コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

イノシシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
から転送)
イノシシ
イノシシ Sus scrofa
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
亜目 : 猪豚亜目 Suina
: イノシシ科 Suidae
: イノシシ属 Sus
: イノシシ S. scrofa
学名
Sus scrofa Linnaeus1758
和名
イノシシ
英名
(wild) boar
  推測される本来の分布
  移入地域

イノシシ日本語:猪・豬、英名Wild boar学名Sus scrofa)は、鯨偶蹄目イノシシ科動物の一種。

形態

[編集]

体長は雄110〜170cm、雌100〜150cm、肩高60〜90cm、尾長30〜40cm、体重80〜190kg(岐阜市で約220kgもの雄個体が捕獲されたこともある)で、雌は雄よりも小さく性的二型が見られる。全身茶褐色から黒褐色の剛毛で覆われる。指の数は前後ともに4本で、2個のを持つ。雌雄共に下顎の犬歯が発達して牙状になっており、雄は特に長い。雄の牙は生後1年半ほどで確認できるようになり、半月型に曲がった形で終生成長を続け、最大で15cmほどまでになる。上顎の犬歯も大きく、それが擦り合わさるよう下顎の犬歯が生えているため、常に研磨された状態の牙は非常に鋭い。ただ、この牙は後方に湾曲しているため、攻撃用というよりもむしろ護身用である。湾曲の度合いもブタと比べると緩い。

日本産種は大陸種に比べて短足であるといわれる。犬歯を除く歯は一度生え変わる。犬歯だけは歯根が無く一生伸び続ける。歯の大きさ、特に臼歯の大きさには地域性があり、現生個体や遺跡の歯の分析から過去に人為的な移動があったのではないかと推測されている[1]

幼獣は毛並みの模様がある種のウリの実の模様に似ているためウリ坊と呼ばれる。熱帯雨林に住む鳥類のヒクイドリの幼鳥がそっくりな模様をしており、森林の中で目立たない収斂進化の一種だと見られている。

生態

[編集]

元々は昼行性の動物であるが、季節と人間の影響により生活リズムを変えていることが報告されている。人間の活動地域では夜行性に変わる[2][3]、積雪地では普段は薄暗い時間帯の活動が多いが、冬は昼行性になるという[4]。季節によって生活リズムを変える例は他の動物でもしばしば報告されている[5][6]

食性は雑食性でクマやサルと違い木に登れないため、地上や地下部のものを食べている。島根県での観察では主食は植物の地下茎で、秋と冬はドングリもよく食べているという[7]。ドングリは種によっては渋みを感じさせ有害なタンニンを多量に含むが、イノシシの唾液はタンニンの作用を中和する働きを持つ。山口県での観察によればこの中和物質の量には季節変化があり、タンニンを多く含むコナラを食べる時期だけ増加する[8]。ドングリはタンニンだけでなく豊凶によってもイノシシに影響を与えている。ツキノワグマとイノシシはドングリが凶作の年は里に下りてくるが、ニホンジカは相関がみられないという[9]。岩手県での観察では、積雪期の餌としてもドングリが重要であり餌場は広葉樹林を好むが、あまりにも雪深いと掘り起こせず、常緑樹で積雪の少ないスギ林などに移動する[10]。ニホンジカと同じく牧草も食べる[11]

動物質のものは全体的には少ないが、ミミズや土壌中の各種昆虫の幼虫などが多い。地上性や地下性の小動物をしばしば捕食していることが報告されており、カエルヘビネズミモグラなどが挙げられている[12][13]腐肉食を行っているという報告が世界各地で幾つかなされている。これまで観察された殆どはシカ類の死骸についてのものである[14][15]。また、子殺し(英:infanticide)が観察されている動物の一つであり、この際幼獣は成獣によってしばしば捕食される(後述)。

砂浜の地中に産み付けられたウミガメの卵を掘り返して食べることが、熱帯亜熱帯の個体群で報告されており[16]、日本でも南西諸島で知られる[17]。オーストラリアではウミガメだけでなく、淡水生のカメの卵も狙うことが報告されている[18]。また、地上に巣を作る鳥にとってもイノシシは主要な天敵の一つである。イタリアで人工的な巣と鶏卵を用いて行われた実験ではキツネ以上にイノシシが最も頻繁に捕食したという[19]

嗅覚は鋭く、多くの匂いに誘引性を示す。脳の反応を観察したところ、イノシシが家畜化されブタになった際に嗅覚の一部を失ったといい、野生化したブタは一部の機能がイノシシ並みに回復するが、完全には回復しないという[20]。多くの野生動物と同じく山火事と関連がある焦げた匂いを嫌う[21][22]。鼻は匂いを嗅ぐだけでなく、鼻で触ることで物の感覚も確かめられる。また、上半身の力は強く数十kg程度のものなら鼻で押しのけてしまう。聴覚も良く超音波も聞き取ることが出来るが忌避反応は示さない。麻布大学獣医学部講師の実験により200〜500Hzの音に逃避反応を示すことが報告されている[23]

反対に視力は0.1以下で100m程度が視認範囲とされる[24]。また眼球が顔の側面にあるため立体視は不得意とされる[24]。奥行の把握が苦手であることから、身体能力的には飛び越えられる1m程度の障害物でも設置次第では飛び越えられないという[24][25]。障害物が飛び越えられる高さであっても、飛び越えるより潜ることを好む行動が観察される[26]

イノシシはよく泥浴びを行う。泥浴・水浴後には体を木に擦りつける行動も度々観察される。特にイノシシが泥浴を行う場所は「沼田場(ヌタバ、英:wallow)」と呼ばれ、イノシシが横になり転がりながら全身に泥を塗る様子から、苦しみあがくという意味のぬたうちまわる(のたうちまわる)という言葉が生まれた。一般にこれは寄生虫を落としたり、体温調節をしていると考えられている。ヌタバに来る動物の目的は様々でタヌキやアナグマのように餌探しのものから、ニホンジカのメスなどは水分と塩分の補給に来ているといわれる[27]。イノシシの雄が泥浴をするのは繁殖前となる秋が多く、しかも泥浴するのは大きな個体が多いことから寄生虫や体温調節だけでなく繁殖的な意味があるのではという説が提唱されている[28]

泳ぎは得意であり、波の穏やかな内海や湖などでは泳ぐ姿がしばしば目撃される。1990年代以降でも瀬戸内海長崎県五島の島では海を渡ってきたと見られる個体群の新規定着事例が報告されている[29][30]

同属の Sus cebifronsでは動物園で飼育中の個体が棒を使って穴を掘る例が知られている[31]が、イノシシ S. scrofaでは特に知られていない。

低温期でも冬眠は行わない。このことが分布の北限を決めているのではという説がある。

野生下での寿命は長くて10年であり、一年半で性成熟に達する。繁殖期は12月頃から約2か月間続く。繁殖期の雄は食欲を減退させ、発情した雌を捜して活発に徘徊する。飼育下の個体の観察ではイノシシの雄はマスターベーションによる性交を伴わない射精をしばしば行い、また、ブタと比べると雌が発情していることを確認するような嗅ぐ動作(英:sniffing)が多いという[32]。発情雌に出会うと、その雌に寄り添って他の雄を近づけまいとし、最終的にはより体の大きな強い雄が雌を獲得する。雌の発情は約3日で終わり、交尾を終えた雄は次の発情雌を捜して再び移動する。強い雄は複数の雌を獲得できるため、イノシシの婚姻システムは一種の一夫多妻であるとも言える。雄は長い繁殖期間中ほとんど餌を摂らずに奔走するため、春が来る頃にはかなりやせ細る。

