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神戸拘置所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

神戸拘置所(こうべこうちしょ)は、法務省矯正局大阪矯正管区に属する拘置所。 全国に8箇所(東京立川名古屋京都・大阪・神戸・広島福岡)ある拘置所の本所の一つ。通称「神拘(しんこう)」。 所管していた尼崎拘置支所は2013年平成25年)5月から大阪拘置所の所管となったため、現在管下の支所はない。

所在地

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被収容者

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定員

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  • 508人

沿革

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  • 大正7年(1918年)4月 現在の神戸市中央区橘通に「神戸監獄橘通出張所」として設立
  • 大正11年(1922年)11月 「神戸刑務所橘通出張所」と改称
  • 昭和16年(1941年)12月 「神戸拘置所」として独立
  • 昭和21年(1946年)10月 神戸市兵庫区菊水町に移転
  • 昭和53年(1978年)12月 現在地(神戸市北区ひよどり北町)に移転

組織

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所長の下に2部1課を置く2部制の施設である。

  • 総務部(庶務・会計・用度)
  • 処遇部(処遇・企画)
  • 医務課(医療・保健)

外観・設備

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  • 敷地総面積 66,184m2
  • 建物総面積 20,095m2

事件

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  • 児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われ2005年8月から同拘置所に収容されていた男性が、翌2006年1月に体調不良を起こし、翌7日朝に死亡した。当時、男性の収容されていた独房は、冬にもかかわらず窓が開けられたままとなっており、凍死と判断された。遺族(男性の母親)がこれについて損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こし、2011年9月に同地裁は、窓を開け放していたことで氷点下の外気が入り凍死したもので、刑務官らは体調の異変に気付きながら監視を怠ったとして、訴えを認めて国に対し約4,360万円の支払いを命じた[1]
  • 2012年6月14日に、同拘置所に収容されていた53人が、下痢や腹痛などの食中毒症状を訴え、このうち一部の患者からはウェルシュ菌が検出された。神戸市は、拘置所で作られ提供された食事が原因で生じた食中毒と判断し、調理場の使用を同月22日まで停止する措置を行った[2]

脚注

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  1. ^ 拘置所の独房で凍死、国に4360万円賠償命令 読売新聞 2011年9月8日
  2. ^ 集団食中毒:神戸拘置所で53人下痢や腹痛 毎日新聞 2012年6月21日

外部リンク

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座標: 北緯34度42分20.3秒 東経135度7分13秒 / 北緯34.705639度 東経135.12028度 / 34.705639; 135.12028