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2021年5月20日 (木) 23:49時点における版
2019年からのロゴ | |
企業形態 | 合弁事業 |
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設立 | 2007年10月29日 |
本社 | カリフォルニア州サンタモニカ |
事業地域 | アメリカ合衆国 |
主要人物 | ケリー・キャンベル(社長) |
業種 | |
製品 |
|
サービス |
|
売上高 | $10億 (2013)[1] |
親会社 | ディズニー・メディア&エンターテイメント・ディストリビューション |
ウェブサイト |
www |
広告 | Some plans are ad-supported. |
登録 | 必須 |
対応言語 | 英語 |
現況 | 活動中 |
Hulu(フールー)は、アメリカ合衆国の定額制動画配信サービス。カリフォルニア州ロサンゼルスに本拠地を置くHulu,LLCが運営、管理をしている。
日本では2011年よりサービスを開始したが、2014年からは、日本テレビ放送網傘下のHJホールディングス株式会社に日本での事業が100%承継された。そのため、アメリカと日本のサービス内容は大きく異なっている。
Huluとは中国語で大事なものを入れる入れ物であるひょうたんを意味する「葫芦」(繁体字: 葫蘆、拼音: )とインタラクティブに記録することを意味する「互录」(繁体字: 互錄、拼音: )とにちなむ。
概要
ゼネラル・エレクトリック傘下であるNBCユニバーサル(現在はコムキャスト傘下)、ニューズ・コーポレーション傘下のFOXエンターテイメントグループ、ディズニーABCテレビジョングループ(現・ウォルト・ディズニー・テレビジョン)[2]、プロビデンス・エクィティ・パートナーズなど大手マスメディア出資による合弁事業として2007年10月29日に設立され、2008年3月12日に正式サービスを開始した。ストリーミングビデオ、テレビショー、映画、ショートフィルム、トレーラーや製作風景などNBC、FOX、ABCだけでなく、その他のネットワークやスタジオで撮影された映像なども提供、配信している。
映像の解像度は、288p、360p、480p、または720pのハイビジョン画質などでの配信が行われている。アメリカ合衆国では広告モデルにより正式に権利処理された動画コンテンツを無料で視聴できるほか、Huluプラスと呼ばれる有料会員向け番組も配信している。PC向けにはフラッシュ ビデオ形式が用いられている。
Huluはテレビ局や映画会社が共同設立しており、YouTubeと比べて提供できるコンテンツが豊富にある[3]。
CEOのジェーソン・カイラーによれば、かつてオンライン・ショッピングサイトのアマゾンに10年余り勤務した後に、上級副社長の地位にあった。カイラーは「テレビ界の経験がゼロの人物」という条件でヘッドハンターが探してきた人材である。カイラーの起用はテレビがインターネットに移行したのではなく、元からインターネットだとして考えられる人物でなければ成功しない、という両社トップの判断によるものである。
視聴には他のIPTVサービスと同じくIPアドレスによる地域制限が設定されており、例えばhulu.com(アメリカ)の番組を日本を含むアメリカ国外から視聴したり、逆に日本のhulu.jp(happyon.jp)を日本国外から視聴することはできない。
33%の株を保有するNBCユニバーサルは、支配権を放棄している為、ウォルト・ディズニー・カンパニーの事実上の完全子会社となっており、ディズニー・メディア&エンターテイメント・ディストリビューションの1部門に属している。
なお、ディズニーは2019年11月12日から直営の動画配信サービス「Disney+」を開始したが[4]、ペアレンタルコントロールは導入されなかったため、ラインナップから外された作品[注 1]を代わりにHuluで配信している[7][8]。
また、2020年現在アメリカで制作されたHuluオリジナル作品は、日本を含む米国外では、Amazonプライム・ビデオやSTARZPLAY、スーパー!ドラマTVといった、他社の動画配信サービスや衛星放送の専門チャンネルにて放送・配信されている[9][10][11]。Disney+の新ブランドであるSTAR(後述)新設後はHuluやディズニーの系列テレビ局であるFXとの共同制作作品を増加させることをディズニーが明らかにしており、2021年以降のHuluオリジナル作品はSTARに順次移行することになる[12]。
海外(米国外)進出の断念
Huluは以前から海外(米国外)での事業展開を検討しており、その第1弾としてかねてから進出の要望が高かった日本でのサービスを2011年9月から開始した[13]。しかし、アメリカとは異なるビジネスモデルや日本制作のコンテンツ調達が難航していたのが災いし、苦戦[14][15]。2014年4月、日本事業を日本テレビに売却した[16]。それ以降、日本法人との関係はライセンス契約の供与のみであったが、2017年7月に行われた日本事業運営会社であるHJホールディングスの第三者割当増資により、日本法人との資本関係が復活した[17][18]。