巣は窪地に落ち葉などを敷いて作り、出産前や冬期には枯枝などで屋根のある巣を作る。西表島での観察事例では巣はリュウキュウマツが疎らに生える、ススキの草原に作られていた[33]。通常4月から5月頃に年1回、平均4.5頭ほどの子を出産する。秋にも出産することがあるが、春の繁殖に失敗した個体によるものが多い。妊娠期間は約4か月。雄は単独で行動するが雌はひと腹の子と共に暮らし、定住性が高い。子を持たない数頭の雌がグループを形成することもある。

幼獣の死亡原因の主要なものに、下痢などと並んで挙げられるのが子殺しである。ヨーロッパで飼育下の群れを観察した結果では、母親よりも体の大きな雌に殺される事例が多かったという[34]。天敵は肉食哺乳類や猛禽類、大型爬虫類など。ただし、日本の環境では幼獣はともかく成獣の天敵はほぼいないと考えられる。

生息地域

[編集]

世界の生息地域

[編集]

ユーラシア大陸およびインド亜大陸に広く分布するが、アラビア半島、ロシアの北部、中国西部のチベット高原ゴビ砂漠などは分布を欠く。大陸周辺の島にも分布し、スリランカスマトラ島日本もその一つである。アフリカ大陸ではナイル川に沿った地域と、アトラス山脈以北の地中海沿岸周辺に分布域がある。新大陸のアメリカ合衆国アルゼンチン周辺、オーストラリア東部などの個体群は移入されたものである。

元来は、アジアヨーロッパなどを中心に生息していた。人間によってイノシシまたはその家畜化されたブタが再野生化したものが、アメリカ大陸オーストラリア大陸などにも放され、爆発的に生息域を広げることになった。

分布地域によって個体に大きな差があり、米国アラバマ州では体長約2.8m、体重約470kgもある巨大なイノシシが過去には仕留められている。中国東北部ロシアのイノシシも体重300kg以上に達する個体がある。

日本の生息地域

[編集]

日本では宮城、新潟以南の本州、また南西諸島に分布する。対馬では対馬藩による駆除活動により1709年宝永9年)に絶滅したが、1995年に再び捕獲され、2011年には捕獲頭数が1万頭を超えた[35]。東北地方では1900年前後に一度絶滅したものと見られていたが、近年分布を拡大させている。南西諸島に分布するリュウキュウイノシシは本土のイノシシの亜種として扱うのが通例だが、別種として扱うべきという意見も存在する。

日本にはニホンイノシシとリュウキュウイノシシの2亜種、ないしは八重山諸島のグループをさらに分けた3亜種が分布する。いずれもイノシシの亜種ではなく、別種として分類すべきとの議論もなされている。

東北地方の生息域の拡大

[編集]

欧米やロシアのイノシシと比べると、日本のイノシシはサイズが小さく、手足も短いため雪の上で移動することが難しいこともあり、雪原地帯での生息が難しいと考えられる。しかし、近年の温暖化に伴って、東北地方におけるイノシシの生息域が広がっている。

山形県では、100年以上にわたってイノシシの生息が確認されていなかったが、2002年に天童市で1頭が捕獲されて以降、各地で出没が相次いでいる。2018年度末の推定個体数は約7800頭とされ、わずか10年間で20倍近くに膨れ上がっているとみられる。2019年度には約2000頭を捕獲したものの、イノシシによる農作物被害は約7400万円に上っている。

北海道にはイノシシは生息しているのか?

[編集]

長らく「北海道にはイノシシは生息していない」というのが定説となっていたが、2003年に行われた環境省の調査で道東エリアに生息していると確認された。これは1980年~1988年頃に、イノブタの養殖のために本州から持ち込まれた数頭の個体が逃げ出し、野生化したものと考えられている。

北海道では「豚の放牧」が冬場にも行われ、足寄町ではイノブタが野生化し問題となっている[36]。1980年頃から足寄町でイノブタが飼育されるようになった。それらはほぼ放し飼い状態で飼育されていたため脱走し野生化した。駆除を試みたが元の飼い主が権利を主張して駆除が出来なかった。1987年頃に農作物被害が深刻化して1988年に所有者が所有権を放棄し、駆除が開始され1991年頃に個体数が減少するも完全駆除にはいたっていない[37]

こうした事例からも分かる通り、冬場でも水や餌が確保でき、雪や風雨を凌げる場所さえあれば、条件付きではあるが「北海道でも生息することは可能」と言える。ただし現状、無事に越冬できる個体は限られ、大規模な繁殖には至っていないと推察される[要出典]

人間との関係

[編集]

食用・薬用

[編集]
猪肉(生、狩猟)[38]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 122 kcal (510 kJ)
0.00 g
食物繊維 0.0 g
3.33 g
飽和脂肪酸 0.990
一価不飽和 1.300
多価不飽和 0.480
21.51 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
0 µg
チアミン (B1)
(34%)
0.390 mg
リボフラビン (B2)
(9%)
0.110 mg
ナイアシン (B3)
(27%)
4.000 mg
ビタミンC
(0%)
0.0 mg
ミネラル
カルシウム
(1%)
12 mg
リン
(17%)
120 mg
他の成分
水分 72.54 g
ビタミンA効力 0 IU
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

ブタとは亜種の関係にあり本種の肉も美味である。野生動物であるため品質は一定せず、個体の状態の他にとどめを刺すところから血抜き、内蔵の処分と解体、保存までの速さと正確さが味を左右する[39]。豚では「豚の雄臭」といって去勢していない雄は独特の臭さが肉に出るといわれており、イノシシも一般に雄より雌の肉の方が評価が高い。ただし、出産を繰り返したものや授乳期の雌は不味いという話もある。豚同様に生食は寄生虫感染のリスクが高いほか[40]E型肝炎や腸管出血性大腸菌症の食中毒のリスクがあることから[41]、食用の際には内部まで十分に加熱する必要がある。さらに他の動物に比べて放射性物質が比較的残りやすいといわれる点にも留意すべきである。ヨーロッパでは2010年代でも放射能の値が1kgあたり数千ベクレルという高い個体がしばしば見つかっており、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故だけでなく、数十年前の核実験の影響も指摘されている[42]

日本では縄文時代の遺跡からもしばしば骨が見つかっている[43] 。仏教が伝わり獣肉食が表向き禁忌とされた時代も、山間部などでは「山鯨(やまくじら)」(肉の食感が鯨肉に似ているため)と称して食されていた。「薬喰い」の別名からもわかるように、滋養強壮の食材とされていた。「獅子牡丹」という成句から、獅子をイノシシに置き換えて牡丹肉(ぼたんにく)とも呼ばれる[44]。文芸では上方落語池田の猪買い』などに登場する。イノシシ肉の鍋料理を「ぼたん鍋」と称する。

