第61回ベルリン国際映画祭
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オープニング | 『トゥルー・グリット』 |
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会場 | ドイツ ベルリン |
創設 | 1951年 |
賞名 | 金熊賞 |
期間 | 2011年2月10-20日 |
ウェブサイト | http://www.berlinale.de |
第61回ベルリン国際映画祭(だい61かい-こくさいえいがさい)は、2011年2月10日から20日まで行われ、女優のイザベラ・ロッセリーニが審査委員長を務めた[1]。オープニング作品はコーエン兄弟の『トゥルー・グリット』である[2]。生涯功労賞はアーミン・ミューラー=スタールが受賞した[3]。
審査員
[編集]- イザベラ・ロッセリーニ - イタリア系アメリカ人女優、審査員長
- ジャン・チャップマン - オーストラリア人プロデューサー
- ニーナ・ホス - ドイツ人女優
- アーミル・カーン - インド人俳優・映画監督
- ガイ・マディン - カナダ人映画監督
- サンディ・パウエル - イギリス人衣裳デザイナー
- ジャファール・パナヒ - イラン人映画監督[4]
コンペティション部門
[編集]コンペティション外
[編集]次の作品がコンペティション外で上映された[5]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
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Almanya: Willkommen in Deutschland | Yasemin Samdereli | ドイツ | |
英雄の証明 | Coriolanus | レイフ・ファインズ | イギリス |
屋根裏部屋のマリアたち | Les femmes du 6ème étage | フィリップ・ル・ゲ | フランス |
ミケランジェロの暗号 | Mein bester Feind | ヴォルフガング・ムルンベルガー | オーストリア ルクセンブルク |
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち | Pina | ヴィム・ヴェンダース | ドイツ フランス |
トゥルー・グリット | True Grit | コーエン兄弟 | アメリカ |
アンノウン | Unknown | ジャウム・コレット=セラ | ドイツ イギリス フランス |
パノラマ部門
[編集]日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
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白夜行 | — | 深川栄洋 | 日本 |
恥ずかしくて | Ashamed | キム・スヒョン | 韓国 |
トムボーイ | Tomboy | セリーヌ・シアマ | フランス |
フォーラム部門
[編集]フォーラム部門のメイン・プログラムでは以下の作品がスクリーニングされた[6]。
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
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Amnesty | Bujar Alimani | アルバニア ギリシャ フランス | |
Auf der Suche | Jan Krüger | ドイツ フランス | |
Absent | Marco Berger | アルゼンチン | |
The Ballad of Genesis and Lady Jaye | マリー・ロザー | アメリカ フランス | |
Brownian Movement | ナヌーク・レオポルド | オランダ ドイツ ベルギー | |
Cheonggyecheon Medley: A Dream of Iron | Kelvin Kyung Kun Park | 韓国 | |
Day Is Done | Thomas Imbach | スイス | |
Dom | Zuzana Liová | スロバキア チェコ | |
E-Love | Anne Villaceque | フランス | |
An Angel in Doel | Tom Fassaert | オランダ ベルギー | |
En terrains connus | Stéphane Lafleur | カナダ | |
FIT | — | 廣末哲万 | 日本 |
Follow Me | Johannes Hammel | オーストリア | |
Halaw | Sheron Dayoc | フィリピン | |
ヘヴンズ ストーリー | — | 瀬々敬久 | 日本 |
Hi-So | アーティット・アッサラット | タイ | |
Self Referential Traverse: Zeitgeist and Engagement | Kim Sun | 韓国 | |
家族X | — | 吉田光希 | 日本 |
만추 | 金兌容 | 韓国 香港 中国 アメリカ | |
Made in Poland | Przemysław Wojcieszek | ポーランド | |
Les mains libres | ブリジット・シィ | フランス | |
El mocito | Marcela Said and Jean de Certeau | チリ | |
Nesvatbov | Erika Hníková | チェコ | |
Ocio | Alejandro Lingenti フアン・ビジェガス |
アルゼンチン | |
Osmdesát dopisů | Václav Kadrnka | チェコ | |
Patang | Prashant Bhargava | インド アメリカ | |
Poor kor karn rai | Thunska Pansittivorakul | ドイツ タイ | |
Os residentes | Tiago Mata Machado | ブラジル | |
世界グッドモーニング!! | — | 廣原暁 | 日本 |
Silver Bullets/Art History | ジョー・スワンバーグ | アメリカ | |
State of Violence | Khalo Matabane | 南アフリカ フランス | |
Submarine | リチャード・アイオアディ | イギリス | |
Swans | Hugo Vieira da Silva | ドイツ ポルトガル | |
Take Shelter | Jeff Nichols | アメリカ | |
Territoire perdu | Pierre-Yves Vandeweerd | フランス ベルギー | |
Traumfabrik Kabul | Sebastian Heidinger | ドイツ アフガニスタン | |
アンダー・コントロール | Unter Kontrolle | フォルカー・ザッテル (Volker Sattel) |
ドイツ |
Utopians | Zbigniew Bzymek | アメリカ | |
Viva Riva! | Djo Tunda Wa Munga | コンゴ民主共和国 フランス ベルギー |
受賞結果
[編集]金熊賞: 『別離』 - アスガル・ファルハーディー監督[7]
銀熊賞:
- 審査員グランプリ: 『ニーチェの馬』 - タル・ベーラ監督
- 監督賞: ウルリッヒ・コーラー監督 - 『スリーピング・シックネス』
- 女優賞: 『別離』の女性キャスト
- 男優賞: 『別離』の男性キャスト
- 芸術貢献賞(美術): バーバラ・エンリケ - 『プライズ~秘密と嘘がくれたもの~』
- 芸術貢献賞(撮影): ウォジェック・スタロン - 『プライズ~秘密と嘘がくれたもの~』
- 脚本賞: ジョシュア・マーストン、アンダミアン・ムラタジ - The Forgiveness of Blood
- アルフレート・バウアー賞: Wer wenn nicht wir - アンドレス・ファイエル監督
生涯功労賞:[3]
クリスタル・ベア賞 (Generation Kplus):
- The Liverpool Goalie - Arild Andresen監督
クリスタル・ベア賞 (Generation14plus):
- On the Ice - Andrew Okpeaha MacLean監督
国際批評家連盟賞:
- コンペティション部門: 『ニーチェの馬』 - タル・ベーラ監督
- パノラマ部門: Top Floor Left Wing - Angelo Cianci監督
- フォーラム部門: 『ヘヴンズ ストーリー』 - 瀬々敬久監督
金熊賞(短編部門): Night Fishing - パク・チャヌク、パク・チャンギョン監督
出典
[編集]- ^ “Isabella Rossellini to head Berlin Film Festival jury”. BBC News. 2010年12月15日閲覧。
- ^ “Coen Brothers’ True Grit to Open the 61st Berlinale”. berlinale.de. 2010年12月15日閲覧。
- ^ a b “Berlinale 2011: The Honorary Golden Bear”. berlinale.de (2010年12月26日). 2010年12月26日閲覧。
- ^ “Berlinale 2011: International Jury”. berlinale.de (2011年1月21日). 2011年1月24日閲覧。
- ^ a b “The Competition of the 61st Berlinale”. berlinale.de (2011年1月18日). 2011年1月19日閲覧。
- ^ “The 41st Forum: Cracks in the Facade”. berlinale.de (2011年1月17日). 2011年1月18日閲覧。
- ^ “The Awards / Die Preise”. Berlinale.de. Berlin International Film Festival (2011年2月19日). 2011年2月20日閲覧。