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「ターザン (1999年の映画)」の版間の差分

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2021年3月21日 (日) 00:08時点における版

ターザン
Tarzan
監督 ケヴィン・リマ
クリス・バック
脚本 タブ・マーフィ
ボブ・ツディカー
ノニ・ホワイト
製作 ボニー・アーノルド
音楽 マーク・マンシーナ
主題歌 フィル・コリンズ
編集 グレゴリー・パーラー
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション
配給 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1999年6月18日
日本の旗 1999年12月18日
上映時間 88分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $130,000,000[1]
興行収入 $448,191,819[1]
28億円[2] 日本の旗
次作 ターザン&ジェーン
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ターザン』(Tarzan)は、1999年に公開されたウォルト・ディズニー・カンパニー製作のアニメーション映画のタイトル、及び主人公の名称。エドガー・ライス・バローズ小説ターザン』を元に製作された。日本では、ディズニー長編アニメーションとしては最後のレーザーディスク版発売作品となった。

ストーリー

親が海上で事故に遭いアフリカ密林ジャングルに残されていた赤ん坊。その赤ん坊を助けた雌ゴリラのカーラは、その子をターザンと名づけて大切に育てる。ターザンがゴリラと人間という容姿や能力の違いから、仲間から孤立し傷ついていてもカーラはそっと励ました。

ターザンはお調子者のゴリラのタークや、心配性ののタントーと仲良くなり、ジャングルで生き残る術を身につけながら成長する。たくましくなり、大人になったターザンは凶暴なヒョウのサボーを倒すまでに成長した。