その後、ウォルト・ディズニー・カンパニーは2019年4月に本企業の過半数超の株式を取得したのを機に、アメリカと日本以外での事業展開計画を検討していた[19]。しかし、2019年5月にコムキャスト(NBCユニバーサル)から本企業支配権の全てを買収した際に2024年1月以降の株式買取を前提条件としていたため、仮に海外でのHulu展開により、同サービスの価値が上昇すれば、比例する形でコムキャストに支払う株式買収費用も膨大になる恐れが出てきたため、この計画を断念したことが2020年10月に明らかになった[5][20]。
ディズニーは2020年8月に行われた決算発表において、海外向けの動画配信サービスを開始する方向で準備していることを発表した[21][22]。その際にディズニー最高経営責任者(CEO)のボブ・チャペックはアメリカ国外におけるHuluのブランド認知度が無いことを理由に同ブランドは使用しないことを明らかにした[21]。その後、同年12月に行われた投資家向けイベントでDisney+の新しい動画配信ブランドとなる「STAR」を発表し、2021年2月23日から日本を含む海外市場についてはそちらを軸に展開していくことを発表した[23][12]。
沿革
- 2007年
- 3月22日 - NBCユニバーサル及びニューズ・コーポレーションが新しいオンラインビデオベンチャーを発表した。
- 6月28日 - ジェーソン・カイラーがCEOに任命される。
- 2008年
- 2009年
- 2011年
- 2014年
- 2019年
- 3月20日 - ディズニーは、21世紀フォックス(Huluの30%の株式を含む)を買収。これにより、ディズニーはHuluの60%の株式を保有することになった[24]。
- 4月15日 - Huluは、AT&T[注 2]が保有する9.5%の株式を14億3300万ドルで自社株購入した[25]。これによりディズニー過半数のHulu株を保有する親会社となった。
- 5月14日 - ディズニーがNBCユニバーサル(コムキャスト傘下)が保有するHuluの33%の株式[注 3]を2024年1月以降に購入する事、支配権は即日譲渡する事で合意した。これにより、ディズニーの事実上の完全子会社となり、ウォルト・ディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナルの1部門となった[5][27]。
- 2020年
- 10月12日 - ウォルト・ディズニー・カンパニーの組織再編によって誕生したディズニー・メディア&エンターテイメント・ディストリビューションの1部門となった[28]。
日本での展開
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
105-7136 東京都港区東新橋1丁目5-2 汐留シティセンター36階 |
設立 | 2017年4月1日 |
業種 | サービス業 |
事業内容 |
メディア企業から提供されるコンテンツの集約およびインターネットを利用したコンテンツ配信 コンテンツの企画、制作、権利の譲渡、譲受、使用許諾 |
代表者 |
代表取締役会長 小杉善信 代表取締役社長 於保浩之 |
資本金 | 9900万円 |
主要株主 |
日本テレビ放送網株式会社 Hulu,LLC(米国Hulu社) ヤフー株式会社 東宝株式会社 讀賣テレビ放送株式会社 中京テレビ放送株式会社 |
関係する人物 | 船越雅史(元取締役副社長) |
外部リンク | https://www.hjholdings.jp/ |
特記事項:2014年4月にHJホールディングス合同会社として設立、2017年4月1日に株式会社へ組織変更 Huluの日本における運営会社 日本テレビホールディングスの連結子会社 |
日本での展開
当初アメリカ国内、アメリカの海外領土内からしか利用できなかったが、2011年8月31日、世界に先駆けて日本でhulu.jpのサービスを開始した。しかし、地上波による定時番組テレビジョン放送が世界的に見て突出して充実している当時の日本ではSVOD(Subscription Video On-Demand、加入ベースのビデオ・オン・デマンド)事業は苦戦。2014年に日本テレビ放送網(日テレ)に売却され、同社の完全子会社であるHJホールディングス合同会社(現・HJホールディングス株式会社)へHuluの日本向けサービスの権利義務を承継した。
それ以降は日本テレビ系の有料動画配信サービスという性格を強めており、日本テレビの地上波放送分に未公開シーンを付け加えた特別版やオリジナル番組(一部は地上波関東ローカルで放送)の制作を行っており、他の地上波キー局系動画配信サービスもこれに追随するようになった[29]。日本テレビの一部の番組エンディングには『Huluにて配信中』というテロップやナレーションが挿入される[注 4]ほか、Huluオリジナル番組の出演者が番宣で日本テレビ地上波の情報番組に登場することもある。また、日本テレビが製作したテレビドラマのスピンオフ作品や総集編も原則としてHuluオリジナルで手掛けており、本編の本放送終了後にビデオ版の番組内宣伝とは別に『続きはHuluで』のテロップを出す形で宣伝を行っている[30][31]。
