首都高速八重洲線
首都高速道路 | |
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首都高速八重洲線 | |
地図 | |
路線延長 | 1.9 km |
開通年 | 1964年 - 1973年 |
起点 | 東京都千代田区(神田橋JCT) |
主な 経由都市 |
東京都中央区 |
終点 | 東京都港区(汐留JCT) |
接続する 主な道路 (記法) |
都心環状線 東京高速道路 都心環状線 |
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首都高速八重洲線(しゅとこうそくやえすせん、Yaesu Route)は、東京都千代田区の神田橋ジャンクション(JCT)から、港区の汐留JCTへ至る首都高速道路の路線である。途中に東京高速道路(以下、KK線)を挟むため、2区間に分かれている。
概要
[編集]北側の区間は大部分が八重洲トンネルであり、東京駅の東側、外堀通りの地下を通過する。八重洲線とKK線を利用すると、都心環状線(外回り、内回り)の神田橋JCTと汐留JCTとの間をショートカットすることができる。
大型車は八重洲線およびKK線全線[1]、危険物積載車両は八重洲トンネルの通行が禁止されている[2]。
都心環状線の日本橋区間地下化事業に伴い、都心部に新たな環状ルートを整備するため八重洲線の大規模な造り替えが必要となり、2025年4月上旬より2035年度までの予定で八重洲線は長期通行止となる[3][4]。
路線番号
[編集]Y(八重洲線の英語名Yaesu Routeの頭文字からとられたものである)
路線データ
[編集]「八重洲線」とは一般向け案内に用いられる「路線呼称」であり、道路法に基づき東京都が認定・告示する正式な路線名ではない。道路法上の路線名は下記のとおりである。
歴史
[編集]- 1964年(昭和39年)8月2日 : 汐留JCT - 新橋 開通[6]。KK線との連絡供用開始[7]。
- 1973年(昭和48年)2月15日 : 神田橋JCT - 西銀座JCT 開通により、全線開通[5]。
- 2012年(平成24年)7月8日 : 環状2号線トンネル工事に伴い汐留JCT - KK線新橋出入口間長期通行止め[8]。
- 2013年(平成25年)12月15日 : 汐留JCT - KK線新橋出入口間通行止め解除。
- 2016年(平成28年)4月1日 : 常盤橋出入口閉鎖[9]。
- 2025年(令和7年)4月上旬:大規模改築工事のため、八重洲線の長期通行止を実施(2035年度までの予定)。
架け替え工事に伴う長期通行止め
[編集]2012年(平成24年)7月8日より、東京高速道路新橋出入口 - 首都高速八重洲線汐留JCT間が、東京都市計画道路幹線街路環状第2号線のトンネル建設工事に伴い、八重洲線の橋脚基礎がトンネル上に干渉することによる架け替え工事が実施されるため、長期通行止めとなった[8]。ETC非搭載車が首都高都心環状線内回りから八重洲西駐車場や日本パーキングセンターを利用する場合には、汐留出口に設けられた仮乗継所で乗継券を受け取った上で一般道にいったん降りて、東京高速道路新橋出入口から東京高速道路に入り、西銀座料金所で乗継券を渡して八重洲線に入る必要があった(ETC車はETCレーンを通過)[10]。また、八重洲線と東京高速道路を経由して都心環状線竹橋JCT方面と都心環状線浜崎橋JCT方面の両方向を連続して走行することができなくなるため、都心環状線江戸橋JCT経由で通行する車両が増え渋滞が増加することが予想された[10]。通行止めは2014年(平成26年)2月までとされていた[8]が、工法の見直しにより工期が短縮され、2013年(平成25年)12月までに変更された[11]。その後、同年12月15日午前8時をもって長期通行止めは解除された[12]。
出入口など
[編集]- 全線東京都内に所在。
出入口 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
備考 | 所在地 |
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- | 神田橋JCT | 都心環状線 北池袋・新宿方面 | 0.0 | 千代田区 | |
40P/41P | 常盤橋出入口 | 日本パーキングセンター駐車場のみ直結 | 0.5 | 2016年4月1日閉鎖[9] 北池袋・新宿方面出入口 | |
42P | 八重洲出入口 | 東京駅八重洲パーキング駐車場及び東京ミッドタウン八重洲地下駐車場(羽田方面出口のみ)直結 | 1.0 | 北池袋・新宿方面出入口 | 中央区 |
43P | 1.1 | 新橋・羽田・目黒方面出入口 | |||
- | 八重洲乗客降り口 | 送り用降車設備 | |||
44 | 丸の内出口 | 皇居前鍛冶橋線 | 1.4 | 北池袋・新宿方面からの出口 | |
