「プロプライエタリソフトウェア」の版間の差分
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2021年5月23日 (日) 03:27時点における版
プロプライエタリソフトウェア(英:proprietary software)または
用例
著名なプロプライエタリソフトウェア
- オペレーティングシステム:VxWorks、QNX、Enea OSE、LynxOS、iOS、CP/M、XENIX、DR-DOS、PC-DOS、MS-DOS、OS/2、Windows、Mac OS、超漢字、Solaris、HP-UX、OpenVMS、IBM i、UNICOS
- z/VM、Parallels Virtuozzo Containers、Windows Virtual PC、VirtualBox
- プログラミングソフト:N88-BASIC、Quick BASIC、Turbo Pascal、Delphi、Visual Studio、Intel Parallel Studio、Java Development Kit 、.Net Framework
- データベースソフト:Paradox、dBASE、桐、FileMaker、Lotus Approach、Microsoft Access、Oracle Database、Microsoft SQL Server
- Microsoft Exchange Server
- HCL Domino、Microsoft SharePoint、Novell GroupWise、
- SAP R/3、E-Business Suite、Microsoft Dynamics NAV、OBIC
- JIRA、Rational ClearCase、Microsoft Visual SourceSafe、Perforce
- 会計ソフト:弥生会計、勘定奉行、Microsoft Money
- MetaTrader、MetaStock、TradeStation2000i、Reuters 3000 Xtra
- 表計算ソフト:Microsoft Excel、VisiCalc、Lotus 123、三四郎
- ワープロソフト:Microsoft Word、一太郎、Lotus WordPro
- Aqua Mail、Outlook Express、Windows Live Mail、Microsoft Outlook、Apple Mail
- Microsoft OneNote、Evernote
- Adobe Reader
- プレゼンテーションソフト:Microsoft PowerPoint、Lotus Freelance
- グラフィックソフト:Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、花子、Corel Painter、Corel Paint Shop Pro、Microsoft Photo Editor、Microsoft Visio
- Adobe After Effects、Adobe Flash、Adobe Premiere、Windows ムービーメーカー、iMovie、Final Cut Pro
- Maya、Shade、Strata 3D
- AutoCAD、VectorWorks、REVIT、CATIA、Inventor、α-SX、Cadence Virtuoso
- Cubase、Digital Performer
- iTunes、RealPlayer、QuickTime、Windows Media Player、WinDVD
- Mathematica、MATLAB、Maple
- ASCAL、SEIN La CREA、Super Build/SS7
- PSpice Designer、ANSYS Totem
- Discovery AIM、SOLIDWORKS Flow Simulation、Autodesk CFD、Advance/FrontFlow/red、Particleworks
- ウェブブラウザ:Internet Explorer、Opera、Safari、Netscape Navigator、WebBoy
- Skype
- はがき作成ソフト:筆ぐるめ、要加筆
- 百科事典:Microsoft Bookshelf、Microsoft エンカルタ 総合大百科
- 駅すぱあと、ゼンリン電子地図帳、スーパーマップル・デジタル
- ゲームソフト:Microsoft Flight Simulator、スーパーマリオブラザーズ、ファイナルファンタジー、ゼルダの伝説、ぷよぷよ
- アンチウイルスソフト:ウイルスバスター、Kaspersky Anti-Virus、ノートン アンチウイルス、Microsoft Security Essentials
- フォント:MS ゴシック、MS 明朝、メイリオ、Osaka、小塚ゴシック、小塚明朝、リュウミン、中ゴシックBBB、ゴシックMB101、UD新ゴ、ヒラギノ
その他
フリーソフトウェアのパッケージの中にも、独占的にのみ入手できるものもある。例えば、MySQLやSendmail、SSHなどである。フリーソフトウェアであったとしても、そのソフトウェアの元の著作権者はデュアルライセンスを使用して、他者にプロプライエタリ版の再配布を許諾することができる。非コピーレフトソフトウェア(とくに許諾付きのフリーソフトウェア)では独占的な再配布を行うことができる。
プロプライエタリソフトウェアの中には、ソースコード付きのものや、ソースコードへのアクセス権を与えるものなどもある。この場合、利用者はそのソフトウェアを自由に精査したり改変したりできるが、改変版を再配布したり、そのソフトウェアを他のものと一緒に使ったりすることは、ライセンスまたは秘密保持契約により制限される。このようなソフトウェアの例として、Pineやマイクロソフトのシェアードソースライセンスプログラム、SSHのプロプライエタリバージョンなどがある。
