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「ディグダグ」の版間の差分

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: [[1985年]]に発売されたアーケードゲーム。舞台が小さな島の上となり、ゲーム性のキーワードが「掘る」から「崩す」となった。
: [[1985年]]に発売されたアーケードゲーム。舞台が小さな島の上となり、ゲーム性のキーワードが「掘る」から「崩す」となった。
; [[ナムコクラシックコレクション#ディグダグ・アレンジメント|ディグダグ・アレンジメント(アーケード版)]]
; [[ナムコクラシックコレクション#ディグダグ・アレンジメント|ディグダグ・アレンジメント(アーケード版)]]
: [[1996年]]に同社より発売されたアーケードゲーム『[[ナムコクラシックコレクション#ナムコクラシックコレクション Vol.2|ナムコクラシックコレクションVol.2]]』内に収録。グラフィックや[[バックグラウンドミュージック|BGM]]が[[1990年代]]風にアレンジされ、様々な新フィーチャーが追加された。
: [[1996年]]に同社より発売されたアーケードゲーム『[[ナムコクラシックコレクション#ナムコクラシックコレクション Vol.2|ナムコクラシックコレクションVol.2]]』内に収録。グラフィックや[[背景音楽|BGM]]が[[1990年代]]風にアレンジされ、様々な新フィーチャーが追加された。
; ディグダグ・アレンジメント(家庭用ゲーム機版)
; ディグダグ・アレンジメント(家庭用ゲーム機版)
: [[2005年]][[2月24日]]発売の[[PlayStation Portable]]版『'''[[ナムコミュージアム (PSP)|ナムコミュージアム Vol.1]]'''』に収録。[[2009年]]5月発売の[[iPhone]] / [[iPod touch]]版『'''Dig Dug REMIX'''』、2009年11月5日発売の[[Xbox 360]]版『[[ナムコミュージアム#Xbox 360版|ナムコミュージアム バーチャルアーケード]]』にも収録されたが、PSP版にあったマルチプレイは削除されている。
: [[2005年]][[2月24日]]発売の[[PlayStation Portable]]版『'''[[ナムコミュージアム (PSP)|ナムコミュージアム Vol.1]]'''』に収録。[[2009年]]5月発売の[[iPhone]] / [[iPod touch]]版『'''Dig Dug REMIX'''』、2009年11月5日発売の[[Xbox 360]]版『[[ナムコミュージアム#Xbox 360版|ナムコミュージアム バーチャルアーケード]]』にも収録されたが、PSP版にあったマルチプレイは削除されている。

2021年11月23日 (火) 08:46時点における版

ディグダグ
ジャンル 固定画面アクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 ナムコ
発売元 日本 ナムコ
アメリカ合衆国 アタリ
ヨーロッパ アタリ
デザイナー 池上まさとし
プログラマー さかいとしお
深谷正一
音楽 慶野由利子
シリーズ ディグダグシリーズ
人数 1- 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(57.03キロバイト
稼働時期 日本 198204191982年4月19日
アメリカ合衆国 198205011982年5月1日
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI3
デバイス 4方向レバー
1ボタン
CPU Z80 (@ 3.072 MHz)×2
サウンド Z80 (@ 3.072 MHz)
Namco (@ 96.000 kHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
288×224ピクセル
60.61Hz
パレット544色
テンプレートを表示

ディグダグ』 (DIGDUG) は、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が1982年3月に発売したアーケードゲーム。および、本作に登場する主人公キャラクターの名称。キャッチコピーは「戦略的穴掘りゲーム」。

概要

ファイル:Digdug.png
ディグダグのプレイ画像

縦型固定画面のゲームで、4方向レバーと1つのボタンを使用する。レバーで主人公ディグダグを操作、移動先に地面があるときには掘りながら進んでいく。移動しているときに音楽が流れる(停止時は緊迫する効果音)。地中という設定ではあるが、岩を除くキャラクターに重力の概念は存在せず、地上に対して垂直に掘られた縦穴も難なく上がることができる。

