北部方面警務隊
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(第121地区警務隊から転送)
北部方面警務隊 | |
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創設 | 1954年(昭和29年)9月25日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵科 | 警務科 |
所在地 | 北海道 札幌市 中央区 |
編成地 | 札幌 |
上級単位 | 警務隊 |
担当地域 | 北海道 |
北部方面警務隊(ほくぶほうめんけいむたい、JGSDF Northern Army Military police Group)は、北海道札幌市中央区の札幌駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊警務隊隷下の警務科部隊である。方面隊管内を地区警務隊単位に区分し、そこから更に派遣隊及びその連絡班として分派され、警務職務を任務とする。
沿革
[編集]- 第101地区警務隊(札幌駐屯地)・第380警務隊(旭川駐屯地)・第381警務隊(帯広駐屯地)が編成完結。
- 第2管区・第5管区・第7混成団各警務隊本部、10個警務分遣隊が廃止。
- 第305(函館駐屯地)・第307(幌別駐屯地)・第327(名寄駐屯地)・第328(滝川駐屯地)・第354(美幌駐屯地)・第355(釧路駐屯地)各警務隊が改編。
- 1973年(昭和48年)3月27日:警務隊改編(駐屯地警務隊を廃止し、師団警備地域に対応する地区警務隊に改編)。
- 北部方面警務隊本部及び第101地区警務隊(第11師団:真駒内駐屯地)が改編。
- 第106(第2師団:旭川駐屯地)・第107(第5師団:帯広駐屯地)・第108(第7師団:東千歳駐屯地)地区警務隊が新編。
- 第305・第307・第327・第328・第354・第355・第380・第381各警務隊が廃止。
- 2008年(平成20年)3月26日:警務隊改編。
- 第101・第106・第107・第108地区警務隊を廃止し、第119(旭川駐屯地)・第120(真駒内駐屯地)・第121(帯広駐屯地)・第122(東千歳駐屯地)地区警務隊に改編。
- 北部方面総監直轄部隊たる第301保安中隊を第301保安警務中隊として編合。
部隊編成
[編集]- 北部方面警務隊本部(札幌駐屯地)
- 第120地区警務隊「120警」(真駒内駐屯地):第11旅団(石狩振興局北部と中部・空知総合振興局南部・後志総合振興局・渡島総合振興局及び檜山振興局)管内を担当
- 第119地区警務隊「119警」(旭川駐屯地):第2師団(上川総合振興局・空知総合振興局北部・オホーツク総合振興局北部留萌振興局及び宗谷総合振興局)管内を担当
- 第121地区警務隊「121警」(帯広駐屯地):第5旅団(十勝総合振興局・オホーツク総合振興局南部・釧路総合振興局及び根室振興局)管内を担当
- 第122地区警務隊「122警」(東千歳駐屯地):第7師団(石狩振興局南部・胆振総合振興局及び日高振興局)管内を担当
- 第301保安警務中隊「301保警」(札幌駐屯地)
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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北部方面警務隊長 | 1等陸佐 | 五箇久義 | 2024年 | 3月18日東北方面警務隊長 |
副隊長 | 2等陸佐 | 東慎二 | 2018年 | 8月 1日警務隊勤務 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 遠藤正 (2等陸佐) |
1954年 | 9月25日 - 1956年 7月31日自衛隊函館地方連絡部長 | |
2 | 山内憲保 (2等陸佐) |
1956年 | 8月 1日 - 1963年 2月 日第2管区総監部警務課長心得 | |
3 | 加藤清信 (2等陸佐) |
1963年 | 3月16日 - 1964年 3月15日第102地区警務隊長 | 北部方面総監部警務課長 |
4 | 斉藤純一 (2等陸佐) |
1964年 | 3月16日 - 1966年 3月15日陸上自衛隊業務学校 | 陸上自衛隊幹部学校付 |
5 | 近藤淳一 (2等陸佐) |
1966年 | 3月16日 - 1969年 7月15日北部方面警務隊副隊長 | 北部方面総監部警務課長 |
6 | 丸山豪 | 1969年 ※1970年 1月 1日 1等陸佐昇任 |
7月16日 - 1970年 7月15日陸上自衛隊業務学校 (2等陸佐) |
