「峠 (小説)」の版間の差分
m Bot作業依頼: まんたんブロードのリンク修正依頼2 (MANTANWEB|MANTANWEB) - log |
|||
68行目: | 68行目: | ||
『'''峠 最後のサムライ'''』(とうげ さいごのさむらい)のタイトルで映画化<ref name="natalie298122"/>。監督は[[小泉堯史]]、主演は[[役所広司]]。 |
『'''峠 最後のサムライ'''』(とうげ さいごのさむらい)のタイトルで映画化<ref name="natalie298122"/>。監督は[[小泉堯史]]、主演は[[役所広司]]。 |
||
当初は[[2020年の映画|2020年]][[9月25日]]に公開が予定されていたが<ref name="mantan20200305">{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20200304dog00m200052000c.html|title=峠 最後のサムライ:予告編&ポスタービジュアル解禁 AKIRAが越後長岡藩家老・山本帯刀役で出演|newspaper=[[ |
当初は[[2020年の映画|2020年]][[9月25日]]に公開が予定されていたが<ref name="mantan20200305">{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20200304dog00m200052000c.html|title=峠 最後のサムライ:予告編&ポスタービジュアル解禁 AKIRAが越後長岡藩家老・山本帯刀役で出演|newspaper=[[MANTANWEB]]|publisher=株式会社MANTAN|date=2020-03-05|accessdate=2020-03-05}}</ref>、[[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]の影響で2021年7月1日公開予定に延期となった<ref name="daily20200602">{{Cite news|url= https://www.daily.co.jp/gossip/2020/06/02/0013390189.shtml |title= 役所広司主演映画「峠 最後のサムライ」9月末公開予定も延期に |newspaper= デイリースポーツ online |publisher= 株式会社デイリースポーツ |date= 2020-06-02 |accessdate= 2020-06-02 }}</ref>。しかし同年[[5月24日]]に再び延期が発表された。なお新たな公開日は2022年を想定している<ref name="cinematoday20210524">{{Cite news|url= https://www.cinematoday.jp/news/N0123630 |title= 役所広司『峠 最後のサムライ』再延期 新たな公開予定は2022年想定 |newspaper= シネマトゥデイ |publisher= 株式会社シネマトゥデイ |date= 2021-05-24 |accessdate= 2021-05-24 }}</ref>。 |
||
=== キャスト === |
=== キャスト === |
2021年10月15日 (金) 12:02時点における版
『峠』(とうげ)は、司馬遼太郎の長編時代小説。1966年(昭和41年)11月から1968年(昭和43年)5月まで『毎日新聞』に連載され、1968年10月に新潮社で刊行。
それまでほとんど無名に近かった幕末から戊辰戦争時の越後長岡藩家老・河井継之助の名を、一躍世間に広めることとなった歴史小説である。近代的合理主義を持ち、時代を見据える先見性と実行性を有しながらも、「藩」や「武士」という束縛から自己を解放するまでには至らず、最後には武士として、長岡藩の家臣として、新政府軍に対抗する道を選んだ英雄の悲劇を描く。
『峠』の連載に先立って1964年(昭和39年)1月には「別冊文藝春秋」に河井を主人公にした短編小説「英雄児」を発表している。また、同時期の類似テーマを扱った作品として、同年翌2月には「小説新潮」に大村益次郎を主人公にした短編「鬼謀の人」が発表されており、後に長編小説『花神』として連載されている。
2022年には『峠 最後のサムライ』のタイトルで映画版が公開予定[1]。
刊行書誌
歴史と創作
『峠』は歴史小説であり、記述の中には創作も含まれる。ところが本作が「河井継之助といえば『峠』」というほどの大ベストセラーになったため、以後に書かれた河井継之助に関する書籍の中にはそうした『峠』の創作部分を史実と誤って引用していたものが少なくない。
- 例
- 冒頭で河井の人物像が語られる冬の峠越え
- 河井と福澤諭吉との関係
- 創作:思想面で共鳴する親密な関係があった。
- 史実:実際に2人が会った記録はない。
- 河井が持っていた越後長岡藩の将来像
- 創作:一藩で武装中立国にする構想を持っていた。
- 史実:その言動から、尊王でも佐幕でもない中立の一藩にしようとしていたであろうことは想像に難くないが、それを裏付ける史料はない。