南西諸島奄美大島沖縄本島西表島などにおいては、歴史的にも肉食のタブーがなく中国の肉食文化の影響もあり、リュウキュウイノシシが貴重なタンパク源として今でもよく食べられている。西表島での観察事例ではイノシシ猟は主に単純なくくり罠によって行われ、弓矢や猟銃のような熟練の技術を要するものではなく、これは温暖な地域の森林の狩猟民族に共通するものだという[45]西郷隆盛も奄美大島で好んで食べたとされる。奄美大島では保存性を目的にリュウキュウイノシシ肉の塩漬けも作られ、「ましゅちけぃしし」と呼ばれた。また、味噌漬けソーセージにする例もある。

駆除経費の確保と地域振興を兼ねて、他のシカやクマやカモなどとも合わせてジビエ(仏:gibier)として加工・出荷する取り組みも行われている[46]

獣害

[編集]

江戸時代東北地方では、天候不順による不作とイノシシの食害による飢饉が「猪飢渇(けがち)」と呼ばれた[47]。イノシシの田畑への侵入を防ぐしし垣(シシ垣)を作った地域もあった[48]

農林水産省がまとめた2022年(令和4年)度の鳥獣による日本の農業被害額は165億円である。動物別ではシカが65億円で首位、次いでイノシシが36億円となっていて2位になっている。シカの被害割合はこの10年余りで増加傾向を示すのに対し、イノシシの被害額は2010年(平成22年)度の68億円(全体230億円)から比べると金額も比率も減少傾向にある。イノシシはシカに比べて被害面積は小さいが、単位面積当たりの被害金額が大きい。都道府県別では西日本に被害が多く、福岡県、熊本県と広島県が金額の多い上位三県で各県2億円台となっている。作物別ではイネが18億5千万円で半分を占め最も多く、次いで果樹8億5千万円、野菜類4億5千万円、芋類2億8千万円と続く[49]。イネが被害額の過半数を占めるのはスズメとイノシシのみであり、他の動物には見られない特徴である。

イノシシによる農作物被害は食害の他に、農作物の踏みつけや体を擦り付けることによる汚損、農地や採草地や農道の掘り起こしなどがある。農地における獣害対策としては、加害個体および成獣の駆除が重点的な目標とされる。幼獣のみを駆除すると雌が再度発情するために効果が薄い。下記の電気柵や忌避剤のように非殺傷的な方法もよく行われる。

電気柵は高い効果を持つことがいくつか報告されている[50]。下草や積雪が電線に触れると漏電が発生し効果が弱まる。ブタでは鼻先が電気柵に当たるの嫌がる行動が観察されており、稀に柵を倒すことがあるが二重に囲むとほぼ効果が期待できるとされている[51]。立体視による奥行の把握が苦手だということもあり、二重柵は猪対策でもしばしば推奨されている。一方で電気柵が効果を上げられない事例も報告されている。設置上の不手際のほか、行政が長大な整備した後に柵内の一部農家が離農すると、残った営農者では下草刈や柵の修繕といった管理が出来ずに通電していないこともあるという[52][53]。農家が自家消費を主に考えている場合、獣害に対する行政との温度差も指摘されている[54]

爆竹音を鳴らしたり、石油臭を利用したりするなどの方法があるものの、高度な学習能力を持つため設置箇所や時間帯が回避され継続的な効果は期待できない。本能的に嫌う焦げた匂いがする忌避剤も開発されている[21][22]

愛媛県大三島では2000年代から海を渡ってきたイノシシが繁殖し特産のミカン畑に被害が出ているが、11月から2月の狩猟期間では間に合わず特別な許可を得て通年で駆除を行い、特産品として販売するなど産業化する動きもある[55]。有効利用できない場合、死骸は地面に穴を掘って埋めたり、発酵槽に水・おがくずとともに入れて微生物による分解で減容したりして処理する必要があり、コストがかかる[56]産業廃棄物として処理されることが多い未利用部位を炭化させた肥料も、石川県羽咋市合同会社により生産されている[57]

かつては農林水産省の補助事業も行われたが、2009年の事業仕分け (行政刷新会議)(WG3)に諮られた際に、「重要な課題であるということは認識しつつも、国(が実施すべき事業)ではない。」[58]との意見が示され、2010年度からは都道府県に対する交付金となった。

耕作放棄地の増加、安易な除草剤の使用、人工林や竹林の放置による手入れ不足など、人が中山間地域に入らなくなったことがイノシシ被害を増加させるような報告が多数ある[59][60][61][62]

人身被害については雄の鋭い犬歯、いわゆるによるものが特に危険である。鼻先をしゃくり上げるようにして牙を用いた攻撃を行い、この時に重要な臓器や血管を傷つけられると、時に致命傷となることもある[63][64]。噛む力も強く、人の指程度なら噛みちぎった例が報告されている[65]。突進も脅威である。

北海道では「豚の放牧」が冬場にも行われ、足寄町ではイノブタが野生化し問題となっている[66]。1980年頃から足寄町でイノブタが飼育されるようになった。それらはほぼ放し飼い状態で飼育されていたため脱走し野生化した。駆除を試みたが元の飼い主が権利を主張して駆除が出来なかった。1987年頃に農作物被害が深刻化して1988年に所有者が所有権を放棄し、駆除が開始され1991年頃に個体数が減少するも完全駆除にはいたっていない[67]

狩猟・駆除

[編集]

昔から世界各地で狩猟対象となってきた。農作物を荒らす個体群や人間を加害した個体に対しては、いわゆる「有害鳥獣」としての駆除も行われている。

日本における近代の伝統的狩猟は晩秋から早春にかけての狩猟期間に猟銃と犬を使って複数人で行う(いわゆる巻狩)。この時期のイノシシの寝床は山の南側斜面で微地形が小尾根となるような場所にあることが多いといい、斜面の上に重点的に人を配置し横方向からの勢子や犬による追い出しで誘導し銃で仕留める[68]。ただし、近年は猟師の高齢化や減少により人数を確保できないことから、巻狩ではなく罠猟が増えてきた。イノシシは警戒心が強く、狩猟圧が高まるにつれて生活リズムを昼行性から夜行性に変えることが報告されており、夜間発報できない猟銃よりもその点でも有利である。罠は通例、くくり罠か箱罠を用いる。箱罠は大型で設置が大変であり、また特に成獣は警戒心が強く箱罠では捕獲率が下がるといわれる[69] 。同一地域における箱罠とくくり罠ではくくり罠で取れた個体の方が有意に大きい[13]。止めを刺す場合は箱罠の方がくくり罠よりは安全であり、くくり罠は止めを刺すときに獲物が暴れて事故が多い。

罠猟の場合、目的外の動物が罠にかかる錯誤捕獲の発生が避けられない。日本ではこの分野での議論や法整備はクマがかかった場合に幾つかの規定がある程度で、他の動物では進んでいないことが指摘されている[70][71]。縄文時代でも落とし穴などの罠猟、もしくは追い込み猟をしていた痕跡が各地で見つかっている。

止めを刺すのは銃が普及する前には刃物で行っていた。縄文時代の発掘物から推定されるのは恐らく槍だと見られる。ヨーロッパなどでは短剣も使われ、また槍は馬に乗った状態でも用いていた。

