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田浦駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田浦駅
南口(2012年5月)
たうら
Taura
JO 05 東逗子 (3.4 km)
(2.1 km) 横須賀 JO 03
地図
所在地 神奈川県横須賀市田浦町一丁目6
北緯35度17分33.7秒 東経139度38分15.5秒 / 北緯35.292694度 東経139.637639度 / 35.292694; 139.637639座標: 北緯35度17分33.7秒 東経139度38分15.5秒 / 北緯35.292694度 東経139.637639度 / 35.292694; 139.637639
駅番号 JO04
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 横須賀線
キロ程 13.8 km(大船起点)
東京から品鶴線経由で63.2 km
電報略号 タウ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
1,978人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1904年明治37年)5月1日
備考
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北口(2012年5月)

田浦駅(たうらえき)は、神奈川県横須賀市田浦町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線である。駅番号JO 04

京浜急行電鉄本線京急田浦駅とは直線距離で北西へ約1.5 km離れており、乗り換えには適さない(距離的には南東へ約1 kmの安針塚駅がより近い)。

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線を持つ地上駅。駅舎は橋上駅舎であり、跨線橋の両端に入口が設けられ、跨線橋の中央部に改札口が設置されている。駅の前後にトンネルがある関係で、11両編成の車両がホームに収まりきらないため、該当列車は上下線共に先頭から1両目全てのドアと2両目一番前(進行方向前寄り計5か所)のドアが締め切り(ドアカット)となる。エレベーターはホーム - 改札階間と南口に設置されている。

横浜統括センター管理の業務委託駅JR東日本ステーションサービス委託)[1]で、お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[6]。多機能券売機が設置されている[6]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 横須賀・総武線(快速) 上り 横浜東京千葉方面
2 横須賀線 下り 横須賀久里浜方面

(出典:JR東日本:駅構内図

専用線

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かつては横須賀駅方面へ向けて相模運輸倉庫が保有する専用線が分岐していた。この路線は長浦港に張り巡らされ、一部は在日米軍の施設である田浦送油施設へ続いていた。その施設から発送されるジェット燃料や周囲の倉庫からの飼料輸送などを行っていたが、1998年より使用を中止し、2006年にはJR貨物の駅も廃止となっている。2007年のリフレッシュ工事で本線から分断された後も線路の大部分はしばらく放置されていたが、2012年より道路改良工事などで撤去された箇所も増えている[7]

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員1,978人で、横須賀線の駅では最も乗車人員が少ない。近年、当駅の乗車人員は減少傾向にある。

1995年度(平成7年度)以降の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[8][9]
年度 1日平均
乗車人員
1995年(平成07年) [10]3,710
2000年(平成12年) [JR 1]3,235
2001年(平成13年) [JR 2]3,132
2002年(平成14年) [JR 3]3,129
2003年(平成15年) [JR 4]3,089
2004年(平成16年) [JR 5]2,995
2005年(平成17年) [JR 6]2,915
2006年(平成18年) [JR 7]2,768
2007年(平成19年) [JR 8]2,673
2008年(平成20年) [JR 9]2,687
2009年(平成21年) [JR 10]2,650
2010年(平成22年) [JR 11]2,561
2011年(平成23年) [JR 12]2,515
2012年(平成24年) [JR 13]2,530
2013年(平成25年) [JR 14]2,504
2014年(平成26年) [JR 15]2,372
2015年(平成27年) [JR 16]2,353
2016年(平成28年) [JR 17]2,304
2017年(平成29年) [JR 18]2,292
2018年(平成30年) [JR 19]2,278
2019年(令和元年) [JR 20]2,232
2020年(令和02年) [JR 21]1,816
2021年(令和03年) [JR 22]1,938
2022年(令和04年) [JR 23]1,962
2023年(令和05年) [JR 24]1,978

駅周辺

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駅前広場遠景(2004年11月)

北口は狭いため、南口にのみ小さな駅前広場が存在し、路線バスが発着する。

北口周辺は近年建設されたマンションがある他は住宅はあまりなく、海上自衛隊の関連施設・倉庫群やいくつかの工場が立地する(長浦倉庫群)。旧海軍時代に建てられた古い建築物も多く残っているのが特徴。また前述の専用線の跡も確認できる。

南口は住宅地となっている。その先の山林には梅の名所で知られる田浦梅林があり、春頃には賑わう。

田浦変電所近くの山中に、かつて開発途中で放棄された田浦廃村と呼ばれる廃墟の住宅地があり、治安上の懸念から問題になっていた。2019年になってメガソーラー建設のためにすべて解体された。

バス路線

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駅南口ロータリーおよび国道16号上にある「田浦駅」が最寄りバス停。国道側の乗り場は「田浦駅(国道)」と表記される。発着する路線の詳細は京浜急行バス追浜営業所京浜急行バス逗子営業所を参照。

のりば 運行事業者 系統・行先
田浦駅
1 京浜急行バス 逗20逗21逗子駅
2 田17追浜駅
田浦駅(国道)
京浜急行バス
  • 田17追34:追浜駅
  • 逗20逗21:逗子駅
  • 八31:内川橋 / 安浦二丁目

その他

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当駅から程近い、横須賀寄りにある長浦トンネルは芥川龍之介の小説『蜜柑』のモデルとなったといわれている。なお、近隣の吉倉公園には文学碑がある。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
横須賀線
東逗子駅 (JO 05) - 田浦駅 (JO 04) - 横須賀駅 (JO 03)

脚注

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記事本文

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  1. ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
  2. ^ 大正7年4月13日付官報(第1706号)鉄道院告示第二十四号 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ 「田浦駅の橋上本屋の使用を開始」『交通新聞』交通協力会、1959年5月23日、2面。
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-115-5 
  5. ^ 貨物駅の廃止及び呼称の統一について』(PDF)(プレスリリース)日本貨物鉄道、2006年3月16日。オリジナルの2021年3月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210317072100/https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/b28ffdfef63004276740e6dca3a48f75.pdf2021年3月17日閲覧 
  6. ^ a b 駅の情報(田浦駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
  7. ^ “田浦港町の廃線跡 偶然残った平面交差”. タウンニュース横須賀版 (タウンニュース社). (2012年12月7日). https://www.townnews.co.jp/0501/2012/12/07/168656.html 2020年4月6日閲覧。 
  8. ^ 神奈川県県勢要覧
  9. ^ 横須賀市統計書 - 横須賀市
  10. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 17ページ

利用状況

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JR東日本の2000年度以降の乗車人員

関連項目

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外部リンク

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