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* 来場者 - 510,690人<ref>[ |
* 来場者 - 510,690人<ref>[https://www.cao.go.jp/chihousousei_info/jireisyu/niigata/niigata.html 内閣府 アートでまちを元気にする - 世界最大規模に発展した大地の芸術祭 新潟県 十日町市]</ref>。 |
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会期中の9月12日、[[YEN TOWN BAND]]が[[まつだい「農舞台」]]にて12年ぶりとなる復活ライブを開催<ref>[http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/yen_town_band_nobutai_produced_by_takeshi_kobayashi 大地の芸術祭 2015 YEN TOWN BAND @NO×BUTAI produced by Takeshi Kobayashi]</ref> |
会期中の9月12日、[[YEN TOWN BAND]]が[[まつだい「農舞台」]]にて12年ぶりとなる復活ライブを開催<ref>[http://www.echigo-tsumari.jp/calendar/yen_town_band_nobutai_produced_by_takeshi_kobayashi 大地の芸術祭 2015 YEN TOWN BAND @NO×BUTAI produced by Takeshi Kobayashi]</ref> |
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2020年2月27日 (木) 09:26時点における版
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ The Echigo-Tsumari Art Triennial | |
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イベントの種類 | 国際芸術祭 |
通称・略称 | 大地の芸術祭 |
正式名称 | 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ |
開催時期 | 3年に一度 |
初回開催 | 2000年 |
会場 | 新潟県十日町市・津南町 |
主催 | 大地の芸術祭実行委員会 |
共催 | NPO法人 越後妻有里山協働機構 |
協賛 | ベネッセコーポレーション |
運営 | 大地の芸術祭実行委員会・ベネッセコーポレーション |
プロデューサー | 福武總一郎 |
来場者数 | 50万人以上 |
公式サイト |
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(だいちのげいじゅつさい えちごつまりアートトリエンナーレ、英称:The Echigo-Tsumari Art Triennial)は、新潟県越後妻有地域(十日町市、津南町)で開催される世界最大規模の国際芸術祭。
概要
「人間は自然に内包される」を理念に、新潟県越後妻有地域の約762平方キロメートルの広大な土地を美術館に見立て、アーティストと地域住民とが協働し地域に根ざした作品を制作、継続的な地域展望を拓く活動を目的とする芸術祭である。大地の芸術祭は「交流人口の増加」「地域の情報発信」「地域の活性化」を主要目的としたアートプロジェクトである。
越後妻有という地名は地図上に存在する名称ではなく、古くからこの地域が「妻有郷」と呼ばれたことに由来する。
2005年4月に合併で新「十日町市」が誕生したため、新「十日町市」を川西エリア、松代エリア、松之山エリア、中里エリア、十日町エリアに改称し、津南町と合わせ越後妻有地域と呼んでいる。
歴史
越後妻有の1市4町1村(十日町市、津南町、川西町、松代町、松之山町、中里村)の広域連携と地域の活性化を目指し「ニューにいがた里創プラン」が制定される。1994年に十日町地域が地域指定を受け、1996年に「越後妻有アートネックレス整備構想」が樹立。1997年に「大地の芸術祭実行委員会」が設立され、当時の新潟県知事平山征夫の依頼で新潟県高田市(現上越市)出身であるアートディレクターの北川フラムが総合ディレクターに就任。2000年に第1回大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000が開催され、以後、3年に1回開催されるトリエンナーレ形式を採用している。
第4回よりベネッセコーポレーション会長の福武總一郎が協賛すると共に運営に参画している。
