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水戸刑務所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

水戸刑務所(みとけいむしょ)は、法務省矯正局東京矯正管区に属する刑務所2008年(平成20年)3月までは「水戸少年刑務所」であったが、収容分類級の変更に伴い現在の名称に変更された。

下部機関として水戸拘置支所、土浦拘置支所、下妻拘置支所の3ヶ所の支所を持つ。

所在地 

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JR常磐線鹿島臨海鉄道大洗鹿島線水戸駅から茨城交通バス[34]勝田営業所行きまたは[35]東海駅行きで「水戸工場前」下車すぐ
常磐線・ひたちなか海浜鉄道湊線勝田駅西口から茨城交通バス[17]水戸駅行きで「水戸工場前」下車すぐ、あるいはタクシーで10分。

収容分類級

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  • B級

1946年(昭和21年)に水戸少年刑務所と改称した後は、18歳未満の再犯者および暴力団員のみを収容。収容分類級制定にあたってYB級とされ26歳まで扱うようになったが、2008年に26歳以上の再犯者を扱うB級に変更された。なお、従来のYB級受刑者は関東地方では川越松本の両少年刑務所に移送されている。

収容定員

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  • 564人

沿革

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  • 1871年(明治4年) 旧水戸藩の徒刑場を引き継ぐ。
  • 1880年(明治13年)2月 「茨城県監獄本署」と称する。
  • 1882年(明治15年)3月 茨城県監獄本署が全焼。水戸市北三の丸支署に併合する。
  • 1882年(明治15年)4月 水戸市北三の丸支署を監獄本署と改称する。
  • 1890年(明治23年)9月 「茨城監獄」と改称する。
  • 1903年(明治36年)4月 「水戸監獄」と改称する。
  • 1922年(大正11年)10月 「水戸刑務所」と改称する。
  • 1945年(昭和20年)5月 現在地に移転する。
  • 1946年(昭和21年)8月 「水戸少年刑務所」と改称する。
  • 1985年(昭和60年)4月 全体改築工事着工
  • 1988年(昭和63年)3月 改築工事竣工
  • 2008年(平成20年)4月 収容区分変更に伴い「水戸刑務所」と改称する。

組織

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所長の下に2部1課を持つ3部制施設である。

  • 総務部(庶務課、会計課、用度課)
  • 処遇部(処遇担当、企画担当)
  • 医務課
水戸・土浦・下妻の各拘置支所は所長直属

特記事項

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  • 国道6号に面しており、職員の生活に不便は無いが、路線バスの本数はさほど多くない。向かいには日立製作所の工場がある。
  • 暴力団関係者の被収容者に対する割合が非常に高い。

外部リンク

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座標: 北緯36度24分25.8秒 東経140度30分30.4秒 / 北緯36.407167度 東経140.508444度 / 36.407167; 140.508444