そんな中、ジャングルに鋭い銃声が響き渡る。ターザンは初めて自分と同じ「人間」の女性、ジェーンと出会い、自分の知らない新しい世界がある事を知る。

登場キャラクター

ターザン(Tarzan)
本作の主人公で人間の子供。生まれて間もなく両親をサボーに殺され、カーラに命を救われる。カーラの夫であるカーチャックに息子と認められず寂しい想いをしながらも、カーラの愛情を受け、幼少の頃からジャングルを駆け巡ったことで、誠実でたくましく運動神経抜群な青年に成長していく。ジャングルで初めて見つけた人間、ジェーンに興味を持つ。
大人になった後、カーラと二人でかつて両親と暮らした家に行き、両親と赤ん坊の頃の自分が写っている写真を見た時に実の両親がいたことを初めて知る。
ジェーン・ポーター(Jane Porter)
本作のヒロイン。父のポーター教授と共にアフリカのジャングルにゴリラの研究に同行してきたひょうきんで心優しい女性。ジャングルでヒヒの群れに襲われ、危ないところをターザンに救われる。野生的でまっすぐな彼に次第に惹かれていった結果、イギリスへ帰らずにジャングルに残った。
カーラ(Kala)
ターザンを育てたメスゴリラ。ターザンの良き理解者であり、育ての母。
夫であるカーチャックとの間に生まれた子供をサボーに殺された辛い過去があり、子供を失った傷心の中、泣き叫ぶ赤ん坊の泣き声を聞きつけ、見つけたとある大木に建てられた家で泣き叫んでいた生まれて間もないターザンと出会い、身を挺してサボーから守り抜いた。夫であるカーチャックが人間であるターザンをなかなか息子と認めようとしなかったが、自分の愛情を与え、ターザンを育てた。
アルキメデス・ポーター教授(Professor Archimedes Q. Porter)
ジェーンの父で陽気で茶目っ気たっぷりの探検家。その人柄からか動物達にも自然に馴染める、娘想いの好々爺。イギリス行きの船の船長には「ポーター親子はジャングルで行方不明になった事にするように」と伝え、娘と共にジャングルに残った。
カーチャック(Kerchak)
ジャングルのゴリラの群れのリーダーで、カーラの夫。屈強なオスゴリラ。妻であるカーラとの間に生まれた子供をサボーに殺された辛い過去がある。当初は種族の違うターザンをなかなか息子と認めようとしなかったが、クレイトンにで撃たれ、ターザンに「みんなを守れ」と言い残し、彼を息子と認めて安らかに力尽きた。
ターク(Terk)
ターザンの親友のメスゴリラ。幼い頃は人間のターザンをからかい、仲間外れにしていたが仲間想いでまっすぐなターザンの行動に考えを改め、一番の親友となる。若いゴリラ達のリーダー的な存在。
タントー(Tantor)
ターザンの親友の象。体は大きいが臆病者で、「ピラニアに襲われるから」という理由で水を怖がり、象の毛を狙うターザンをピラニアと見間違える。ターザンと共に過ごして行く中で勇敢に成長していく。
サボー(Sabor)
本作のディズニー・ヴィランズ。ジャングルに住む凶暴な豹。ターザンの両親やカーチャックとカーラの子供の命を奪った、ターザン達にとっては家族の仇と言うべき存在。ターザンの両親を殺した後、カーラと当時赤ん坊だったターザンに襲いかかるが、そのまま取り逃がしてしまう。後に成長したターザンと壮絶な闘いを繰り広げ、その激闘の末に死亡。
ジョン・クレイトン(John Clayton)
もう一人のディズニー・ヴィランズ
ポーター教授の旅にボディガードとして同行してきた不可解な行動が多いハンター。憎めないところもあるが、生粋のハンティングマニアで、動物や自然に対する情は一切持ち合わせていない。
実は旅に同行した真の目的はゴリラを生け捕りにし、ヨーロッパで1頭300ポンドで売り飛ばすことであった。最期はターザンと一騎討ちになった際、彼に木のツタで動きを封じられるも、それに抵抗してむやみに鉈でツタを切ったことにより木から落下、ツタが首に絡まり縊死するが、遺体の消息は不明。
ターザンの両親
ターザンの実の父と母。嵐によって炎上した船から降り、身を挺して当時赤ん坊だった息子のターザンを守った。ジャングルに漂着した後、二人でターザンが気に入ったとある大木に家を建てて、家族一緒に暮らしていたが、ターザンを残したまま、サボーに殺されてしまう。
カーチャックとカーラの子供
カーチャックとカーラの子ゴリラ。カーチャックとカーラに育てられていたが、夜更かししてカエルを追いかけてる最中、サボーと鉢合わせてしまい、必死で逃げるが非情にも両親の目の前で喰い殺されてしまった。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ターザン トニー・ゴールドウィン 金城武[3]
ジェーン・ポーター ミニー・ドライヴァー すずきまゆみ
カーラ グレン・クローズ 藤田淑子
ターク ロージー・オドネル 土居裕子
ジョン・クレイトン ブライアン・ブレスド 銀河万丈
アルキメデス・ポーター教授 ナイジェル・ホーソーン 大木民夫
カーチャック ランス・ヘンリクセン 内海賢二[4]
タントー ウェイン・ナイト 玄田哲章
少年タントー テイラー・テンプシー 山下夏生
5歳のターザン アレックス・D・リンツ
ブライアン・シッダール
北尾亘
フリント エリック・フォン・デットン 岩永哲哉
ムンゴ ジェイソン・マースデン 桜井敏治
タークのママ 服部幸子
タントーのママ エイプリル・ウィンチェル 定岡小百合
船長 岩田安生
雌ゴリラ 児玉孝子
小野美幸
山川亜弥
雄ゴリラ 遠藤純一
樫井笙人
雄ゾウ 宝亀克寿
田原アルノ
塩屋浩三
カーラとカーチャックの子供 フランク・ウェルカー 原語版流用
ヒヒ ディー・ブラッドリー・ベイカー
ヒヒの子供 ダニー・マン

主題歌

You'll Be in My Heart
フィル・コリンズ(オリジナル版)
You'll Be in My Heart
Marsa Sakamoto(坂本昌行V6))(日本語吹き替え版)

なお、劇中歌もオリジナル版ではコリンズ、日本語吹き替え版では坂本が担当している。

備考

ゲーム

ディズニーパーク

アトラクション

ターザンのツリーハウス
ディズニーランドに元々存在した「スイスファミリー・ツリーハウス」を、テーマをターザンに変更して1999年6月13日にリニューアルオープン。後にオープンした香港ディズニーランドでは、ジャングル・リバー・クルーズの航路を渡った先に「ターザンのツリーハウス」が作られている。その為、ツリーハウスまで渡る専用のいかだが用意されている。

エンターテインメント

ターザン・エンカウンター
ディズニーランド・パリフロンティアランドにある「チャパラル・シアター」で、夏季のみ行われるターザンのショー。

脚注

  1. ^ a b Tarzan (1999)” (英語). Box Office Mojo. 2010年5月1日閲覧。
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)600頁
  3. ^ 予告編では小杉十郎太が担当しており、小杉によると本編でも担当する予定だったが金城に変更されたのだという(ふきカエルより)。なお、小杉はその後の続編でターザンを担当している。
  4. ^ 予告編では郷里大輔

外部リンク