なお、3年に1回開催されるトリエンナーレとは異なる芸術祭として様々な催しが開催されている。2007年と2009年には「大地の祭」、2010年2月には「越後妻有 雪アートプロジェクト」が開催されている。
第1回
- 主催 - 越後妻有大地の芸術祭実行委員会
- 開催期間 - 2000年7月20日 - 9月10日(52日間)
- 会場 - 越後妻有6市町村 762㎢ (新潟県十日町市・川西町・津南町・中里村・松代町・松之山町)
- 参加者 - 32の国と地域から148組のアーティスト
- 作品数 - 153点
- 作品展示集落数(公園など公共の場含む)- 28集落
- 来場者 - 162,800人[1]
ジェームズ・タレル「光の館」やマリーナ・アブラモヴィッチ「夢の家」が建設された。
第2回
- 主催 - 大地の芸術祭・花の道実行委員会
- 開催期間 - 2003年7月20日 - 9月7日(50日間)
- 会場 - 越後妻有6市町村 762㎢ (新潟県十日町市・川西町・津南町・中里村・松代町・松之山町)
- 参加者 - 23の国と地域から157組のアーティスト
- 作品数 - 220点(うち恒久設置作品67点)
- 作品展示集落数(公園など公共の場含む)- 38集落
- 来場者 - 205,100人[2]
十日町市の「越後妻有里山現代美術館キナーレ」、松代町の「農舞台」や松之山町の「森の学校」キョロロなどがこの回に合わせて建設された。
第3回
- 主催 - 大地の芸術祭実行委員会
- 開催期間 - 2006年7月23日 - 9月10日(50日間)
- 会場 - 越後妻有2市町 760㎢ (新潟県十日町市・津南町)
- 参加者 - 40の国と地域から225組のアーティスト
- 作品数 - 334点(うち恒久設置作品131点)
- 作品展示集落数(公園など公共の場含む)- 67集落
- 来場者 - 348,997人[3]
空家・廃校プロジェクトが開始され、宿泊施設「三省ハウス」(旧松之山町立三省小学校 1989年廃校)が開館[4]。
第4回
- 主催 - 大地の芸術祭実行委員会
- 開催期間 - 2009年7月26日 - 9月13日(50日間)
- 会場 - 越後妻有2市町 760㎢ (新潟県十日町市・津南町)
- 参加者 - 40の国と地域から353組のアーティスト
- 作品数 - 365点(うち恒久設置作品149点)
- 作品展示集落数(公園など公共の場含む)- 92集落
- 来場者 - 375,311人[5]
2006年第3回より始まった空家・廃校プロジェクトの一環として「鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館」(十日町市立真田小学校 2005年廃校)が開館。
第5回
- テーマ - 『震災からの復興』[6]
- 主催 - 大地の芸術祭実行委員会
- 開催期間 - 2012年7月29日 - 9月17日(51日間)
- 会場 - 越後妻有2市町 760㎢ (新潟県十日町市・津南町)
- 参加者 - 44の国と地域から310組のアーティスト
- 作品数 - 367点(うち恒久設置作品189点)
- 作品展示集落数(公園など公共の場含む)- 102集落
- 来場者 - 488,848人[7]
2011年3月11日の東日本大震災に続く翌12日の長野県北部地震と豪雪の影響で作品の約1/4が全壊・半壊・損傷を被る。特に「オーストラリア・ハウス」は倒壊の憂き目に会い、第5回会期までに再建された。
第6回
- テーマ - 『人間が自然・文明と関わる術こそが「美術」』・『都市と地域の交換』[8]
- 主催 - 大地の芸術祭実行委員会
- 共催 - NPO法人 越後妻有里山協働機構
- 開催期間 - 2015年7月26日 - 9月13日(50日間)
- 会場 - 越後妻有2市町 760㎢ (新潟県十日町市・津南町)
- 参加者 - 35の国と地域から約350組のアーティスト
- 作品数 - 378点
- 作品展示集落数(公園など公共の場含む)- 110集落
- 来場者 - 510,690人[9]。
会期中の9月12日、YEN TOWN BANDがまつだい「農舞台」にて12年ぶりとなる復活ライブを開催[10]
第7回
- テーマ(4つのワード) - 『均質空間への疑義』・『人間の土地に生まれるアート』・『アートを介する人の移動』・『人類の始原に還る
企画展』[11]
- 主催 - 大地の芸術祭実行委員会
- 共催 - NPO法人 越後妻有里山協働機構
- 開催期間 - 2018年7月29日 - 9月17日(51日間)
- 会場 - 越後妻有2市町 760㎢ (新潟県十日町市・津南町)
- 作品数 - 378点
- 作品展示集落数(公園など公共の場含む)- 102集落
- 来場者 - 548,380人