飼育

[編集]

知能は高く幼獣から飼育するとよく懐き、芸を仕込むこともできる。ブタはイノシシが家畜化されたものである。

日本列島では縄文時代にイノシシの飼養が行われていた[72]。縄文時代の遺跡からはイノシシの骨が出土しているが、弥生時代に入るとイノシシの他に骨の形状からブタだと考えられる骨の比率が急増している。また、日本在来のイノシシとブタの中間的な形態の骨は出土していないことから、ブタは弥生時代に、アジア大陸から持ち込まれたと考えられている。また、弥生時代の遺跡から出土するイノシシ類の骨は若い個体が多いため、弥生時代に家畜化されたブタ(弥生ブタ)が飼育されるようになったと考えられている[73][74]

兵庫県の六甲山では野生のイノシシとの接触機会が多く、1960年代より登山者によって餌付けが行われるようになり、大規模な餌付け場として「芦屋イノシシ村」が作られるなど、六甲山系全体でイノシシに対して餌付けが行われたが、人馴れしたイノシシによるトラブルが増加し、2002年に神戸市は全国で初めてイノシシへの給餌などを禁止したイノシシ条例を制定した[75]

参考に畜産総合事典(1997)に記載のブタ肥育中個体の飼料および注意点は以下の通りである。肥育の飼料は濃厚飼料を中心に、風乾重量比でトウモロコシ種子を5から6、ソルガム種子を3から2、ダイズの絞り粕を1、その他飼料およびビタミンと微量元素類を1程度とする。トウモロコシや魚粉は与えすぎると黄色脂肪症を発症し肉質が落ちる。また、肉のタンパク質の増加よりも脂肪の増加速度の方が早く、極度に脂肪を厚くさせないために、適当なところで出荷する[76]。ただし、繁殖用の雌などは粗飼料を多めに、これとはかなり違う割合の飼料で飼育する。なお、ブタの出荷時の体重については通例100kgから120kg程度が多い。

感染症媒介

[編集]

ダニが付いていることが多く、ダニを介したいくつかの人獣共通感染症が知られる。南西諸島ではダニ個体群の維持にはイノシシの存在が大きいと見られている[77]。近縁のブタは日本脳炎を媒介することで知られるが、イノシシについてはよくわかっていない。

肉や内臓の生食はトキソプラズマ[78][79] や肝炎[80]肺吸虫[81] 、マンソン裂頭条虫などの感染リスクがあるとして世界各地の保健当局が注意を呼び掛けている。

沖縄県は病原性スピロヘータによる人間のレプトスピラ症の発症が多い地域として知られているが、保菌動物としてはよく知られているネズミの他にイノシシ、ジャワマングースなどが重要な役割を果たしていると見られている[82][83]。なお、一部のレプトスピラはブタの流産を引き起こすことが報告されている[84]。その他にも人獣共通感染症がいくつかあり、上村ら(2020)の総説に詳しい[85]

重要な産業動物であるブタと極めて近縁であることから、ブタに病気を媒介することがありこちらの方面もよく研究されている。日本の家畜伝染病予防法(昭和26年法律第166号)には家畜伝染病と届出伝染病合わせてブタが関係するものが約15種類あるが、すべてブタとイノシシがまとまって指定されている。特にブタに致死性の豚熱(classical swine fever, CSF, 旧称:豚コレラ)、さらに危険なアフリカ豚熱(African swine fever, ASF, 旧称アフリカ豚コレラ)は感染が発覚すると全頭殺処分が基本であり、養豚業者には大きな脅威になっている。このうち豚熱は日本では明治時代から100年ほど流行したものの1990年代にいったん根絶した。しかし2018年に岐阜県から始まった流行では初期の封じ込めに失敗し野生のイノシシにも感染が拡大した結果、2024年現在も終息の見通しが立っていない。

工芸品

[編集]

牙や毛皮は利用できる。イノシシの牙は象牙に比べるとかなり小さいために用途は限られるが、島根県西部で作られた根付には、イノシシの牙で作られたものがある[86]

古代ギリシャには多数のイノシシの牙を集めて作ったがあった。兜そのもののほか、これを頭に被った人を掘った石像なども見つかっている。

象徴

[編集]

インドを中心にアジア圏ではイノシシを神格化することがしばしば見られ、ヒンドゥー教ヴァラーハ仏教摩利支天ゾロアスター教ウルスラグナなどではイノシシが神そのもの、もしくは神の使いとして扱われる。武神として描かれることも多い。日本でも狛猪は神使の一つとされ、護王神社を始め多くの神社に祀られており、猪子石猪子石神社と大石神社のように安産や子孫繁栄など多産と関連する御利益がみられる。亥の子は、日本の俳句文化において冬の季語である。花札では七月の表現に「と猪」として描かれている[87]。「猪目」という文様があり、火伏せや魔除けの効果があるとされ、古墳時代から武具の装飾に用いられたほか、神社を初めとした建築物にも使われいる[88]

十二支の12番目は亥年がイノシシである。ただし、これは日本のみであり、他の中華文化圏においてはブタとなる。

狩猟採集生活では崇められていたと考えられ、縄文時代の遺跡からはしばしばイノシシの紋様や土器が見つかる。これに対して日本ではシカを象ったと思われる土器は極めて少なく、両者の違いは研究者の興味を集めてきた。逆に弥生時代以降の銅鐸はシカの絵が多い。

八ヶ岳山麓の金生遺跡からは100体以上ものイノシシの下顎骨が発見され、大半が幼獣の骨であり全てが火で焼かれていた。食用の可能性もあるが、何らかの祭祀に関わる遺物である説もある。また、これだけ多くの幼獣が一か所で見つかるという事は、幼獣を手に入れるために飼養され、馴化していたと推測されている[89][90]。北海道には生息しないとされるイノシシの幼獣(瓜坊)の土偶が、道南の恵山町(現:函館市)にある日ノ浜遺跡から出土したり、道内各地からイノシシの骨や骨牙の加工品が見つかったりするなど、本州と北海道の縄文人に交易活動があったと推測される[91]。宮崎県中央部にはイノシシの首を供物として捧げる神楽が伝わっており[92]、狩猟採集時代の風習を残している重要無形民俗文化財「米良の神楽」として指定された。

農耕が始まった弥生時代になると雰囲気が変わり、遺跡からはイノシシの絵柄を用いた土器は多くは出土していない。しかし、佐賀県唐津市菜畑遺跡からは穴の開けられたイノシシ(ブタ)の下顎の骨に棒を通したものが見つかり、骨の周りからは朱塗りの土器が見つかっている[73]岡山市の南方遺跡からはイノシシ(ブタ)の下顎が12個が整然と並べられているのがみつかるなど、弥生時代にもイノシシ(ブタ)が祭りや儀式、魔よけに使われていたと考えられている[93]三重県伊勢市伊我理神社祭神「伊我利比女命」(いがりひめのみこと)は、その名の由来が「猪狩」であり、五穀を食い荒らすイノシシを狩る女神だとされている[94]。ヨーロッパにも同じような話があり、神の怒りの象徴やイノシシを狩る田の神のような神話が発生したとされる。ギリシャ神話の狩猟の神であるアルテミスは人間への怒りとしてパイアカリュドーンの猪エリュマントスの猪など巨大なイノシシを放った。狩猟採集社会と違い、農耕社会では田畑を荒らす害獣として扱われていたことがうかがえる。

