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「ヤングタウン金曜日」の版間の差分

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2021年4月18日 (日) 11:03時点における版

MBSヤングタウン金曜日
愛称 ヤン金
アリスのヤンタン
ジャンル トーク番組/バラエティ番組/音楽番組
放送方式 録音放送(生放送の場合あり)
放送期間 2018年4月6日 -
放送時間 毎週金曜日22:00 - 23:00
放送局 MBSラジオ
パーソナリティ アリス谷村新司堀内孝雄矢沢透
公式サイト 公式サイト
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ヤングタウン金曜日(ヤングタウンきんようび)は、MBSラジオ[注 1]で放送されている番組で、放送上の通称はヤン金。深夜番組『MBSヤングタウン』シリーズの金曜版として、1967年10月7日から1999年9月まで放送された後に、2018年4月6日から18年半振りにレギュラー放送を再開した。

当ページでは、アリス谷村新司堀内孝雄矢沢透)をパーソナリティに起用した2018年4月からの金曜版(放送上の通称はアリスのヤンタン)について述べる。総説についてはMBSヤングタウン#金曜日を参照。

概要

『MBSヤングタウン』(『ヤンタン』)は、『歌え!MBSヤングタウン』としての放送開始(1967年10月)から1982年3月まで月 - 土曜日に放送された後に、1982年4月から日曜日での放送を開始。谷村は水曜版(1976年4月 - 1978年3月)→金曜版(1978年4月 - 1986年12月=2部構成へ移行した1981年4月以降は第1部)、矢沢は金曜版第2部(1981年4月 -1983年3月)のパーソナリティを務めていた。しかし、1999年10月改編で平日の放送を一斉に終了。この改編以降は、明石家さんまがパーソナリティを担当する土曜版(『ヤングタウン土曜日』)と、笑福亭鶴瓶がパーソナリティを担当する日曜版(『ヤングタウン日曜日』)のみで放送を続けてきた。

MBSラジオでは、『ヤンタン』が放送開始50周年を迎えた2017年に、平日のレギュラー放送を再開することを計画。前述のパーソナリティ時代に絶大な人気を博していた谷村に、31年半振りのパーソナリティ復帰を打診した[2]。折しも、当時活動を休止していたアリスは、谷村、矢沢、堀内の順に古希(70歳)を迎える2019年に通算7期目の活動へ入ることを発表。このような経緯から、「2019年の再始動に向けたアリスの腕ならし」を兼ねて、金曜日限定ながら平日版の復活に至った[3]。おおむね生放送だったかつての平日版とは逆に、毎日放送の本社や東京支社のスタジオで事前に収録した内容を放送することが多いが、生放送を実施することもある。

ちなみに、堀内もニッポン放送制作の『堀内孝雄のミュージック・イン・キャンパス』(1979年 - 1980年)でラジオ番組のレギュラーパーソナリティを経験しているが、アリスのメンバー全員がラジオ番組に揃ってレギュラーで出演するのは初めてである[注 2]

パーソナリティ

いずれも、アリスのメンバー。

  • 谷村新司(放送上の呼称は「チンペイ」) 
  • 堀内孝雄(放送上の呼称は「ベーヤン」) 
  • 矢沢透(放送上の呼称は「キンちゃん」)

上記のメンバーのうち1名が出演できない場合には、残りの2名だけで進行するか、メンバーと親交の深い平日版のレギュラー経験者(ばんばひろふみ桂雀々など)をスタジオに迎える。

