翻訳
- マイケル B.シムキン『がんの科学』監訳 共立出版 1977
脚注
- ^ 広報つるおか 平成17年12月1日(pdf)
- ^ 武蔵野市歴史年表 平成3年~6年
- ^ 武蔵野市名誉市民
- ^ 役員・評議員名簿 - 国際協力医学研究振興財団
- ^ 日本対がん協会役員および評議員
- ^ 日本国際医学協会役員名簿
- ^ 住友財団役員評議員
- ^ 三菱財団現況
- ^ 財団法人高松宮妃癌研究基金役員、評議員、学術委員名簿
- ^ 水谷糖質科学振興財団役員・評議員
- ^ 日中医学協会役員名簿
- ^ 三共生命科学研究振興財団役員名簿
- ^ 社会貢献支援財団役員一覧
- ^ 癌研究会評議員名簿
- ^ がん研究振興財団顧問一覧
- ^ 有限責任中間法人小林がん学術振興会概要
- ^ 「野口英世アフリカ賞」委員会委員名簿
- ^ 日本抗加齢医学会顧問一覧
- ^ 日本がん分子疫学研究会役員名簿
- ^ 日本生化学会会員構成
- ^ 日本膵臓学会 役員名簿
- ^ 役員・幹事・各委員会名簿(第1期~第15期)
- ^ 日本癌学会名誉会員
- ^ 日本学士院第7分科
- ^ Princess Takamatsu Cancer Research Fund Prizes
- ^ 武田医学賞受賞者 Archived 2007年4月4日, at the Wayback Machine.
- ^ 藤原賞受賞者
- ^ 恩賜賞・日本学士院賞・日本学士院エジンバラ公賞授賞一覧 | 日本学士院
- ^ 浅川町吉田富三顕彰会
- ^ 吉田富三賞 歴代受賞者一覧
- ^ 日本国際賞歴代受賞者 杉村隆 - 国際科学技術財団
外部リンク
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