第一滝本館
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第一滝本館 Dai-ichi Takimotokan | |
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施設外観 | |
ホテル概要 | |
正式名称 | 第一滝本館 |
前身 | 湯もと滝本 |
階数 | 地下1階 - 地上11階 |
部屋数 | 387室 |
延床面積 | 54,466[1] m² |
駐車場 | 150台 |
最寄駅 | 登別駅 |
最寄IC | 登別東インターチェンジ |
所在地 |
〒059-0551 北海道登別市登別温泉町55番地 |
位置 | 北緯42度29分42秒 東経141度8分40秒 / 北緯42.49500度 東経141.14444度座標: 北緯42度29分42秒 東経141度8分40秒 / 北緯42.49500度 東経141.14444度 |
公式サイト | 第一滝本館 公式サイト |
補足 | 「滝本イン」は姉妹ホテル[2] |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒059-0551 北海道登別市登別温泉町55番地 北緯42度29分42秒 東経141度8分40秒 / 北緯42.49500度 東経141.14444度 |
設立 |
1858年 1952年12月3日(株式会社化) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 8430001057336 |
事業内容 | 宿泊業 |
代表者 | 南智子(代表取締役社長) |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 270名 |
関係する人物 |
滝本金蔵 栗林五朔 南外吉 |
外部リンク | https://takimotokan.co.jp/ |
第一滝本館(だいいちたきもとかん、英: Dai-ichi Takimotokan)は、北海道登別市の登別温泉にある旅館、並びにそれを運営する企業(株式会社第一滝本館)。
概要
[編集]滝本金蔵が皮膚病を患う妻のために湯小屋を設置したことで始まった登別温泉の老舗旅館[3]。現在営業している北海道内の宿泊施設の中で最も歴史があると言われている[4]。観光経済新聞社主催の『人気温泉旅館250選』による5つ星の宿に認定されており[5]、BIGLOBE主催の『みんなで選ぶ温泉大賞』では毎年上位にランクインしているほか[6]、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』改訂第2版による1つ星観光地になっているなど[7]、北海道内有数の旅館となっている。日帰り入浴も行っている。
泉質
[編集]第一滝本館には5つの泉質と豊富な湯量があり[8]、1,500坪の大浴場からは「地獄谷」を眺めることができる。男女合わせて35ある湯舟を湯守が毎日手作業で清掃している。
- 酸性—含硫黄—アルミニウム—硫酸塩・塩化物温泉(硫黄泉)
- 酸性・含鉄(II、III)—ナトリウム—硫酸塩・塩化物温泉(芒硝泉)
- 酸性・含硫黄—単純温泉(酸性緑ばん泉)
- ナトリウム・カルシウム—塩化物温泉(食塩泉)
- ナトリウム・カルシウム・マグネシウム—塩化物・炭酸水素塩温泉(重曹泉)
沿革
[編集]- 1858年(安政 5年):滝本金蔵渡道。長万部に入植、その後幌別村に転入し登別村へ[9]。
- 1881年(明治14年):滝本金蔵、温泉開発のため、私費で紅葉谷の上を通る新道を開削[9]。
- 1888年(明治21年):平屋の一部を2階建てに改築し、「湯もとの滝本」と命名[9]。
- 1889年(明治22年):湯宿を増築し、初めて内湯を設置[9]。
- 1890年(明治23年):前年に引き続き湯宿を増築、初めて内湯を設ける[9]。
- 1898年(明治31年):湯客用の外湯を設ける。「銭湯」の始め。[9]。
- 1899年(明治32年):滝本金蔵逝去。後継者に滝本金之助、金蔵を襲名[9]。
- 1900年(明治33年):本館及び内湯を増築し、初めて「滝本館」と看板を立てる[9]。
- 1902年(明治35年):滝本金之助逝去[9]。
- 1900年(明治33年):本館及び内湯を増築し、初めて「滝本館」の看板を立てる[9]。
- 1903年(明治36年):石山旅館と岡本旅館を買収し、「第二滝本館」とする。本館「滝本館」を「第一滝本館」と改める(滝本濱経営)[9]。
- 1904年(明治37年):滝本佐多逝去[9]。
- 1913年(大正 2年):滝本家の財産利権の一切を栗林合名会社(温泉部・現在の栗林商会や栗林商船)に譲渡[9][10]。
- 1927年(昭和 2年):栗林五朔逝去。南外吉が第一滝本館を譲り受ける[9]。
- 1928年(昭和 3年):第一新館(3階建て24室)、浴場の増築工事開始[9]。
- 1933年(昭和 8年):浴場(ラジウム泉等)増築、1月開場。[9]。
- 1938年(昭和13年):第八新館地下に大浴場(東洋一規模)が完成。伊豆・見高温泉滝本開館(1955年閉館)[9]。
- 1939年(昭和14年):南外吉逝去。後継代表者南清吉となる[9]。
- 1944年(昭和19年):南清吉逝去。後継代表者南邦夫となる[9]。
- 1946年(昭和21年):第一滝本館初の湯祭りを開催[9]。
- 1952年(昭和27年):「株式会社滝本館」設立。故金之助の妻濱逝去[9]。
- 1960年(昭和35年):高松宮殿下洋館に宿泊[9]。
- 1962年(昭和37年):新浴場第一期増築[9]。
- 1964年(昭和39年):ニセコ滝本開館(1971年閉館)。滝本別館開館(1979年休業)[9]。
- 1966年(昭和41年):新東館開館、新浴場第二期増築[9]。
