コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「京都河原町駅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 高島屋→髙島屋の依頼 - log
40行目: 40行目:
京都本線の[[終着駅]]。京都市最大の[[繁華街]]である[[四条河原町]]に位置する。2019年10月1日に河原町駅から改称された。阪急における京都側の[[ターミナル駅]]であることを強調するため、開業当初より[[車内放送]]や各駅の[[駅自動放送]]では「京都河原町(駅)」<ref>[[ラテン文字]]表記は 「{{lang|ja-Latn|Kawaramachi (Kyoto)}}」。</ref>と呼称しており、改称後も変更はない。(一時期のみ、単に「河原町(駅)」と称していた時期があった)。
京都本線の[[終着駅]]。京都市最大の[[繁華街]]である[[四条河原町]]に位置する。2019年10月1日に河原町駅から改称された。阪急における京都側の[[ターミナル駅]]であることを強調するため、開業当初より[[車内放送]]や各駅の[[駅自動放送]]では「京都河原町(駅)」<ref>[[ラテン文字]]表記は 「{{lang|ja-Latn|Kawaramachi (Kyoto)}}」。</ref>と呼称しており、改称後も変更はない。(一時期のみ、単に「河原町(駅)」と称していた時期があった)。


駅は[[四条通]]と[[河原町通]]が交わる[[四条河原町]]交差点の直下に位置する<ref name=ikuta>{{Cite book|和書|author=生田誠 |title=阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀 |year=2013 |publisher=[[彩流社]] |series=懐かしい沿線写真で訪ねる |isbn=978-4-7791-1726-8 |volume= |pages=4-6・50-51頁}}</ref>。交差点の南東に面する『京都住友ビルディング([[住友不動産]]京都ビル)』([[京都マルイ]]、かつての[[四条河原町阪急]])、同北東に面する『コトクロス阪急河原町』、同南西に面する[[島屋#京都店|髙島屋京都店]]の各ビルに入口があり、髙島屋以外の外壁には「阪急河原町駅」と掲出されている。髙島屋側の入口には案内看板が設置されている。
駅は[[四条通]]と[[河原町通]]が交わる[[四条河原町]]交差点の直下に位置する<ref name=ikuta>{{Cite book|和書|author=生田誠 |title=阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀 |year=2013 |publisher=[[彩流社]] |series=懐かしい沿線写真で訪ねる |isbn=978-4-7791-1726-8 |volume= |pages=4-6・50-51頁}}</ref>。交差点の南東に面する『京都住友ビルディング([[住友不動産]]京都ビル)』([[京都マルイ]]、かつての[[四条河原町阪急]])、同北東に面する『コトクロス阪急河原町』、同南西に面する[[島屋#京都店|髙島屋京都店]]の各ビルに入口があり、髙島屋以外の外壁には「阪急河原町駅」と掲出されている。髙島屋側の入口には案内看板が設置されている。


西隣の[[烏丸駅]]とは、直上を走る[[四条通]]の真下を貫く[[地下道]]で連絡しており、徒歩10分ほどでたどり着ける(両駅間の[[営業キロ]]は0.9[[キロメートル|km]])。この通りは「[[地下街]]」ではなく、構内には両駅の[[売店]]や「ごあんないカウンター」(当駅のみ)、それに地上へと抜ける連絡階段程度しかない。ただし、四条通沿いに立地する各百貨店へは地下道内に面する出入口や連絡階段を通って出入りできる。
西隣の[[烏丸駅]]とは、直上を走る[[四条通]]の真下を貫く[[地下道]]で連絡しており、徒歩10分ほどでたどり着ける(両駅間の[[営業キロ]]は0.9[[キロメートル|km]])。この通りは「[[地下街]]」ではなく、構内には両駅の[[売店]]や「ごあんないカウンター」(当駅のみ)、それに地上へと抜ける連絡階段程度しかない。ただし、四条通沿いに立地する各百貨店へは地下道内に面する出入口や連絡階段を通って出入りできる。

2020年6月15日 (月) 21:38時点における版

京都河原町駅[* 1]
京都マルイ(駅入口併設)
きょうと かわらまち
Kyoto-kawaramachi
HK-85 烏丸 (0.9 km)
地図
所在地 京都市下京区四条通河原町西入ル真町52番地先[1]
北緯35度0分13.56秒 東経135度46分10.07秒 / 北緯35.0037667度 東経135.7694639度 / 35.0037667; 135.7694639 (京都河原町駅[* 1])
駅番号 HK-86
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 京都本線
キロ程 45.3km(十三起点)
大阪梅田から47.7 km
駅構造 地下駅
ホーム 1面3線[* 2]
乗降人員
-統計年度-
84,521人/日
-2017年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均)78,477人/日
-2017年-
開業年月日 1963年昭和38年)6月17日
乗換 京阪本線祇園四条駅
(徒歩連絡・東へ約250m)
  1. ^ 2019年10月に「河原町」から改称。
  2. ^ 島式切り欠き形式。
テンプレートを表示