ボタンはを投げるのに使用する。敵は銛に当たると気絶し、ボタンを続けて押す(連打、または押したままにすると)とだんだん大きく膨らむ(プクプクポン)。連続して3回膨らませると破裂させて倒すことができ、深い地層で倒すと高得点となる。膨らまされた敵は身動きできなくなり、ディグダグが背後をすり抜けてもミスにならない。膨らんだ敵を放置すると少しずつしぼんで元に戻る。

時間が経つと効果音と共に敵のスピードがアップする。敵が残り1匹になると、短い音楽と共に撤退行動を取る。画面上の敵を全て倒すか、敵が撤退すると面クリアとなる。

ゲーム内容

仕掛け

岩の直下を掘ると一定時間後に落下する。岩の真下を掘ったら、すぐに主人公を上向きにすることで落下を抑える事ができる(そこから更に他方向に動かすと上向きにしても抑える事はできない)。
着地するまで落下し続け、その時下にいた敵や主人公を全て巻き込んで潰してしまう。敵を一度にまとめて潰せば高得点となる。主人公が岩の下敷きになるとミスとなる。敵をおびき寄せながら、岩の下方から縦穴を掘り、タイミングを見計らって岩を落下させるのが基本的な戦略になる。落下後は割れて画面から消滅する。

アイテム

ベジタブルターゲット
岩を2つ落下させると、主人公のスタート位置に出現する。なお、アーケード版は敵に捕まった直後の1つ目の落下はカウントされない。全部で11種類存在する。ベジタブル(野菜)ターゲットという名称ではあるが、ベジタブルと無関係なターゲットも出現する。
ラウンドが進むと高得点になるので、スコアを稼ぐプレイヤーにとっては重要なものとなる。
現在の面数を表示する。10面毎に大きな花が咲く。大きな花は黄色の2種類があり、ラウンド数が多くなるとが増えなくなる。アーケード版は68面で表示数が最高になる。100面単位毎に花がすべて無くなる。

バグ

ディグダグのアーケード版の初期に出回ったバージョンには、以下のバグが存在している。

  • 敵をポンプで破裂させ、破裂したグラフィックが出ている時に岩石落としで潰す。この岩石落としによって敵を全滅させた場合、またはこの岩石落とし後に他の敵が残っている場合は、残りの敵をポンプで破裂させずに倒すか、あるいは敵が逃げて画面上に存在しなくなると、ラウンド(ステージ)が終わらずに次のラウンドへは進まなくなる。こうなってしまうとベジタブルターゲットを取るか岩石落としで主人公を自殺させる以外にラウンドを終わらせる方法が無くなってしまう。改善されているものは破裂状態に岩石を落としても潰れないようになっている。PlayStation版『ナムコミュージアム Vol.3』でも同様のことが可能だが、ベジタブルターゲットを取ってもラウンドが終わらない。自殺させることで終わる事はできる。
  • ベジタブルターゲットを取ると同時に敵を破裂させると、ターゲットの2倍の得点が入る。

ファイガーが地上で停止

126面からは、地上に出たファイガーが移動しないで停止してしまう。

目変化で移動停止

136面からは、目変化の速度がオーバーフローを起こすのか、目変化状態の敵の移動が止まってしまい、難易度が極端に下がる。この状態で面数を進めると、目変化の移動も徐々に早くなっていく。これも初期バージョンのみに発生するバグで、難易度調整された目変化で停止しないバージョンもある。

キルスクリーン

アーケード版は時期や国によってバージョンが複数存在する。バージョンによっては、255面をクリアすると次の面で既にモンスターに触れている状態から始まり、ラウンド開始と同時にミスになる。残機がなくなるまで繰り返しミスになる為、それ以上ゲームを進められなくなり、強制的にゲームオーバーになる。キルスクリーンとも呼ばれるアーケードゲームの現象のひとつ。その後にコンティニューすると1面から始まる。このバグに修正が施されて256面以上、延々と続けられるバージョンもある。

