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| Name = パトリック・モラーツ<br />Patrick Moraz |
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2021年8月1日 (日) 05:30時点における版
パトリック・モラーツ Patrick Moraz | |
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基本情報 | |
出生名 | Patrick Philippe Moraz |
生誕 | 1948年6月24日(75歳) |
出身地 | スイス モルジュ |
ジャンル | プログレッシブ・ロック |
職業 | キーボーディスト |
担当楽器 | キーボード |
共同作業者 |
レフュジー イエス ムーディー・ブルース |
公式サイト | Patrick Moraz Official Website |
パトリック・モラーツ[1](Patrick Philippe Moraz、1948年6月24日 - )は、スイス出身のキーボーディスト。
来歴
1971年に、イギリスに渡り彼自身がリーダーとなってメインホースというバンドを結成し、同名のアルバムでポリドールからデビューしている。プロのバンド活動はこれが最初である。[2]
1973年10月に、元ザ・ナイスのリー・ジャクソン/ブライアン・デヴィソンと「レフュジー」を結成し、1974年4月に同名のアルバムを発表している。リー・ジャクソンがナイス解散後に結成したジャクソン・ハイツというグループで活動していた際に、モラーツがセッションとして参加し、「キース・エマーソン以上の才能がある」と感じたためであると言われている[要出典]。だが、同年8月に脱退し、リック・ウェイクマンの後任としてイエスに加入した。この移籍については、マネージメントの面でかなり強引な引き抜きが行われたと言われているが[要出典]、真相は分からない。
イエスにおけるパトリック・モラーツが参加したスタジオ・アルバムは『リレイヤー』一作のみとなった。加入した時、イエスは既に録音に向けてリハーサルを開始しているので、作曲面でパトリック・モラーツが何らかの貢献をしている可能性は少ないとされるが、「錯乱の扉」での具体音やシンセサイザーを用いた激しい効果音、ベンディングを多用したミニモーグのソロやローズ・ピアノを使ったジャズロック的なスタイルは過去のイエスには無く、このアルバムは異彩を放っている[要出典]。スタジオでは素晴らしい貢献をしたパトリックだが[要出典]、それまでの代表曲に彼の演奏は巧くフィットしたとはいえず、ステージでの演奏にはぎこちなさが残った。
1976年3月、パトリック・モラーツ初のソロ・アルバム『ストーリー・オブ・アイ (The Story of I)』がリリースされる。イエスのメンバーが全員ソロ・アルバムを出すというプロジェクトの一環だった。同年、『リレイヤー』に続くアルバムの準備中にイエスを脱退(『究極』。同アルバム収録の「悟りの境地」にはパトリックのアイディアが残されているという[要出典])。その後はソロ活動の他、ビル・ブルーフォードとのコラボレーションやムーディー・ブルースへの参加(1978年-1991年)など、多方面で活動している[要出典]。
シンセサイザーを多段に積み上げ多数のキーボードを周囲に配置するというマルチ・キーボード型の演奏スタイルだが、全てをマッキントッシュで構成したアルバムをリリースするなど、新しい技術の導入には余念がない[要出典]。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- 『ストーリー・オブ・アイ』 - The Story of I (1976年) ※旧邦題『i(ストーリー・オブ・アイ)』
- 『アウト・イン・ザ・サン』 - Out in the Sun (1977年)
- 『3』 - Patrick Moraz (1978年) ※旧邦題『パトリック・モラーツIII』
- 『コエキシステンス』 - Coexistence (1980年)
- Time Code (1984年)
- Future Memories II (1984年)
- Future Memories I & II (1985年)
- 『ヒューマン・インターフェイス』 - Human Interface (1987年)
- Windows of Time (1994年)
- Resonance (2000年)
- ESP (2003年)
- Change of Space (2009年)
ライブ・アルバム
- Future Memories Live on TV (1979年)
- PM in Princeton (1995年) ※CD + DVD
- Live at Abbey Road (2012年) ※1987年録音
ビル・ブルーフォードとの共演
- 『ミュージック・フォー・ピアノ・アンド・ドラムス』 - Music for Piano and Drums (1983年)
- 『フラッグス』 - Flags (1985年)
- 『イン・トーキョー』 - Live in Tokyo (2009) ※1985年7月4日 赤坂ラフォーレミュージアムでのライブ録音
- 『ミュージック・フォー・ピアノ・アンド・ドラムス・イン・メリーランド』 - Music for Piano and Drums: Live in Maryland (2012年) ※1984年のライブ
メインホース
- 『神々の饗宴』 - Mainhorse (1971年) ※旧邦題『メインホース』
- The Geneva Tapes (2007年) ※1stアルバム以前の初期録音集
レフュジー
- 『レフュジー』 - Refugee (1974年)
- Live in Concert - Newcastle City Hall (2007年)
イエス
- 『リレイヤー』 - Relayer (1974年)
- 『イエスショウズ』 - Yesshows (1980年)
- 『イエスイヤーズ』 - Yesyears (1991年)
- 『イエス/ライブ 1975』 - Yes: Live - 1975 at Q.P.R (1993年)
- 『テイルズ・フロム・イエスタデイ』 - Tales from Yesterday (1995年)
イエス メンバー関係
- クリス・スクワイア 『未知への飛翔』 - Fish Out of Water (1975年)
- スティーヴ・ハウ 『ビギニングス』 - Beginnings (1975年)
- スティーヴ・ハウ 『スティーヴ・ハウ・アルバム』 - The Steve Howe Album (1979年)
ムーディー・ブルース
- 『ボイジャー - 天海冥』 - Long Distance Voyager (1981年)
- 『プレゼント - 新世界への道程』 - The Present (1983年)
- 『ジ・アザー・サイド・オブ・ライフ』 - The Other Side of Life (1986年)
- 『シュール・ラ・メール』 - Sur La Mer (1988年)
- 『キーズ・オブ・ザ・キングダム』 - Keys of the Kingdom (1991年) ※3曲のみ参加
Moraz Alban Project (MAP)
- MAP (2015年) ※『Time Code』で共演しているドラマー、Greg Albanとのプロジェクト名義[3]
関連項目
脚注
- ^ 「パトリック・モラツ」の表記もある。
- ^ 伊藤政則『神々の饗宴』シンコーミュージック、1979年版、80頁を参照
- ^ Moraz Alban Project – MAP at discogs.com