第10回全日本実業団対抗駅伝競走大会
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第10回全日本実業団対抗駅伝競走大会 | |
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開催日 | 1965年12月19日 |
開催地 | 三重県 |
出場チーム | 21 |
優勝 | 旭化成(2大会連続2回目) |
優勝タイム | 4時間14分21秒 |
第10回全日本実業団対抗駅伝競走大会(だい10かい ぜんにほんじつぎょうだんたいこう えきでんきょうそうたいかい)は1965年12月19日に三重県で開催された全日本実業団対抗駅伝競走大会である。
概要
[編集]出場チームが初めて20チームを超えた10回目の大会は1区で、前回優勝した旭化成が7位といきなり出遅れる。2区でも順位が9位に下がり厳しい状況に追い込まれるが、3区で広島日出国が区間新記録で3位、4区で岩下察男が区間2位と徐々に追い上げると、6区で蓮原正嗣がついに首位を走っていた八幡製鐵を逆転、7区では西本克巳が東急・山口東一との接戦を制して優勝。旭化成が史上2チーム目となる連覇を飾った。そのほか初出場の自衛隊体育学校が前年の東京オリンピック・銅メダルを獲得した円谷幸吉が区間賞を取るなどで4位、また2010年代に優勝を果たすトヨタ自動車も初出場したが20位に終わった[1]。
出場チーム
[編集]- 旭化成(3大会連続4回目)
- 旭ダウ(5大会ぶり3回目)
- 神戸製鋼(10大会連続10回目)
- 自衛隊体育学校(初出場)
- 鈴木自動車(4大会連続4回目)
- 全鐘紡(5大会連続6回目)
- 中央発條(10大会連続10回目)
- 電電近畿(6大会ぶり5回目)
- 電電中国(3大会連続3回目)
- 東急(6大会連続6回目)
- 東洋工業(5大会連続5回目)
- 東洋ベアリング(10大会連続10回目)
- トヨタ自動車(初出場)
- 日本鋼弦(初出場)
- 日本レイヨン(2大会連続5回目)
- 日立製作所(2大会連続2回目)
- 日立造船向島(初出場)
- 明治製菓(7大会連続7回目)
- 八幡化学(2大会ぶり3回目)
- 八幡製鐵(10大会連続10回目)
- リッカー(6大会連続8回目)
成績
[編集]- 1位:旭化成 4時間14分21秒
- 2位:東急 4時間15分13秒
- 3位:八幡製鐵 4時間15分25秒
- 4位:自衛隊体育学校 4時間17分15秒
- 5位:リッカー 4時間19分34秒
- 6位:全鐘紡 4時間19分53秒
- 7位:電電中国 4時間21分30秒
- 8位:東洋工業 4時間22分1秒
- 9位:中央発條 4時間22分15秒
- 10位:神戸製鋼 4時間22分40秒
- 11位:八幡化学 4時間23分
- 12位:鈴木自動車 4時間24分13秒
- 13位:明治製菓 4時間24分58秒
- 14位:東洋ベアリング 4時間25分23秒
- 15位:日本レイヨン 4時間27分28秒
- 16位:旭ダウ 4時間28分31秒
- 17位:日立造船向島 4時間28分46秒
- 18位:日本鋼弦 4時間28分53秒
- 19位:日立製作所 4時間29分48秒
- 20位:トヨタ自動車 4時間32分39秒
- 21位:電電近畿 4時間38分37秒
区間賞
[編集]※は区間記録更新
- 1区:三村清登(八幡製鐵)49分
- 2区:益満義孝(八幡化学)45分19秒
- 3区:広島日出国(旭化成)30分14秒※
- 4区:猿渡武嗣(八幡製鐵)30分8秒※
- 5区:円谷幸吉(自衛隊体育学校)47分17秒
- 6区:蓮原正嗣(旭化成)24分30秒
- 7区:西本克巳(旭化成)24分8秒※
脚注
[編集]- ^ フアン3号 (2012年1月3日). “ニューイヤー駅伝の始めと、変革と、そして今。”. フアン3号. 2016年5月5日閲覧。
参考文献
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