放送時間

  • 基本として毎週金曜日22:00 - 23:00(JST2018年4月6日 - )
    • MBSラジオでは、当番組の放送枠を確保するために、金曜日の21時台以降に通年で放送する番組の放送時間を変更。21:00開始の『ヤマヒロのぴかいちラジオ』から26:00終了の『福島のぶひろの、どうぞお構いなく。』(2020年3月27日の深夜まで放送)までの既存4番組のうち、『ぴかいちラジオ』を25分、その他の番組を10分ずつ短縮した。なお、年末年始期間には特別番組を編成する関係で放送を休止。
    • 2020年4月10日放送分では、日本国内における新型コロナウイルスへの感染拡大を背景に、アリスのメンバー全員がスタジオへの出演を見合わせた。このため、『アリスのヤングタウンスペシャル』と称して、アリスと面識のある上泉雄一毎日放送アナウンサー)が同局本社のラジオスタジオから急遽進行を担当。宇野幹雄(『MBSヤングタウン』の元・ディレクター→プロデューサー)がスタジオに同席したほか、下記のコーナーに合わせて、上泉が堀内→谷村→矢沢の順に電話をつなぐスタイルで放送した。翌週(17日)から5月29日までの放送分では、メンバーの中から1名がスタジオ進行(放送上の呼称は「メインパーソナリティ」)を週替わりで担う一方で、残りの2名が電話で参加。6月5日放送分から、メンバー全員がスタジオへ再び集結している。
    • 2020年7月31日には谷村・堀内・矢沢が揃っての生放送を予定していたが、矢沢が新型コロナウイルスに感染していることが前日(30日)に判明。症状自体は軽く、微熱が出る以外は体調も安定しているが、保健所の指示で31日から入院した。谷村と堀内はPCR検査で陰性が確認されたため、前述した生放送には谷村がスタジオから、堀内が電話で出演。以降の放送でも、矢沢の陰性が確認されるまで、谷村・堀内のみで同様の出演体制を続けた[4]
      • MBSラジオでは、7月31日に『MBSベースボールパーク』の阪神タイガース横浜DeNAベイスターズナイトゲーム(阪神甲子園球場)中継を22:51まで延長したことに伴って、当番組の生放送を翌8月1日土曜日)の0:00 - 1:00(31日の24:00 - 25:00)にまで遅らせていた。オープニングでは、谷村が矢沢の入院に至るまでの経緯・病状と自身・堀内のPCR検査の結果を報告。矢沢の感染・入院に関する報道が生放送の前に出たことをきっかけに、高齢(71歳)の矢沢を慮る内容のメッセージがリスナーから大量に寄せられていたため、オープニングと本編でその一部を紹介した。
      • 矢沢は、PCR検査で8月14日に陰性が確認された[5] ため、自宅での経過観察を経て同月28日放送分から復帰。復帰後最初の放送では、矢沢が入院先の病院から発行された陰性証明書をスタジオへ持参したほか、谷村がリスナーに向けて「キンちゃん(矢沢)も戻ってきてくれました。今日からアリスの『新しい日常』です。この『新しい日常』を(堀内を含めた3人で)踏み出して参りたいと思います」と呼び掛けた[6]

主なコーナー

アリスのメンバー3人が、1コーナーずつ進行役を担当。いずれの担当者も、谷村・矢沢がパーソナリティを務めていた時期の平日版にはなかったリスナー投稿用メールアドレス[email protected])の読み上げまで任されている。

前述した事情から、2019年以降の放送では、アリス7期目の活動に関する近況や予定も随時伝えている。2019年3月1日放送分では、テレビ・ラジオ番組としては初めて、『限りなき挑戦 -OPEN GATE-』(同年5月5日神戸国際会館公演を皮切りに日本全国で展開するライブツアー「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦 -OPEN GATE-」向けに書き下ろした楽曲)をフルコーラスで流した。

現在(2018年11月16日以降)

  • 「ベーヤンの あの時君は若かった」
    • 堀内が進行するコーナーで、ザ・スパイダースによる同名のヒット曲をテーマソングに使用。1960年代・1970年代・1980年代から特定の1年を対象に、思い出の1曲のリクエストと当時のエピソード(流行した映画・おもちゃ・遊び、よく見たテレビ番組、人気のあった店や飲食物などにまつわる思い出話)をリスナーから募集。アリスのメンバー自身の思い出話を交えながら、毎回1曲を流す。
    • JR西日本が単独で番組全編のスポンサーに付いているが、同社のCMは、オープニングと当コーナーの合間に1本(40秒)だけ挿入されている。
  • 「チンペイのちょっといい話」
    • リスナーにとっての「ちょっといい話」を募集したうえで、その一部を谷村が朗読するコーナーで、2018年11月16日から放送。リスナー自身の体験談にととまらず、他人から聞いた「ちょっといい話」も受け付けているほか、谷村がインターネットの記事で見付けた「ちょっといい話」も織り込む。当コーナーのみ、アンドレ・ギャニオンによるピアノ演奏曲『愛につつまれて』をBGMに使用。
  • 「キンちゃんのOnly Music!」
    • 矢沢に聴いて欲しい楽曲や、音楽マニアの矢沢に(演奏のテクニックなどを)解説して欲しい楽曲を、その曲へのこだわりや思い出にまつわるエピソードと共にリスナーから募集。矢沢の解説やエピソードを添えながら、リクエスト曲から毎回1曲を流す。歌手志望のリスナーや、アマチュアで活動するリスナーからオリジナル曲の音源を募ったうえで、矢沢がプロの立場から評価やアドバイスを寄せることもある。2019年2月22日放送分からは、矢澤自身の好きな映画のテーマ曲も随時紹介。

