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生島五郎兵衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

生島 五郎兵衛[1](いくしま ごろべえ、旧姓・上西、前名・百太郎[2][3]1868年4月26日明治元年4月4日[4] - 没年不明)は、日本地主家主[2][5][6][7]資産家[3][8]名望家[9]、兵庫県多額納税[2][6][10][11]。族籍は兵庫県平民[3]

経歴

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兵庫県有馬郡大沢村生まれ[12]。上西文右衛門の二男[5][7][11]。先代五郎兵衛の養子となる[8]1894年家督を相続し、百太郎を改め襲名する[2][5]。土地家屋貸付業を営む[12]

人物

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生島五郎兵衛について、『商工資産信用録 第23回』には「職業・貸金、調査年月・1922年7月、正身身代・G、信用程度・Aa」とある[13]

『商工資産信用録 第29回』には「職業・雑、調査年月・1928年5月、正身身代・G、信用程度・Aa」とある[14]

貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する[4]。宗教は真宗[7]。趣味は書画骨董、読書[7]。兵庫県在籍で、住所は神戸栄町通2丁目[3][6][11]、別宅は中山手通4丁目[7]

家族・親族

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生島家

家系について『人事興信録』によると「生島家は古くより神戸に住し、醸造を業とし、同地草分け旧家で資産家として名がある」という[2][5]。『現代兵庫県人物史』によると「生島家は数百年以前より菟原郡神戸村の土豪で代々五郎兵衛を襲名し、を醸し海運を営み、兵庫の北風氏と共に京阪各地に喧称された豪商だった。先代・五郎兵衛は元町の醸造場を取り払い、市街宅地に提供し、断然一切の商業を廃して従来所有する土地家屋の経営と貸金で確実に遺産を保護することにした。」という[1]

親戚

脚注

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  1. ^ a b 『現代兵庫県人物史』310 - 311頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月12日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 『人事興信録 第14版 上』イ104頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月2日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 『人事興信録 第6版』い126頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月2日閲覧。
  4. ^ a b 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』166頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月2日閲覧。
  5. ^ a b c d e 『人事興信録 第13版 上』イ104 - 105頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月2日閲覧。
  6. ^ a b c 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』14頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月2日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h 『大衆人事録 第12版 近畿・中国・四国・九州篇』兵庫12頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年1月2日閲覧。
  8. ^ a b 『新興日本名士録』い61頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月9日閲覧。
  9. ^ 『帝国名望家大全』132頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年6月16日閲覧。
  10. ^ 『日本紳士録 第35版附録』附録 全国多額納税者 兵庫県13頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年5月8日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g 『人事興信録 第8版』イ92頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月8日閲覧。
  12. ^ a b 『兵庫県人名鑑 昭和11年版』9 - 10頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月12日閲覧。
  13. ^ 『商工資産信用録 第23回』兵庫県い之部5頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年5月16日閲覧。
  14. ^ 『商工資産信用録 第29回』兵庫県い之部6頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年5月16日閲覧。

参考文献

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  • 吉野民司編『帝国名望家大全』吉野民司、1895年。
  • 田住豊四郎編『現代兵庫県人物史』県友社、1911年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第6版』人事興信所、1921年。
  • 商業興信所編『商工資産信用録 第23回』商業興信所、1921 - 1926年。
  • 『新興日本名士録』帝国時事通信社、1927年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
  • 商業興信所編『商工資産信用録 第29回』商業興信所、1928年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第35版附録』交詢社、1931年。
  • 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』銀行信託通信社出版部、1932年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
  • 神戸新聞通信社編『兵庫県人名鑑 昭和11年版』神戸新聞通信社、1936年。
  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第12版 近畿・中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社ほか、1938年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第13版 上』人事興信所、1941年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。