日本テレビによる買収時点で既に日本放送協会(NHK)とTBS、テレビ東京が本サービスへの番組供給を行っていたが、日本テレビ系列以外の放送局による番組供給も引き続き行われており、2015年5月にテレビ朝日やフジテレビとの間でコンテンツ供給契約をそれぞれ結んだため、NHKを含む在京テレビ6局のテレビ番組が配信されるようになった[32][33][34]。
なお、都度課金(TVOD)を行っていないため、日テレ系のHuluオリジナルコンテンツはあくまで定額独占配信であり、TVODに関しては、Hulu以外の外部の動画配信サービスに委託されている。また、ヤフーグループ[注 5]のGYAO!は2018年2月に同社の見放題サービス「プレミアムGYAO!」のサービス終了を、日本テレビは2019年9月に日テレオンデマンドの有料配信サービスの終了をそれぞれ発表しており、日本テレビ並びにヤフーの有料動画配信サービスはHuluに一本化される事になった[35][36]。
2017年5月に実施したシステム移行の影響で一時的な有料会員数減少が生じたものの[37]、日本でもSVODが急速に普及した事に加え、日本テレビ主導によるHuluオリジナル番組や地上波連続ドラマのスピンオフ作品配信が好調だった事もあり、2018年度前期に初の黒字化を達成[38]。後期に有料会員数200万人を突破した[30]。
HJホールディングスは2020年6月5日、Huluで都度課金(TVOD)サービス「Huluストア」を6月10日から開始すると発表した。Huluストアは、アカウントの作成が必要ではあるものの、SVODの契約有無に関わらず、同サービスを利用することが可能で、映画・ドラマの最新作品やイベントのライブ配信を作品単位で都度課金する仕組みとなっている[39][40][41][42]。
日本での沿革
対応デバイス
パソコン・スマートフォン・タブレット端末や、インターネットに接続可能なテレビ・ブルーレイディスクレコーダー・ゲーム機・デジタル音楽プレーヤー・セットトップボックスなど、多くのデバイスで日本国内向けのサービスを視聴できる。
4K映像作品については一部のテレビとメディアプレーヤーに対応しており、2021年3月時点でパナソニック・シャープ・ソニー・LG製のテレビとAmazon Fire TV・Air Stickの一部機種のみで視聴が出来る[53]。
料金
アメリカ
- 月額料金5.99ドル、広告無しプランでは月額11.99ドルになる[54]。
日本
- 月額1,026 円(税込)。iTunes Store決済[注 7]の場合は月額1,050 円(税込)になる[57]。
関連番組
HJホールディングスの親会社である日本テレビは自局の情報番組において、Huluに関するコーナーを設けているほか、関東ローカルにおいて、Huluにて配信されている作品の一部を放送している。
- カウントダウンHulu
- HOW TO フールー
- Hulu傑作シアター
- 日本テレビで2017年4月から関東ローカルで放送されている広報番組。ミニ番組ではなく、視聴率調査対象の通常のテレビ番組[注 9]。配信されているHuluのコンテンツを日テレ製作関与に関係なく(主に海外ドラマやHuluオリジナルコンテンツ)取りあげている。内容は、配信作品の初回を、全編まるごと放送されるというもの。日本テレビを受信出来ないエリアでも、当サービス(見逃し配信のみ)に加え、TVerなどでも無料で最新話のみではあるが、配信されている。ただし、外部版権の利用許諾上の理由により、配信されないこともある。→詳細は「Hulu傑作シアター」を参照
- ズームイン!!サタデー「OH!ワンダフルHulu」
- Huluで配信中の映画などを紹介するコーナー。 出演:岸本梓、山崎あみ、ふるお(コーナーキャラクター)。→詳細は「ズームイン!!サタデー#コーナーの詳細」を参照
- スッキリ「週末ジョイHuluッス」
- 毎週金曜日のスッキリの占いコーナーの直後に放送されている。Huluで配信中の映画などを紹介するコーナー。出演:脳みそ夫(占いのキャラクター「スッキリす」にふんしている)。2021年3月12日に放送したコーナーにおいて、北海道の先住民であるアイヌ民族に対しての差別表現があったため、当面の間、本コーナーは休止となった[60][61][62]。→詳細は「スッキリのコーナー一覧」および「スッキリ#アイヌ民族に対する不適切発言」を参照
脚注
注釈
- ^ アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー(ABC)や20世紀スタジオ系列(FX、20世紀テレビなど)の作品が多くを占める[5][6]。
- ^ 2018年にタイム・ワーナー(現・ワーナーメディア)を買収した際にHulu株を取得した。