日本では大国主の神話において八上比売に求婚する大国主を殺そうとした八十神が赤い猪を捕らえるように命令する話があり、赤猪岩神社がこの舞台とされる。日本神話最大の英雄ヤマトタケル古事記には白猪に化身した山神の怒りに触れて命を落としたとある(ただし日本書紀では蛇神)。ヨーロッパではカヴァスによるトゥルッフ・トゥルウィスなどイノシシを仕留める狩猟伝説がある。

ウリ坊をたくさん引き連れて群れで行動する様から、多産と子孫繁栄の象徴にイノシシやブタを当てることは各地で見られる。

イスラム教やユダヤ教ではイノシシは豚と同等の扱いを受け、不浄のものとされている。これらの宗教の厳格な信仰者はこの肉を食べない。

西遊記に登場する半獣半人のキャラクター「猪八戒」は字は猪だが、中国では猪=ブタ、野猪=イノシシでありブタのイメージで描かれることが多い。

美術

[編集]

身近な動物として世界各地で絵画、木工、金属工芸などが見られる。

ことわざ

[編集]

日本には古くから生息しているため様々な諺がある。

  • しし食った報い
禁を犯して一時的に良い思いをしても、後で必ずそれ相応の悪い報いを受けるという意味。
イノシシ肉をよく食べる兵庫県丹波篠山市では、本当は「しし食うて温(ぬく)い」で、いのししを食べると精力がつき、体が温まるという意味だが、他人様には食べさせたくないので、「しし食った報い」と言うという説があることを紹介している[95]
鹿肉も「しし」と言うことがあり、いのししにかぎらず、獣肉を食べると障りがあるという意味だとも言われている。
  • 猪突猛進
「ちょとつもうしん」と読み、一つの物事に対して、猛烈な勢いで一直線に突き進むことを指す。前述のように実際の生態とはやや異なる。
  • 猪武者
読みは「いのししむしゃ」。進むことだけを考え、退くことを知らない武者すなわち武士(ひいては人物全般)を指す。浅慮ぶりが含意される表現なので、あまり良い意味では用いられない。

保護活動

[編集]

地域的な個体群等で保護が行われているものがある。絶滅のおそれのある地域個体群環境省レッドリスト):徳之島のリュウキュウイノシシ個体群は鹿児島県版レッドデータブックで絶滅危惧II類、徳之島の個体群:絶滅危惧I類、沖縄県版レッドデータブックでは情報不足

分類学的位置づけ

[編集]

Mammal Species of the World, 3rd edition によれば、イノシシには16の亜種が確認されている[96]。ただしこの資料はブタを扱っていない。西洋種と東洋種は亜種ではなく別種扱いする説もあるが、本項では亜種説で記述する。

Sus scrofa algira
アルジェリア周辺でみられる北アフリカ亜種。ヨーロッパ産基亜種に含める説もある。基亜種より小型。
Sus scrofa attila
ウクライナ及び周辺国でみられる東欧亜種。基亜種より体が大きく、毛色は明るい色合いである。
Sus scrofa cristatus
インド亜種。長いたてがみを持つ。
Sus scrofa davidi
パキスタン亜種。
Sus scrofa leucomystax - ニホンイノシシ
日本亜種。やや小型で毛色は黄色味が混じる褐色
  • Sus scrofa libycus
  • Sus scrofa majori
Sus scrofa meridionalis
スペイン亜種。シチリア、コルシカにも分布。たてがみを欠く。
Sus scrofa moupinensis
ベトナム亜種。中国南西部にも分布。
Sus scrofa nigripes
中央アジア亜種。モンゴル
Sus scrofa riukiuanus - リュウキュウイノシシ
Sus scrofa scrofa
基本亜種。中欧から西欧にかけて分布する。
Sus scrofa sibiricus
ロシアのバイカル湖周辺亜種。亜種の中では最も小型。
Sus scrofa taivanus
台湾亜種。
Sus scrofa ussuricus
ウスリー満州亜種。中国北東部に分布する。
Sus scrofa vittatus
マレー半島、インドネシア亜種。

名前

[編集]

学名は「Sus scrofa」であり、「Susイノシシ属)」+「scrofa(雌豚)」という意味でリンネによる命名である。ウシウマなど他の家畜の学名では野生種より前に家畜種に命名されている例が多々あり、先取権の点から問題となった(審議会の強権により解決された)が、イノシシとブタの間ではそのような問題は起きなかった。なおブタの学名は「Sus scrofa domesticus」であり、「domesticus(家畜の)」と家畜化されていることが強調されている。

英語では boar であるが、「去勢していない雄豚」という意味で使われることもあるため[97]、区別するために wild boarwild pig とも呼ばれる。

日本語の古い大和言葉では「ヰ(イ)」と呼んだ。イノシシは「ヰ(猪)のシシ(肉)」が語源であり、シシは大和言葉で「」を意味する(「ニク」は音読み呉音)。現代中国語では、「猪( / )」の漢字は主にブタの意味で用いられており、イノシシは「野猪(野豬 / 野猪)」と呼んで区別する。同様に、朝鮮語の固有語においても「豚」は「テジ(돼지dwaeji / twaeji)」、イノシシは「メッテジ(멧돼지metdwaeji / mettwaeji)」と接頭辞で区別される。