キャラクター

ディグダグ(DIGDUG)
主人公。ボタンを押すと向いた方向にを放つ。敵に銛を刺した後、ボタンを押してポンプでふくらまして破裂(プクプクポン)させることで倒すことができる。敵にふれる、火炎で焼かれる、に潰されるなどでミスになる。
ファミリーコンピュータ版(ファミコンミニバーチャルコンソールを含む)では目変化状態の敵には接触してもミスにならない様に変更されている。
後に、『ミスタードリラー』シリーズに登場する主人公「ホリ ・ ススム」の父親であり、名前は「ホリ ・ タイゾウ」という設定が加えられた。
プーカァ(プーカ)(POOKA)
ゴーグル型の水中眼鏡を掛けた風船のモンスター。基本的には掘られた部分を進んでいくが、時々「目変化(めへんげ)」して土中をすり抜け直接主人公に向かってくる。なお、目変化の状態になると移動力は格段に落ちる[注釈 1]。「プーカ[1]または「プーカァ[2]と呼ばれる。
ファイガー(ファイガ)(FYGAR)
背びれが光った後に左右に向いている方向へ火炎を放つ緑色の怪獣。火炎は薄い壁をも通り抜け、主人公は当たるとミスとなる。プーカァと同じく目変化して土中をすり抜け、直接主人公に向かってくる。火炎の射程距離が主人公の銛より長いため、横から接近すると銛が届かないところで火炎を浴びる危険が高い。その代わり、横から破裂させると通常の倍の得点が入る。登場初期では「ファイガー」で、現在は作品によっては「ファイガ」と呼ばれることもある。

移植版

発売元「バンナム」は、「バンダイナムコゲームス」および「バンダイナムコエンターテインメント」の略称。(Switch以外は「ゲームス」時代のリリース)