- ^ なお、アメリカ合衆国連邦通信委員会の命令により、コムキャストが役員派遣、議決権の行使、拒否権の行使などによりHuluの経営に関わることは禁止されていた[26]。
- ^ 『笑点』や『NNNドキュメント』のようにTVerなどでの見逃し配信を行わない番組もある。
- ^ 2017年7月にHJホールディングスの株主となっている。
- ^ 『月曜から夜ふかし』(2019年11月4日深夜放送分から)・『新・日本男児と中居』(同年11月9日放送分から)・『ニノさん』(同年11月17日放送分から)の3番組。
- ^ a b iOS端末・Apple TVから登録の場合のみ。
- ^ プリペイド式のチケットとなっており、全国各地のドラッグストア・家電量販店などのプリペイドカード売場やコンビニエンスストアのマルチメディアステーション、オンラインショップにて購入できる[58]。
- ^ その視聴率は1%未満と、極端に低いが[要出典]、Huluのインフォマーシャルである都合上、地上波より見逃し配信での視聴が圧倒的に多く、関東ローカルのテレビ番組でありながら視聴されている地域差が無く、全国的に満遍なく行き渡っている。このため、打ち切りの予定は、今のところ無い。
出典
- ^ Rogowsky, Mark. “Hulu's Billion-Dollar Milestone: A Sign Of Just How Far Behind Netflix It Has Fallen”. Forbes. January 30, 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。August 31, 2017閲覧。
- ^ a b ディズニー、Huluへの参加を発表 2009年10月22日閲覧
- ^ IT批評 Vol.01「グーグルはネットとTVをつなぐか」田所永世 2010.12
- ^ “動画配信「ディズニー+」がサービス開始、アクセス殺到で接続障害も”. CNN.co.jp(2019年11月13日作成). 2019年12月10日閲覧。
- ^ a b c “DisneyがHuluの100%支配権獲得 Comcastとの契約で”. ITmedia(2019年5月15日作成). 2019年5月15日閲覧。
- ^ “加熱するストリーミング戦線…アメリカではどう使われている?Netflix、Hulu、アマプラ…配信サービスを徹底比較”. MOVIE WALKER PRESS. pp. 2-3 (2021年1月16日). 2021年1月23日閲覧。
- ^ “ゾーイ・クラヴィッツ主演「ハイ・フィデリティ」ドラマシリーズ、ディズニー+からHuluへ”. cuemovie(2019年4月11日作成). 2019年12月10日閲覧。
- ^ “ディズニー、米Huluの経営権を取得。大人向けエンタメに位置づけ、Disney+とまとめ割引を予定”. Engadget日本版(2019年5月15日作成). 2019年12月10日閲覧。
- ^ エル・ジャポン12月号. ハースト婦人画報社. (2020-10-28). pp. 80
- ^ “【夕刊】『ハン・ソロ』ハリソン・フォード「よくやった」/ビリー・アイリッシュ&ハリー・スタイルズ、グッチの映画に/『ブックスマート』監督新作が撮影中断 ほか”. THE RIVER (2020年11月6日). 2020年11月10日閲覧。
- ^ “早見沙織、『THE GREAT』でエル・ファニングの声を担当 日本語吹替版トレーラーも公開”. Real Sound (2021年1月15日). 2021年1月19日閲覧。
- ^ a b “ウォルト・ディズニー・カンパニー、ダイレクト・トゥー・コンシューマサービスの有料会員数が1億3700万人を突破、これまでのガイダンスを破り、2024年までに有料会員数の目標を3億~3億5000万人に引き上げ”. ディズニー公式 (2020年12月14日). 2020年12月15日閲覧。
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関連項目
- Hulu配信番組一覧
- 船越雅史 - 元・日本テレビアナウンサー、2015年 - 2017年の間日本法人社長。
- ESPN+ - ウォルト・ディズニー・カンパニーが2018年4月12日から展開している動画配信サービス。北米法人の姉妹サービス。
- Disney+ - ウォルト・ディズニー・カンパニーが2019年11月12日から展開している動画配信サービス。北米法人の姉妹サービス。日本ではウォルト・ディズニー・ジャパン(WDJ)とNTTドコモ(ドコモ)が2019年3月26日から2020年5月31日まで存在した「ディズニーデラックス」内にある「ディズニーシアター」から内容とディズニー関連のみの配信コンテンツを移行する形で同年6月11日より開始した。内容上、海外とは課金システムが異なり、ドコモ回線契約・非契約問わず、WDJのディズニーアカウントとドコモのdアカウント両方を取得しなければならない。
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