コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

福田徹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福田 徹
ふくた とおる
生年月日 (1982-06-02) 1982年6月2日(42歳)
出生地 日本の旗 岐阜県可児市
出身校 三重大学医学部医学科
グロービス経営大学院大学
前職 八事日赤救急科医長
所属政党 国民民主党
公式サイト 福田とおるオフィシャルサイト

選挙区 愛知県第16区
当選回数 1回
在任期間 2024年10月29日[1] - 現職
テンプレートを表示

福田 徹(ふくた とおる、1982年6月2日 - )は、日本政治家医師国民民主党所属の衆議院議員(1期)。

来歴

[編集]

岐阜県可児市出身[2]。多くの人から頼られる歯科医の父親をみて意思を志したとし、滝高等学校を卒業後、三重大学医学部医学科に進学。

2007年同大卒業後は愛知県名古屋市にある日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院に初期研修医として配属。2009年には同病院で救急科医師、2017年には救急科医長を経験。病院業務と並行しながら限られた医療リソースで地域に根差した医療を提供できる病院経営について学ぶため、グロービス経営大学院に入学し経営研究科を修了[3]

2022年10月20日、国民民主党愛知県連は新設予定の愛知県第16区に福田を擁立すると発表した[4]。同年11月、福田は同選挙区支部長に就任[5]

2024年10月15日、第50回衆議院議員総選挙が公示され、愛知16区からは福田、公明党新人の犬飼明佳、立憲民主党元職の松田功日本共産党新人の松崎省三の計4人が立候補した[6]。10月17日から18日にかけて各紙は序盤情勢を発表。日本経済新聞は「犬飼が自民支持層の半数に浸透しやや優勢。松田が猛追し、福田は支持拡大に努める」と報じ[7]、毎日新聞は「松田が先行し、犬飼が追う。福田は固めきれていない」と報じた[8]。総選挙には、政治資金パーティーの裏金をめぐる問題で不記載のあった自民党の「裏金議員」[9]のうち計46人が立候補した。公明党は16日までに裏金議員46人中35人を推薦し、自公の蜜月ぶりを印象付けた[10]。10月23日、しんぶん赤旗は、自民党が裏金問題で非公認となった候補の所属支部にそれぞれ2000万円を支給していたことをスクープした[11][12]。10月27日、総選挙執行。愛知16区(犬山市など4市3町)は、元々保守系が強い土地柄といわれてきたが、裏金問題での逆風が強く吹き付け[13]、福田が初当選を果たした。犬飼は比例名簿に登載されなかったため落選した[6]。得票数3位の松田は比例復活で返り咲いた[14][15]

選挙歴

[編集]
当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 42 愛知県第16区 国民民主党 6万5923票 32.73% 1 1/4 /

脚注

[編集]
  1. ^ 令和6年10月29日愛知県選挙管理委員会告示第44号(衆議院小選挙区選出議員選挙の当選者)
  2. ^ 衆議院選挙 愛知16区 国民 福田徹氏が当選|NHK 東海のニュース”. NHK NEWS WEB (2024年10月28日). 2024年10月29日閲覧。
  3. ^ 福田とおるオフィシャルサイト”. 2024年10月29日閲覧。
  4. ^ 中根政人、梅田歳晴、間宮大貴 (2022年11月19日). “「10増10減」成立、走る党悩む党 愛知で1増、滋賀が1減”. 中日新聞. 2022年12月14日閲覧。
  5. ^ 新16区巡り駆け引き 衆院小選挙区「10増10減」で愛知は1増:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年11月19日). 2024年10月29日閲覧。
  6. ^ a b 衆議院選挙2024 愛知(名古屋・豊橋など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
  7. ^ 衆議院選挙序盤情勢 愛知9〜16区”. 日本経済新聞 (2024年10月17日). 2024年10月31日閲覧。
  8. ^ 北陸信越・東海の序盤情勢は? 毎日新聞選挙区・比例分析”. 毎日新聞 (2024年10月18日). 2024年11月25日閲覧。
  9. ^ 鈴木春香、小木雄太、森岡航平 (2024年6月24日). “裏金議員73人、政倫審に応ぜず閉会 「レッテル貼られるだけ」”. 朝日新聞. 2024年9月30日閲覧。
  10. ^ 大杉はるか (2024年10月23日). “「裏金議員」35人を推薦…公明の「クリーンな政治」看板にキズ それでも推薦やめない理由とは?”. 東京新聞. 2024年10月28日閲覧。
  11. ^ 矢野昌弘 (2024年10月23日). “裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金”. しんぶん赤旗. 2024年10月24日閲覧。
  12. ^ 泉宏 (2024年10月30日). “自民党の惨敗を招いた「2000万円問題」の"厚顔" 赤旗「非公認に2000万円」報道で情勢が一変”. 東洋経済オンライン. 2024年10月31日閲覧。
  13. ^ 松島研人、野口駿 (2024年10月28日). “新設の選挙区、足並み乱れ表面化した自公の溝 行き場を失った自民票”. 朝日新聞. 2024年11月25日閲覧。
  14. ^ 立憲民主党 東海ブロック 比例代表候補者”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
  15. ^ 比例代表 東海 比例名簿・候補者 選挙・開票結果”. 衆院選2024. 読売新聞. 2024年10月28日閲覧。

外部リンク

[編集]