第17回ベルリン国際映画祭
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第17回ベルリン国際映画祭は1967年6月23日から7月4日まで開催された。
概要
[編集]1967年のベルリン国際映画祭には東側諸国も招かれたが、ユーゴスラヴィア以外の国々はそれに応じず、運営陣にとっては残念な結果となってしまった。コンペティション部門に出品された20本の長編の中から、ベルギー映画『出発』が金熊賞に選ばれた。
受賞
[編集]- 金熊賞:『出発』(イエジー・スコリモフスキー)
- 銀熊賞
- 審査員特別賞:『コレクションする女』(エリック・ロメール)、『Alle Jahre wieder』(ウルリッヒ・シャモニ)
- 監督賞:ジヴォジン・パウロヴィッチ (『Budjenje pacova』)
- 男優賞:ミシェル・シモン (『老人と子供』)
- 女優賞:イーディス・エヴァンス (『哀愁の旅路』)
上映作品
[編集]コンペティション部門
[編集]- 長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
題名 原題 |
監督 | 製作国 |
---|---|---|
Alle Jahre wieder | ウルリッヒ・シャモニ | 西ドイツ |
Budjenje pacova (The Rats Woke Up) |
ジヴォジン・パウロヴィッチ | ユーゴスラビア |
El ABC del amor (The ABC of Love) |
ロドルフォ・クーン | ブラジル アルゼンチン チリ |
Het Gangstermeisje (A Gangstergirl) |
Frans Weisz | オランダ |
Historien om Barbara (Story of Barbara) |
Palle Kjærulff-Schmidt | デンマーク |
Här har du ditt liv (This Is Your Life) |
ヤン・トロエル | スウェーデン |
Il Fischio al naso (The Seventh Floor) |
ウーゴ・トニャッツィ | イタリア |
コレクションする女 La Collectionneuse |
エリック・ロメール | フランス |
La Notte pazza del conigliaccio (The Strange Night) |
Alfredo Angeli | イタリア |
出発 Le départ |
イエジー・スコリモフスキー | ベルギー |
Le Mur (The Wall) |
Serge Roullet | フランス |
老人と子供 Le vieil homme et l'enfant |
クロード・ベリ | フランス |
Liv | Pål Løkkeberg | ノルウェー |
Livet är stenkul (Life's Just Great) |
ヤン・ハルドフ | スウェーデン |
Paranoia | アドリアン・ディットボースト | オランダ |
San (The Dream) |
Mladomir 'Purisa' Djordjevic | ユーゴスラビア |
惜春 | 中村登 | 日本 |
哀愁の旅路 The Whisperers |
ブライアン・フォーブス | イギリス |
To Prosopo tis medusas | ニコス・コンデュロス | ギリシャ アメリカ合衆国 |
Tätowierung (Tattoo) |
ヨハネス・シャーフ | 西ドイツ |
審査員
[編集]- ソロルド・ディッキンソン (イギリス/監督)
- ルーディガー・フォン・ヒルシェベルク (西ドイツ/プロデューサー)
- アレクサンドル・ペトロヴィッチ (ユーゴスラヴィア/監督)
- ウィラード・ファン・ダイク (アメリカ/写真家・監督)
- Knud Leif Thomsen (デンマーク/脚本家)
- Sashadhar Mukerjee (インド/プロデューサー)
- Michel Aubriant (フランス/ジャーナリスト)
- Manfred Delling (西ドイツ/)
外部リンク
[編集]- 公式サイト (ドイツ語・英語)