- 1971年(昭和46年):新西館開館[9]。
- 1973年(昭和48年):南邦夫逝去。南太郎代表取締役に就任[9]。
- 1977年(昭和52年):滝本イン開館[9]。
- 1978年(昭和53年):新南館開館[9]。
- 1986年(昭和61年):新大浴場開場[9]。
- 1989年(平成元年):旧大浴場を主厨房に改築。宴会場棟・佳水館開館[9]。
- 1998年(平成10年):夕食バイキング会場オープン[9]。
- 1999年(平成11年):滝本のホームページを開設[9]。
- 2003年(平成15年):男女露天風呂浴槽増設[9]。
- 2014年(平成26年):南智子代表取締役に就任。南太郎取締役会長に就任[9]。
- 2015年(平成27年):ビュッフェダイニング「原始林・雪国」、5月リニューアルオープン[9]。
- 2018年(平成30年):東館耐震改修工事、7月リニューアルオープン[9]。
- 2019年(令和元年):南館耐震改修工事、7月リニューアルオープン。団体様ロビーラウンジ、8月新設[9]。
- 2020年(令和 2年):西館耐震改修工事、7月リニューアルオープン[9]。
- 2023年(令和5年):大金棒のからくり演奏終了。大浴場棟手前「からくり大金棒ギャラリー」にからくり人形を展示
施設
[編集]本館
- 特別室(プレミアム) (78 m²)
- 準特別室(プレミアム) (78 m²)
- 和室(デラックス) (40 m²、44 m²)
南館
- 特別室(プレミアム) (53 m²)
- 和室(スーペリア) (26 m²)
- 洋室ツイン(スーペリア)(26 m²)
- 洋室トリプル(スーペリア) (26 m²)
- 大部屋(スタンダード) (53 m²)
- 和室(スタンダード) (26 m²)
- ツイン(スタンダード) (26 m²)
東館
- わんちゃんスイート(プレミアム) (80 m²)
- わんちゃんツイン(スーペリア) (32 m²)
- 和洋室(スーペリア) (38 m²)
- 和室(スーペリア) (32 m²)
- ツイン(スーペリア) (32 m²)
- ダブル(スーペリア) (19 m²)
西館
- 和室(スタンダード) (26 m²、34 m²)
- バリアフリー(スタンダード) (61 m²)
大浴場
- 癒しの湯
- 金蔵の湯
- 熱の湯
- 女性露天風呂
- 女性庭園風呂
- 男性露天風呂
- 傷の湯
- 美肌の湯
- 美人の湯
- 鬼の湯(ひのき風呂)
- 万病の湯
- かけ湯
- 滝の湯
- 気泡風呂
- 寝湯
- サウナ風呂
- 蒸気風呂
- 歩行浴
プール
- 温水プール(25 m)
- ちびっこプール(深さ50 cm)
- ウォータースライダー
- ジャグジー
食事処
- お食事処「湯の里」
- そば処「いでゆそば」
- ラーメン「味自慢」
宴会場
- 佳水館
- 松(130畳、最大80名、舞台付き)
- 桜(130畳、最大80名、舞台付き)
- 杉(58.5畳 最大44名)
- 椿(65畳 最大44名)
- 竹(58.5畳、最大38名、舞台付き)
- 菊(58.5畳、最大38名、舞台付き)
- 梅(52畳、最大34名、舞台付き)
- 萩(52畳、最大34名、舞台付き)
- あじさい(24畳 最大12名)
- もくれん(24畳 最大12名)
- くろゆり(掘り炬燵式、最大16名)
- あやめ(掘り炬燵式、最大16名)
- 本館
- いでゆ(450 m²、最大240名、舞台付き)
会議室
- あかしや(8.5 m×6.8 m)
- らいらっく(8.5 m×6.8 m)
その他
- 大金棒(高さ9 m、重さ10 tあり、定時になるとからくりが開く[8])2023年4月10日でからくりの運用終了
- おみやげ処「湯の街」
- ラウンジ「はまなす」
- エステルーム
- 飲泉処ゆのか
- カラオケ&ダンス「鬼囃子」
- ピアノサロン「Misty」
- スナック「ドリーム」
アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ “第一滝本館”. 鹿島建設. 2016年2月3日閲覧。
- ^ “滝本イン”. 2018年8月10日閲覧。
- ^ “「登別温泉」開湯160年!その始まりは一人の男の妻への愛だった?!”. 北海道ファンマガジン (2018年8月11日). 2018年8月25日閲覧。
- ^ “道内で2番目に古い!創業140年の歴史持つ「手稲ステーションホテル」”. 北海道ファンマガジン (2015年9月18日). 2016年2月4日閲覧。
- ^ “人気温泉旅館250選”. 観光経済新聞 (観光経済新聞社) 2018年8月9日閲覧。
- ^ “みんなで選ぶ温泉大賞”. BIGLOBE. 2018年8月9日閲覧。
- ^ “ミシュラン改定第2版で函館山眺望などが3つ星に”. 北海道ファンマガジン (2011年5月14日). 2016年2月3日閲覧。
- ^ a b “温泉だけじゃない!登別温泉の老舗「第一滝本館」の楽しみ方とは?”. 北海道ファンマガジン (2018年8月21日). 2018年8月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am “歴史”. 第一滝本館. 2018年8月10日閲覧。
- ^ “栗林商会125年の歩み”. 栗林商会. 2018年8月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- 第一滝本館
- 登別温泉 第一滝本館 (@DaiichiTakimoto) - X(旧Twitter)
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- 第一滝本館 (@takimotokanjp) - Instagram