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新駅舎は、ひょうたん島を模した円形のデザインになっている。モデルとなった島については[[蓬萊島 (岩手県)]]を参照。 |
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復旧工事にあたり駅舎やホームは全て新築された。ホームは被災前の[[相対式ホーム]]2面2線から島式ホーム1面2線に改められ、ホームとの連絡方法も被災前は跨線橋だったものが[[踏切]]に改められた。 |
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== 駅周辺 == |
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* 大槌町役場 |
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* [[岩手県道26号大槌小国線]] |
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2021年12月14日 (火) 08:26時点における版
大槌駅 | |
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復旧後の駅舎 (2019年3月) | |
おおつち ŌTSUCHI | |
◄鵜住居 (4.0 km) (3.4 km) 吉里吉里► | |
所在地 | 岩手県上閉伊郡大槌町本町1-1 |
所属事業者 | 三陸鉄道 |
所属路線 | リアス線 |
キロ程 | 48.9 km(盛起点) |
電報略号 | オツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
73人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1938年(昭和13年)4月5日[1] |
大槌駅(おおつちえき)は、岩手県上閉伊郡大槌町本町(ほんちょう)にある、三陸鉄道リアス線の駅である。
駅の愛称は「鮭とひょうたん島の町」。
歴史
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による津波で大きな被害を受けて営業休止していたが、2019年3月23日に三陸鉄道の駅として営業再開された。
- 1938年(昭和13年)4月5日:鉄道省山田線の駅として開業[1]。当時は終着駅[1]。
- 1939年(昭和14年)9月17日:釜石駅まで延伸。中間駅となる[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[1]。
- 2005年(平成17年)4月1日:業務委託化。大槌駅長が廃止され、釜石駅長管理下となる。
- 2006年(平成18年):キヨスクが閉店。
- 2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災で発生した津波により駅舎・構内が流失した[2][3]。
- 2018年(平成30年)8月21日:復旧工事後の試運転が始まり、7年ぶりに当駅に車両が入線。
- 2019年(平成31年)
駅構造
新駅舎は、ひょうたん島を模した円形のデザインになっている。モデルとなった島については蓬萊島 (岩手県)を参照。
復旧工事にあたり駅舎やホームは全て新築された。ホームは被災前の相対式ホーム2面2線から島式ホーム1面2線に改められ、ホームとの連絡方法も被災前は跨線橋だったものが踏切に改められた。
大槌町観光物産協会が受託する簡易委託駅。また自動券売機も1台設置されている。
駅舎内に飲食店「Tokishirazu」(トキシラズ)がある。店名は、季節外れに獲れる鮭の呼び名にかけており、震災復興のための新名物として考案した新巻鮭ラーメンを提供している[4]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■リアス線 | 下り | 宮古・久慈方面 |
2 | 上り | 釜石・盛方面 |
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は73人である[利用客数 1]。
近年の推移は下記のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 361 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 339 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 332 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 298 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 293 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 266 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 242 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 233 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 254 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 252 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 235 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 非公表 | |
2012年(平成24年) | 76 | [利用客数 13] |
2013年(平成25年) | 79 | [利用客数 14] |
2014年(平成26年) | 70 | [利用客数 15] |
2015年(平成27年) | 79 | [利用客数 16] |
2016年(平成28年) | 75 | [利用客数 17] |
2017年(平成29年) | 76 | [利用客数 18] |
2018年(平成30年) | 73 | [利用客数 1] |
駅周辺
- 蓬萊島(ひょっこりひょうたん島のモデル)
- 大槌町役場
- 岩手県道26号大槌小国線
- 岩手県道145号大槌停車場線
- 岩手県道231号吉里吉里釜石線
- 岩手県道280号大槌小鎚線
- 国道45号(大槌バイパス)
- シーサイドタウンマスト
- ホーマック大槌店
その他
- JR東日本が管理していた当時はエスペラントによる、「Lumoturo(ルーモトゥーロ:灯台)」という愛称がついていた。
- 2017年8月11・12日の2日間、同町のシーサイドタウンマストで再建する駅舎デザインに対する投票を募る「大槌駅デザイン総選挙」が行われた。候補として挙げられたデザインは、ひょうたん形の大きな屋根を持つ「ひょうたん島」、昔ながらの風情を残す木造の「代官所」、波や日の出をイメージした「海」の3案。訪れた町内外の人がお気に入りの案にシールを貼る方式で投票し、総得票数は1701票だった。ひょうたん島が919票と過半数の人気を集め、採用が決定。駅舎は2018年7月に着工し、2019年2月に完成した[5][6]。
隣の駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、18-19頁。
- ^ 津波を受けた7線区の点検状況(2011年3月30日現在)、東日本旅客鉄道、2011年4月2日閲覧
- ^ 【東日本大震災】JR東日本、太平洋沿岸の23駅流失 Archived 2011年4月13日, at the Wayback Machine.、SankeiBiz 2011年4月1日(2011年4月7日閲覧)
- ^ 【各駅停話】1428 三陸鉄道リアス線(12)大槌 新名物「新巻鮭ラーメン」『朝日新聞』夕刊2019年3月26日(社会面)2019年4月1日閲覧。
- ^ “大槌駅デザイン総選挙を開催します!”. 大槌町ホームページ 2017年8月2日閲覧。
- ^ “「ひょうたん島」選出 大槌駅デザイン総選挙”. 『岩手日報』 2017年8月18日閲覧。
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月13日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 駅・周辺情報【大槌駅】:三陸鉄道