田井ノ瀬駅
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田井ノ瀬駅* | |
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駅入口(2009年4月) | |
たいのせ Tainose | |
◄千旦 (1.5 km) (4.6 km) 和歌山 JR-R54► | |
所在地 | 和歌山県和歌山市岩橋667-5 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■和歌山線** |
キロ程 | 82.9 km(王寺起点) |
電報略号 | ノセ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
330人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)5月4日[1] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
田井ノ瀬駅(たいのせえき)は、和歌山県和歌山市岩橋(いわせ)にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線の駅である。
概要
[編集]かつては、阪和線の紀伊中ノ島駅を経由して紀和駅(旧・和歌山駅)に入り、南海本線の和歌山市駅へと、ほとんどの列車が直通運転を行っていたが、1974年に、このルートは廃止された[1]。
駅名は「田井ノ瀬」であるが、県道(和歌山県道14号和歌山打田線)の地点名は「田井之瀬」、バス(和歌山バス那賀橋本線)の停留所名は「田井の瀬」であるなど、表記が統一されていない。 なお、田井の瀬停留所は和歌山バス那賀の2019年4月1日ダイヤ改正で那賀線:211系統が廃止されたことにより廃止された。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1898年(明治31年)5月4日:紀和鉄道の和歌山駅(現・紀和駅) - 船戸仮駅間開業時に岩橋駅として設置[1]。
- 1899年(明治32年)1月15日:田井ノ瀬駅に改称[2]。
- 1904年(明治37年)8月27日:紀和鉄道の路線を関西鉄道が買収し、同社の駅となる[1]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が鉄道国有法により国有化され、帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称が制定され、和歌山線の所属となる[1]。
- 1961年(昭和36年)7月1日:和歌山線貨物支線として、当駅 - 東和歌山駅(現・和歌山駅)間の短絡線が開業[1][3]。
- 1963年(昭和38年)4月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1971年(昭和46年)4月26日:荷物扱い廃止[4]。無人駅となる[5]。
- 1972年(昭和47年)3月15日:前述の和歌山駅への短絡線の旅客営業開始、同時にそのルートが本線扱いとなる[1]。紀和方面への旧線は支線に格下げ[1]。
- 1973年(昭和48年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[1]。
- 2020年(令和2年)3月14日:ICカード「ICOCA」が利用可能となる[6]。
- 2021年(令和3年)6月7日:跨線橋閉鎖(7月までに撤去)。2番のりばに待合所と出入口が完成し、使用を開始する。
鉄道唱歌
[編集]1900年(明治33年)に大和田建樹が作詞した鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)49番の歌詞にて、当駅が登場する。
親のめぐみの粉河より 叉乗る汽車は紀和の線舟戸田井ノ瀬うちすぎて 和歌山みえし嬉しさよ
なお、歌詞中の「和歌山」は、現在の紀和駅のことである。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線の、交換設備を備えた地上駅。和歌山駅管理の無人駅。2005年に駅舎が撤去され、コンクリート製のボックスカルバートを転用した簡素な出入口となった。そこに自動券売機が設置されている。出入口は粉河方面行きホーム側にあり、和歌山行きホームへはホーム西側に設置されている跨線橋で連絡していた。2021年6月に、和歌山行きホームに出入口と、ICOCAチャージ対応券売機を設置した待合所が新設された。跨線橋は2021年6月に閉鎖され、その後撤去されている。トイレは設置されていない。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 和歌山線 | 上り | 粉河・橋本方面[7] |
2 | 下り | 和歌山方面[7] |
利用状況
[編集]年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 310 |
1999年 | 286 |
2000年 | 281 |
2001年 | 284 |
2002年 | 269 |
2003年 | 256 |
2004年 | 274 |
2005年 | 274 |
2006年 | 269 |
2007年 | 272 |
2008年 | 283 |
2009年 | 294 |
2010年 | 267 |
2011年 | 277 |
2012年 | 282 |
2013年 | 299 |
2014年 | 298 |
2015年 | 322 |
2016年 | 337 |
2017年 | 329 |
2018年 | 333 |
2019年 | 330 |
2020年 | 277 |
2021年 | 297 |
2022年 | 285 |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]かつて存在した路線
[編集]- 日本国有鉄道
- 和歌山線(旧線)
- (千旦駅 -) 田井ノ瀬駅 - 紀伊中ノ島駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、20-21頁。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、364頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「東和歌山短絡線が来月完工」『交通新聞』交通協力会、1961年7月7日、1面。
- ^ “日本国有鉄道公示第138号”. 官報. (1971年4月24日)
- ^ 「通報 ●和歌山線布施屋及び田井ノ瀬駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年4月24日、3面。
- ^ 『2020年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道和歌山支社、2019年12月13日。オリジナルの2021年1月4日時点におけるアーカイブ 。2021年1月8日閲覧。
- ^ a b “田井ノ瀬駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年8月3日閲覧。
- ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
- ^ “令和3年度和歌山県公共交通機関等資料集” (PDF). 和歌山県. 2024年7月15日閲覧。
- ^ “令和4年度和歌山県公共交通機関等資料集” (PDF). 和歌山県. 2024年7月15日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 田井ノ瀬駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道