清津峡渓谷トンネルをマ・ヤンソン/MAD アーキテクツが「Tunnel of Light」として作品化し話題を呼ぶ
作品・イベント
2018年9月現在、公開終了、公開休止中の作品も合わせて全1130作品にも及ぶ。そのうち通年公開されている作品は越後妻有里山現代美術館キナーレやまつだい「農舞台」の内部に展示されている作品を中心に数十箇所に限られる。特に冬期は、降雪のため屋外作品を中心にほとんどが公開休止となるため、巡るには注意が必要である。
主な作品(恒久作品)
十日町エリア
- 拠点施設 - 越後妻有里山現代美術館キナーレ・鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館
- うぶすなの家(宿泊可能)
- 下条茅葺きの塔
- Kiss & Goodbye
川西エリア
- 拠点施設 - 光の館(宿泊可能)
津南エリア
- 拠点施設 - 越後妻有「上郷クローブ座」(宿泊可能)
- ドラゴン現代美術館
中里エリア
- 拠点施設 - 磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館
- ポチョムキン
- たくさんの失われた窓のために
- 船の家
- Tunnel of Light(清津峡渓谷トンネル)
松代エリア
- 拠点施設 - まつだい「農舞台」・奴奈川キャンパス
- 脱皮する家(宿泊可能)
- 明後日新聞社文化事業部
- ドクターズ・ハウス
松之山エリア
- 拠点施設 - 「森の学校」キョロロ
- 最後の教室
- オーストラリアハウス(宿泊可能)
- 三省ハウス(宿泊可能)
- 夢の家(宿泊可能)
イベント
- TOUR DE TSUMARI ツールド妻有
- 越後妻有 雪花火
関連書籍
- 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000」(越後妻有大地の芸術祭実行委員会、2001年5月)
- 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003」(大地の芸術祭花の道実行委員会東京事務局(編)、現代企画室、2004年4月)
- 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006」(北川フラム(著)、大地の芸術祭実行委員会(監修)、<言語:英語>、現代企画室、2007年6月)
- 「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ公式ガイドブック アートをめぐるたびガイド」(美術出版社、2009年7月)
- 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ記録集」(越後妻有里山機構、現代企画室、2010年4月)
- 「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2009」(越後妻有里山協働機構、2010年3月)
- 「大地の芸術祭」(北川フラム(著)、角川学芸出版、2010年7月)
脚注
- ^ 越後妻有大地の芸術祭・花の道実行委員会pp.80
- ^ 越後妻有大地の芸術祭・花の道実行委員会pp.80
- ^ 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009総括報告書pp.2,農林水産省報告書
- ^ 【こへびレポート】三省ハウス
- ^ 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009総括報告書pp.2,農林水産省報告書
- ^ 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2012 開催概要 2
- ^ 芸術祭の過去の開催概要
- ^ 越後妻有アートトリエンナーレ 2015芸術祭
- ^ 内閣府 アートでまちを元気にする - 世界最大規模に発展した大地の芸術祭 新潟県 十日町市
- ^ 大地の芸術祭 2015 YEN TOWN BAND @NO×BUTAI produced by Takeshi Kobayashi
- ^ 越後妻有アートトリエンナーレ 2018芸術祭
関連項目
- 越後妻有里山現代美術館キナーレ
- まつだい「農舞台」
- 十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロ
- 現美新幹線 - 現代美術を鑑賞できる、同じ新潟県内の上越新幹線を走るジョイフルトレイン。
外部リンク
- 越後妻有 大地の芸術祭の里
- 越後妻有 大地の芸術祭の里(十日町市・津南町) (tsumari.artfield) - Facebook
- 大地の芸術祭公式サポーターこへび隊