沖縄方言ではヤマシシ[98]またはヤマンシー[99]と呼ばれる。奄美方言では「シシ」と呼ばれ[100]、西表島では「カマイ」と呼ばれる

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 姉崎智子・山崎京美・本郷一美・菅原弘樹 (2008) 完新世ニホンイノシシの臼歯サイズにみられる時空間的変異. 第四紀研究 47(1), p.29-38. doi:10.4116/jaqua.47.29
  2. ^ 大橋春香 (2021) 人間の活動領域周辺におけるイノシシの生息地利用様式:「採餌」と「危機回避」のトレードオフに注目して. 哺乳類科学 61(2), p.285-294. doi:10.11238/mammalianscience.61.285
  3. ^ 足立年一, 久保清, 山下優勝「兵庫県におけるイノシシの被害実態と防止対策」『関西病虫害研究会報』第24巻、関西病虫害研究会、1982年、5-10頁、doi:10.4165/kapps1958.24.0_5ISSN 0387-1002NAID 130004642670 
  4. ^ 千代島蒔人・大竹崇寛・渡邊篤・出口善隆 (2023)岩手県雫石町における自動撮影カメラを用いたイノシシの日周活動性の推定. 哺乳類科学 63(1), p.87-94. doi:10.11238/mammalianscience.63.87
  5. ^ M.-H. Hwang and D. L. Garshelis (2007) Activity patterns of Asiatic black bears (Ursus thibetanus) in the Central Mountains of Taiwan. Journal of Zoology 271(2), p.203-209. doi:10.1111/j.1469-7998.2006.00203.x
  6. ^ 久高奈津子・久高將和(2017)オキナワトゲネズミは夏期に昼行性,冬期に夜行性を示す. 哺乳類科学 57(2), p.235-239. doi:10.11238/mammalianscience.57.235
  7. ^ 小寺祐二・神崎伸夫・石川尚人・皆川晶子(2013)島根県石見地方におけるイノシシ(Sus scrofa)の食性. 哺乳類科学 53(2), p.279-287. doi:10.11238/mammalianscience.53.279
  8. ^ 大森鑑能・細井 栄嗣 (2022) 西日本の照葉樹林におけるイノシシ(Sus scrofa)のタンニン結合性唾液タンパク質産生量の季節変化. 哺乳類科学 62(2), p.121-132. doi:10.11238/mammalianscience.62.121
  9. ^ 岸本康誉・藤木大介・坂田宏志 (2011) 堅果類の豊凶に伴う獣害の変化とその種間差. 第122回日本森林学会大会 セッションID: Pa2-126. doi:10.11519/jfsc.122.0.522.0
  10. ^ 千代島蒔人・大竹崇寛・渡邊篤・出口善隆(2022)岩手県雫石町の積雪期において積雪深および林相がイノシシの掘り返しを伴う採食場所選択に与える影響. 哺乳類科学 62(2), p.225-231. doi:10.11238/mammalianscience.62.225
  11. ^ 上田弘則・高橋佳孝・井上雅央 (2008) 冬期の寒地型牧草地はイノシシ(Sus scrofa L.)の餌場となる. 日本草地学会誌 54(3), p.244-248. doi:10.14941/grass.54.244
  12. ^ 朝日稔 (1975) 狩猟期におけるイノシシの胃内容. 哺乳動物学雑誌 6(3), p.115-120. doi:10.11238/jmammsocjapan1952.6.115
  13. ^ a b 木場有紀・坂口実香・村岡里香・小櫃剛人・谷田創 (2009) 広島県呉市上蒲刈島におけるイノシシの食性. 哺乳類科学 49(2), p.207-215. doi:10.11238/mammalianscience.49.207
  14. ^ Akino Inagaki, Maximilian L. Allen, Tetsuya Maruyama, Koji Yamazaki, Kahoko Tochigi, Tomoko Naganuma, Shinsuke Koike (2020) Vertebrate scavenger guild composition and utilization of carrion in an East Asian temperate forest. Ecology and Evolution 10(3), p.1223-1232. doi:10.1002/ece3.5976
  15. ^ Jonas Stiegler, Christian von Hoermann, Jörg Müller, M. Eric Benbow, Marco Heurich (2020) Carcass provisioning for scavenger conservation in a temperate forest ecosystem. Ecosphere 11(4) doi:10.1002/ecs2.3063
  16. ^ Poppy A. Whytlaw A , Will Edwards B and Bradley C. Congdon (2013) Marine turtle nest depredation by feral pigs (Sus scrofa) on the Western Cape York Peninsula, Australia: implications for management. Wildlife Research 40(5), p.377-384 doi:10.1071/WR12198
  17. ^ 笹井隆秀・亀田和成・伊澤雅子 (2016) 西表島南海岸におけるリュウキュウイノシシ Sus scrofa riukiuanusによるウミガメ卵捕食と砂浜利用の季節的変化. 哺乳類科学 56(2), p.97-103. doi:10.11238/mammalianscience.56.97
  18. ^ Damien A. Fordham, Arthur Georges (2008) Indigenous harvest, exotic pig predation and local persistence of a long-lived vertebrate: managing a tropical freshwater turtle for sustainability and conservation. Journal of Applied Ecology 45(1), p.52-62. doi:10.1111/j.1365-2664.2007.01414.x
  19. ^ E. Mori, L. Lazzeri, F. Ferretti, L. Gordigiani, D. Rubolini (2021) The wild boar Sus scrofa as a threat to ground-nesting bird species: an artificial nest experiment. Journal of Zoology 314(4), p.311-320. doi:10.1111/jzo.12887
  20. ^ Valeria Maselli, Gianluca Polese, Greger Larson, Pasquale Raia, Nicola Forte, Daniela Rippa, Roberto Ligrone, Rosario Vicidomini & Domenico Fulgione (2014) A Dysfunctional Sense of Smell: The Irreversibility of Olfactory Evolution in Free-Living Pigs. Evolution Biology 41, p.229-239. doi:10.1007/s11692-013-9262-3
  21. ^ a b 焦げたにおいで害獣撃退 農家からヒント、廃液使い環境にもやさしく”. 毎日新聞. 2023年7月3日閲覧。
  22. ^ a b 校庭荒らすイノシシから生徒守れ! 焦げた臭いで撃退、愛知の中学校:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年6月27日). 2023年7月3日閲覧。
  23. ^ 江口祐輔, 植竹勝治, 田中智夫「イノシシの行動制御技術開発のための嗅覚・聴覚刺激を用いた研究」『麻布大学雑誌』第13/14号、麻布大学、2007年3月、178-182頁、ISSN 1346-5880NAID 120006335178 
  24. ^ a b c (株)結アソシエイト代表取締役 松田恭子【今月の数字】2005年度のイノシシによる農作物被害金額 第33回 2007年03月01日 農業技術通信社「農業ビジネス」2022年5月25日閲覧
  25. ^ 竹内正彦, 江口祐輔「イノシシから農地を守る「金網忍び返し柵」 : 効果的で設置が容易な防護柵の開発」『農林水産技術研究ジャーナル』第30巻第3号、農林水産技術情報協会、2007年3月、15-18頁、ISSN 03879240NAID 100182944392021年8月1日閲覧 
