辰巳駅
辰巳駅 | |
---|---|
1番出入口(2016年6月) | |
たつみ Tatsumi | |
◄Y 22 豊洲 (1.7 km) (1.5 km) 新木場 Y 24► | |
所在地 | 東京都江東区辰巳一丁目1-44 |
駅番号 | Y23[1] |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | ●[1]有楽町線 |
キロ程 | 26.8 km(和光市起点) |
電報略号 | タミ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[メトロ 1]27,148人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1988年(昭和63年)6月8日[2][3] |
辰巳駅(たつみえき)は、東京都江東区辰巳一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線の駅である。駅番号はY 23。
歴史
[編集]- 1988年(昭和63年)6月8日:開業[2][3]。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[4]。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[5]。
- 2013年(平成25年)11月23日:ホームドアの使用を開始[6]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地下駅。コンコースと改札口(1か所)は地下2階、ホーム階は地下3階にあり、ホームと改札階を連絡するエレベーターおよびエスカレーターが設置されている。当駅の近くには辰巳の森緑道公園があることから、森をテーマにデザインした[7]。改札口付近の壁面およびホームの駅名看板周りには森のデザインパネルを配置している[7][8]。
当駅付近は軟弱地盤なため、駅構築の新木場寄り(辰巳の森緑道公園の地下)は、潜函工法(ニューマチックケーソン工法・ケーソン5基を沈設、延長133.05 m)により、池袋寄りは江東区立辰巳小学校の校庭下に位置するため開削工法により建設した[9]。池袋寄りの1 - 4号潜函は長さ26.25 - 28.5 mで駅構築、軌道部にあたり、新木場寄りの5号潜函は長さ15.8 mで立坑部に位置する[9]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[10] |
---|---|---|
1 | 有楽町線 | 新木場ゆき |
2 | 和光市・森林公園・飯能方面 |
(出典:東京メトロ:構内図)
以前は新木場寄りに両渡り線があり[11]、折り返しが可能であったが、現在は撤去されている[12]。
-
2番出入口(2018年7月27日撮影)
-
改札口(2016年6月)
-
ホーム(2016年6月)
発車メロディ
[編集]2013年11月23日からスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「スキップ車両」(福嶋尚哉作曲)、2番線が「駆け込み禁止」(谷本貴義作曲)である[13]。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は27,148人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中113位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[15] |
1日平均 乗車人員[16] |
出典 |
---|---|---|---|
1988年(昭和63年) | [備考 1]4,593 | [* 1] | |
1989年(平成元年) | 5,477 | [* 2] | |
1990年(平成 | 2年)6,263 | [* 3] | |
1991年(平成 | 3年)6,232 | [* 4] | |
1992年(平成 | 4年)6,567 | [* 5] | |
1993年(平成 | 5年)6,682 | [* 6] | |
1994年(平成 | 6年)6,915 | [* 7] | |
1995年(平成 | 7年)6,779 | [* 8] | |
1996年(平成 | 8年)6,249 | [* 9] | |
1997年(平成 | 9年)6,140 | [* 10] | |
1998年(平成10年) | 6,400 | [* 11] | |
1999年(平成11年) | 6,574 | [* 12] | |
2000年(平成12年) | 6,896 | [* 13] | |
2001年(平成13年) | 7,844 | [* 14] | |
2002年(平成14年) | [17]15,573 | 7,844 | [* 15] |
2003年(平成15年) | [17]16,557 | 8,429 | [* 16] |
2004年(平成16年) | 18,529 | 9,359 | [* 17] |
2005年(平成17年) | 21,132 | 10,710 | [* 18] |
2006年(平成18年) | 22,657 | 11,526 | [* 19] |
2007年(平成19年) | 23,549 | 12,027 | [* 20] |
2008年(平成20年) | 24,648 | 12,479 | [* 21] |
2009年(平成21年) | 25,437 | 12,907 | [* 22] |
2010年(平成22年) | 25,899 | 13,071 | [* 23] |
2011年(平成23年) | 24,818 | 12,561 | [* 24] |
2012年(平成24年) | 25,893 | 12,986 | [* 25] |
2013年(平成25年) | 27,368 | 13,756 | [* 26] |
2014年(平成26年) | 28,702 | 14,411 | [* 27] |
2015年(平成27年) | 29,474 | 14,773 | [* 28] |
2016年(平成28年) | 29,975 | 15,027 | [* 29] |
2017年(平成29年) | 30,379 | 15,227 | [* 30] |
2018年(平成30年) | 30,636 | 15,373 | [* 31] |
2019年(令和元年) | 30,603 | 15,352 | [* 32] |