コーナーの合間には、土曜版・日曜版でも使われているジングルや、かつての平日版で用いられていたジングルを放送。エンディングでは、アリスが1977年3月に発表した楽曲『さらば青春の時』を流している。なお、メンバーから1名が休演する回の放送を残りのメンバーだけで進行する場合には、休演したメンバーの担当コーナーを「(リスナーから残りのメンバーに対する)Q&A」に差し替えている。

過去

  • 「チンペイの 今だから言える暗い過去のコーナー」
    • 谷村がかつてパーソナリティを担当した水曜版・金曜版のテイストを継承したリスナー投稿コーナーで、番組開始から2018年11月9日まで放送。「あえて今だからこそ告白できる暗い過去」をテーマに、リスナーからエピソードを募集したうえで、その一部を谷村が紹介していた。
    • マイルス・デイヴィスが『死刑台のエレベーター』(1958年公開のフランス映画)向けに即興で披露したジャズトランペットの演奏音源をBGMに使用。「チンペイのちょっといい話」の開始に伴っていったん終了したが、谷村自身は、担当コーナーのレパートリーを増やすことを視野に、週替わり企画の1つとして今後復活させる可能性があることを示唆している。

特別番組

2019年12月15日日曜日)の『MBSサンデー・カルチャーナイト』(20:00 - 21:00の特別放送枠)では、「ALICE AGAIN アリスが生まれたとき」という単発番組を編成。アリスのメジャーデビュー(1971年)前後の音楽シーンや世相を、フォークソングに造詣の深い宇野と山本浩之(『ヤマヒロのぴかいちラジオ』などのパーソナリティで1962年に出生)が語り合ったほか、宇野が谷村・堀内・矢沢へのインタビューを通じてアリスのルーツに迫った。また、アリスが2019年5月5日(日曜日)に神戸国際会館から始めたコンサートツアー「ALICE AGAIN 2019-2020 限りなき挑戦 -OPEN GATE-」が2020年2月7日(金曜日)・8日土曜日)の大阪城ホール公演でファイナルを迎えることから、特設電話によるファイナル2公演のチケット先行予約受付と連動させていた。

上記のツアーが終了してからも、谷村・堀内・矢沢は、「アリス」として『ヤン金』への出演を続けている。

脚注

注釈

  1. ^ 2021年3月26日放送分(2020年度最終放送日)までは、同年4月1日のラジオ放送部門分社化前の株式会社毎日放送が制作[1]
  2. ^ MBSラジオでは、2009年8月6日にも、『MBSうたぐみ Smile×Songs』枠の特別番組として『アリスのヤングタウン』を放送している。ただし、当時の『うたぐみ』パートナーから松本麻衣子毎日放送アナウンサー)がアリスのサポート役で出演したため、アリスのメンバーだけが登場するラジオ番組は『アリスのヤンタン』が初めてである。

出典

外部リンク

MBSラジオ 金曜日22:00 - 22:30
前番組 番組名 次番組
  • 30分短縮して継続
ヤングタウン金曜日
「アリスのヤンタン」
(2018.4.6 - )
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MBSラジオ 金曜日22:30 - 23:00
  • 23:00 - 翌0:20に繰り下げ、10分短縮して継続
ヤングタウン金曜日
「アリスのヤンタン」
(2018.4.6 - )
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