北部方面総監部警務課長 |
7 | 上妻正春 | 1970年 | 7月16日 - 1972年 7月31日陸上幕僚監部警務課企画班長 | 西部方面総監部警務課長 |
8 | 安川芳雄 | 1972年 ※1973年 7月 1日 1等陸佐昇任 |
8月 1日 - 1974年 7月15日警務隊本部勤務 (2等陸佐) |
東北方面総監部警務課長 |
9 | 本多武司 | 1974年 ※1976年 1月 1日 1等陸佐昇任 |
7月16日 - 1976年 3月15日北部方面警務隊副隊長 (2等陸佐) |
陸上幕僚監部法務課法務班長 |
10 | 五十嵐宏 | 1976年 ※1976年 7月 1日 1等陸佐昇任 |
3月16日 - 1978年 1月 9日北部方面警務隊副隊長 (2等陸佐) |
自衛隊群馬地方連絡部長 |
11 | 大坂秀雄 | 1978年 | 1月10日 - 1980年 7月31日北部方面総監部警務課長 | 札幌駐とん地業務隊長 |
12 | 藤本義人 | 1980年 | 8月 1日 - 1982年 3月15日陸上幕僚監部付 | 陸上幕僚監部調査部調査第1課 企画班長 |
13 | 小池忠男 | 1982年 | 3月16日 - 1984年 7月31日陸上幕僚監部監理部法務課賠償班長 | 陸上自衛隊幹部学校研究員 |
14 | 武蔵野正明 | 1984年 | 8月 1日 - 1987年 3月15日北部方面警務隊副隊長 | 陸上自衛隊業務学校研究員 |
15 | 厚井高明 | 1987年 | 3月16日 - 1989年 7月31日警務隊本部企画訓練科長 | 陸上自衛隊業務学校警務教育部長 |
16 | 福岡英俊 | 1989年 | 8月 1日 - 1992年 6月15日陸上幕僚監部人事部警務課警務班長 | 東部方面警務隊長 |
17 | 藤巻富久夫 | 1992年 | 6月16日 - 1995年 6月29日陸上幕僚監部人事部警務課警務班長 | 陸上幕僚監部人事部警務課長 |
18 | 山原建治 | 1995年 | 6月30日 - 1997年 3月25日陸上自衛隊業務学校警務教育部長 | 警務隊副隊長 |
19 | 吉良節 | 1997年 | 3月26日 - 2000年 4月27日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 警務隊副隊長 |
20 | 乗安充和 | 2000年 | 4月28日 - 2001年 7月31日西部方面警務隊長 | 警務隊本部勤務 |
21 | 加瀨静夫 | 2001年 | 8月 1日 - 2003年 6月30日自衛隊愛媛地方連絡部長 | 警務隊副隊長 |
22 | 相澤傑 | 2003年 | 7月 1日 - 2005年12月 4日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 警務隊副隊長 |
23 | 長谷川孝幸 | 2005年12月 | 5日 - 2007年 4月19日上富良野駐屯地業務隊長 | 警務隊副隊長 |
24 | 竹迫退介 | 2007年 | 4月20日 - 2009年 3月31日陸上自衛隊研究本部研究員 | 情報本部 |
25 | 勝井省二 | 2009年 | 4月 1日 - 2011年 7月31日陸上幕僚監部人事部厚生課 家族支援班長 |
中部方面総監部法務官 |
26 | 檀上正樹 | 2011年 | 8月 1日 - 2014年 8月 4日陸上幕僚監部副警務管理官 | 北部方面総監部情報部長 |
27 | 今井孝行 | 2014年 | 8月 5日 - 2015年11月30日東部方面総監部法務官 | 警務隊副隊長 |
28 | 大西延昌 | 2015年12月 | 1日 - 2018年12月19日中央警務隊長 | 陸上自衛隊小平学校警務科部長 |
29 | 國場進 | 2018年12月20日 - 2021年 | 7月31日中部方面警務隊長 | 第15旅団司令部付 |
30 | 三輪泰輔 | 2021年 | 8月 1日 - 2024年 3月17日中部方面総監部人事部人事課長 | 西部方面総監部法務官 |
31 | 五箇久義 | 2024年 | 3月18日 -東北方面警務隊長 |
主要装備
[編集]- 73式小型トラック
- 73式中型トラック
- 業務車4号
- 乗用車 (陸上自衛隊用)(覆面パトカー型)
- 業務トラック
- ホンダ・VFR40
- ホンダ・CB400SF
- 64式7.62mm小銃
- 9mm拳銃
- 12.7mm重機関銃M2
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 北部方面隊 五十年のあゆみ・写真集