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 ディグダグ 日本 1982年
M5 タカラ タカラ ロムカセット - -
2 Dig Dug アメリカ合衆国 1983年
Atari 2600
Atari 5200
アタリ アタリ ロムカセット CX2677
CX5211
-
3 Dig Dug アメリカ合衆国 1983年
PC Booter
TI-99/4A
コモドール64
アタリ アタリ フロッピーディスク - -
4 ディグダグ 日本 1983101983年10月
PV-1000 カシオ カシオ ロムカセット - -
5 ディグダグ 日本 1983121983年12月
PC-8001
X1
電波新聞社 電波新聞社 フロッピーディスク - -
6 ディグダグ 日本 1984年
FM-7 電波新聞社 電波新聞社 カセットテープ
フロッピーディスク
- -
7 ディグダグ 日本 1984年
MSX ナムコ ナムコ ロムカセット - -
8 Dig Dug アメリカ合衆国 1984年
Apple II アタリ アタリ フロッピーディスク - -
9 ディグダグ 日本 1985年
PC-8801 電波新聞社 電波新聞社 フロッピーディスク - -
10 ディグダグ 日本 198506041985年6月4日
ファミリーコンピュータ ナムコ ナムコ 192キロビットロムカセット[3] NDD-4500 -
11 ディグダグ 日本 1986年
FM77AV 電波新聞社 電波新聞社 フロッピーディスク - -
12 ディグダグ 日本 1987年
Atari 7800 アタリ アタリ ロムカセット CX7803 -
13 Dig Dug アメリカ合衆国 1987年
インテレビジョン INTV INTV ロムカセット 9005 -
14 ディグダグ 日本 199007201990年7月20日
ディスクシステム ナムコ ナムコ ディスクカード片面 NDS-DIG -
15 Dig Dug アメリカ合衆国 1992091992年9月
ヨーロッパ 1992年
ゲームボーイ ナムコ ナムコ ロムカセット アメリカ合衆国 DMG-DY-USA
ヨーロッパ DMG-DY-NOE
-
16 ディグダグ I&II 日本 199502241995年2月24日
X68000 電波新聞社 マイコンソフト フロッピーディスク - -
17 ナムコクラシックコレクション Vol.2 日本 1996031996年3月
アーケード ナムコ ナムコ 業務用基板
(7.50メガバイト
- -
18 ナムコミュージアム Vol.3 日本 199606211996年6月21日
アメリカ合衆国 199701311997年1月31日
ヨーロッパ 199702121997年2月12日
PlayStation ナウプロダクション ナムコ CD-ROM 日本 SLPS-00390
アメリカ合衆国 SLUS-00398
ヨーロッパ SCES-00268
- アーケード版の移植
19 ナムコギャラリー VOL.2 日本 199611291996年11月29日
ゲームボーイ ナムコ ナムコ 4メガビットロムカセット DMG-AN2J-JPN -
20 ナムコヒストリー VOL.3 日本 199806091998年6月9日
Windows ナムコ ナムコ CD-ROM - -
21 Namco Museum 64 アメリカ合衆国 199910311999年10月31日
NINTENDO64 Mass Media ナムコ ロムカセット NUS-NNME-USA - アーケード版の移植
22 Namco Museum アメリカ合衆国 200006252000年6月25日
ドリームキャスト Mass Media ナムコ GD-ROM - - アーケード版の移植
23 ナムコミュージアム INT 200112072001年12月7日
ゲームボーイアドバンス Mass Media ナムコ ロムカセット 日本 AGB-ANMJ-JPN
アメリカ合衆国 AGB-ANME-USA
ヨーロッパ AGB-ANMP-EUR
- アーケード版の移植
24 ディグダグ 日本 2003年8月27日[4]
iアプリ ナムコ ナムコ ダウンロード
(アプリキャロットナムコ)
- -
25 ファミコンミニ16
ディグダグ
日本 200405212004年5月21日
ゲームボーイアドバンス ナムコ 任天堂 ロムカセット AGB-FDDJ-JPN - ファミリーコンピュータ版の移植
26 日本 ナムコミュージアム
アメリカ合衆国 Namco Museum Battle Collection
ヨーロッパ Namco Museum Battle Collection
日本 200502242005年2月24日
アメリカ合衆国 200508232005年8月23日
ヨーロッパ 200512092005年12月9日
PlayStation Portable ナムコ・テイルズスタジオ 日本 ナムコ
アメリカ合衆国 ナムコ
ヨーロッパ SCE
UMD 日本 ULJS-00012
アメリカ合衆国 ULUS-10035
ヨーロッパ UCES-00116
- アーケード版の移植
27 Namco Museum: 50th Anniversary アメリカ合衆国 200508302005年8月30日
XB:ヨーロッパ 200603242006年3月24日
PS2・GBA:ヨーロッパ 200603312006年3月31日
GC:ヨーロッパ 200605052006年5月5日
