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茂辺地駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
茂辺地駅
駅舎(2018年6月)
もへじ
Moheji
sh07 [* 1]上磯 (8.8 km)
(5.0 km) 渡島当別 sh05
地図
所在地 北海道北斗市茂辺地鉄道用地[1]
北緯41度45分59.4秒 東経140度36分3.0秒 / 北緯41.766500度 東経140.600833度 / 41.766500; 140.600833座標: 北緯41度45分59.4秒 東経140度36分3.0秒 / 北緯41.766500度 東経140.600833度 / 41.766500; 140.600833
駅番号 sh06
所属事業者 道南いさりび鉄道
所属路線 道南いさりび鉄道線
キロ程 17.6 km(五稜郭起点)
函館から21.0 km
電報略号 モチ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗降人員
-統計年度-
30[2]人/日
-2019年-
開業年月日 1930年昭和5年)10月25日[1][3]
備考 簡易委託駅
  1. ^ この間に矢不来信号場有り(当駅から3.3 km先)。
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茂辺地駅(もへじえき)は、北海道北斗市茂辺地にある道南いさりび鉄道線電報略号モチ。駅番号はsh06日本国有鉄道JR北海道における事務管理コードは▲141404[4]

歴史

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1976年の茂辺地駅と周囲約500m範囲。下が江差方面。少しずれた相対式ホーム2面2線で、駅裏側ホーム上には待合室が設置されている。この写真の6年前に既に貨物取扱をやめており、駅舎横の江差側にあった貨物ホームや引込線、駅裏側にあった貨物積卸線の跡がすっかり緑に覆われている。また、後に無人化に併せて駅裏側ホームは使用をやめ、駅舎前の単式ホームのみとなった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

1913年(大正2年)に上磯駅まで開通した上磯軽便線(後に上磯線)が、1930年(昭和5年)に木古内駅まで延びたときに設置された。それ以前の1918年(大正8年)頃には運賃25銭で上磯駅から乗合馬車が運行していた。この馬車は冬には馬橇になった[5]

年表

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駅名の由来

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現在の茂辺地川のアイヌ語名に由来する[9][10]。一般に「モペッ(mo-pet)」(静かな・川)から[9][10][11]、とされるが、「ムペッ(mu-pet)」(塞がる・川)からではないか、とする説もある[11]

かつては道南十二館のひとつである茂別館が置かれたように茂別とも書かれ、上磯町に併合される前は当地の地名も茂別村大字茂辺地であった[11]。この2つは、かつて東北訛りで漢字を当てたため、その場合は発音が同じとなるが、現在の標準語読みでは発音が異なることになっているための違いである[11]

駅構造

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2面3線の地上駅で、ホーム間の移動は跨線橋を使う。道南いさりび鉄道移管後に2番線の使用が停止され、現在は1・3番線のみ使用している。ただし、2番線に繋がるポイントは撤去されていない。

JR時代は五稜郭駅管理の簡易委託駅で、受託者が駅舎で午前の一部時間帯に切符を売っていた(末期は総販システムによる前出し券を発売)。

道南いさりび鉄道移管後も簡易委託が継続されており、[12]営業時間は概ね7:30~13:00迄で、日曜・祝日は休業。発売区間は上磯~函館間の各駅で、渡島当別~木古内間の販売は行っていない。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 道南いさりび鉄道線 上り 木古内方面
2 使用停止
3 下り 函館方面

駅周辺

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隣の駅

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道南いさりび鉄道
道南いさりび鉄道線[注釈 1]
渡島当別駅 (sh05) - 茂辺地駅 (sh06) - (矢不来信号場) - 上磯駅 (sh07)

脚注

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注釈

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  1. ^ 下り順・駅ナンバリング順に記載。路線は上磯方の五稜郭駅が起点である。

出典

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  1. ^ a b c d e さよなら江差線編集委員会(編集) 編『さよなら江差線』北海道新聞社、2014年、155頁。ISBN 978-4-89453-743-9 
  2. ^ 北海道 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
  3. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、827頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、218頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  5. ^ 北海道鉄道管理局『北海道鉄道沿線案内』、1918年、168頁。荒山正彦監修・解説『シリーズ明治・大正の旅行 第I期 旅行案内書集成』第13巻(北海道旅行案内/樺太の鉄道旅行案内)、ゆまに書房、2014年、212頁。
  6. ^ 鐵道省告示第二百七十三號(「官報」昭和五年十月二十一日、第千百四十四號、四百九十三頁)
  7. ^ 鐵道省告示第四百八號(「官報」昭和十一年十一月四日、第二千九百五十三號、三十八頁)
  8. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  9. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、15頁。ASIN B000J9RBUY 
  10. ^ a b 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、20頁。NDLJP:1029473 
  11. ^ a b c d 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、432頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  12. ^ 道南いさりび鉄道 ご利用者説明会』(PDF)(プレスリリース)道南いさりび鉄道http://www.shr-isaribi.jp/wp-content/uploads/2016/01/briefing.pdf2015年2月26日閲覧 
  13. ^ “北斗星広場 6月25日オープン”. 道南いさりび鉄道ホームページ. http://www.shr-isaribi.jp/eventinfo/2445/ 2017年8月9日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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