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眠狂四郎殺法帖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
眠狂四郎殺法帖
Enter Kyoshiro Nemuri the Swordman
監督 田中徳三
脚本 星川清司
原作 柴田錬三郎
製作 永田雅一
出演者 市川雷蔵
中村玉緒
城健三郎
音楽 小杉太一郎
撮影 牧浦地志
編集 山田弘
製作会社 大映京都
配給 大映
公開 日本の旗 1963年11月2日
上映時間 82分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 眠狂四郎勝負
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眠狂四郎殺法帖』(ねむりきょうしろうさっぽうちょう)は、1963年公開の日本映画。田中徳三監督、市川雷蔵主演による時代劇。市川雷蔵による眠狂四郎シリーズの第1作目である[1][2]

概要

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田中徳三監督が雷蔵と眠狂四郎を映像化する事を望んだことで[3]、映像化の話が進んだものの、当初、原作者の柴田錬三郎は映像化の許可を渋っていたが、雷蔵が柴田を訪ね、刀で円月殺法のデモンストレーションをして見せるとようやく映像化を許可したと言う[2]

しかし第1作目は失敗作と大映は結論付け[4]、試写を見た市川自身もまた「小説の狂四郎という人物の特徴であるはずの空虚間、虚無感や孤独感が無く、逆に何だか明るくて健康な人物にさえ見える。これまで自分が映画の中で醸し出してきたはずの虚無感や孤独感が自分の中から消えてしまっている。」とし[4]、その理由を「結婚をしたことの幸せな状態や安心感が出てしまった」からであろうとした[4]。そして「次回狂四郎を演じる時には、小説の狂四郎の様に虚無感や孤独感のある人物として写る様に、狂四郎役にアプローチしたい」と話していた[4]

あらすじ

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ある日眠狂四郎を加賀前田藩に仕える千佐という女が訪ねてくる。中国人の陳孫という男が自分の命を狙っているので助けて欲しいと言うのだ。仕方なく頼みを聞きいれることにするが、陳孫は狂四郎に千佐は前田藩の間者であるという驚くべき事実を話す。前田藩主は豪商銭屋と癒着した密貿易で大金を儲けていた。前田藩は幕府がその事を知ることを恐れ銭屋一家を謀殺したのだ。銭屋とゆかりのある陳孫をも謀殺すべく前田藩は狂四郎のもとに千佐を遣わした。そのことを知った狂四郎は江戸を離れて金沢へと向かう。

配役

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スタッフ

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併映作品

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市川雷蔵主演 眠狂四郎シリーズ

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脚注

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  1. ^ 新撰 芸能人物事典 明治~平成「市川 雷蔵(8代目)」の解説”. Kotobank. 8 December 2021閲覧。
  2. ^ a b “【永遠の二枚目 市川雷蔵伝説】雷蔵の当たり役だった「眠狂四郎」 第1作は失敗だった!?”. zakzak (産経デジタル). (2019年7月19日). オリジナルの2020年8月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200812180450/https://www.zakzak.co.jp/ent/news/190719/enn1907190001-n1.html 2023年4月16日閲覧。 
  3. ^ 眠狂四郎殺法帖”. 優秀映画鑑賞推進事業. 8 December 2021閲覧。
  4. ^ a b c d 「37歳で死ぬまでに159本の映画に出た」昭和の名優・市川雷蔵が馬車馬のように働いたワケ”. プレジデント (2021年10月22日). 2022年8月8日閲覧。