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「ドルビーアトモス」の版間の差分

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*[[アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅]] ([[ジェームズ・ボビン]]監督)
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*[[X-MEN: アポカリプス]](2016年 ブライアン・シンガー監督)
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*[[ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ#ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>|ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>]](2016年 [[デイヴ・グリーン]]監督)
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*[[インデペンデンス・デイ: リサージェンス]](2016年 ローランド・エメリッヒ監督)※UHD Blu-rayに収録
*[[インデペンデンス・デイ: リサージェンス]](2016年 ローランド・エメリッヒ監督)※UHD Blu-rayに収録
*[[ファインディング・ドリー]](2016年 [[アンドリュー・スタントン]]監督)
*[[ファインディング・ドリー]](2016年 [[アンドリュー・スタントン]]監督)

2021年6月10日 (木) 12:42時点における版

ドルビーアトモスのロゴ

ドルビーアトモス(Dolby Atmos)とは、ドルビーラボラトリーズ(Dolby Laboratories, Inc.)が開発したオブジェクトオーディオに基づくサラウンド記録再生方式である。様々なデバイス向けに規格が用意されている。映画館用の規格は、従来の制作時にミキシングを行う方式ではなく、ミキシング前の三次元位置情報(パン情報)が含まれたマルチトラック(128本)を再生側でミックスして出力する方式である。アクースモニウムと同様に再生環境に多くのスピーカーを配置する。家庭用の規格は利用環境に制約が多い事を考慮して、映画館用の規格のサブセットとして仕様が簡略化されている。ヘッドホン規格はWindows 10やスマートフォンにも広く搭載されるなど、用途の幅を拡げている。

メリダとおそろしの森』は、2012年に発表した「ドルビーアトモス」を初めて導入した作品である。

2012年6月にロサンゼルスにあるドルビー・シアターに設置され、メリダとおそろしの森のワールドプレミア上映で初披露した。

技術

Dolby Atmos for Theater
劇場の広さと設備に応じ最大128個の音響素材を元にリアルタイムレンダリングを実施し、最大64chのスピーカー音響となる。ドルビーアトモスは既存のサラウンドとは異なり、3次元空間を独立した動きのあるサウンド(またはオブジェクト)を、よりクリアでより正確に配置することが可能(音声情報として128個のトラックがあり、それぞれに三次元空間をパンできる位置情報が含まれている。それを再生環境側で合成して、適切なスピーカーへ出力している。)。
Dolby Atmos for Home
従来のチャンネルベース(5.1ch,7.1ch)のミキシング方式と、オブジェクトベースのダイナミックなオーディオミキシングを組み合わせ、精密な音の定位や移動を表現できることが特徴。スピーカーの配置は5.1.2ch(5.1chにオーバーヘッド(天井)又はトップスピーカー:OHSP×2ch),5.1.4ch,7.1.2ch,7.1.4ch,9.1.6chまで可能。(出力されるスピーカーの数はAVアンプ側による。)また天井スピーカーの設置が困難な環境の場合、「ドルビーイネーブルドスピーカー」(ユニットが斜め上の天井を向いたスピーカー)を既存の5.1chのフロントスピーカーの上に設置することで、ユニットから天井に向けて音を出し、反射させることで天井から聴こえるようにする事が可能。
規格媒体はBlu-ray Disc, Ultra HD Blu-ray, Kindle Fire HD, Windows10, Xbox One, NETFLIX, Apple TV+, Amazonプライム・ビデオであり、ドルビーTrueHD又はドルビーデジタルプラスの拡張規格として記録が可能。ドルビーアトモス非対応の再生機器ではドルビーアトモスの拡張機能は無視され、基本部分のドルビーTrueHD(7.1ch)、ドルビーデジタルプラス(7.1ch)、ドルビーデジタル(5.1ch,2ch)のみが再生される。
Dolby Atmos for Headphone
据え置き型スピーカーを利用出来ない環境のための規格である。PCやスマートフォンなどを主な対象としている(利用にはOS及びアプリケーションが対応している必要がある。)。また、対応したAVアンプでも利用できる。
Dolby Atmos Height Virtualizer
ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーを設置していない2.0chステレオや3.1ch、および5.1ch、7.1chなどの環境のための規格である。ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーを追加しなくても高さ方向を含むあらゆる方向からのサウンドに包み込まれる立体音響を実現可能。

ドルビーアトモスが導入されている劇場

国内
  • イオンシネマ
    • イオンシネマ幕張新都心
    • イオンシネマ名古屋茶屋
    • イオンシネマ京都桂川
    • イオンシネマ和歌山
    • イオンシネマ岡山
    • イオンシネマ新利府
    • イオンシネマ白山(2021年7月オープン予定)
  • シネマサンシャイン
    • シネマサンシャイン平和島
    • グランドシネマサンシャイン
    • シネマサンシャイン下関
  • スターシアターズ
    • シネマQ
    • シネマライカム

ドルビーアトモスが搭載されたAV機器

4K・8Kテレビ
AVアンプ
サウンドバー
スマートスピーカー
ヘッドフォン・イヤフォン

ドルビーアトモスが搭載されたスマートフォン

ファーウェイ
サムスン電子
ソニー(旧ソニーモバイルコミュニケーションズ)
Apple
OPPO
富士通コネクテッドテクノロジーズ
シャープ

ドルビーアトモスが導入されたスタジオ

国内

ドルビーアトモスが導入された動画配信サービス

ドルビーアトモスが導入された音楽配信サービス

ドルビーアトモスが採用された作品

洋画
邦画
海外TV
国内TV
海外インターネット配信
国内インターネット配信
コンピュータゲーム
音楽作品

脚注

関連項目