豊後豊岡駅
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(頭成駅から転送)
豊後豊岡駅* | |
---|---|
駅舎(2008年8月) | |
ぶんごとよおか Bungo-Toyooka | |
◄暘谷 (2.9 km) (3.6 km) 亀川► | |
所在地 | 大分県速見郡日出町大字豊岡[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 111.3 km(小倉起点) |
電報略号 | フト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
367人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)7月16日[2] |
備考 | 簡易委託駅[3] |
豊後豊岡駅(ぶんごとよおかえき)は、大分県速見郡日出町大字豊岡にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。
歴史
[編集]- 1911年(明治44年)7月16日:鉄道院が頭成駅(かしらなりえき)として開業[2](現位置から約200メートル亀川駅寄りに開設[1])。
- 1940年(昭和15年)8月1日:現位置に移転する[1]とともに、豊後豊岡駅(ぶんごとよおかえき)に駅名を変更[4][5]。
- 1961年(昭和36年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止[6]。
- 1970年(昭和45年)10月1日:荷物扱い廃止[6][7]。駅員無配置駅となる[8]。
- 1987年(昭和62年)
- 2012年(平成24年)12月1日:ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる[11]。
- 2014年(平成26年)7月1日:無人化[3]。
- 2016年(平成28年)4月1日:日出駅の簡易委託化に伴い、同時に当駅も簡易委託駅として再度有人化(駅員駐在時間は平日7時-13時のみ)[3]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している[1]。別府湾に近くホームや跨線橋から海を眺めることができる[12]。2020年には、当駅のホームと海を収めた写真が「青春18きっぷ」のポスターに採用されている[13][14]。木造駅舎を有する。
かつては有人駅であったが、2014年7月1日をもって駅員の配置がなくなり無人駅となった[15]。しかし、2016年4月1日より日出町が駅出札・改札の一部業務を行う形で、平日7時-13時のみ再度有人化された[3]。
日出町が駅業務を受託する簡易委託駅であり[3]、平日のみ営業のきっぷうりばが設置されている[16]。ICカードSUGOCAは出入場とチャージのみ対応[17]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 上り | 中津・小倉方面 |
2 | 下り | 別府・大分方面 |
利用状況
[編集]1965年度(昭和40年度)には乗車人員が157,905人(定期外:18,657人、定期:139,248人)、降車人員が151,633人で、手荷物(発送:261個、到着:84個)や小荷物(発送:2,998個、到着:750個)も取り扱っていた[18]。
2015年度(平成27年度)の乗車人員は157,787人(定期外:36,464人、定期:121,323人)、降車人員は154,029人である[19]。
周辺には日出、辻間団地があり、特に朝は送迎の車でひしめき合う。
※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
年度 | 年間 乗車人員 |
定期外 乗車人員 |
定期 乗車人員 |
一日平均 乗車人員 |
年間 降車人員 |
出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1965年(昭和40年) | 157,905 | 18,657 | 139,248 | - | 151,633 | [18] |
- | - | - | - | - | - | - |
1990年(平成2年) | 184,305 | 55,351 | 128,954 | - | 194,492 | [20] |
1991年(平成3年) | 207,868 | 69,676 | 138,192 | - | 211,544 | [21] |
1992年(平成4年) | 207,994 | 68,107 | 139,887 | - | 215,689 | [22] |
1993年(平成5年) | 214,350 | 71,426 | 142,924 | - | 219,984 | [23] |
1994年(平成6年) | 220,074 | 71,217 | 148,857 | - | 225,501 | [24] |
1995年(平成7年) | 225,049 | 69,548 | 155,501 | - | 231,772 | [25] |
1996年(平成8年) | 220,928 | 66,852 | 154,076 | - | 229,209 | [26] |
1997年(平成9年) | 209,123 | 60,507 | 148,616 | - | 213,916 | [27] |
1998年(平成10年) | 211,120 | 59,387 | 151,733 | - | 214,669 | [28] |
1999年(平成11年) | 204,560 | 57,741 | 146,819 | - | 208,544 | [29] |
2000年(平成12年) | 191,162 | 54,010 | 137,152 | 524 | 196,189 | [30] |
2001年(平成13年) | 181,898 | 54,348 | 127,550 | 498 | 182,843 | [31] |
2002年(平成14年) | 181,424 | 50,522 | 130,902 | 497 | 182,450 | [32] |
2003年(平成15年) | 175,806 | 48,171 | 127,635 | 482 | 177,034 | [33] |
2004年(平成16年) | 174,849 | 46,980 | 127,869 | 479 | 175,559 | [34] |
2005年(平成17年) | 175,167 | 45,058 | 130,109 | 480 | 178,155 | [35] |
2006年(平成18年) | 168,657 | 44,978 | 123,679 | 462 | 171,967 | [36] |
2007年(平成19年) | 163,390 | 44,727 | 118,663 | 446 | 166,003 | [37] |
2008年(平成20年) | 157,617 | 44,147 | 113,470 | 432 | 157,921 | [38] |
2009年(平成21年) | 155,218 | 40,166 | 115,052 | 425 | 155,970 | [39][注釈 1] |