  26. ^ 江口祐輔 (2002) 食害イノシシの行動管理(「第23回家畜行動小集会」報告). 日本家畜管理学会誌 37(3), p.125-129. doi:10.20652/jjlm.37.3_129
  27. ^ 佐野千尋ら (2019) 神奈川県東丹沢地域における中大型哺乳類のヌタ場利用. 哺乳類科学 59(1), p.37-48. doi:10.11238/mammalianscience.59.37
  28. ^ Pedro Fernández-Llario (2005) The sexual function of wallowing in male wild boar (Sus scrofa). Journal of Ethology 23, p.9-14. doi: 10.1007/s10164-004-0121-7
  29. ^ 武山絵美 (2016) 瀬戸内海における海を越えたイノシシの生息拡大プロセス. 農村計画学会誌 35(1), p.33-42. doi:10.2750/arp.35.33
  30. ^ 中本敦・遠藤晃 (2016) 長崎県五島列島野崎島へのイノシシの侵入とその後の分布拡大について. 哺乳類科学 56(2), p.207-213. doi:10.11238/mammalianscience.56.207
  31. ^ Meredith Root-Bernstein, Trupthi Narayan, Lucile Cornier & Aude Bourgeois (2019) Context-specific tool use by Sus cebifrons. Mammalian Biology 98, p.102-110. doi:10.1016/j.mambio.2019.08.003
  32. ^ 江口祐輔 (2000) 飼育下におけるイノシシの生殖行動(第21回家畜行動に関する小集会). 日本家畜管理学会誌 36(2), p.90-96. doi:10.20652/jjlm.36.2_90
  33. ^ 今泉忠明・茶畑哲夫 (1977) リュウキュウイノシシの繁殖用の巣について. 哺乳動物学雑誌: The Journal of the Mammalogical Society of Japan 7(2), p.111-113. doi:10.11238/jmammsocjapan1952.7.111
  34. ^ Annelie Andersson, Anna Valros, Johan Rombin, Per Jensen (2011) Extensive infanticide in enclosed European wild boars (Sus scrofa). Applied Animal Behaviour Science 134(3), p.184-192. doi:10.1016/j.applanim.2011.08.001
  35. ^ ~対馬のイノシシ・シカの歴史~|対馬市” (2022年3月4日). 2024年7月7日閲覧。
  36. ^ イノシシまたはイノブタ”. 北海道ブルーリスト. 北海道. 2021年4月12日閲覧。
  37. ^ 小寺祐二、神崎伸夫「イノシシイノブタ飼育とそれらの野生化の現状」『野生生物保護』第6巻第2号、「野生生物と社会」学会、2001年、67-78頁、doi:10.20798/wildlifeconsjp.6.2_67ISSN 1341-8777NAID 110001817100 
  38. ^ Basic Report: 17158, Game meat, boar, wild, raw Agricultural Research Service , United States Department of Agriculture , National Nutrient Database for Standard Reference , Release 26
  39. ^ 笠正二郎 (2012) 捕獲イノシシのと殺および殺後冷却が肉質に及ぼす影響. 畜産技術 683(Apr), p.37-40. doi:10.57546/livestocktechnology.2012.683-Apr_37
  40. ^ 寺嶋淳 (2012) 3.肉の生食と消化管感染症. 日本内科学会雑誌 101(11), p.3154-3161. doi:10.2169/naika.101.3154
  41. ^ ジビエ(野生鳥獣の肉)はよく加熱して食べましょう”. 福岡県庁 (2024年4月15日). 2024年8月16日閲覧。
  42. ^ Felix Stäger et al. (2023) Disproportionately High Contributions of 60 Year Old Weapons-137Cs Explain the Persistence of Radioactive Contamination in Bavarian Wild Boars, Environmental Science & Technology 57(36), p.13601-13611. doi:10.1021/acs.est.3c03565
  43. ^ 宮尾嶽雄・西沢寿晃・鈴木茂忠 (1980)早期縄文時代長野県栃原岩蔭遺跡出土の哺乳動物 -第1報出土哺乳動物相-. 哺乳動物学雑誌 8(5), p.181-188. doi:10.11238/jmammsocjapan1952.8.181
  44. ^ 牡丹/さくら肉”. コトバンク. 2015年12月31日閲覧。
  45. ^ 今井一郎 (1980) 八重山群島西表島におけるイノシシ猟の生態人類学的研究. 民族學研究 45(1), p.1-31. doi:10.14890/minkennewseries.45.1_1
  46. ^ 野生鳥獣による農作物被害の概況 日本ジビエ振興協会(2018年10月1日閲覧)
  47. ^ いいだもも猪・鉄砲・安藤昌益 百姓極楽―江戸時代再考農山漁村文化協会http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_454095105X/ [要ページ番号]
  48. ^ 高橋春成先人の獣害封じ「シシ垣」◇往事の格闘に思いはせ遺構を調査◇『日本経済新聞』朝刊2018年9月26日(文化面)2018年10月1日閲覧。
  49. ^ ホーム > 農村振興局 > 鳥獣被害対策コーナー > 農作物被害状況 全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和4年度). 農林水産省農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課編
  50. ^ 髙山耕二ら (2017) 電気柵を利用した肥育牛舎への野生イノシシの侵入防止. 日本暖地畜産学会報 60(1), p.9-14. doi:10.11461/jwaras.60.9
  51. ^ 髙山耕二・東原大・大島一郎・中西良孝 (2018) 2段張り電気柵で放牧豚の脱柵を防げるか?.日本暖地畜産学会報 61(2), p.143-145. doi:10.11461/jwaras.61.143
  52. ^ 長門雄治・吉仲怜 (2011) 鳥獣被害対策における電気柵管理の実態と方向性. 農業経営研究 49(2), p.105-110. doi:10.11300/fmsj.49.2_105
  53. ^ 松村広貴ら (2019) 防護柵の延伸がイノシシによる水稲被害軽減に直結しない理由. 野生生物と社会 7(1), p.23-31. doi:10.20798/awhswhs.7.1_23
  54. ^ 鈴木克哉 (2005) なぜ電気柵は管理されないか?-地域農業の多元的価値と猿害-. 第52回日本生態学会大会 大阪大会セッションID: P1-167. doi:10.14848/esj.ESJ52.0.428.0
  55. ^ 畑を荒らすイノシシをソーセージにしたみかん農家の笑顔が意味深と話題に 誕生の裏側を聞いてみた ねとらぼ
  56. ^ イノシシ捕獲後 穴掘りもう不要/発酵槽にお任せ/微生物が分解◆処理頭数増加/宮城県村田町 全国に先駆け施設導入日本農業新聞』2019年9月24日(14面)2019年9月25日閲覧
  57. ^ 「イノシシ炭」試して/石川県羽咋市 食肉処理業者/不要部位で肥料生産『日本農業新聞』2020年1月22日18面
  58. ^ 鳥獣被害防止総合対策事業(行政刷新会議仕分け会議WG3 平成21年11月24日)” (PDF). 内閣府. 2012年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月6日閲覧。
  59. ^ 丸居篤・鹿野翔・凌祥之 (2013) GISを用いた旧前原市における耕作放棄地とイノシシ被害との関係解析. システム農学 29(4), p.155-160. doi:10.14962/jass.29.4_155
  60. ^ 上田弘則・小山信明 (2007) ワラビ防除のためのアシュラム剤散布で誘発されるイノシシによる草地の掘り起こし. 日本草地学会誌 52(4), p.255-260. doi:10.14941/grass.52.255
  61. ^ 清水晶平・望月翔太・山本麻希 (2013) イノシシ(Sus scrofa)の分布拡大時における水稲被害の地理的発生要因. 景観生態学 18(2), p.173-182. doi:10.5738/jale.18.173
