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第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
競輪 > 競輪の競走格付け#GI (G1) > 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント > 第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
弥彦競輪場・GI
周長:400m みなし直線:63.1m
周長:400m みなし直線:63.1m
レース詳細
開催日 2024年10月17日(木) - 20日(日)
レース結果
優勝 [1] 古性優作(2連覇) (大阪)
2位 [4] 小原太樹 (神奈川)
3位 [6] 河端朋之 (岡山)
2023
2025

第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントは、2024年10月17日20日まで、弥彦競輪場で開催された競輪のGI競走である。優勝賞金は4,090万円(副賞込み)[1][2]

大阪・関西万博協賛 第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの名称で開催される。

決勝戦

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競走成績

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・各項目について
選手名 府県 期別 着差 上り 決ま
り手
S/J
H/B
個人
状況
1  1  古性優作  33  27大 阪 100  S  12.0 差し S 走注(押圧・斜行)
2  4  小原太樹  36  14神奈川 95  1  1 11.9 差し
3  6  河端朋之  39  33岡 山 95  1  3/4 12.0
3.5
4  8  佐々木悠葵  29  10群 馬 115  1  1/4輪 12.1
5  2  郡司浩平  34  14神奈川 99  1  1/2 12.2 B 走注(内圏線・斜行・押上げ)
6  7  わb渡部幸訓  41  07福 島 89  1  1/2 11.7
7  5  わa脇本雄太  35  25.18福 井 94  S  2 12.1
8  3  新山響平  30  02青 森 107  S  1/2輪 12.0 走注(押圧)
9  9  寺崎浩平  30  25.18福 井 117  1  大差 13.9 JH

配当金額

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・各項目について
2枠複
1=4   170円 (1)
3連複
1=4=6   20,320円 (050)
2枠単
1-4   710円 (2)
  3連単  
1-4-6 121,980円 (241)
2車複
1=4   4,430円 (16)
ワイド
1=4   630円 (06)
1=6   1,630円 (20)
4=6   3,320円 (31)
  2車単  
1-4 9,410円 (29)

レース概要

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寺崎 - 脇本 - 古性と、2日目のローズカップと同じ並びの近畿勢[11]は、今回は正攻法から誘導員と車間を空け主導権を取り切る。踏み合いに敗れた新山は脇本の外で粘るも、打鐘過ぎに後退。4角手前から仕掛けた郡司に対応する流れで脇本は、寺崎の内に差し込んで万事休す。郡司は最終2角過ぎで寺崎を捉え、スイッチした古性が続く。佐々木がいい勢いで捲り古性の牽制を乗り越えるが、郡司に大きくブロックされる。空いたインから古性が優勝。その後ろにいた小原が続いて2着。道中9番手ながら佐々木に乗って外を踏んだ河端が3着。 [12][13][14]

特に古性の最後の1周の動きについては、ファンのみならず評論家、現役選手からも絶賛されたほどであった[15][16]

特記事項

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  • 弥彦でのGI開催は前年に続いて、同大会単独としては2年連続8度目(次回前橋で開催される)。
  • 今大会のキャッチフレーズは、「一瞬にかけるアスリートたちの未来を照らすマジックアワー」。
  • 初日の開会式での選手宣誓は、今回地元から唯一の出場選手である菊池岳仁[注 1]が行った[18]
  • 日本競輪選手会理事長杯の表彰式での花束贈呈は青山りよう、ローズカップの表彰式での花束贈呈はモデル山田彩乃、決勝戦の表彰式での花束贈呈はプロ和太鼓集団「鼓童」が務めた。
  • 決勝戦の表彰式には、今年も掲示板に乗った3人が参加。
  • シリーズ全体の目標額は前年同様の83億円[19]であったが、シリーズ4日間の総売上は前年比4.5%増の85億7311万300円[20]で目標額を上回った。なお、各日ごとの売上額は、初日入場2,357人・売上18億717万100円[21][22]、2日目入場1,984人・売上17億5720万7300円[23][24]、3日目入場3,044人・売上20億5836万8300円[25][26]、最終日入場5,816人・売上29億5036万4600円[27][8]。また、決勝戦の売上は11億4262万8100円だった。

放送関係

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  • 決勝戦中継とは別に、新潟放送にて14日の10:50 - 11:20に事前特番として「キンタロー。秋の弥彦モノマネ探訪」を放送した。また、最終日には弥彦本場にてものまねライブを行った。

競走データ

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  • 8月27日に出場選手(108名・補欠9名)が決定[31][32]
  • 今回のナショナルチームの選手は、ほぼ同日程にデンマークで開催された世界選手権に出場した関係で欠場の扱いとなった。
  • 小原太樹はGI決勝戦3回目で、今回も3連対を継続した[9]
  • 優勝した古性優作の大会連覇は、神山雄一郎(第5回1996年・第6回1997年)以来27年ぶり2人目。また古性は、前年と同じく、グランプリ前に年間獲得賞金額が2億円を突破した。

