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2021年5月20日 (木) 09:23時点における版
まるやま まさお 丸山 正雄 | |
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2011年1月頃の丸山 | |
本名 | 丸山 正雄 |
生年月日 | 1941年6月19日(83歳) |
出生地 | 日本・宮城県塩竈市 |
職業 | アニメーションプロデューサー |
ジャンル | アニメーション |
丸山 正雄(まるやま まさお、1941年6月19日 - )は、アニメーションプロデューサー。元・株式会社マッドハウス取締役社長、現・MAPPA代表取締役会長、スタジオM2代表取締役社長[1]。宮城県塩竈市出身、法政大学卒業。
日本のアニメ業界の黎明期からプロデューサーとして活躍している一人である[2][3]。また、制作現場で手料理を振る舞うことでも知られている[3]。
来歴
大学卒業後にフリーターを経て、1965年に知人の紹介で虫プロダクション(旧社)に入社する[3]。当時は手塚治虫率いる虫プロによるテレビアニメーションの創成期でもあり、人手はいくらあっても足りなく、寝る間もない状況下で制作に関わる[4]。間近で仕事を共にした手塚治虫について、「それまで出会ったことの無い、常識の範疇では考えられない人物」と回顧し、「その魅力に取り付かれ、アニメーションの世界から抜けられなくなった」と語っている[4]。
1972年には虫プロの経営危機に際して出崎統、りんたろう、川尻善昭らと共に独立して有限会社マッド・ハウス(現:株式会社マッドハウス)を設立し、1980年に代表取締役社長に就任する(2000年まで)[3]。以降、数多くのOVAやテレビシリーズのほか、劇場作品では今敏監督作『パーフェクトブルー』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』の企画・プロデュース、そして2006年には細田守の才能を見出し、『時をかける少女』の映画企画を細田に持ちかけ、実現させる[5]。次作『サマーウォーズ』も担当するなど、幾つもの作品に立ち上げから携わった。
2002年には第7回アニメーション神戸特別賞[6][3]、2003年には第23回藤本賞奨励賞をそれぞれ受賞した[7][3]。
2011年6月には阿佐ヶ谷にてアニメーション制作会社・MAPPAを設立し[3]、会社最初の作品として渡辺信一郎監督の『坂道のアポロン』を企画する[1]。2016年4月にはMAPPA設立メンバーで後進の大塚学に社長を譲って自身は会長に着任し、同時期に企画・プリプロダクションを専門とする「スタジオM2」を立ち上げて社長に就任する[1][3]。同年秋には、立ち上げから携わった片渕須直監督の『この世界の片隅に』を送り出した。
人物
- プロデューサーとして
- プロデュースする作品の傾向については、「"これはダメかも知れない”、"企画にならないかも知れない"という作品が好きみたいです。よその会社に断られた企画が僕のところへ来ると、"何とか形にしたい"と、その気になってしまう。それは僕の性癖、病気のようなものです。」と語っている[1]。
- 常々のモットーの一つとして「魅力ある欠陥商品を作りましょう」ということを挙げている[8][3]。「アニメーション制作は個人では何も出来ず、チームプレイである以上、完璧である事はあり得ない。完璧に近づけるための努力はする。ただし、そこに必要なのは"魅力がある"と思えるものかどうかということ。」と述べ、「"あそこはまずいけれど、でも...面白いじゃん"と言えるかどうか。だから、"魅力ある欠陥商品を作りましょう"。欠陥商品であることを怖がるのではなく、魅力があるかないかについてこだわる。」「もちろん、欠陥商品ではない完璧なものがいいが、そこを目指して魅力ある欠陥商品となるように、たとえそれがショートアニメであれ、2時間の長編であれ、考え方は変わらない。それは虫プロダクション時代も、マッドハウス時代も、MAPPAになっても、これからもたぶん同じことを考えているんじゃないかと思う。」と語っている[8]。
- プロデューサーという立場ではあるが本人のメディア露出は少なく、 「本来取材を受けるのは監督だとか絵描きとか、そういう人がやるべきものであって、基本的に縁の下にいる僕らが自分で作ったような顔をするなと思っている。実際に頑張っている、現場の柱になっている人をピックアップしてもらえれば。」と述べている[8][3]。
- 設定というクレジットについて
- よく丸山正雄の名がプロデューサー以外にも、設定としてクレジットされていることがある。この場合の設定は、初期の一部の作品を除き制作進行や設定進行が行う設定とは全く意味が異なる性質のものである。丸山自身が監督・作画監督・美術監督の三名の組み合わせを選び、作品の構成・テーマ・映像表現など作品の根幹をなすイメージを提示し、クリエイティブな面でもプロデュースすることにより、より良い作品を創作するという意味での設定なのである。これは作品内容により、今までマッドハウスとは縁の無かった外部スタッフを積極的に登用し、ジャンルを問わない作品創りにチャレンジすると云うことでもあった。主にOVAに多く見られるクレジットの設定はこちらの意味になる。この方法により『JUNK BOY』や『YAWARA!』以降、バラエティに富んだOVA作品が急激に増えていったのである。
