翁島駅
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翁島駅 | |
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駅舎(2022年9月) | |
おきなしま Okinashima | |
◄猪苗代 (4.4 km) | |
所在地 | 福島県耶麻郡猪苗代町大字磐根中[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■磐越西線 |
キロ程 | 41.1 km(郡山起点) |
電報略号 | オナ←ヲナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
27人/日(降車客含まず) -2004年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)7月15日[1][3] |
備考 | 無人駅[1][2] |
翁島駅(おきなしまえき)は、福島県耶麻郡猪苗代町大字磐根中(いわねなか)[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線の駅である。
歴史
[編集]駅開設当時、所在地が翁島村(おきなじまむら)であったことが駅名の由来。なお、翁島村の名は猪苗代湖にある唯一の島・翁島からとられている。かつて猪苗代湖畔には有栖川宮・高松宮の翁島別邸が設けられ(天鏡閣および現在の福島県迎賓館)が設けられ、翁島駅がその最寄駅であったことから、旧駅舎には貴賓室が設置されていた[2]。駅舎改築にともない、旧駅舎は町営緑の村に移築・保存されている[2]。かつて、上野からの急行「ばんだい」が走っていたころ、1往復臨時停車していたこともあった。
年表
[編集]- 1899年(明治32年)7月15日:岩越鉄道により、開業[3]。一般駅。
- 1906年(明治39年)11月1日:岩越鉄道が国有化[3]。
- 1915年(大正4年)9月:野口英世が一時帰郷。この駅で地元住民の歓迎を受ける。
- 1963年(昭和38年)3月1日:貨物の取り扱いを廃止[4]。
- 1972年(昭和47年)9月1日:荷物の取り扱いを廃止[4]。
- 1983年(昭和58年)3月10日:磐越西線のCTC化に伴い、駅無人化[5]。
- 1984年(昭和59年)9月26日:お召し列車が運転され、昭和天皇夫妻が下車[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[7]。
- 2016年(平成28年):旧本屋(駅舎)は「磐越西線鉄道施設群」の一部として、土木学会選奨土木遺産に選ばれる[8][9]。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][10]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線[2]を有する地上駅である。互いのホームは構内踏切で連絡している。
あいづ統括センター(会津若松駅)管理の無人駅である[2]。1983年(昭和58年)に、無人化と同時に駅舎をコンクリート製のカプセル型に改築している。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■磐越西線 | 下り | 会津若松方面[11] |
2 | 上り | 郡山方面[11] |
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待合室(2022年9月)
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ホーム(2022年9月)
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構内踏切(2022年9月)
利用状況
[編集]「福島県統計年鑑」によると、2000年度(平成12年度)- 2004年度(平成16年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 41 | [12] |
2001年(平成13年) | 38 | [13] |
2002年(平成14年) | 30 | [14] |
2003年(平成15年) | 27 | [15] |
2004年(平成16年) | 27 | [16] |
駅周辺
[編集]- 翁島温泉
- 西ノ沢温泉
- 玉の湯旅館
- 天鏡閣(旧有栖川宮・高松宮翁島別邸)
- 福島県迎賓館(旧高松宮翁島別邸)
- 野口英世記念館
- 野口英世の里郵便局
- 福島県道7号猪苗代塩川線
- 福島県道205号翁島停車場線
- 福島県道206号翁島停車場磐根線
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e “駅の情報(翁島駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月14日閲覧。
- ^ a b c d e f 『週刊JR全駅・全車両基地』第50号、朝日新聞出版、2013年8月4日、23頁、2014年10月22日閲覧。
- ^ a b c 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、14頁
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、515頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「「通報」●磐越西線上戸駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1983年3月10日、3面。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、154頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、17頁
- ^ “平成28年度 土木学会選奨土木遺産 認定 磐越西線鉄道施設群”. 福島県立博物館. 2018年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月9日閲覧。
- ^ “土木学会 平成28年度選奨土木遺産 磐越西線鉄道施設群”. www.jsce.or.jp. 2022年6月9日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年7月31日閲覧。
- ^ a b “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(翁島駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年11月14日閲覧。
- ^ “97 鉄道輸送状況” (xls). 第116回 福島県統計年鑑. 福島県 (2002年11月). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “97 鉄道輸送状況” (xls). 第117回 福島県統計年鑑. 福島県 (2003年3月). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “97 鉄道輸送状況” (xls). 第118回 福島県統計年鑑. 福島県 (2004年3月). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “95 鉄道輸送状況” (xls). 第119回 福島県統計年鑑. 福島県 (2005年3月). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “95 鉄道輸送状況” (xls). 第120回 福島県統計年鑑. 福島県 (2006年3月). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “時刻表 翁島駅:JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年9月20日閲覧。
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(翁島駅):JR東日本