Xbox
PlayStation 2
ゲームキューブ
ゲームボーイアドバンス
Digital Eclipse 日本 ナムコ
アメリカ合衆国 ナムコ
ヨーロッパ エレクトロニック・アーツ
DVD-ROM
ロムカセット
PS2:アメリカ合衆国 SLUS-21164
ヨーロッパ SLES-53957
GBA:アメリカ合衆国 AGB-B5NE-USA
ヨーロッパ AGB-B5NP-EUR
GC:アメリカ合衆国 DOL-G5NE-USA
ヨーロッパ DOL-G5NP-EUR
- アーケード版の移植
28 Namco Museum: 50th Anniversary アメリカ合衆国 200510252005年10月25日
ヨーロッパ 200605192006年5月19日
Windows Digital Eclipse アメリカ合衆国 ナムコ
ヨーロッパ エレクトロニック・アーツ
DVD-ROM - - アーケード版の移植
29 ナムコミュージアム アーケードHITS! 日本 200601262006年1月26日
PlayStation 2 Digital Eclipse ナムコ DVD-ROM SLPS-25590 - アーケード版の移植
30 アメリカ合衆国 Namco Museum Remix
日本 みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル
ヨーロッパ Namco Museum Remix
アメリカ合衆国 200710232007年10月23日
日本 200712062007年12月6日
ヨーロッパ 200804182008年4月18日
Wii トーセ アメリカ合衆国 バンナム
日本 バンナム
ヨーロッパ アタリ
Wii用12センチ光ディスク アメリカ合衆国 RVL-RN2E-USA
日本 RVL-RNWJ-JPN
ヨーロッパ RVL-RN2P
- アーケード版の移植
31 ディグダグ アメリカ合衆国 2008年6月9日[5]
日本 2008年7月1日[6]
ヨーロッパ 2008年8月29日[5]
Wii バンナム バンナム ダウンロード
バーチャルコンソール
アメリカ合衆国 FEDE
日本 FEDJ
ヨーロッパ FEDP
- ファミリーコンピュータ版の移植
32 ナムコミュージアム バーチャルアーケード アメリカ合衆国 200811042008年11月4日
ヨーロッパ 200905152009年5月15日
日本 200911052009年11月5日
Xbox 360
(Xbox Live Arcade)
バンナム バンナム ダウンロード アメリカ合衆国 FEDE
日本 FEDJ
ヨーロッパ FEDP
- アーケード版の移植
33 日本 ナムコミュージアム.comm
アメリカ合衆国 Namco Museum Essentials
ヨーロッパ Namco Museum Essentials
日本 200901292009年1月29日
アメリカ合衆国 200907162009年7月16日
ヨーロッパ 201004012010年4月1日
PlayStation 3
(PlayStation Network)
バンナム バンナム ダウンロード 日本 NPJB-00012
アメリカ合衆国 NPUB-30086
ヨーロッパ NPEB-00104
- アーケード版の移植
34 Dig Dug REMIX INT 200905072009年5月7日
iPhone
(iOS)
バンナム バンナム ダウンロード - - リメイク版
35 Namco Museum Megamix アメリカ合衆国 201011162010年11月16日
Wii バンナム バンナム Wii用12センチ光ディスク - - リメイク版
36 ディグダグ 日本 2012年10月3日[7]
アメリカ合衆国 2013年2月14日[8]
ヨーロッパ 2013年5月2日[8]
ニンテンドー3DS バンナム バンナム ダウンロード
(バーチャルコンソール)
日本 TA9J
アメリカ合衆国 TA9E
ヨーロッパ TA9P
- ファミリーコンピュータ版の移植
37 ディグダグ 日本 2014年10月15日[9]
アメリカ合衆国 2015年2月5日[10]
Wii U バンナム バンナム ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- - ファミリーコンピュータ版の移植
38 ディグダグ INT 201604202016年4月20日
Xbox One
PlayStation 4
Windows
バンナム バンナム ダウンロード
(アーケードゲームシリーズ)
- - アーケード版の移植
39 Namco Museum Megamix INT 201707282017年7月28日
Nintendo Switch バンナム バンナム ダウンロード - - アーケード版の移植
40 NAMCO MUSEUM ARCHIVES Vol.1 INT 202006182020年6月18日
Nintendo Switch(日本国外)
PlayStation 4
Xbox One
Windows(Steam)
[注釈 2] バンナム ダウンロード - - NES版を収録
41 ディグダグ 日本 202008202020年8月20日
Nintendo Switch(日本国内) 「NAMUCO MUSEUM ARCHIVES」と同様。 バンナム ダウンロード - - ファミコン版の移植。
ナムコットコレクション』の一つとしてのリリース