主な参加作品
テレビアニメーション
年 | タイトル | - | 役職 |
---|---|---|---|
1965 | 『W3』 | 演出助手 | |
1967 | 『リボンの騎士』 | 設定 | |
1970 | 『あしたのジョー』 | 設定 | |
1972 | 『ハゼドン』 | 設定 | |
1973 | 『エースをねらえ!』 | 脚本 | |
1976 | 『大空魔竜ガイキング』 | シリーズ構成[9] | |
『ピコリーノの冒険』 | シリーズ構成 | ||
1977 | 『ジェッターマルス』[10] | シリーズ構成 | |
1979 | 『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』 | 構成 | |
1989 | 『YAWARA!』 | プロデューサー | |
1991 | 『アニメ交響詩ジャングル大帝』 | プロデューサー | |
1994 | 『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』 | プロデューサー | |
1998 | 『MASTERキートン』 | プロデューサー | |
『TRIGUN』 | 企画 | ||
『スーパードール★リカちゃん』 | アニメーションプロデューサー | ||
1999 | 『アレクサンダー戦記』 | プロデューサー | |
『十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-』 | プロデューサー | ||
『Petshop of Horrors』 | 企画 | ||
『Bビーダマン爆外伝V』 | 企画プロデューサー | ||
2000 | 『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom』 | プロデューサー | |
『サクラ大戦TV』 | プロデューサー | ||
『風まかせ月影蘭』 | 企画 | ||
『陽だまりの樹』 | プロデューサー | ||
『はじめの一歩』 | プロデューサー | ||
2001 | 『魔法少女猫たると』 | 企画協力 | |
『チャンス〜トライアングルセッション〜』 | 企画 | ||
2002 | 『ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット』 | エグゼクティブプロデューサー | |
『ドラゴンドライブ』 | 企画プロデューサー | ||
『ぴたテン』 | 企画 | ||
『ちょびっツ』 | 企画 | ||
『アクエリアンエイジ Sign for Evolution』 | 企画 | ||
『炎の蜃気楼』 | 制作プロデューサー | ||
『りぜるまいん』 | プロデューサー | ||
『花田少年史』 | プロデューサー | ||
『アベノ橋魔法☆商店街』 | アニメーションプロデューサー | ||
2003 | 『TEXHNOLYZE』 | エグゼクティブプロデューサー | |
『獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇』 | 企画 | ||
『GUNSLINGER GIRL』 | 企画 | ||
『ガングレイヴ』 | 企画 | ||
『デ・ジ・キャラットにょ』 | 企画プロデューサー | ||
『無人惑星サヴァイヴ』 | 企画プロデューサー | ||
2004 | 『天上天下』 | プロデューサー | |
『ごくせん』 | プロデューサー | ||
『スウィート・ヴァレリアン』 | 企画 | ||
『MONSTER』 | プロデューサー | ||
『十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲-』 | 企画 | ||
『妄想代理人』 | 企画 | ||
『BECK』 | 企画 | ||
2005 | 『いちご100%』 | 企画 | |
『Paradise Kiss』 | プロデューサー | ||
『おくさまは女子高生』 | 企画 | ||
『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』 | プロデューサー | ||
2006 | 『NANA』 | プロデューサー | |
『Strawberry Panic』 | 企画 | ||
『彩雲国物語』 | アニメーションプロデューサー | ||
『夢使い』 | 企画 | ||
『BLACK LAGOON』 | 企画 | ||
『ケモノヅメ』 | 企画 | ||
『太陽の黙示録』 | 企画 | ||
『DEATH NOTE』 | プロデューサー | ||
『おとぎ銃士 赤ずきん』 | 企画 | ||
『牙 -KIBA-』 | 企画 | ||
『TOKYO TRIBE2』 | 企画 | ||
2007 | 『大江戸ロケット』 | 企画 | |
『怪物王女』 | 企画 | ||
『Devil May Cry』 | 企画 | ||
