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「上方漫才大賞」の版間の差分

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2021年4月25日 (日) 05:41時点における版

上方漫才大賞(かみがたまんざいたいしょう)は、上方漫才を育て顕彰する目的で1966年昭和41年)にラジオ大阪(OBC)が設立した賞。毎年4月に開催される。漫才関係の賞の中では最も古い。後援は大阪府大阪市産経新聞社関西・大阪21世紀協会。通称「上漫(かみまん)」。

概要

発表会の模様は関西テレビとラジオ大阪の両局が中継しており、2005年度の第40回発表会は初めての試みとして両局で同時生中継された。発表会は例年オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館大ホール。2010年から2014年までは御堂会館、2016年は梅田芸術劇場、2020年は後述する理由で中止、2021年はTTホール)で開催されている。

第50回となった2015年は、それを記念して、関西テレビ・ラジオ大阪からの観覧募集とは別に、特典付きのプレミアムシートを販売。また、各賞の賞金と審査方法を変更。各賞のノミネート芸人については、インターネットで開催前に実施する投票の結果を加味したうえで、あらかじめ選出するようになった。また、新人賞に加えて、奨励賞でもノミネート芸人が発表会でネタを披露した後に受賞者を決定。さらに、新人賞・奨励賞とも、発表会の放送中に視聴者が「かみまん投票」(インターネット経由での投票システム)を通じて審査に参加できるようになった。

なお、2020年の初頭から日本国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを背景に、2020年の第55回は劇場からの生放送や奨励賞・新人賞の選考を中止。大賞の授与式のみ実施したほか、テレビ・ラジオとも事前に収録した内容を放送した[1]、2021年の第56回で、選考会・発表会・生放送・「かみまん投票」を再開。エースコックが冠スポンサーに付いたことによって、「エースコックpresents 上方漫才大賞」というタイトルが使われている。ただし、発表会の無料観覧募集までは実施せず、有料の前売券を購入した観覧客にのみTTホールへの入場を認めている。

賞の一覧

  • 大賞:上方漫才界のすべての漫才師の中でその年最も活躍した漫才師に贈られる。賞状・記念トロフィー・賞金200万円が贈呈される。
  • 奨励賞:大賞に準ずる賞で、中堅級のキャリアが目安となる。賞状・記念トロフィー・賞金150万円が贈呈される。
  • 新人賞:第1回から第35回までと、第45回からは新人部門の1位。第36回から第44回までは優秀新人賞に次ぐ新人部門の2位。賞状・記念トロフィー・賞金100万円が贈呈される。

