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西村真幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西村真幸
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道様似町
生年月日 (1976-01-11) 1976年1月11日(48歳)
所属団体 JRA
初免許年 2014年
経歴
所属 栗東・新井仁(2002.10)
栗東・福島勝(20002.11)
栗東・友道康夫(2002.11 - 2005.7)
栗東・岩元市三(2005.8 - 開業)
栗東T.C.(開業 - )
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西村 真幸(にしむら まさゆき、1976年1月11日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンターに所属する調教師北海道様似町出身[1]

来歴

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北海道様似町で船具店を営む両親の下に生まれる[2]。競馬とは無縁の家庭であったが、同級生の実家の生産牧場を手伝うようになり、乗馬への関心が芽生えた[3]

競走馬育成牧場やノーザンファームでの勤務を経て[3]2002年4月にJRA競馬学校厩務員課程に入学。同年10月に栗東新井仁厩舎の厩務員となる。翌月に福島勝厩舎の調教助手となり、同月中に友道康夫厩舎へと移籍した。2005年8月からは岩元市三厩舎で調教助手を務めた[4]

2013年に調教師試験に合格[3]

2015年3月1日に厩舎を開業。同月28日に阪神3Rをサンフレイムで制し、初出走から通算20戦目で初勝利を挙げた[5]。同年10月6日にはマイネルバイカで白山大賞典を制し、交流重賞初制覇[6]

1年目は9勝だったが、2年目の2016年以降は毎年20勝以上の勝ち星を継続している[7]

2017年10月14日、京都2Rで4着に敗れたスギノアルテミスの治療依頼を受けた獣医師が厩舎で指定された馬に治療を実施し、注射で抗生物質を投与。しかし治療された馬がその後、12Rの出走を控えていたソーディヴァインであることが判明したため、馬の取り違えによりソーディヴァインは出走取消となり、西村には過怠金3万円が課せられた[8]

2019年6月9日、マーメイドステークスを7番人気のサラスで制し、開業5年目でJRA重賞初制覇[9]。同月30日に中京7Rをスターリーパレードで制し、JRA通算100勝を達成した[10]

2022年6月25日、東京1Rでスズカダブルが1着となり、現役105人目となるJRA通算200勝を2118戦目で達成した[11]

2023年3月26日、高松宮記念を12番人気のファストフォースで制し、開業9年目で念願のGI初制覇を果たした[12]

2023年高松宮記念表彰式(左)、右はJRA理事長後藤正幸

調教師成績

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概要

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日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 2015年3月1日 1回阪神2日2R 3歳未勝利 セイセイセイ
セイブアス
パティ
16頭 12
10
14
8着
15着
16着
初勝利 2015年3月28日 2回阪神1日3R 3歳未勝利 サンフレイム 16頭 3 1着
重賞初出走 2015年7月5日 3回中京2日11R CBC賞 レオンビスティー 17頭 16 15着
重賞初勝利 2019年6月9日 3回阪神4日11R マーメイドステークス サラス 16頭 7 1着
GI初出走 2016年12月11日 5回阪神4日11R 阪神ジュベナイルフィリーズ クインズサリナ 18頭 12 15着
GI初勝利 2023年3月26日 2回中京6日11R 高松宮記念 ファストフォース 18頭 12 1着

年度別成績

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西村真幸の年度別成績(netkeiba.com)を参照

主な管理馬

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※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走

脚注

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  1. ^ 【フローラS 西村調教師インタビュー】フェアリーポルカ、樫の大舞台へ「今までで一番いい状態」 皐月賞2着ヴェロックスが制した若駒Sで3着の素質馬”. スポーツ報知 (2019年4月16日). 2019年9月29日閲覧。
  2. ^ 髙村洋子 (2014年5月16日). “終わってみれば!トレーニングセール。”. 競馬女子部. 2019年9月29日閲覧。
  3. ^ a b c 平成26年度新規調教師記者会見(栗東トレセン)”. netkeiba.com (2013年12月5日). 2019年9月29日閲覧。
  4. ^ JRAホームページ「調教師名鑑」(2019年9月29日閲覧)
  5. ^ 西村真幸調教師がJRA初勝利!”. サンケイスポーツ (2015年3月28日). 2019年9月29日閲覧。
  6. ^ web Furlong 2015【レースハイライト】第35回 白山大賞典JpnⅢ”. ウェブハロン. 2019年9月29日閲覧。
  7. ^ 西村真幸の年度別成績”. netkeiba.com. 2019年9月29日閲覧。
  8. ^ 取り違えで出走取消に 土曜京都12Rソーディヴァイン/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2024年11月19日). 2024年11月18日閲覧。
  9. ^ 山田数夫 (2019年6月10日). “マーメイドS サラス重賞初V ハンデ51キロ ハナ差届いた”. 中日スポーツ. 2019年9月29日閲覧。
  10. ^ 西村真幸師100勝「もっと活躍できるよう努力を」”. 日刊スポーツ (2019年6月30日). 2019年9月29日閲覧。
  11. ^ 西村真幸調教師がJRA通算200勝 東京1Rのスズカダブルで達成”. スポーツ報知 (2022年6月25日). 2024年11月18日閲覧。
  12. ^ “【高松宮記念】〝ギリギリ〟を攻めた団野ファストフォース 勝敗を分けたレースのキモ”. 東スポ競馬 (東京スポーツ新聞社). (2023年3月26日). https://tospo-keiba.jp/breaking_news/29602 2023年3月26日閲覧。 
  13. ^ ファストフォース”. JBIS-search. 日本軽種馬協会. 2023年3月26日閲覧。
  14. ^ ファントムシーフJBISサーチ、2023年2月12日閲覧

関連項目

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外部リンク

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