第2軍 (ドイツ軍)
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第2軍(だい2ぐん、独Deutsche 2. Armee)は、第一次世界大戦、第二次世界大戦時のドイツ軍の部隊である。
第一次世界大戦
[編集]第2軍 | |
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創設 | 1914年 |
廃止 | 1918年 |
所属政体 | ドイツ帝国 |
所属組織 | ドイツ帝国軍 |
部隊編制単位 | 軍 |
担当地域 | 西部戦線 |
戦歴 | 西部戦線 |
第一次世界大戦中、第2軍は西部戦線で戦い、1914年8月のシュリーフェン計画に基づく、フランス・ベルギーへの攻勢に参加した。司令官カール・フォン・ビューロウ、参謀長オットー・フォン・ラウエンシュタインの下で第2軍は戦争を早期に終了させるため、第1軍がパリを包囲するのを支援する任務を与えられた。第2軍はベルギーのナミュール要塞を包囲し、これを攻略した。
1914年8月23-24日のシャルルロワの戦いでシャルル・ランレザック率いるフランス第5軍と戦い、29-30日はサン・カンタンで再び戦った。
後のソンムの戦いで所属部隊の多くが全滅した。
司令官
[編集]着任 | 離任 | 階級(当時) | 氏名 |
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1914年 | 1915年3月 | 大将 | カール・フォン・ビューロウ |
1916年12月 | 1918年9月 | 大将 | ゲオルグ・フォン・デア・マルヴィッツ |
第二次世界大戦
[編集]第2軍 | |
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第2軍 のワッペン | |
創設 | 1939年10月20日 |
廃止 | 1945年5月9日 |
所属政体 | ドイツ国 |
所属組織 | ドイツ国防軍陸軍 |
部隊編制単位 | 軍 |
担当地域 |
西部戦線 東部戦線 |
戦歴 |
西部戦線 東部戦線 |
1939年10月20日、マクシミリアン・フォン・ヴァイクス大将の元、第2軍は設立された。初期はフランスに駐屯しており、バルカン半島攻略時には作戦に参加した。その後、1941年にはバルバロッサ作戦では中央軍集団に所属した
1945年、第2軍は西プロイセンで防衛戦を行い、5月9日、降伏した。
司令官
[編集]着任 | 離任 | 階級(当時) | 氏名 |
---|---|---|---|
1939年10月20日 | 1942年6月13日 | 騎兵大将 | マクシミリアン・フォン・ヴァイクス |
1942年6月14日 | 1943年2月3日 | 歩兵大将 | ハンス・フォン・ザルムート |
1943年2月4日 | 1945年3月9日 | 大将 | ヴァルター・ヴァイス |
1945年3月10日 | 1945年5月9日 | 装甲兵大将 | ディートリヒ・フォン・ザウケン |
参考文献
[編集]- Barbara Tuchman The Guns of August Ballantine Books- New York 1962 ISBN 0-345-38623-X
- 山崎雅弘『ドイツ軍名将列伝鉄十字の将官300人の肖像』(学研M文庫、2009年) ISBN 4-05-90123-51