  62. ^ 竹内正彦・斎藤昌幸 (2018) イノシシの生息地利用が示唆する獣害対策としての環境管理. 農業農村工学会誌 86(5), p.385-389. doi:10.11408/jjsidre.86.5_385
  63. ^ 岩﨑安博ら (2023) イノシシの鋭い牙による攻撃で生じた開放性気胸の1例. 日本外傷学会雑誌 37(3), p.289-295. doi:10.11382/jjast.37.3_01
  64. ^ 「イノシシに襲われた」全身から出血の男性死亡 大阪・千早赤阪”. 毎日新聞 (2021年8月20日). 2021年8月20日閲覧。
  65. ^ 進来塁ら (2017) 多発イノシシ外傷の2例. 創傷 8(4), p.150-154. doi:10.11310/jsswc.8.150
  66. ^ イノシシまたはイノブタ”. 北海道ブルーリスト. 北海道. 2021年4月12日閲覧。
  67. ^ 小寺祐二、神崎伸夫「イノシシイノブタ飼育とそれらの野生化の現状」『野生生物保護』第6巻第2号、「野生生物と社会」学会、2001年、67-78頁、doi:10.20798/wildlifeconsjp.6.2_67ISSN 1341-8777NAID 110001817100 
  68. ^ 狩猟百貨編纂委員会編 (1973) 日本狩猟百科. 全日本狩猟倶楽部, 東京.国立国会図書館書誌ID:000001148601
  69. ^ 石川圭介・片井祐介・大橋正孝・大場孝裕 (2015) イノシシ成獣と幼獣の箱わなに対する警戒行動の違い(日本家畜管理学会・応用動物行動学会2015年度春季合同研究発表会). 日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌 51(1) doi:10.20652/abm.51.1_20
  70. ^ 山﨑晃司・小坂井千夏・釣賀一二三・中川恒祐・近藤麻実 (2020) 錯誤捕獲問題から目をそらし続けることはできない. 哺乳類科学 60(2), p.321-326. doi:10.11238/mammalianscience.60.321
  71. ^ 荒木良太・佐藤那美・小林喬子・滝口正明・平田滋樹・小寺祐二 (2020) ニホンジカ(Cervus nippon)とイノシシ(Sus scrofa)の捕獲推進に伴い発生する錯誤捕獲に関する法令等及び各種計画の現状と課題. 哺乳類科学 60(2), p.327-334. doi:10.11238/mammalianscience.60.327
  72. ^ 西本豊弘「縄文時代のブタ飼育について (〔国立歴史民俗博物館〕開館二〇周年記念論文集)」『国立歴史民俗博物館研究報告』第108巻、国立歴史民俗博物館、2003年10月、1-15頁、doi:10.15024/00001136ISSN 02867400NAID 120005748353 
  73. ^ a b 西本豊弘「弥生時代のブタについて」『国立歴史民俗博物館研究報告』第36号、国立歴史民俗博物館、1991年11月、175-194頁、doi:10.15024/00000515ISSN 02867400NAID 120005747842 
  74. ^ 吉田宗弘「豚肉と日本人」『食生活研究』、食生活研究会、2018年。 
  75. ^ 小寺祐二 「イノシシへの餌付けとその影響」『野生動物の餌付け問題:善意が引き起こす?生態系攪乱・鳥獣害・感染症・生活被害』(地人書館 2016年 ISBN 9784805209004)pp.71-86.
  76. ^ 小宮山鐵朗・鈴木慎二郎・菱沼毅・森地敏樹 (1997) 畜産総合事典. 朝倉書店, 東京.
  77. ^ 北岡茂男・鈴木博 (1974) 南西諸島における医動物学的研究 : 2. 奄美大島南部のマダニと季節消長. 衛生動物 25(1), p.21-26. doi:10.7601/mez.25.21
  78. ^ Gauss C.B.L. et al. (2005) Seroprevalence of Toxoplasma gondii in wild pigs (Sus scrofa) from Spain. Veterinary Parasitology 131(1-2), p.151-156. doi:10.1016/j.vetpar.2005.04.023
  79. ^ 村田浩一 (1988) 神戸市近郊の野生イノシシのトキソプラズマ抗体保有状況.日本獣医師会雑誌 41(11), p.811-813. doi: 10.12935/jvma1951.41.811
  80. ^ 石岡大成ら(2011)2006年3月~2008年3月に群馬県で捕獲された野生イノシシのE型肝炎ウイルス保有状況. 日本獣医師会雑誌 64(1), p.67-70. doi:10.12935/jvma.64.67
  81. ^ 中村和芳ら (2012)イノシシ肉生食により生じたウエステルマン肺吸虫症の2例. 気管支学 34(6), p.552-557. doi:10.18907/jjsre.34.6_552
  82. ^ 中村正治ら (2004) 沖縄県におけるレプトスピラの保菌動物調査. 日本獣医師学会誌 57(5), p.321-325. doi:10.12935/jvma1951.57.321
  83. ^ 石橋治ら (2006) 沖縄島北部のジャワマングース(Herpestes javanicus)およびクマネズミ(Rattus rattus)におけるレプトスピラ(Leptospira spp.)の保有調査. 日本野生動物医学会誌 11(1), p.35-41. doi:10.5686/jjzwm.11.35
  84. ^ 中尾聡子 (2014) Leptospira interrogans serovar Hebdomadisによる豚異常産事例. 日本獣医師会雑誌 67(12), p.908-913. doi:10.12935/jvma.67.908
  85. ^ 上村清・倉井華子・忽那賢志 (2020) イノシシが引き起こす人獣共通感染症. ペストロジー 35(2), p.49-55. doi:10.24486/pestology.35.2_49
  86. ^ 島根県:石見根付(トップ / しごと・産業 / 商工業 / 産業振興 / しまねの伝統工芸 / 工芸品一覧)”. 島根県. 2022年7月18日閲覧。
  87. ^ 大澤水牛. “秋の季語:水牛歳時記”. NPO法人双牛舎. 2019年1月6日閲覧。
  88. ^ 細部名称>文様・備品等用語>猪の目”. 大阪文化財ナビ. 2022年1月13日閲覧。
  89. ^ 『金生遺跡Ⅱ(縄文時代編)』(山梨県埋蔵文化財センター(1989)、p.229
  90. ^ 西本豊弘「縄文人と弥生人の動物観」『国立歴史民俗博物館研究報告』第61巻、国立歴史民俗博物館、1995年1月、73-86頁、doi:10.15024/00000715ISSN 02867400NAID 110000390784 
  91. ^ 日ノ浜遺跡出土の動物土偶”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2021年4月11日閲覧。
  92. ^ 桑畑美沙子・角野育子 (1994) 熊本・宮崎両県の祭りや神楽に見られる山の人々の暮らし. 熊本大学教育学部紀要 人文科学43, p.109-125. hdl: 2298/1008
  93. ^ 南方遺跡出土のイノシシ(ブタ)”. 岡山市. 岡山市. 2021年4月11日閲覧。
  94. ^ 『お伊勢さん125社めぐり』別冊『伊勢人』(伊勢文化舎、平成20年12月23日、ISBN 978-4-900759-37-4)38ページ
  95. ^ いのしし談義”. 篠山市. 2013年5月25日閲覧。
  96. ^ Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder.. “'Sus scrofa”. Mammal Species of the World, 3rd edition.. Smithsonian National Museum of Natural History. 2013年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月6日閲覧。
  97. ^ 日英ことわざ文化散歩 大阪女学院大学大阪女学院短期大学教員養成センター
  98. ^ 首里那覇方言音声データベース
  99. ^ 今帰仁方言データベース
  100. ^ 北村力馬 編『奄美大島語案内』(1927年、東方村、窓月堂)p.50

習性、特徴及びニホンイノシシに関して

[編集]

リュウキュウイノシシに関して

[編集]
  • 沖縄県文化環境部自然保護課編『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』2006年
  • 鹿児島県環境生活部環境保護課編『鹿児島県の絶滅のおそれのある野生動植物-鹿児島県レッドデータブック植物編-』財団法人鹿児島県環境技術協会、2003年
  • 環境省自然環境局野生生物課『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物1 哺乳類』財団法人自然環境研究センター、2002年、ISBN 4-915959-73-2

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]