因原駅
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因原駅 | |
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駅舎(2008年7月) | |
いんばら Imbara | |
◄鹿賀 (3.1 km) (3.7 km) 石見川本► | |
所在地 | 島根県邑智郡川本町大字因原[1]415 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■三江線 |
キロ程 | 28.9 km(江津起点) |
電報略号 | イン |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
6人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1934年(昭和9年)11月8日[1][2] |
廃止年月日 | 2018年(平成30年)4月1日[3] |
備考 |
因原駅(いんばらえき)は、島根県邑智郡川本町大字因原にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅(廃駅)[2]である。三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった[3]。
歴史
[編集]- 1934年(昭和9年)11月8日:三江線の石見川越駅 - 石見川本駅間延伸に伴い、有人駅として開業[1][2][4]。
- 1955年(昭和30年)3月31日:三江南線開業に伴い、従来の三江線が三江北線に改称され、当駅も同線の所属となる[4]。
- 1975年(昭和50年)8月31日:当駅を含む江津駅 - 三次駅間が全通したため三江北線が現行の三江線の一部となり、当駅も同線の所属となる[4]。
- 1982年(昭和57年)11月7日:貨物の取り扱いを廃止[5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[5]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:駅員無配置駅となる[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道へ承継[4]。
- 1999年(平成11年)3月13日:3月12日午後0時半から江津 - 口羽駅間を運休して、列車交換設備を撤去[7]。周辺では同時に、川平・川戸・石見簗瀬の各駅でも交換設備が撤去された[7]ため、江津駅 - 浜原駅間では列車交換が可能な駅が石見川本駅のみとなった[8]。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる[3]。
駅構造
[編集]浜原方面に向かって右側(構内西側)に、単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)であった[2]。かつては駅員が常駐していたが、廃止時には浜田鉄道部が管理する無人駅となっていた。また、構内の西側に置かれた駅舎(駅事務室)は、運送業者の営業所として再利用されていた[1][2]。なお、自動券売機などの各種設備は設置されなかった。
かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能駅であった[1][2]が、片側(構内東側)の線路と列車交換設備は、1999年(平成11年)に撤去された。交換設備の撤去に伴い、両ホームを繋ぐ跨線橋も取り壊された[1]。
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構内(2008年7月)
旧駅舎(駅事務室)は2021年(令和3年)3月末現在も、上述のように地元の運送業者が、営業所として使用している。また、ホームや駅附近の線路も維持されている。これを利用してレールバイクのイベントも開催されている[9]。一方、駅近くの濁川(別名、井原川)に架けられていた「井原川橋梁」は、2021年4月15日時点で既に撤去されている。
利用状況
[編集]近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は38人、1984年度は81人だった。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 19 |
2000 | 17 |
2001 | 14 |
2002 | 17 |
2003 | 15 |
2004 | 12 |
2005 | 14 |
2006 | 12 |
2007 | 7 |
2008 | 8 |
2009 | 5 |
2010 | 5 |
2011 | 5 |
2012 | 6 |
2013 | 3 |
2014 | 4 |
2015 | 7 |
2016 | 7 |
2017 | 6 |
駅周辺
[編集]- 道の駅インフォメーションセンターかわもと
- 川本因原郵便局
- 国道261号
その他
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、246頁。ISBN 978-4-906794-90-4。
- ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、21頁。
- ^ a b c “近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、332頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
- ^ a b 「三江線川平など4駅 来月12、13日に行き違い設備撤去 合理化でJR米子支社」『山陰中央新報』山陰中央新報社、1999年2月20日、さんいん、27面。
- ^ 中国新聞、2015年9月29日
- ^ 旧三江線因原駅で!!レールバイクにチャレンジ 川本町観光協会
- ^ “三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。