その他
2009年度、航空自衛隊航空支援集団内での准曹士への下半期課題所感文のテーマとしても採用されている。
映画
この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
峠 最後のサムライ | |
---|---|
監督 | 小泉堯史 |
脚本 | 小泉堯史 |
原作 | 司馬遼太郎『峠』 |
製作 |
伊藤伴雄 関根真吾 |
製作総指揮 |
黒田康太 小助川典子 |
出演者 |
役所広司 松たか子 香川京子 田中泯 永山絢斗 芳根京子 坂東龍汰 榎木孝明 渡辺大 AKIRA 東出昌大 佐々木蔵之介 井川比佐志 山本學 吉岡秀隆 仲代達矢 |
音楽 | 加古隆 |
主題歌 | 『何処へ』 - 石川さゆり |
撮影 |
上田正治 北澤弘之 |
編集 | 阿賀英登 |
制作会社 |
松竹撮影所 ディグ&フェローズ |
製作会社 | 「峠 最後のサムライ」製作委員会 |
配給 |
松竹 アスミック・エース |
公開 | 2022年(想定) |
上映時間 | 114分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『峠 最後のサムライ』(とうげ さいごのさむらい)のタイトルで映画化[1]。監督は小泉堯史、主演は役所広司。
当初は2020年9月25日に公開が予定されていたが[2]、新型コロナウイルスの影響で2021年7月1日公開予定に延期となった[3]。しかし同年5月24日に再び延期が発表された。なお新たな公開日は2022年を想定している[4]。
キャスト
- 河井継之助:役所広司
- おすが:松たか子[1]
- お貞:香川京子
- 河井代右衛門:田中泯[1]
- 松蔵:永山絢斗
- むつ:芳根京子
- 小山正太郎:坂東龍汰
- 川島億次郎:榎木孝明
- 花輪求馬:渡辺大
- 山本帯刀:AKIRA[2]
- 徳川慶喜:東出昌大
- 小山良運:佐々木蔵之介
- 松平定敬:矢島健一
- 月泉和尚:井川比佐志
- 老人:山本學
- 岩村精一郎:吉岡秀隆
- 牧野忠恭(雪堂):仲代達矢[1]
スタッフ
- 原作:司馬遼太郎『峠』(新潮文庫刊)
- 監督・脚本:小泉堯史
- 音楽:加古隆
- 製作:大角正、木下直哉
- エグゼクティブ・プロデューサー:黒田康太、小助川典子
- プロデューサー:伊藤伴雄、関根真吾
- 共同プロデューサー:住田節子
- 撮影:上田正治 北澤弘之
- 美術:酒井賢
- 照明:山川英明
- 録音:矢野正人
- 編集:阿賀英登
- 音響効果:柴崎憲治
- 衣裳デザイン:黒澤和子
- 俳優担当:鈴木康敬
- 殺陣:久世浩
- 助監督:酒井直人
- VFXスーパーバイザー:戸枝誠憲
- 制作担当:佐藤龍春
- アシスタントプロデューサー:中治人
- 音楽プロデューサー:高石真美
- 宣伝プロデューサー:鈴木崇史
- 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
- 配給:松竹、アスミック・エース
- 企画・制作:松竹撮影所、ディグ&フェローズ
- 製作:「峠 最後のサムライ」製作委員会(松竹、木下グループ、VAP、アスミック・エース、電通、DOKUSO映画館、朝日新聞社、イオンエンターテイメント、フェローズ、コロナワールド、中日新聞社、ディグ&フェローズ、新潟日報社、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、FM-NIIGATA77.5、FM PORT)
脚注
- ^ a b c d e “役所広司×小泉堯史で司馬遼太郎「峠」を初映像化、松たか子、田中泯ら出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年9月4日) 2018年9月4日閲覧。
- ^ a b “峠 最後のサムライ:予告編&ポスタービジュアル解禁 AKIRAが越後長岡藩家老・山本帯刀役で出演”. MANTANWEB (株式会社MANTAN). (2020年3月5日) 2020年3月5日閲覧。
- ^ “役所広司主演映画「峠 最後のサムライ」9月末公開予定も延期に”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2020年6月2日) 2020年6月2日閲覧。
- ^ “役所広司『峠 最後のサムライ』再延期 新たな公開予定は2022年想定”. シネマトゥデイ (株式会社シネマトゥデイ). (2021年5月24日) 2021年5月24日閲覧。
外部リンク
- 映画『峠 最後のサムライ』公式サイト
- 峠 最後のサムライ (tougesaigo) - Facebook
- 長岡市広報テレビ「稲川明雄が語る 今に活かせる長岡の歴史」第5回放送局:エヌ・シィ・ティ(ケーブルテレビ)放送日:2017年8月27日
- 長岡市広報テレビ「今に活かせる長岡の歴史」‐第8回放送局:エヌ・シィ・ティ(ケーブルテレビ)放送日:2018年3月17日
- 「北越戊辰戦争ゆかりの地を紹介します」:新潟県長岡地域振興局企画振興部
- 「パンフレット「河井継之助の足跡をたずねて~北越戊辰戦争史跡めぐり~」:新潟県長岡地域振興局企画振興部