京都河原町駅(きょうとかわらまちえき)は、京都府京都市下京区四条通河原町西入ル真町にある、阪急電鉄京都本線。駅番号はHK-86

概要

京都本線の終着駅。京都市最大の繁華街である四条河原町に位置する。2019年10月1日に河原町駅から改称された。阪急における京都側のターミナル駅であることを強調するため、開業当初より車内放送や各駅の駅自動放送では「京都河原町(駅)」[2]と呼称しており、改称後も変更はない。(一時期のみ、単に「河原町(駅)」と称していた時期があった)。

駅は四条通河原町通が交わる四条河原町交差点の直下に位置する[3]。交差点の南東に面する『京都住友ビルディング(住友不動産京都ビル)』(京都マルイ、かつての四条河原町阪急)、同北東に面する『コトクロス阪急河原町』、同南西に面する髙島屋京都店の各ビルに入口があり、髙島屋以外の外壁には「阪急河原町駅」と掲出されている。髙島屋側の入口には案内看板が設置されている。

西隣の烏丸駅とは、直上を走る四条通の真下を貫く地下道で連絡しており、徒歩10分ほどでたどり着ける(両駅間の営業キロは0.9km)。この通りは「地下街」ではなく、構内には両駅の売店や「ごあんないカウンター」(当駅のみ)、それに地上へと抜ける連絡階段程度しかない。ただし、四条通沿いに立地する各百貨店へは地下道内に面する出入口や連絡階段を通って出入りできる。

当駅は阪急では最東端の駅である[4]

接続する鉄道路線

駅東方、鴨川を挟んだ向かい側にあり、当駅と連絡している[3]

乗り換えは一度地上に出て、四条大橋を渡る。当駅・祇園四条駅ともに、連絡通路に相手方の駅の発車時刻表を掲出して便宜を図っている。

歴史

駅名について

地元の住民は、当駅付近一帯を呼称する時にはあくまでも四条通と河原町通の交差点名である「四条河原町」と呼ぶことが多く[3]、市バスの四条河原町のバス停が無数にある事から、ここを指す地名として「河原町」や「(阪急)河原町駅前」と呼ぶことはほとんどない。ただし、京都市民でも中心部の住民以外は「河原町」と呼ぶことも多い。京都市民の感覚としては、「河原町」はあくまでも通り名である。その一方で、観光ガイドブックやグルメガイドなどで「河原町エリア」などといった用法で、この付近一帯を指す名称として「河原町」が用いられることが多い。

これは四条烏丸や四条大宮でもほぼ同様である。これらの場所では、バス停の名称も「○○駅(前)」とはなっておらず、前記の各交差点名がバス停の名称となっている。一方、京都駅前や二条駅前は「○○駅(前)」がバス停の名称であり、地元の住民も「京都駅(前)」などと呼ぶ。

なお、当駅の駅名に「四条」が冠されていないのは、京都市内において京都線が四条通の直下を走っているためとされる(同様に烏丸通直下を走る京都市営地下鉄烏丸線東西線との乗換駅である烏丸御池駅[8]を除いて「烏丸」が冠されていない)。ただし、縦書き漢字表記だった開業当初の駅名標には「河原町」の右上に小さく「四条」と書かれていた。

2013年下期に阪急京都本線に西山天王山駅が開業することから、これに合わせたタイミングで他のいくつかの駅とともに、駅名を改称しようという動きもあった。阪急は都市名を冠した「京都河原町駅」への改称を推すのに対し、地元の商業団体である四条繁栄会商店街振興組合が地域名称である「四条河原町駅」を推したため、議論がまとまらず[9]、商店街側の意見を踏まえて同駅名の改称については当面の間見送られていた[10]。そして、2019年10月1日に外国人観光客の利用者が増える中、大阪市の中心部であることを分かりやすくすることを狙いに、阪急・阪神の梅田駅を「大阪梅田駅」に変更。それと同時に阪急は京都市の中心部であることを分かりやすくする狙いとして、10月1日から「京都河原町駅(きょうとかわらまち)」に変更した[6][7]

駅構造

ホーム
中央改札口
トイレ
2016年時点も2番ホームに残る「新聞原稿」入れ(かつて京都支社の記者が入れた原稿が、編集局のある大阪方面・梅田駅へ電車輸送された[11]

島式1面3線のホームを有する地下駅。3号線の大阪(梅田)方に切り欠き式の2号線が設けられている。

改札口は東改札と中央改札の2か所がある。かつてはそれに加え、2号線ホームに直結する西改札もあったが、2001年平成13年)3月18日からは日中のみ使用され、2007年(平成19年)3月17日のダイヤ改正前日(3月16日)をもって閉鎖された[12]

トイレはホームの東端にあり、多機能タイプも併設されている。

のりば

号線 路線 行先
1 - 3 京都本線 大阪梅田天下茶屋北千里嵐山神戸宝塚方面

各ホームの有効長は、1号線が10両分、2号線が7両分、3号線が8両分。この内最も長い1号線は、かつて中央でホームを分離し、2つのホームとして使用していた時代があった(京阪本線淀屋橋駅と同様)。長編成化に伴い、この扱いは廃止されている。