受賞者

大賞 奨励賞 新人賞
第1回
1966年
かしまし娘 島田洋之介・今喜多代 若井はんじ・けんじ
大賞 奨励賞 新人賞 特別賞
第2回
1967年
海原お浜・小浜 鳳啓助京唄子 横山やすし・西川きよし 砂川捨丸・中村春代
第3回
1968年
中田ダイマル・ラケット 漫画トリオ 若井ぼん・はやと 三遊亭小円・木村栄子
大賞 奨励賞 新人賞
第4回
1969年
夢路いとし・喜味こいし フラワーショウ 正司敏江・玲児
大賞 奨励賞 新人賞
第5回
1970年
横山やすし・西川きよし 平和ラッパ・日佐丸 コメディNo.1 鳳らん太・ゆう太
第6回
1971年
島田洋之介・今喜多代 横山ホットブラザーズ レツゴー三匹 中田カウス・ボタン
大賞 奨励賞 新人賞
第7回
1972年
宮川左近ショー チャンバラトリオ 浮世亭三吾十吾
第8回
1973年
レツゴー三匹 Wヤング はな寛太・いま寛大
第9回
1974年
三人奴 人生幸朗・生恵幸子 トリオ・ザ・ミミック
大賞 奨励賞 新人賞
第10回
1975年
Wヤング 青芝フック・キック 海原かけるめぐる 若井小づえ・みどり
大賞 奨励賞 新人賞
第11回
1976年
チャンバラトリオ 上方柳次・柳太 オール阪神・巨人
第12回
1977年
横山やすし・西川きよし(2) 若井ぼん・はやと 浮世亭ジョージケンジ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 特別賞
第13回
1978年
Wヤング(2) B&B 青芝まさお・あきら 中田伸江・伸児 暁伸・ミスハワイ
第14回
1979年
コメディNo.1 ちゃっきり娘 ザ・ぼんち Wさくらんぼ 中田ダイマル・ラケット
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第15回
1980年
横山やすし・西川きよし(3) 青芝フック・キック 島田紳助・松本竜介 青芝金太・紋太
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 審査員特別賞
第16回
1981年
ザ・ぼんち オール阪神・巨人 春やすこ・けいこ 海原さおり・しおり 太平サブロー・シロー 横山やすし・西川きよし
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第17回
1982年
オール阪神・巨人 今いくよ・くるよ 太平サブロー・シロー ミヤ蝶美・蝶子
第18回
1983年
オール阪神・巨人(2) 若井小づえ・みどり ミヤ蝶美・蝶子 やすえ・やすよ
第19回
1984年
今いくよ・くるよ 西川のりお・上方よしお 宮川大助・花子 トミーズ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第20回
1985年
オール阪神・巨人(3) 太平サブロー・シロー トミーズ ちゃらんぽらん ハイヒール
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第21回
1986年
太平サブロー・シロー 宮川大助・花子 パート2 ダウンタウン
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 特別賞
第22回
1987年
宮川大助・花子 大木こだま・ひびき ダウンタウン 非常階段 まるむし商店 夢路いとし・喜味こいし
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第23回
1988年
若井小づえ・みどり ダウンタウン 清水圭・和泉修 ビッグブラザーズ
第24回
1989年
ダウンタウン トミーズ ビッグブラザーズ 月亭かなめ・ぜんじろう
第25回
1990年
宮川大助・花子(2) 中田カウス・ボタン どんきほ〜て ベイブルース
第26回
1991年
中田カウス・ボタン トミーズ ティーアップ ぴのっきお
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 特別賞
第27回
1992年
トミーズ 大木こだま・ひびき 犬丸兄弟 よゐこ 暁伸・ミスハワイ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第28回
1993年
トミーズ(2) 横山たかし・ひろし トゥナイト 雨上がり決死隊
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 審査員特別賞
第29回
1994年
横山たかし・ひろし 酒井くにお・とおる 千原兄弟 ますだおかだ 横山ホットブラザーズ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 審査員特別表彰
第30回
1995年
ハイヒール 里見まさと亀山房代 中川家 海原やすよ・ともこ ベイブルース
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 審査員特別賞
第31回
1996年
大木こだま・ひびき どんきほ〜て ジャリズム 高僧・野々村 横山やすし・西川きよし
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞
第32回
1997年
酒井くにお・とおる おかけんた・ゆうた 海原やすよ・ともこ こん松・せんべい
第33回
1998年
里見まさと・亀山房代 トゥナイト ハリガネロック 2丁拳銃
第34回
1999年
おかけんた・ゆうた ちゃらんぽらん アメリカザリガニ りあるキッズ
大賞 奨励賞 新人賞 新人奨励賞 特別功労賞
第35回
2000年
ちゃらんぽらん 海原はるか・かなた シンクタンク スクラッチ 夢路いとし・喜味こいし
大賞 奨励賞 優秀新人賞 新人賞
第36回
2001年
中田カウス・ボタン(2) ますだおかだ COWCOW キングコング
大賞 優秀新人賞 新人賞
第37回
2002年
ますだおかだ フットボールアワー ブラックマヨネーズ
大賞 奨励賞 優秀新人賞 新人賞
第38回
2003年
横山ホットブラザーズ アメリカザリガニ チョップリン 笑い飯
第39回
2004年
フットボールアワー ティーアップ せんたくばさみ チュートリアル
第40回
2005年
中田カウス・ボタン(3) メッセンジャー 南海キャンディーズ 麒麟
第41回
2006年
大木こだま・ひびき(2) 安田大サーカス NON STYLE アジアン
第42回
2007年
メッセンジャー 矢野・兵動 なすなかにし のろし
第43回
2008年
ティーアップ 海原やすよ・ともこ ギャロップ 鎌鼬
第44回
2009年
矢野・兵動 シンデレラエキスプレス ジャルジャル ダイアン
大賞 優秀新人賞 新人賞
第45回
2010年
中川家 笑い飯 スマイル
第46回
2011年
ブラックマヨネーズ 千鳥 銀シャリ
第47回
2012年
海原やすよ・ともこ シャンプーハット プラスマイナス
第48回
2013年
千鳥 テンダラー プリマ旦那
第49回
2014年
笑い飯 ダイアン 学天即
第50回
2015年
テンダラー 学天即 吉田たち
第51回
2016年
オール阪神・巨人(4) 銀シャリ コマンダンテ
第52回
2017年
海原やすよ・ともこ(2) スーパーマラドーナ トット
第53回
2018年
ダイアン 和牛 祇園
第54回
2019年
中川家(2) かまいたち ミキ
第55回
2020年
シャンプーハット 新型コロナウイルス感染拡大の影響で選考中止[1]
第56回
2021年
かまいたち プラス・マイナス ネイビーズアフロ

候補者 

関連番組

上方漫才大賞の使者! 漫才マン

毎年上方漫才大賞を盛り上げるため直前に放送される漫才特別番組[2][3]

基本関西ローカルだがフジテレビで放送されたことがある[4]

出典

  1. ^ a b “上方漫才大賞、生放送取りやめも…大平サブロー「行われたことがすごい」”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2020年4月8日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/04/08/kiji/20200407s00041000328000c.html 2020年4月8日閲覧。 
  2. ^ 例外としてチョップリンがコントを披露したことはある。
  3. ^ アイン、アキナ、祇園、和牛、笑い飯ら出演「漫才マン the プラチナ」 . お笑いナタリー(2020年3月29日). 2020年9月19日閲覧。
  4. ^ 漫才マンtheプラチナ<フジバラナイト SAT> . フジテレビ. 2020年9月19日閲覧。

外部リンク