シェアウェアは無償で入手できるプロプライエタリソフトウェアであり、試用期間中だけ無償である点に違いがあり、一定期間を過ぎると制限がかかったり、使えなくしたりするという形になるものも多い。
提供者が以後宣伝、出荷もせず、許諾無しに利用者が使用しているソフトウェアは、アバンダンウェアと呼ばれ、ソースコード付きである場合もある。この種のソフトウェアの中には、ソースコードが作者もしくは著作権者によってパブリックドメインに置かれ、フリーソフトウェアとなって、プロプライエタリソフトウェアではなくなっているものもある。
フリーソフトウェア・オープンソースソフトウェア運動
フリーソフトウェア財団(FSF)によれば、プロプライエタリソフトウェアの定義は、フリーソフトウェアまたは擬似フリーソフトウェア(semi-free software)の定義に当てはまらないあらゆるソフトウェアを指す。元々の字義的な意味としては、ソフトウェアに知的財産権を行使しうる者がおり、利用者ができることを制御するといった意味合いを持つ。FSFによれば、FSFが提供するGPLライセンスはソフトウェアに制限を設けることによりユーザがソフトウェアを使用、改変、複製できる自由を提供するとし、プロプライエタリ側のライセンスは知的財産権者のみに益があるもので、許容できないとしている[2]。
「独占的」「プロプライエタリ的」といった形容詞を用いることの利点は単なる「商用ソフトウェア」との混同が避けられる点にある。つまり、フリーソフトウェア自体は、ソフトウェアの販売、商用目的利用を妨げるものではないからである。
プロプライエタリソフトウェアとの用語は、非フリーソフトウェアと言い換えることもでき、フリーソフトウェア運動側により用いられてきた語である。FSFの創始者リチャード・ストールマンは「user subjugate(ユーザ束縛ライセンス)」とも呼び、エベン・モグレンは「unfree software(不自由ソフトウェア)」との呼称も用いている。Debian開発者の間では、Debianフリーソフトウェアガイドラインに準拠しないソフトウェア全般の呼称として「non-free」との語が用いられており、一方、プロプライエタリソフトウェアとの語は特にソースコードを提供しない非フリーソフトウェアを指す語として使われている。また、オープンソース・イニシアティブは「closed source software(ソース非開示ソフトウェア)」との語を使用している。
マイクロソフトなどの独占的ソフトウェアの擁護側からの意見として、営利目的で利益を生む機会が高ければイノベーションがより加速されるということがある[3]。占有者の側が、著作権および時として特許を利用して一時的な寡占状態になると、ソフトウェアの価格は高騰する[4]。バージョン更新やアップグレード版への依存が強まることにより、競争相手となるようなソフトウェアパッケージが存在しなくなり、ベンダロックインと呼ばれる状況となる。プロプライエタリソフトウェアは特に売上収益の観点から、フリーソフトウェアよりも商産業や税収面において価値を産むと言われている[5]。
プロプライエタリソフトウェアに対する著作権侵害を防止したり、ソフトウェア使用状況を確認したりするために、様々な種類のアクティベーションやライセンス管理といったシステムが出現している。占有者が製品を廃止したり、なんらかの理由からアクティベーションキーの提供を止めたり、製品を出荷停止したりすると、正規ユーザであっても既存のソフトウェア製品やその他ハードウェアを利用できなくなる。
あるソフトウェアパッケージの占有者が製品を出荷停止したり、有効期限を制限したり、サポートを停止したりすると、その製品の利用者は不便な状況に追い込まれ、そのソフトウェアに問題があったとしても、なんらサポートを受けられない事態に陥る。占有者は時として、経営上の問題からソフトウェア製品の更新やサポートを停止せざるをえない状況になることもある[6]。営利企業では経営戦略、もしくは組織戦略上の目的から製品のサポートを停止する場合もある。その戦略は更新版へのアップグレードや最新版の購入増を見込んだものである場合もある[7]。
脚注
- ^ 防衛システムやSCADAシステム、金融システムなどの社会インフラに関わるものなど。なお、普通のセキュリティの専門家は「中身を秘密にすることで守ろうとするセキュリティ」のことをen:Security through obscurityと呼ぶ。
- ^ “The GNU Project”. Free Software Foundation (2005年5月). 2006年6月9日閲覧。
- ^ “The Commercial Software Model”. マイクロソフト (2001年5月). 2005年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年3月5日閲覧。
- ^ “In defense of proprietary software”. ZDNet (2003年12月). 2007年3月5日閲覧。
- ^ “Open Source Versus Commercial Software: Why Proprietary Software is Here to Stay”. Sams Publishing (2005年10月). 2007年3月5日閲覧。
- ^ “What happens when a proprietary software company dies?”. NewsForge (2003年10月). 2007年3月5日閲覧。
- ^ “Microsoft Turns Up The Heat On Windows 2000 Users”. InformationWeek (2006年12月). 2007年3月5日閲覧。