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粕淵駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
粕淵駅
駅舎(2008年7月)
かすぶち
Kasubuchi
明塚 (3.1 km)
(2.0 km) 浜原
地図
所在地 島根県邑智郡美郷町粕渕407
北緯35度4分20.66秒 東経132度35分34.03秒 / 北緯35.0724056度 東経132.5927861度 / 35.0724056; 132.5927861座標: 北緯35度4分20.66秒 東経132度35分34.03秒 / 北緯35.0724056度 東経132.5927861度 / 35.0724056; 132.5927861
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 三江線
キロ程 48.1 km(江津起点)
電報略号 カフ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
13人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1937年昭和12年)10月20日[1]
廃止年月日 2018年平成30年)4月1日
備考
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粕淵駅(かすぶちえき)は、島根県邑智郡美郷町粕渕にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線廃駅)である。

地名は俗字(異体字)の「渕」を用いているが、駅名には正字の「淵」を用いていた。江の川の蛇行部分にあたり、当初の三江線の計画では明塚駅から東方へトンネルでショートカットされる予定であったが、地元の強い誘致運動により川沿いのルートが選択され浜原駅とともに粕淵駅が設けられた[2]。三江線の廃止に伴い、2018年平成30年)4月1日に廃駅となった。

歴史

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廃線後の駅舎(2019年7月)

駅構造

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構内(2008年7月)

浜原方面に向かって左側に、単式ホーム1面1線を持つ地上駅停留所)であった。

駅舎は美郷町商工会館と合築で、商工会の係員が出札業務を受託(管理は浜田鉄道部が担当)する簡易委託駅であり、平日の日中のみ窓口の営業を行っていた(なお、改築前の駅舎は、浜原駅の駅舎とほぼ同じ作りの木造平屋建てであった)。また、駅前を発着する石見交通のバスの定期券・バスカードの発売も行っていた。なお、自動券売機などは設置されていなかった。ホーム上に待合室があった。

かつては島式ホーム1面2線を有する駅であったが、片側の線路は撤去され、その路盤は現駅舎及び駅前駐車場の用地に転用された。

利用状況

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近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。業務上の主要駅である隣の浜原駅よりも多かった。なお、1994年度は103人、1984年度は184人だった。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 58
2000 55
2001 53
2002 57
2003 64
2004 64
2005 60
2006 53
2007 37
2008 28
2009 26
2010 21
2011 22
2012 23
2013 17
2014 23
2015 25
2016 24
2017 13

駅周辺

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ゴールデンユートピアおおち

三瓶山への最寄り駅であった。

バス路線

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駅前に「粕渕駅」停留所があり、下記の路線が発着する。

国鉄時代には、広浜線連絡の国鉄バスも発着していた。三江線廃止に伴うバス路線再編により粕淵都賀線は廃止され、現在は石見交通粕淵線、美郷町営バス粕淵竹線、大和観光の運行する川本美郷線が乗り入れている。

その他

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  • 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「神武」の愛称が付けられていた[7]

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
F 三江線
明塚駅 - 粕淵駅 - 浜原駅
かつて明塚と当駅との間に野井仮乗降場が存在した[1]

脚注

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  1. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、332頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「終着駅の町 鉄道廃止論どこふく風」『中國新聞』昭和46年10月15日 5面
  3. ^ 「島根の18駅を無人化 効率化狙い3月10日から JR米子支社」『山陰中央新報』山陰中央新報社、1990年1月24日、山陰総合、15面。
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 90年版』ジェー・アール・アール、1990年8月1日、174頁。ISBN 4-88283-111-2 
  5. ^ a b “商工会館を併設 JR粕淵駅、来年四月完成へ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1995年9月27日) 
  6. ^ 町商工会館併設の駅舎(駅 三江線35の物語:4)朝日新聞 2018年3月29日閲覧)
  7. ^ 三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説 (PDF) - 三江線活性化協議会。

関連項目

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外部リンク

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