- | 西銀座TB/西銀座乗継所 西銀座JCT |
(D8)東京高速道路 | 1.8 | ||
この間 (D8)東京高速道路(KK線) | |||||
- | 汐留乗継所 | 中央区 港区 | |||
- | 汐留JCT(汐留出入口を併設) | 都心環状線 羽田・目黒方面 | 浜崎橋JCT方面出入口 |
首都高速とKK線の乗り継ぎ
[編集]八重洲線を使って神田橋JCTから汐留JCTへ向かう場合、その間に別会社であるKK線を挟むため、本来ならば首都高速の通行料金を2度支払うことになってしまう。しかし「首都高速からKK線に出るときの乗継所」で受け取った乗継券を10分以内に「KK線から首都高速に戻るときの乗継所」で示すと、通行料金を再度支払わずに通行できる[注釈 2]。
ETC搭載車の場合は「首都高速からKK線に出るときの乗継所」の150 m手前でETCの通信が行われ、「KK線から首都高速に戻るときの乗継所」でETCレーンを通行することで、乗継券の受け取りが不要となる。したがってETC搭載車はノンストップで走行することができる。
交通量
[編集]24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
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神田橋JCT - 常盤橋出入口 | データなし | 20,015 | 11,948 |
常盤橋出入口 - 八重洲出入口 | 20,013 | 12,783 | |
八重洲出入口 - 丸の内出口 | 19,769 | 10,716 | |
丸の内出口 - 西銀座JCT | 19,323 | 9,980 | |
汐留乗継所 - 汐留JCT | データなし |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “首都高を通行する車両の長さ・高さ・幅・重量等の制限について”. 首都高速道路株式会社. 2019年11月5日閲覧。
- ^ “水底トンネル等における危険物積載車両の通行禁止又は制限について”. 首都高速道路株式会社. 2019年11月5日閲覧。
- ^ 高速八重洲線の長期通行止めについて(2025年4月上旬~2035年度) - 首都高速道路日本橋区間地下化事業
- ^ 日本橋区間地下化事業等に伴うネットワークの変化について - 首都高速道路 (PDF)
- ^ a b “道路資産保有及び貸付状況(路線別)都道首都高速2号線” (PDF). 日本高速道路保有・債務返済機構. 2013年6月6日閲覧。
- ^ a b “道路資産保有及び貸付状況(路線別)都道首都高速2号線” (PDF). 日本高速道路保有・債務返済機構. 2013年6月6日閲覧。
- ^ “沿革”. 東京高速道路. 2018年6月26日閲覧。
- ^ a b c “東京都市計画道路環状第2号線整備に伴う高速八重洲線(北行き、南行き)長期通行止のお知らせ [平成24年7月8日〜平成25年12月15日]”. 首都高ドライバーズサイト. 首都高速道路. 2012年6月19日閲覧。
- ^ a b “高速八重洲線(北行き)常盤橋出入口を閉鎖します”. 首都高速道路株式会社 (2016年3月14日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “通行止め期間中のご利用方法”. 首都高八重洲線架替工事ホームページ. 首都高速道路. 2012年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月19日閲覧。
- ^ “首都高八重洲線(汐留 - 新橋)の通行止め期間短縮について” (PDF). 首都高八重洲線架替工事ホームページ. 首都高速道路. 2013年2月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『首都高八重洲線(北行き・南行き)の通行止め解除のお知らせ〜東京都市計画道路環状第2号線整備に伴う八重洲線架替工事〜』(プレスリリース)首都高速道路、2013年11月22日 。2013年11月22日閲覧。
- ^ “KK線の乗継時間の変更について(12月15日(日)午前8時より)”. 首都高ドライバーズサイト. 首都高速道路 (2013年12月2日). 2013年12月15日閲覧。
- ^ “令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020年10月14日). 2021年5月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 首都高ドライバーズサイト
- 首都高速道路株式会社
- 首都高八重洲線架替工事ホームページ at the Wayback Machine (archived 2012-06-18)