おもな家庭用汎用ゲーム機・パソコン移植版の特徴

PC-8001版
  • パソコン版の移植としては、おそらく一番に移植された作品。わずか横160ドット、縦50ドットのセミグラフィック画面で構成されている。
PC-8001mkIISR版
  • FM音源に対応し、アーケード版に非常に近いグラフィック画面になっている。
PC-8801版
  • nimiHu-BASICコンパイラーで書かれた初期の作品。効果音はBEEP音のみ。
PC-8801mkIISR版
  • PC-8001mkIISR版とほぼ同じ。
FM77AV版
  • 他の機種では減らされている地層が四層となっている。
ファミリーコンピュータ版
MSX版
ゲームボーイ版
  • 北米のみで移植版(パズル要素が加わった『NEWディグダグ』を含む)が発売され、後に『ナムコギャラリー Vol.2』(1996年)に収録された。
アーケード版
Windows版
Xbox 360版
  • 2006年10月11日Xbox Live Arcadeによるダウンロード配信が開始された。オンライン世界ランキングおよび実績システム(「いずれかのステージで、全ての地面を全て掘れ!」「モンスター4匹を岩石で同時に潰せ!」などそれぞれにポイントがついている)に対応している。
Nintendo Swich(ナムコットコレクション/NAMCO MUSEUM ARCHIVES)版
  • 基本的にオリジナル版(日本は「ファミコン版」北米は「NES版」)そのままだが、「ナムコットコレクション/NAMCO MUSEUM ARCHIVES」自体の機能として、ゲーム中いつでも「セーブ」(ステートセーブ)が可能(最大で4か所)。
LSIゲーム版について
  • 学研より発売。アーケード版との違いは、ポンプのかわりにファイアーガンを使って敵を倒す点にある。右のレバーでディグダグを上下左右に動かし、ファイアーガンを1~2回噴射して敵を足止めし、3回目で撃破。岩で敵を押し潰したり、目変化で追いかけてくるシーンもばっちり再現。ディグダグが歩く音もそれなりに表現している。中々の移植度ではあるがディグダグの遅い動きは難点であり、敵を岩で潰すのも一苦労である。当時の低年齢層の評判は良かったが、青年層は移植度に不満を持っていたとされる[11]

音楽

アレンジソング
  • 「恋のディグダグ」
作詞:弓達公雄、中沢淳 / 作曲:慶野由利子 / 編曲:米光亮 / 歌:まさごろ
第1作のBGMに歌詞をつけたもの。『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』(1986年)及び『ナムコベストヒットパレード!』(1989年)に収録。

スタッフ

アーケード版
  • 企画:池上まさひさ
  • ハードウェア:石村繁一
  • プログラミング:さかいとしお、深谷正一
  • サウンド:慶野由利子
FM-7版
  • プログラム・アレンジ:紅林俊彦

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
オールゲーム5/5stars (AC)[12]
4/5stars (A26)[13]
4/5stars (FC)[14]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー23/40点 (GB)[15]
Eurogamer8/10点 (AC)[12]
6/10点 (Wii)[16]
GameSpot6.3/10点 (XBLA)[17]
IGN7/10点 (XBLA)[17]
5/10点 (Wii)[16]
NintendoLife6/10stars (Wii)[16]
Official Nintendo Magazine84/100点 (GB)[15]
EFCG3.5/4点 (A8)[18]
4/4点 (A52)[19]
Zzap!6454/100点 (C64)[20]
アーケード版

1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「迷路があらかじめ用意されているそれまでのドットイートタイプのゲームとは一線を画して、自分自身が『地面を掘る』ことにより通路を確保していくという考え方が画期的だった」、「(風船抜け、陰険打ちなどの)テクニックをフル活用してモンスターを一箇所にまとめ、その上から岩と落として高得点をたたき出すパターンを作ることは、ある種のステイタスであり、当時のマニアはパターン作りに熱中した」と紹介されている[21]

続編

ディグダグII
1985年に発売されたアーケードゲーム。舞台が小さな島の上となり、ゲーム性のキーワードが「掘る」から「崩す」となった。
ディグダグ・アレンジメント(アーケード版)
1996年に同社より発売されたアーケードゲーム『ナムコクラシックコレクションVol.2』内に収録。グラフィックやBGM1990年代風にアレンジされ、様々な新フィーチャーが追加された。
ディグダグ・アレンジメント(家庭用ゲーム機版)
2005年2月24日発売のPlayStation Portable版『ナムコミュージアム Vol.1』に収録。2009年5月発売のiPhone / iPod touch版『Dig Dug REMIX』、2009年11月5日発売のXbox 360版『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』にも収録されたが、PSP版にあったマルチプレイは削除されている。
ディグダグ ディギング ストライク
2005年9月8日に発売されたニンテンドーDS用ゲーム。1作目と『II』を融合させたシステムで、キャラクター設定はミスタードリラーシリーズからの逆輸入。
ディグダグアイランド
『ディグダグII』をベースとしたオンラインゲーム。1作目と『II』の世界観は継承しているもののキャラクターデザインは一新されている。舞台はホラヌ共和国となっており、『ディグダグ ディギング ストライク』については触れられていない。
2007年12月にクローズドベータテストが行われ、2008年5月8日にサービス開始。2009年4月21日にサービスを終了した。