『シグルイ』 | 企画 | ||
『CLAYMORE』 | プロデューサー | ||
『電脳コイル』 | アニメーションプロデューサー | ||
『逆境無頼カイジ』 | 企画 | ||
『魔人探偵脳噛ネウロ』 | 企画 | ||
『メイプルストーリー』 | 企画 | ||
『もっけ』 | 企画 | ||
2008 | 『仮面のメイドガイ』 | 企画 | |
『チーズスイートホーム』 | 企画 | ||
『アリソンとリリア』 | 企画 | ||
『秘密 〜The Revelation〜』 | 企画 | ||
『カイバ』 | 企画 | ||
『ウルトラヴァイオレット:コード044』 | 企画 | ||
『魍魎の匣』 | 企画 | ||
『ONE OUTS -ワンナウツ-』 | 企画 | ||
『カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-』 | 企画 | ||
『キャシャーン Sins』 | 企画 | ||
『黒塚 -KUROZUKA-』 | 企画 | ||
『スティッチ!』 | 企画 | ||
2009 | 『はじめの一歩 New Challenger』 | 企画 | |
『RIDEBACK -ライドバック-』 | 企画 | ||
『NEEDLESS』 | 企画 | ||
『青い文学シリーズ』 | 企画 | ||
『こばと。』 | 企画 | ||
『スティッチ! 〜いたずらエイリアンの大冒険〜』 | 企画 | ||
2010 | 『RAINBOW-二舎六房の七人-』 | 企画 | |
『アイアンマン』 | 企画 | ||
2011 | 『ウルヴァリン』 | 企画 | |
『SUPERNATURAL: THE ANIMATION』 | エグゼクティブプロデューサー | ||
『X-MEN』 | 企画 | ||
『逆境無頼カイジ 破戒録篇』 | 企画 | ||
『ブレイド』 | 企画 | ||
『HUNTER×HUNTER』 | クリエイティブプロデューサー | ||
『ちはやふる』 | クリエイティブプロデューサー | ||
2012 | 『坂道のアポロン』 | クリエイティブプロデューサー | |
2013 | 『ちはやふる2』 | クリエイティブプロデューサー | |
『はじめの一歩 Rising』 | クリエイティブプロデューサー | ||
2014 | 『残響のテロル』 | 制作統括 | |
『牙狼-GARO- -炎の刻印-』 | クリエイティブプロデューサー | ||
『神撃のバハムート GENESIS』 | 制作統括 | ||
2015 | 『パンチライン』 | 制作統括 | |
『うしおととら』 | クリエイティブプロデューサー | ||
『牙狼 -紅蓮ノ月-』 | クリエイティブプロデューサー | ||
2017 | 『鬼平』 | クリエイティブプロデューサー | |
2018 | 『からくりサーカス』 | クリエイティブプロデューサー |
OVA・短編
年 | タイトル | - | 役職 |
---|---|---|---|
1986 | 『傷追い人』 | 設定 | |
1987 | 『X電車で行こう』 | 設定プロデューサー | |
『JUNK BOY』 | プロデューサー | ||
『火の鳥 ヤマト編』 | プロデューサー | ||
『火の鳥 宇宙編』 | プロデューサー | ||
1989 | 『MIDNIGHT EYE ゴクウ』 | 設定 | |
1990 | 『ロードス島戦記』 | プロデューサー | |
『電脳都市OEDO808』 | 企画 | ||
『NINETEEN 19』 | プロデューサー | ||
1992 | 『OZ』 | 設定 | |
『絶愛-1989-』 | プロデューサー | ||
『ダウンロード 南無阿弥陀仏は愛の詩』 | プロデューサー | ||
1993 | 『お江戸はねむれない!』 | プロデューサー | |
『人魚の傷』 | 企画 | ||
『銃夢』 | 制作プロデューサー | ||
1994 | 『CLAMP IN WONDERLAND』 | 制作プロデューサー | |
『真・孔雀王』 | 制作プロデューサー | ||
『幽幻怪社』 | 企画 | ||
1996 | 『鉄腕バーディー』 | プロデューサー | |
『ワイルドアームズ』(ゲーム) | アニメーション&ビジュアルプロデューサー | ||
1997 | 『サイコダイバー 魔性菩薩』 | 企画・プロデューサー | |
1998 | 『支配者の黄昏 TWILIGHT OF THE DARK MASTER』 | プロデューサー | |
2002 | 『TRAVA-FIST PLANET episode 1』 | プロデューサー | |
2003 | 『はじめの一歩 間柴vs木村 死刑執行』 | プロデューサー | |
2007 | 『茄子 スーツケースの渡り鳥』 | 企画 | |
2011 | 『明治 果汁グミ Tweet Love Story 「メグミとタイヨウ」』(TVCM) | アニメーションプロデューサー | |
2012 | 『古町と団五郎〜ラグーンストーンを探せ!〜』(新潟市PRアニメーション) | プロデューサー |
劇場アニメーション
年 | タイトル | - | 役職 |
