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遙かなる影

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「遙かなる影」
カーペンターズシングル
初出アルバム『遙かなる影
B面 愛しつづけて
リリース
録音 1970年
ジャンル ポップス
時間
レーベル A&Mレコード
作詞・作曲 バート・バカラック
ハル・デイヴィッド
プロデュース ジャック・ドーアティ
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高順位
カーペンターズ シングル 年表
涙の乗車券
(1969年)
遙かなる影
(1970年)
愛のプレリュード
(1970年)
ミュージックビデオ
「(They Long to Be) Close to You」 - YouTube
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遙かなる影」(はるかなるかげ、原題:(They Long to Be) Close to You)は、バート・バカラックハル・デイヴィッドが作った楽曲。英語圏では、本作品を収録したカーペンターズのアルバムのタイトルから「Close to You」と略記することも多い。

概要

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1963年リチャード・チェンバレンによって初めてレコーディングされた。1964年ディオンヌ・ワーウィックが『Make Way for Dionne Warwick』で、1967年ダスティ・スプリングフィールドが『Where Am I Going?』でカバーした。1968年には作者のバート・バカラックも本作品を吹き込んでいる。

1970年5月20日、シングルA面曲としてカーペンターズのバージョンが発表される[1]。B面はリチャード・カーペンターがリード・ボーカルをとる「愛しつづけて(I Kept on Lovin' You)」。同年7月25日から8月15日にかけてビルボード・Hot 100で4週連続1位を記録した[2]。彼らにとって初のナンバーワン・ソングである。ビルボードのイージーリスニング・チャートでも1位を記録し、ゴールドディスクに輝いた。また、1970年の年間チャート2位を記録した。

シングル盤には、フェイドアウトするもの、ピアノ間奏部で終わるもの、ミックス違いなど様々なヴァージョンが存在する。

途中フリューゲルホルンのソロパートが存在するが、リチャードはこのパートをカーペンターズが在籍するA&Mレコードの創設者の1人であるハーブ・アルパートに依頼する予定で書いたという。しかし、アルパートが不在だったため、B.B.キングディオンヌ・ワーウィックなどの作品に参加するスタジオ・ミュージシャンとして活躍していたチャック・フィンドレーに打診。フィンドレーはアルパートそっくりの演奏を披露したため、作者であるバート・バカラックを始め、殆どの関係者はフィンドレーが演奏している事に気がづかなかったとリチャードは語っている[3]

愛のプレリュード」と共にグラミーの殿堂入りを果たした[4]

1993年には、カーペンターズ版の同曲が、フジテレビ系ドラマ『パパと呼べないの!』の主題歌に起用された。また、1998年の映画『メリーに首ったけ』にも挿入歌として使用されたほか、マイケル・ボルトンの歌うヴァージョンが2015年の映画『パパが遺した物語』の挿入歌に採用されている。

その他のカバー・バージョン

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出典

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  1. ^ a b 45cat - Carpenters - (They Long To Be) Close To You / I Kept On Loving You - A&M - USA - 1183
  2. ^ The Hot 100 - 1970 Archive | Billboard Charts Archive
  3. ^ Schmidt, Randy L. (2012-10) (英語). Yesterday Once More: The Carpenters Reader. Chicago Review Press. ISBN 978-1-61374-414-7. https://books.google.com/books/about/Yesterday_Once_More.html?hl=ja&id=4oBhCgAAQBAJ#v=onepage&q&f=false 
  4. ^ grammy.com
  5. ^ Betsy & Chris - On Stage (Vinyl, LP, Album) at Discogs
  6. ^ 雪と花の子守唄 -バカラックララバイ-

関連項目

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先代
スリー・ドッグ・ナイト
「ママ・トールド・ミー」
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1970年7月25日 - 8月15日(4週)
次代
ブレッド
二人の架け橋
先代
ミゲル・リオス
「よろこびのシンフォニー 第9」
Easy Listening ナンバーワンシングル
1970年7月11日 - 8月15日(6週)
次代
B・J・トーマス
「君を信じたい」