川戸駅
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川戸駅 | |
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駅舎(2008年1月) | |
かわど Kawado | |
◄川平 (6.9 km) (5.4 km) 田津► | |
所在地 | 島根県江津市桜江町川戸[1]117 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■三江線 |
キロ程 | 13.9 km(江津起点) |
電報略号 | カト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2][3] |
乗車人員 -統計年度- |
15人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)4月20日[1][2] |
廃止年月日 | 2018年(平成30年)4月1日[4] |
備考 |
川戸駅(かわどえき)は、島根県江津市桜江町川戸にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅(廃駅)である[2]。2018年(平成30年)4月1日に、三江線の廃止に伴い廃駅となった[4]。
歴史
[編集]- 1930年(昭和5年)4月20日:三江線の石見江津駅(現在の江津駅) - 当駅間が開通、終着駅(有人駅)として新設[2][5][6]。
- 1931年(昭和6年)5月20日:三江線が当駅から石見川越駅まで延伸され、途中駅となる[7]。
- 1954年(昭和29年)4月1日:桜江村成立に伴い、所在地表示が島根県邑智郡桜江村川戸になる。
- 1955年(昭和30年)3月31日:三江南線の開業に伴い、それまでの三江線が三江北線に改称され、当駅も同線所属の駅となる[8]。
- 1956年(昭和31年)1月1日:町制施行に伴い、所在地表示が島根県邑智郡桜江町川戸になる。
- 1975年(昭和50年)8月31日:当駅を含む江津駅 - 三次駅間が全通したため三江北線が現行の三江線の一部となり、当駅も同線所属の駅となる[8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道へ承継[8]。
- 1999年(平成11年)3月13日:3月12日午後0時半から江津 - 口羽駅間を運休して、列車交換設備を撤去[9]。周辺では同時に、川平・因原・石見簗瀬の各駅でも交換設備が撤去された[9]ため、江津駅 - 浜原駅間では列車交換が可能な駅が石見川本駅のみとなった[10]。
- 2004年(平成16年)10月1日:桜江町が江津市に編入され、所在地表示が島根県江津市桜江町川戸になる。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる[4]。
駅構造
[編集]浜原方面に向かって左側に、単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)であった[1][2]。かつては2面2線の相対式ホームで行き違い設備を持っており、江津寄りに1本と三次寄りに2本の側線を含む5線を有していたが、駅舎側の線路以外は撤去され、使われなくなったホームなどが残されていた[1][2]。
かつては駅員が常駐していたが、廃止時には浜田鉄道部が管理する無人駅となっていた。また、平成の初め頃まで切符などの販売を行う駅務室として使用されていた部屋にはNPO法人「結まーるプラス」の事務所が入っていた[2][11]。なお、自動券売機などは設置されなかった。
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廃線後の駅舎(2019年9月)
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廃線後の駅構内(2019年9月)
利用状況
[編集]近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は171人、1984年度は265人だった。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 117 |
2000 | 113 |
2001 | 103 |
2002 | 97 |
2003 | 87 |
2004 | 83 |
2005 | 87 |
2006 | 82 |
2007 | 102 |
2008 | 90 |
2009 | 80 |
2010 | 63 |
2011 | 54 |
2012 | 51 |
2013 | 40 |
2014 | 38 |
2015 | 32 |
2016 | 33 |
2017 | 15 |
駅周辺
[編集]周辺はやや開けており、道路沿いに家が並んでいる。かつては旧邑智郡桜江町の中心地で、中世には朝鮮半島への貿易で
その他
[編集]- 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「鈴鹿山」の愛称が付けられていた[1][2]。「鈴鹿山」は駅のある江津市桜江町の神楽団体、川戸神楽社中が得意とする演目である[12]。
- 2021年12月11日、江津工業高校や地元住民たちが当駅を活用し軌道自動自転車 (レールスクーター)を走らせたイベントが実施された[13]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、244頁。ISBN 978-4-906794-90-4。
- ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、20頁。
- ^ a b “川戸”. ぶらり三江線WEB. 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。
- ^ a b c “近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- ^ “「鉄路平安」駅員の願い(駅 三江線35の物語:1)”. 朝日新聞デジタル. (2018年2月26日). オリジナルの2018年4月15日時点におけるアーカイブ。 2022年1月21日閲覧。
- ^ 「鉄道省告示第98号・第99号」『官報』1930年4月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道省告示第99号」『官報』1931年5月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。
- ^ a b 「三江線川平など4駅 来月12、13日に行き違い設備撤去 合理化でJR米子支社」『山陰中央新報』山陰中央新報社、1999年2月20日、さんいん、27面。
- ^ 中国新聞、2015年9月29日
- ^ “木造の鉄道駅 川戸駅”. 中川木材産業. 2022年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月12日閲覧。
- ^ “三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。
- ^ “旧三江線の川戸駅、にぎわい再び”. 2021年12月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 動画で見るニッポンみちしる 川戸駅 - NHKアーカイブス