---|---|---|---|
1981 | 『夏への扉』 | 設定 | |
1982 | 『浮浪雲[11]』 | 設定 | |
1983 | 『ユニコ 魔法の島へ』 | 設定 | |
『はだしのゲン』 | 設定 | ||
『幻魔大戦』 | 設定 | ||
1984 | 『SF新世紀レンズマン』 | プロデューサー | |
1985 | 『カムイの剣』 | 設定・プロデューサー | |
『ボビーに首ったけ』 | プロデューサー | ||
1986 | 『時空の旅人』 | プロデューサー | |
『迷宮物語』 | 構成・プロデューサー | ||
『火の鳥 鳳凰編』 | プロデューサー | ||
1987 | 『はだしのゲン2』 | 設定 | |
『ほえろブンブン』 | プロデューサー | ||
『妖獣都市』 | 設定 | ||
『ゴキブリたちの黄昏』 | プロデューサー | ||
1988 | 『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海』 | アニメーション制作プロデューサー | |
1993 | 『獣兵衛忍風帖』 | 制作プロデューサー | |
1995 | 『アンネの日記』 | プロデューサー | |
1997 | 『PERFECT BLUE』 | プロデューサー | |
1999 | 『劇場版カードキャプターさくら』 | 企画 | |
2000 | 『バンパイアハンターD』 | プロデューサー | |
『劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード』 | 企画 | ||
2001 | 『メトロポリス』 | 企画 | |
2002 | 『WXIII 機動警察パトレイバー』 | アニメーションプロデューサー | |
『千年女優』 | 企画 | ||
2003 | 『茄子 アンダルシアの夏』 | プロデューサー | |
『東京ゴッドファーザーズ』 | 企画 | ||
2006 | 『パプリカ』 | 企画 | |
『時をかける少女』 | 企画 | ||
2007 | 『Highlander: The Search for Vengeance』 | Co-Producer | |
『ピアノの森』 | 企画 | ||
『シナモン the Movie』 | 企画 | ||
『ねずみ物語 〜ジョージとジェラルドの冒険〜』 | 企画 | ||
2008 | 『HELLS ANGELS』 | 企画 | |
2009 | 『サマーウォーズ』 | 企画 | |
『マイマイ新子と千年の魔法』 | 企画 | ||
2010 | 『TRIGUN Badlands Rumble』 | 企画 | |
『REDLINE』 | 企画 | ||
2011 | 『とある飛空士への追憶』 | 企画 | |
2012 | 『チベット犬物語 〜金色のドージェ〜』 | 企画 | |
『おおかみこどもの雨と雪』 | スペシャルサポーターズ | ||
2013 | 『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影』 | クリエイティブプロデューサー | |
2016 | 『この世界の片隅に』 | 企画 | |
2018 | 『薄墨桜 -GARO-』 | クリエイティブプロデューサー |
受賞歴
脚注
- ^ a b c d “アニメ業界ウォッチング第24回:今年75歳、やぶれかぶれのアニメ人生! 丸山正雄インタビュー!”. アキバ総研(株式会社カカクコム) (2016年8月20日). 2015年8月21日閲覧。
- ^ “丸山正雄のアニメバカ一代記【第7回】”. アニメ ビジエンス. 2016年10月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j キャラクターランドSP 2017
- ^ a b “丸山正雄 - ヒーローズインタビュー”. HeroesInterview. (2012年6月26日) 2016年10月28日閲覧。
- ^ “「時をかける少女」映画3作品を一挙に上映する「時かけ映画祭」、2月27日開催”. GIGAZINE. 2016年10月28日閲覧。
- ^ “アーカイブ”. アニメーション神戸. 2016年10月28日閲覧。
- ^ “藤本賞(第30回~第21回)”. 映画演劇文化協会. 2016年10月28日閲覧。
- ^ a b c “「アニメ版牙狼は50年のアニメ人生で一番やりたかった作品」、丸山正雄さんインタビュー”. GIGAZINE. (2016年5月21日) 2016年10月28日閲覧。
- ^ “大空魔竜ガイキング”. 東映アニメーション. 2016年6月1日閲覧。
- ^ “ジェッターマルス”. 東映アニメーション. 2016年5月23日閲覧。
- ^ “浮浪雲”. マッドハウス. 2016年5月20日閲覧。
参考文献
- 「吉田豪インタビュー 巨匠ハンター 9回戦 丸山正雄」『キャラクターランドSPECIAL ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2017年2月5日、pp.93-97頁。ISBN 978-4-19-730144-7。