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青空天使

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
青空天使
Aozora tenshi
『青空天使』入江たか子と美空ひばり(左)
監督 斎藤寅次郎
演出補佐 曲谷守平
脚本 山下与志一
原作 伏見晃
出演者 花菱アチャコ
横山エンタツ
入江たか子
美空ひばり
淸川虹子
音楽 万城目正
主題歌 美空ひばり『青空天使』
作詞 門田ゆたか
作曲 万城目正
撮影 友成達雄
照明 秋山清幸
編集 神島帰美子
製作会社 太泉映画
配給 東京映画配給
公開 日本の旗 1950年5月20日
上映時間 82分
65分 現存版
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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青空天使』(あおぞらてんし)は、1950年(昭和25年)製作・公開、斎藤寅次郎監督による日本の長篇劇映画である[1]。現在の東映の前身の製作会社太泉映画が製作、おなじく東映の前身の配給会社東京映画配給が配給した[1][2][3]

略歴・概要

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1950年(昭和25年)、前年にデビューした美空ひばりの映画出演2年目、第15作である[2]。完成は同年4月17日、公開は同年5月20日であった[2]。本作と次作『東京キッド』で人気は不動のものになったとなったとされる[2]

監督の斎藤寅次郎は、第二次世界大戦前の1937年(昭和12年)に松竹大船撮影所から東宝へ移籍しており、本作の撮影当時は、新東宝に在籍していたが、吉本興業との提携作品を中心に監督しており、吉本資本であった太泉映画に出向し、本作を演出した。当時新東宝の助監督として斎藤に師事していた曲谷守平が「演出補佐」としてクレジットされている[1][2][3]

製作元の太泉映画、配給元の東京映画配給が合併して設立された東映は、本作のネガ原版・上映用プリントともに所有・管理しておらず、本作は長らく散逸した作品であったが、2002年(平成14年)、大阪在住の映写技師16mmフィルム版、65分の短縮プリントを所有していることがわかり、大阪芸術大学教授の太田米男が中心となり、復元プロジェクトが復元を行った[2][4]。2004年(平成14年)12月、『美空ひばり東映映画DVD選集』(全20タイトル)のリリースが始まり、その購入特典として東映および東映ビデオがDVD化を行った[5]。復元されたプリントは、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵された[3]。本作の脚本の決定稿も残っている[2]マキノ正博が監督した『肉体の門』(1948年)と並び、2作のみ現存が確認されている、「太泉映画作品」である[2][3]

スタッフ・作品データ

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キャスト

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脚注

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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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