通常は1号線と3号線を使用し、日中は特急が1号線から、準急が3号線から発車している。2号線は平日朝の普通2本、土休日の朝の普通1本と日中の快速特急A快速特急が使用する。また、朝のラッシュ時に折り返し回送となる列車が入線し、降車用として使われることもある。

2001年(平成13年)3月のダイヤ改正までの発車ホームは、原則として1号線が特急と朝ラッシュ時の急行[13]、2号線が快速(現在の「快速」とは異なる)と普通、3号線が急行だった。2号線は2007年(平成19年)のダイヤ改正まではラッシュ時の普通数本、同改正からは普通1本(および嵐山行きの臨時特急)のみが発着していた。

朝夕の折り返しの特急・通勤特急・快速急行は乗客を降ろした後、一旦扉を閉めて車内整理(9300系の場合は座席の方向転換)を行う。2017年頃から、該当列車では到着前と到着時に車内整理に関する自動放送が流れるようになった。[14]

利用状況

京都市の中心繁華街である四条河原町界隈や、当駅の東側の鴨川に架かる四条大橋を渡り祇園先斗町方面へ向かう者も多い。

2017年の通年平均の乗降人員は78,477人で、阪急電鉄全線で第5位[15]。京都市内では京都市営地下鉄烏丸線四条駅との乗り換え駅である烏丸駅に次いで2位である。

近年の1日平均乗車・乗降人員は下記の通り[16][17]。四条通の北側、御池通に東西線が開業した影響で1990年代後半から2000年代に掛けて乗降人員の減少が続いた。乗車人員が降車人員より約4,000人多いが、隣の烏丸駅は逆に降車人員が乗車人員より約4,000人多い。

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1995年 54,531
1996年 76,997
1997年 49,312 100,474
1998年 48,123 88,332
1999年 47,545 89,981
2000年 45,857 88,607
2001年 40,473 78,534
2002年 38,430 75,937
2003年 38,164 73,592
2004年 37,372 72,221
2005年 38,673 73,597
2006年 37,890 72,838
2007年 39,646 75,285
2008年 43,331 81,320
2009年 35,947 72,345
2010年 35,410 68,170
2011年 35,025 66,963
2012年 36,860 69,923
2013年 38,342 72,710
2014年 37,299 71,042
2015年 39,508 74,645
2016年 41,621 78,561
2017年 44,751 84,521

駅周辺

バス路線

隣の駅

阪急電鉄
京都本線
快速特急A・快速特急・特急・通勤特急・快速急行・快速・準急・普通
烏丸駅 (HK-85) - 京都河原町駅 (HK-86)

脚注

  1. ^ 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、113頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ ラテン文字表記は 「Kawaramachi (Kyoto)」。
  3. ^ a b c d e 生田誠『阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀』彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-6・50-51頁頁。ISBN 978-4-7791-1726-8 
  4. ^ 最北端は嵐山駅、最西端かつ最南端は新開地駅で、管理駅では花隈駅
  5. ^ 『阪急コレクション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 1〉、2000年、133頁。ISBN 4-89485-038-9 
  6. ^ a b "「梅田」「河原町」「石橋」の駅名を10月1日に変更します" (PDF) (Press release). 阪急電鉄. 30 July 2019. 2019年7月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年7月30日閲覧
  7. ^ a b “阪急「京都河原町」「大阪梅田」に駅名変更 訪日客増に対応”. 京都新聞. (2019年7月30日). オリジナルの2019年7月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190730042124/https://s.kyoto-np.jp/local/article/20190730000034 2019年7月30日閲覧。 
  8. ^ 当初は「御池」だったが、東西線開業時に「烏丸御池」に改称された。
  9. ^ “駅改名へ見えぬ終着点 阪急河原町駅、関係者ら平行線”. 京都新聞. (2013年4月6日). http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130406000040 2013年4月6日閲覧。 
  10. ^ “「河原町駅」変えません 阪急、駅名変更撤回へ”. 京都新聞. (2013年4月9日). http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20130409000122 2013年4月10日閲覧。 
  11. ^ 編集長敬白: 『阪急だいすき』取材余話。(上) - ネコ・パブリッシング 鉄道ホビダス
  12. ^ ホームへ通じる階段はそのまま残されており、阪急電鉄公式サイト内の「駅構内案内図」でも非常階段として紹介されている。
  13. ^ 朝ラッシュ時のみ10両編成で運行。
  14. ^ 日英中韓の4ヶ国語で、「次に到着の電車は車内清掃の為、一旦扉が閉まります。しばらく そのままお待ちください。」と放送される。
  15. ^ 阪急電鉄 駅別乗降人員
  16. ^ 京都府統計書「鉄道乗車人員」
  17. ^ 京都市統計書 第8章 都市施設 07 私鉄市内駅乗降客数(JRを除く)

関連項目

外部リンク