2020年(令和 | 2年)[メトロ 2]22,641 | ||
2021年(令和 | 3年)[メトロ 3]23,529 | ||
2022年(令和 | 4年)[メトロ 4]25,402 | ||
2023年(令和 | 5年)[メトロ 1]27,148 |
- 備考
- ^ 1988年6月8日開業。開業日から1989年3月31日までの計297日間を集計したデータ。
駅周辺
[編集]東京港7号埋立地にできた地域である。
- 江東区立辰巳小学校 - 1番出口の目の前にある
- 江東区立東雲図書館
- 辰巳の森海浜公園
- 東京辰巳国際水泳場 - 2023年3月30日をもって閉館・営業を終了。
- 東京アクアティクスセンター
- 東雲水辺公園
- 江東辰巳郵便局
- 東雲キャナルコート
- 日本空手道会館(公益財団法人全日本空手道連盟)
- WOWOW放送センター
- きかんし 本社
- 日本赤十字社辰巳ビル
- 日本赤十字社血液事業本部
- 東京都赤十字血液センター(献血ルームなし)
- 都営辰巳一丁目アパート
- 東雲駅(東京臨海高速鉄道りんかい線)
- 辰巳運河
- 京成バス東雲車庫 - 1番出口より徒歩10分、千葉方面への高速バス発着地となっている。
- 国道357号
- 辰巳JCT
-
日本赤十字社辰巳ビル(2018年7月27日撮影)
バス路線
[編集]最寄バス停留所は、辰巳駅前である。東京都交通局の都営バス深川営業所により運行される以下の路線バスが発着する。
- 門19甲・乙系統:豊洲駅・越中島経由門前仲町行、深川車庫行、国際展示場駅経由東京ビッグサイト行
- 東15系統:豊洲駅・勝どき駅・聖路加病院経由東京駅八重洲口行 ※朝のみ、通常は東雲橋交差点経由
- 錦13乙系統:塩浜一丁目・東陽三丁目・住吉一丁目経由錦糸町駅行、深川車庫行
- 江東区コミュニティバス「しおかぜ」(江東01):潮見駅前行
その他
[編集]駅名に行く年くる年の干支の名前(「辰」と「巳」)がそのまま入っているため、2012年12月26日から2013年1月6日まで、両方の干支をデザインした記念撮影ボードと記念スタンプが設置された[18]。2024年から2025年にかけても同様の企画に加え、オリジナル24時間券の販売も予定されている[19]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
- ^ a b 東京地下鉄道有楽町線建設史、pp.318 - 321。
- ^ a b “営団地下鉄有楽町線が全通”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1988年6月8日)
- ^ 『「営団地下鉄」から「東京メトロ」へ』(プレスリリース)営団地下鉄、2004年1月27日。オリジナルの2006年7月8日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月5日閲覧。
- ^ 『千川駅、豊洲駅、辰巳駅に設置し、有楽町線全駅にホームドアの設置が完了します! 全179駅中84駅にホームドアの設置が完了しホーム上の安全性が向上』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2013年8月9日。オリジナルの2019年7月19日時点におけるアーカイブ 。2020年3月7日閲覧。
- ^ a b 東京地下鉄『パンフレットで読み解く 東京メトロ 建設と開業の歴史』実業之日本社、2014年3月28日、169頁。ISBN 978-4-408-11060-8。
- ^ 東京地下鉄道有楽町線建設史、pp.791 - 792。
- ^ a b 東京地下鉄道有楽町線建設史、pp.701 - 705。
- ^ “辰巳駅 時刻表”. 東京メトロ. 2024年4月23日閲覧。
- ^ 「東京地下鉄配線略図」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、巻末、ISSN 0040-4047。
- ^ 「線路略図」『鉄道ピクトリアル』第66巻第12号(通巻926号)、電気車研究会、2016年12月10日、巻末、ISSN 0040-4047。
- ^ “個人でのソーシャルメディアでの音源使用について”. 株式会社スイッチオフィシャルサイト. 株式会社スイッチ. 2019年10月3日閲覧。
- ^ 江東区データブック - 江東区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b 瀬ノ上清二(東京地下鉄鉄道本部運輸営業部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第55巻第3号(通巻759号)、電気車研究会、2005年3月10日、31頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 『ゆく年くる年の干支の名が駅名の有楽町線辰巳駅に記念撮影ボード&記念スタンプを設置!』(PDF)(プレスリリース)東京地下鉄、2012年12月18日。オリジナルの2018年6月19日時点におけるアーカイブ 。2020年3月7日閲覧。
- ^ “「辰年から巳年へ」東京メトロオリジナル24時間券を発売 &辰巳駅にて記念フォトスポット・スタンプを設置します!|東京メトロ”. www.tokyometro.jp. 2024年11月13日閲覧。
- 東京地下鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c “各駅の乗降人員ランキング”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2020年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2021年度)”. 東京地下鉄. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “各駅の乗降人員ランキング(2022年度)”. 東京地下鉄. 2024年6月24日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(昭和63年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成元年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
[編集]- 『東京地下鉄道有楽町線建設史』帝都高速度交通営団、1996年7月31日 。