遠い初恋 (カーペンターズの曲)
「遠い初恋」 (とおいはつこい、Make Believe It's Your First Time) はボブ・モリソンとジョニー・ウィルソンによって作られた歌。 原曲は、ボビー・ヴィントンが歌い、次にカレン・カーペンターがソロバージョンとカーペンターズバージョンとして歌った。
また、デイブ&シュガーによって、1980年のアルバム「New York Wine&Tennessee Shine」にも収録された。
ボビー・ヴィントンバージョン
[編集]1979年、シングルとして「I Remember Loving You」に続きリリース。Billboard Hot 100で78位、アダルトコンテンポラリーチャートでは17位を獲得した。
ヴィントンの最後のBillboard Hot 100エントリー曲となり、カントリーミュージックシングルチャートでは、1970年の「二人の青い鳥」に続き、2番目のエントリー曲となった。
カーペンターズバージョン
[編集]「遠い初恋」 | |
---|---|
カーペンターズ の シングル | |
初出アルバム『ヴォイス・オブ・ザ・ハート』 | |
B面 | 愛は永遠に |
リリース | |
規格 | 7インチシングル |
録音 | 1979年 |
ジャンル | ポップ・ミュージック |
時間 | |
レーベル |
A&M 1940 |
作詞・作曲 |
ボブ・モリソン ジョニー・ウィルソン |
プロデュース | リチャード・カーペンター |
ソロバージョン
[編集]1979年から1980年の間に、カレン・カーペンターはニューヨークに赴き、フィル・ラモーンがプロデュースするソロアルバムをレコーディングした。 「遠い初恋」は、そのアルバムに収録された20曲のうちの1つとなった。 しかし、このバージョンのリリースは、最終的に棚上げされ、彼女の名を冠したアルバム、『Karen Carpenter』として1996年にリリースされた。
カレンのソロバージョンでは、伴奏がピアノ、ベース、ドラムのみで、ほかのカーペンターズの曲と比べ控えめとなっている。
ヴォイス・オブ・ハート
[編集]1981年のアルバム『Made in America』に収録するため、再びカレンによって「遠い初恋」がレコーディングされた。
しかし、この曲は前述のソロバージョンと同様、彼女の生前にはリリースされず、よってこのアルバムには含まれなかった。
1983年にカレンが亡くなった後、この歌はカーペンターズの次のアルバムである『ヴォイス・オブ・ザ・ハート』に収録され、シングルとしてリリースされた。 リチャード・カーペンターによるアレンジメントにより、カレンによるソロバージョンよりもはるかに多くの楽器を使用がされ、さらにこのバージョン専用に書かれたブリッジ(Bメロ)、最後のコーラス中のキー変調とバックコーラスが追加されている。
演奏者
[編集]- カレン・カーペンター - リードボーカル
- リチャード・カーペンター – キーボード
- ジョー・オズボーン - バスギター
- ロン・タット - ドラムス
- ティム・メイ – アコースティック・ギター
- ジェイ・ディー・マネス - ペダル・スチール・ギター
- シェリドン・ストークス - フルート
- アール・ダムラー - オーボエ
- The OK Chorale - バックコーラス
チャート
[編集]ボビー・ヴィントン
[編集]国名 | チャート (1979~1980) | 最高 順位 |
---|---|---|
アメリカ合衆国 | Billboard ホット・カントリー・シングル | 86 |
アメリカ合衆国 | Billboard アダルトコンテンポラリー | 17 |
アメリカ合衆国 | US Billboard Hot 100 | 78 |
アメリカ合衆国 | Cashbox | 78 |
カーペンターズバージョン
[編集]国名 | チャート (1983–84) | 最高 順位 |
---|---|---|
カナダ | RPM アダルトコンテンポラリー[1] | 2 |
イギリス | UK Singles Chart | 60 |
アメリカ合衆国 | Billboard アダルトコンテンポラリー | 7 |
アメリカ合衆国 | Billboard Bubbling Under Hot 100 Singles | 101 |
脚注
[編集]- ^ “Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca (1983年12月31日). 2019年2月15日閲覧。