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第165回国会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第165回国会(だい165かいこっかい)は、平成18年(2006年9月26日に召集された臨時国会である。会期は12月19日までの84日間。

9月20日自民党総裁選挙において選ばれた安倍晋三総裁による内閣が最初に臨んだ国会である。

審議された主要な法案

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いずれも第164回国会からの継続審議法案(国会で重要法案と指定された法案は太字で示す)。

高校での必修科目未履修問題、生徒・児童の自殺問題等についても審議された。また、同法案に関するタウンミーティングにおける質問依頼の問題も審議に影響した。衆議院では野党が欠席、参議院でも野党が反対する中、可決された。
与党提出法案と民主党提出法案が審議されたが、いずれも継続審議となった。

成立した法律

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衆議院議員提出法律

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(与党議員提出)

外国人が過半数の議決権を保有している企業のうち日本の証券取引所に上場している企業に政治献金を認める法律。

(委員長提出)

  • 北方地域旧漁業権者等に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律(平成18年12月22日法律第122号)
  • 観光立国推進基本法(平成18年12月20日法律第117号)
現行の観光基本法を全部改正するもの。

参議院議員提出法律

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(委員長提出)

  • ドミニカ移住者に対する特別一時金の支給等に関する法律(平成18年11月22日法律第103号)
  • 有機農業の推進に関する法律(平成18年12月15日法律第112号)

内閣提出法律

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(新規立法)

(全部改正)

(一部改正)

  • 防衛庁設置法等の一部を改正する法律(平成18年12月22日法律第118号)
防衛庁を防衛省に昇格させる法律。
テロ特措法の期限を1年間延長するもの。
グレーゾーン金利の廃止等。
  • 著作権法の一部を改正する法律(平成18年12月22日法律第121号)
IPマルチキャスト放送による地上デジタル放送の同時再送信の円滑化のための改正、著作権の権利制限規定の見直し、著作権保護の強化。
ガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故や、家庭用シュレッダーによる指切り事故などを受け、製品事故に関する情報の収集及び提供等の措置を定めたもの。
  • 建築士法等の一部を改正する法律(平成18年12月20日法律第114号)
一級建築士によるマンションなどの耐震強度偽装事件を受けて、建物の安全性確保と建築士制度に対する信頼回復を目的とする改正。

条約の承認

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  • 経済上の連携に関する日本国とメキシコ合衆国との間の協定第五条3及び5の規定に基づく市場アクセスの条件の改善に関する日本国とメキシコ合衆国との間の議定書
  • 経済上の連携に関する日本国とフィリピン共和国との間の協定

内閣提出で継続審議になった法案

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  • 犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案
いわゆる共謀罪法案。
  • 少年法等の一部を改正する法律案

内閣提出で廃案となった法案

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  • ねんきん事業機構法案
  • 国民年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律案

会期中の出来事

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関連項目

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外部リンク

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