脚注

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注釈

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  1. ^ 菊池の登録地は長野県だが、選手会新潟支部所属である(長野県には選手会の支部がないため)。なお、今大会では他に地元の鈴木庸之も選出されていたが負傷欠場している。
  2. ^ 事前収録の部分は、春日俊彰と鈴木奈々が登場。

出典

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  1. ^ 【弥彦競輪・GⅠ寬仁親王牌】後藤大輝「古性さんのところに出稽古に行かせてもらいました」”. 東スポWEB (2024年10月16日). 2024年10月19日閲覧。
  2. ^ “◇GI 第33回寬仁親王牌決勝 2425㍍(写真ニュース)”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年10月21日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/tomohito/2024/photonews/photonews_nsInc_202410210000197-4.html 2024年10月21日閲覧。 
  3. ^ 無料WEB予想紙「ニッカンPDF新聞」 最終日
  4. ^ 弥彦競輪 専門紙PDF 最終日12R 提供:新潟スポーツ
  5. ^ 弥彦競輪 印並びコメント 最終日12R
  6. ^ 岸和田競輪 pdf
  7. ^ 広島競輪 pdf
  8. ^ a b 弥彦競輪 成績 4日目
  9. ^ a b 結果 最終日 第12R - 日刊プロスポーツ新聞社 プロスポーツWeb
  10. ^ レース詳細 2024年10月20日 12R 決勝 - 楽天Kドリームス
  11. ^ “【競輪】脇本雄太は古性優作の助言でヨコにも進境 迷わず番手即決でVチャンス十分/ヤマコウ - ヤマコウの時は来た!!”. 日刊スポーツ. (2024年10月20日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/yamakou/news/202410200000183.html 
  12. ^ 『第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)レポート』 最終日編 - KEIRIN.JP
  13. ^ “狙うはWグランドスラム 古性優作が連覇達成 寬仁親王牌(G1)/弥彦競輪場・10月20日”. More CADENCE. (2024年10月20日). p. 1/2. https://morecadence.jp/keirin/183601 
  14. ^ https://wm.st.keirin.jp/wm-keirin21/20241020-21-05-12-01-00.mp4
  15. ^ 【今週の競輪好プレー】古性優作”万人に知らしめる走り” / 弥彦GI・最終日12R決勝”. netkeirin. ネットドリーマーズ (2024年10月23日). 2024年10月24日閲覧。
  16. ^ 鷲田幸司 [@keirin_wasshiii] (2024年10月20日). "古性優作が凄すぎて言葉が出てこない". X(旧Twitter)より2024年10月24日閲覧
  17. ^ 大阪・関西万博協賛レース開催について - 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、2023年6月9日
  18. ^ “【競輪】「弥彦の地で走ることを光栄に思い…」選手宣誓の菊池岳仁に熱い声援と拍手/弥彦G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年10月17日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/tomohito/2024/news/202410170000417.html 2024年10月17日閲覧。 
  19. ^ “【競輪】キャンペーンレディー高田千尋さんは「新山会」メンバー 弥彦G1PRで来社”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年10月8日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202410080000731.html 2024年10月9日閲覧。 
  20. ^ “【競輪】古性優作が大会連覇&G1連続V 4日間の総売り上げは目標上回る85億円超え/弥彦G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年10月20日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/tomohito/2024/news/202410200001932.html 2024年10月21日閲覧。 
  21. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2024年10月17日). "【#弥彦競輪 GⅠ#寛仁親王牌 初日】". X(旧Twitter)より2024年10月17日閲覧
  22. ^ 弥彦競輪 成績 初日
  23. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2024年10月18日). "【#弥彦競輪 GⅠ#寛仁親王牌 2日目】". X(旧Twitter)より2024年10月19日閲覧
  24. ^ 弥彦競輪 成績 2日目
  25. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2024年10月19日). "【#弥彦競輪 GⅠ#寛仁親王牌 3日目】". X(旧Twitter)より2024年10月20日閲覧
  26. ^ 弥彦競輪 成績 3日目
  27. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2024年10月20日). "【#弥彦競輪 GⅠ#寛仁親王牌 売上&入場者数】". X(旧Twitter)より2024年10月20日閲覧
  28. ^ テレビ放送予定
  29. ^ テレビ東京系列6局ネットで放送 - netkeirin、2024年10月7日
  30. ^ 村と春日 秋の弥彦自転車ふれあい旅 第33回寬仁親王牌 世界選手権記念トーナメント GⅠ テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
  31. ^ 寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント出場予定選手の決定について”. KEIRIN.JP (2024年8月27日). 2024年9月17日閲覧。
  32. ^ 『第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』出場予定選手一覧表” (PDF). KEIRIN.JP (2024年8月27日). 2024年9月17日閲覧。

外部リンク

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寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
前回 (2023年 第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
2024年・弥彦)
次回(2025年
第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
(弥彦)
第34回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
(前橋)