関連作品・商品

コラボ版

DIGDUG BB
TYPE-MOONによるゲーム『Fate/EXTRA』10周年記念企画の一つとして、バンダイナムコエンターテインメントとのコラボ版『DIGDUG BB』が2020年7月22日から同年12月25日12:00まで特設サイト[1]にて期間限定で無料公開するブラウザゲーム。(HTML5対応のブラウザがインストールされているデジタルデバイスならば概ねプレイ可能)[22]
ディグダグの主人公「ディグダグ(ホリ・タイゾウ)」がFate/EXTRAシリーズに登場するキャラ「BB」に置き換えられており、全7ステージを概ね原典とおりのゲームルール[注釈 3]でクリアしていく。全ステージをクリアすると「ささやかなプレゼント」(公式リリースより)が贈られる。

商品

  • 稼働当時、プーカァのグッズが多数作られた(キャップ、ビーチボール、ゼンマイで歩く人形など)。
  • 稼働当時、直営のゲームセンターで豆本『ディグショナリー』が配布された。これは、当時新人だった遠藤雅伸がテストプレイ中に書き留めていたテクニック集が中村雅哉社長の目にとまり、世に出たものである。「目変化」などの用語も、遠藤が考案し本書の中で使用されたことで一般に広まった。
  • CIZNAが2000年にTシャツをリリース。
  • アートストームが2006年にTシャツをリリース。
  • MARS16が2007年にTシャツをリリース。

関連項目

コンピュータゲーム
その他

注釈

  1. ^ 地上時と同じスピード。80面位行くと超高速で移動し、追尾されて手に負えなくなるときがある。
  2. ^ 「ナムコットコレクション/NAMCO MUSEUM ARCHIVES」全体の移植はエムツーB.B.スタジオが共同で担当しているが、どちらの会社が本作の移植を担当したかは現時点で未発表。
  3. ^ 一応本作独自の設定として1ステージクリアごとに「7つの暗号鍵」を得て、最終面クリア後にEXTRAの基幹装置「ムーンセル・オートマトン」を掌握するという目的がある。

出典

  1. ^ 「ディグダグ」とは”. 任天堂. 2014年2月23日閲覧。
  2. ^ バーチャルコンソールアーケード ディグダグ”. バンダイナムコゲームス. 2014年2月23日閲覧。
  3. ^ 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、78頁。 
  4. ^ 太田亮三 (2003年8月27日). “ナムコ、iモード向けゲームサイトに「ディグダグ」を追加” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2018年12月29日閲覧。
  5. ^ a b Dig Dug (2008) Wii release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年12月29日閲覧。
  6. ^ VC ディグダグ” (日本語). 任天堂ホームページ. 任天堂. 2018年12月29日閲覧。
  7. ^ ディグダグ|ニンテンドー3DS” (日本語). 任天堂ホームページ. 任天堂. 2018年12月29日閲覧。
  8. ^ a b Dig Dug (2012) Wii release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年12月29日閲覧。
  9. ^ ディグダグ|Wii U” (日本語). 任天堂ホームページ. 任天堂. 2018年12月29日閲覧。
  10. ^ Galaga (2007) Wii release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年12月29日閲覧。
  11. ^ 『電子ゲーム なつかしブック』コアマガジン〈コアムックシリーズNO.682〉、2016年、p.20。ISBN 9784864369619
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  21. ^ 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、89頁、ISBN 9784881994290 
  22. ^ Fate/EXTRA10th企画「DIGDUG BB」が期間限定で無料公開中。シリーズ10周年を記念したディグダグとのコラボ作品”. 4Gamer.net(Aetas 株式会社). 2020年7月25日閲覧。

外部リンク