砺波市役所
砺波市役所 | |
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情報 | |
用途 | 砺波市行政の中枢施設 |
主構造物 | 砺波市役所本庁舎 |
施工 | 砺波工業 |
建築主 | 砺波市 |
事業主体 | 砺波市 |
管理運営 | 砺波市 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造 |
階数 | 地上3階、地下1階(本館) |
着工 | 1963年(昭和38年)12月18日 |
竣工 | 1964年(昭和39年)10月 |
所在地 |
〒939-1398 富山県砺波市栄町7番3号 |
砺波市役所(となみしやくしょ)は、日本の地方公共団体である砺波市の組織が入り執行機関としての事務を行う施設(役所)。
概要
[編集]昭和30年代中頃の砺波市役所は、1933年竣工の出町役場→砺波町役場[1]の建物など5箇所に分散していた上に狭苦しいため市民や来訪者に不便を与えていた。また、会議室などの設備が少なく。内部事務の連絡などあらゆる面で不都合が生じている状態であった。このため砺波市は、1962年9月に市制10周年記念事業として新庁舎を建設することを発表、1963年7月31日に現在地に建設することが決定。同年12月18日に砺波工業株式会社の請負契約により着工し、1964年10月に鉄筋コンクリート造地上3階地下1階、延床面積3,825m2(車庫などの付属建物を合わせて4,572m2)の現庁舎が竣工した[2]。旧庁舎は砺波市立図書館として使用された後、1973年に解体された[3]。
1973年には1号別館、1976年に2号別館するなど増改築を繰り返し、最終的には6棟からなる庁舎となった[4]。
最初の庁舎竣工から築50年以上となり経年劣化が進み、6棟のうち3棟が耐震基準を満たしていないことから、未耐震の棟のみの耐震化や現在地の建て替え、移転新築の3案から検討されることとなり、2021年1月、市庁舎整備庁内研究会が「本庁舎の一部または全部を解体し、現在地で建設が望ましい」との調査報告を纏めている[4]。2024年1月29日に砺波市役所で開催された『市長と語る会』で、砺波市長は新市庁舎について2024年度 - 2025年度で基本構想と基本計画を策定する方針を示し、同時に、防災対策、環境、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の3つの視点からコンセプトを固め、建設に必要な時間を考慮し、完成は2029年度以降になるとの見通しを示した[5]。
移転候補地は、2024年時点で、2026年度末で廃止予定の富山県花総合センター(エレガガーデン)跡地が最有力となっている[6]。
開庁時間
[編集]脚注
[編集]- ^ 『写真集 富山県100年』(1989年6月10日、北日本新聞社発行)97頁。
- ^ 『砺波市五十年史』(2004年3月25日、砺波市発行)68ページ「市庁舎の完成と市制十周年記念式」より。
- ^ 『保存版 砺波・小矢部今昔写真帖』(2002年9月28日、郷土出版社発行)70 - 71頁。
- ^ a b 『北日本新聞』2021年6月27日付3面社説「砺波市庁舎の老朽化 市民と論議深め整備を」より。
- ^ 『北日本新聞』2024年1月30日付15面『新市庁舎完成 29年度以降 市長と語る会 避難所開設基準を検討』より。
- ^ 『北日本新聞』2024年10月2日付7面『県花センター 26年度末廃止 砺波市新庁舎 最有力地』より。