「日本モンキーセンター」の版間の差分
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[[File:Monkey Center.jpg|thumb|Waoランドのワオキツネザル]] |
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2021年5月13日 (木) 21:21時点における版
日本モンキーセンター Japan Monkey Centre | |
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日本モンキーセンター・ビジターセンター | |
施設情報 | |
専門分野 | サル類 |
管理運営 | 公益財団法人日本モンキーセンター |
開園 | 1956年(昭和31年) |
所在地 |
〒484-0081 愛知県犬山市大字犬山官林26番地 |
位置 | 北緯35度23分26.28秒 東経136度57分27.14秒 / 北緯35.3906333度 東経136.9575389度座標: 北緯35度23分26.28秒 東経136度57分27.14秒 / 北緯35.3906333度 東経136.9575389度 |
公式サイト | 日本モンキーセンター |
日本モンキーセンター(にほんモンキーセンター)は、愛知県犬山市にある、サル類専門の動物園。公益財団法人日本モンキーセンターが運営しており、本項であわせて記述する。
動物園
世界にも数少ないサル専門の動物園であり、生きた霊長類の展示施設としては世界最大の規模を誇る[1]。南側に京都大学霊長類研究所が隣接している。また、閉園となった猿ヶ島と犬山野猿公苑からニホンザルを受け入れている。
ごく一部であるが、サル以外の動物も展示されている (KIDSZOO)。
ここにいるニホンザルは、焚き火に当たるサルとして冬の風物詩になっている[2]。伊勢湾台風の流木で職員が焚き火をしていたところ、子ザルが火を恐れず近づいたのがきっかけだという[3]。焚き火は毎年冬に行われ、火の中に入れられたサツマイモをめぐり、毎回サルたちによる激しい争奪戦が繰り広げられる[2]。
施設
- ギボンハウス
- モンキースクランブル「エコドーム」「リスザルの島」「ビッグループ」「モンキースカイウェイ」
- モンキーバレイ
- ヒヒの城
- ニホンザルの丘
- マダガスカル館
- アフリカ館
- 南米館
- アジア館
- Waoランド
- アフリカセンター
- KIDSZOO(キッズズー)
- ビジターセンター
- レクチャールームなどでサルについて学べる。
公益財団法人日本モンキーセンター
サルに関する総合的な研究及び野生ニホンザルの保護等を目的として、1956年(昭和31年)に名古屋鉄道が出資して設立された財団法人。公益法人制度改革により営利と公益の区分が明確化されたため、2014年4月より公益財団法人となり、京都大学霊長類研究所が運営の中心となった[1]。霊長類研究については世界的に有名である。隣接する霊長類研究所とは、さまざまな交流が有る。現所長は松沢哲郎京都大学教授。
「霊長類に関する調査研究を基盤に、その保護と生息地の保全を行い、社会教育・普及活動や図書等の刊行、標本等の資試料の収集、さらには福祉に配慮した動物園の設置および経営等を通じて、学術・教育・文化の発展及び地域社会の調和ある共存に資すること(定款より)」を目的として活動している[4]。附属世界サル類動物園では、サル類の特徴を活かした展示、たくさんのガイドやイベント、キュレーターによる博物館活動などを行っている。
運営に際して、大企業の支援や自治体からの公的補助金はなく、入園料や支援金などで運営費を賄っている[5]。経営状況が厳しい中、「ご支猿」として物品提供や寄付金を募り、話題となった[6][5]。
アクセス
その他
かつては、犬山遊園駅から名鉄モンキーパークモノレール線が園内中央にある動物園駅まで運行されていたが、2008年12月27日限りで廃止となった。駅舎はレストラン「楽猿」及びモンキーセンターの資材倉庫として使用されている。
2014年3月31日までは西側に隣接する「日本モンキーパーク」の動物園部門として位置付けされており、入園料が共通で旧動物園駅(モノレール・廃止)を挟んで遊園地との往来が自由だったが、翌4月1日より独自の入園料を設定し、単独の施設となった。なお、遊園地休園日に単独の入園料が設定されたことがある。
TBSの特撮テレビドラマ『ウルトラセブン』第44話「恐怖の超猿人」(1968年8月4日放送)のロケ地となっており、後年には記念グッズが発売されている。詳細はゴーロン星人#『ウルトラセブン』に登場するゴーロン星人を参照。
不祥事
2020年10月28日に、同センターの男性飼育スタッフの一人が、同センターに展示されているシロガオサキの「モップくん」を見に訪れた女性について、「今までお姉様ばかりだったけど、本日初めて『女子』にお会いしました」と、女性の後ろ姿の写真と共にTwitterに投稿した。これに対し「女性を品定めしている」「客を年齢や容姿で評価しているのか」などの批判がTwitte上で展開されたほか、同センターにも苦情が多数寄せられ、同センターは公式ウェブサイト上に伊谷原一所長名で謝罪文を掲載する事態となった[7][8]。
脚注
- ^ a b “モンキーセンター、京大霊長類研の運営が好評”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2014年5月7日). オリジナルの2014年5月7日時点におけるアーカイブ。 2020年12月17日閲覧。
- ^ a b “「たき火にあたるサル」60年続く冬の風物詩 焼きイモ争奪戦も”. THE PAGE (Yahoo!JAPAN). (2020年1月2日) 2020年12月17日閲覧。
- ^ “たき火囲んでサルもほっこり 愛知のモンキーセンター”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2018年12月19日) 2020年12月17日閲覧。
- ^ “日本モンキーセンターとは”. www.j-monkey.jp. 2020年4月7日閲覧。
- ^ a b “動物園が「中古でもいいのでほしい物リスト」公開 車、冷蔵庫、パソコン...日本モンキーセンターの切実な事情”. J-CASTニュース (2019年9月12日). 2020年4月7日閲覧。
- ^ “全国から「支猿」続々 「恩返し」愛知の動物園に(写真=共同)”. 日本経済新聞 電子版. 2020年4月7日閲覧。
- ^ 日本モンキーセンターが不適切投稿で謝罪 「女性蔑視」と批判相次ぐ 毎日新聞 2020年11月6日
- ^ 職員による不適切なSNS投稿について 日本モンキーセンター最新ニュース 2020年11月5日