苔庭
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苔庭(こけにわ、英:moss garden)は、苔をメインにデザインしている庭。
苔をメインに作庭されている日本庭園で代表的なものには苔の里(石川県小松市日用町)[2][3]、吉城園庭園(奈良市)[4]や、京都市には西芳寺(苔寺)や東福寺の市松模様[5][6]など、他にはこけむしろ(愛媛県西予市宇和町)[7]、箱根美術館庭園、足立美術館庭園、秋篠寺庭園、麟祥院庭園、華厳寺、三宝院酒づくしの庭、相国寺裏方丈庭園、聚光院百積の庭、柳瀬荘、沼津御用邸記念公園西附属邸西庭、神仙郷、宝筐院本堂庭園のほかチームラボプラネッツ TOKYO DMM.comなどにも、苔を生かした庭園が多数ある。
日本国外では、ブローデル・リザーブに苔庭などがあるが、苔は芝生など被覆植物の代替として活用されていることがある[8]。
利用される苔はスギゴケ類、ハリミズゴケやシラガゴケ類、など。
脚注
[編集]- ^ @oniwastagram (2020年3月17日). "日本庭園メディア『おにわさん』中の人". X(旧Twitter)より2023年2月14日閲覧。
- ^ 叡智の杜/苔の里 - 石川県観光連盟
- ^ 叡智の杜 | FOREST of WISDOM
- ^ 吉城園/奈良県公式ホームページ
- ^ 【京都】緑に包まれた神秘的な京都のコケ庭10選!
- ^ 「苔」が美しい京都の寺4選 - サライ.jp
- ^ 静寂に包まれた美しい苔庭(愛媛県西予市) - 四国地方整備局
- ^ Dunn, Jancee (May 2008). “Moss Makes a Lush, No-Care Lawn”. The New York Times 29 February 2020閲覧。
参考
[編集]- 苔庭を望む分棟型の住まい 大川邸 : 愛知県扶桑町 造園設計・施工=士土 (ニューノーマル時代の暮らし方 愉しむ庭(vol.3)) 庭 (243), 28-34, 2021年
- 上原 敬二、1969年、庭園入門講座. 第5巻 (芝生・苔・庭草・草花)、加島書店
- 森本幸裕「桂離宮の苔庭の継承 庭園も温暖化への適応方策検討へ」『グリーン・パワー= Green power : 森と人の文化誌』第474号、森林文化協会、2018年6月、5頁。 (要購読契約)
- 大石鉄郎「苔庭の文化と苔盤景づくり(特別講演(苔と日本文化),第26回日本蘚苔類学会広島大会特集)」『蘚苔類研究』第7巻第3号、日本蘚苔類学会、1997年、91頁、doi:10.24474/bryologicalresearch.7.3_91_1、ISSN 1343-0254。
関連項目
[編集]- 苔玉(苔鉢、苔盆栽)
外部リンク
[編集]- 『苔庭』 - コトバンク
- 苔庭(こけにわ) 広島大学デジタル博物館
- 日本庭園のコケ多様性 コケの生態学(福井県立大学 コケ研究室:大石善隆)