2010年(平成22年) | 153,189 | 38,544 | 114,645 | 420 | 153,697 | [41][注釈 1] |
2011年(平成23年) | 157,278 | 39,765 | 117,513 | 430 | 157,165 | [42][注釈 1] |
2012年(平成24年) | 158,093 | 39,358 | 118,735 | 433 | 158,959 | [43][注釈 1] |
2013年(平成25年) | 159,121 | 37,510 | 121,611 | 436 | 160,688 | [44][注釈 1] |
2014年(平成26年) | 156,119 | 34,661 | 121,458 | 428 | 153,364 | [45][注釈 1] |
2015年(平成27年) | 157,787 | 36,464 | 121,323 | 431 | 154,029 | [19][注釈 1] |
2016年(平成28年) | - | - | - | 418 | - | [46] |
2017年(平成29年) | - | - | - | 401 | - | [47] |
2018年(平成30年) | - | - | - | 397 | - | [48] |
2019年(令和元年) | - | - | - | 374 | - | [49] |
2020年(令和 | 2年)- | - | - | 329 | - | [50] |
2021年(令和 | 3年)- | - | - | 331 | - | [51] |
2022年(令和 | 4年)- | - | - | 361 | - | [52] |
2023年(令和 | 5年)- | - | - | 367 | - | [53] |
駅周辺
[編集]- 日出町立豊岡小学校
- 豊岡郵便局
- 日出町役場豊岡出張所
- 大分交通豊岡駅前バス停
- マルショク豊岡店
- 日出団地
- 辻間団地
- 豊岡幼稚園
- 覚正寺
- 国道10号
- 大分県道24号日出山香線
- 大分県道521号豊後豊岡停車場線
- 大分交通「豊岡駅口」バス停 - 大分県道521号線沿い
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、27頁。
- ^ a b 『大分県史 近代編 2』 大分県、1986年。
- ^ a b c d e 「JR日出駅、豊後豊岡駅の運営体制が変わります」(PDF)『広報ひじ』2016年4月号No.503、日出町役場、2016年4月、15頁、 オリジナルの2020年12月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b 『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会、九州旅客鉄道、1988年、初版、220頁。
- ^ a b 「鉄道省告示第199号」「運輸省告示第161号」『官報』1940年7月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、753頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「日本国有鉄道公示第425号」『官報』1970年10月1日。
- ^ 「通報 ●鏡駅ほか18駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年10月1日、14面。
- ^ a b 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 運輸政策研究機構 『日本国有鉄道民営化に至る15年』 成山堂書店、2000年7月28日。ISBN 978-4-425-30181-2
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日)
- ^ “別府湾の夕暮れと木造駅舎のノスタルジア 大分県・豊後豊岡駅”. 朝日新聞デジタルマガジン&[and]. (2021年9月20日). オリジナルの2021年9月20日時点におけるアーカイブ。
- ^ “日出町のJR豊後豊岡駅、青春18きっぷのポスターに”. 大分合同新聞. (2020年12月7日). オリジナルの2020年12月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ “青春18きっぷのポスターに豊後豊岡駅が採用されました!”. 日出町 (2021年1月5日). 2021年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月23日閲覧。
- ^ “JR九州大分支社”. JR九州大分支社. 2014年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月3日閲覧。
- ^ 豊後豊岡駅 - JR九州.2021年12月11日閲覧
- ^ SUGOCA 利用可能エリア 九州旅客鉄道、平成28年3月26日時点(2016年10月5日閲覧)。
- ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
- ^ a b “平成28年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物)”. 大分県総務部統計課 (2017年3月30日). 2017年8月3日閲覧。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ “平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ 池端真理「全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について」『地域総合研究』第38巻第2号、鹿児島国際大学地域総合研究所、2011年3月、67-69頁。
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成27年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2016年3月29日”. 大分県総務部統計課. 2017年8月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道 (2017年7月31日). 2017年8月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(平成29年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年6月8日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月28日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年11月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年11月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年9月22日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 豊後豊岡駅(駅情報) - 九州旅客鉄道